JPS626288Y2 - - Google Patents

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JPS626288Y2
JPS626288Y2 JP1604383U JP1604383U JPS626288Y2 JP S626288 Y2 JPS626288 Y2 JP S626288Y2 JP 1604383 U JP1604383 U JP 1604383U JP 1604383 U JP1604383 U JP 1604383U JP S626288 Y2 JPS626288 Y2 JP S626288Y2
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JP
Japan
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injection valve
cylinder head
valve
lid
chamber
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JP1604383U
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JPS59121473U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてデイーゼル機関の燃料噴射弁
取付構造に関する。
第4図は従来例を示しており、この第4図にお
いて、弁室蓋1′には嵌合孔2が形成されてお
り、燃料噴射弁3の弁本体4の上端部や、噴射圧
調節ねじ5用のロツクナツト6及びキヤツプナツ
ト7は孔2を通して弁腕室8内に突出(露出)し
ている。従つてロツクナツト6の上下のパツキン
9が損傷した場合には、パツキン9部分から燃料
漏油が弁腕室8内に混入する可能性があり、もし
弁腕室8内へ燃料漏油が混入すると、弁腕室8内
の潤滑油が希釈され、吸排気弁等が円滑に作動し
なくなるという不具合が生じる。
また噴射弁3は環状座金10を介して押え金具
11により下方へ押え付けられ、蓋1′は座金1
0及びばね12を介してシリンダヘツド13の上
面に押え付けられている。即ち取付構造が複雑で
あつて、取付作業に手間がかかる。また座金10
やばね12等の部品を必要とするので、部品点数
が多くなり、コストが高くつく。
本考案は上記不具合を解消することを目的とし
ており、その要旨は、燃料噴射弁3をシリンダヘ
ツド13の噴射弁室20内に挿入し、噴射弁3の
弁腕室8内突出部分を完全に覆う形状の弁室蓋1
を噴射弁3に被せ、蓋1の下面をシリンダヘツド
13上面に当接させると共に、蓋1の一部を噴射
弁3に下方押付可能に当接させ、押え金具11に
より蓋1を介して噴射弁3を押え付けると同時
に、蓋1をパツキン24を介してシリンダヘツド
13に押し付けるようにしたことである。以下実
施例図面に関連して本考案を説明する。
第1図において、シリンダヘツド13には噴射
弁室20が形成されており、燃料噴射弁3は弁腕
室8側から弁室20内に挿入されている。噴射弁
3の下端ノズル部21は燃焼室22に臨み、噴射
圧調節ねじ5用のロツクナツト6及びキヤツプナ
ツト7は、シリンダヘツド上面13aより上方へ
突出している。弁室蓋1は蓋本体1aと有底筒部
1bよりなつており、弁室20を弁腕室8から完
全に隔離しうると共に、上記両ナツト6,7部分
を完全に覆う形状に形成されている。即ち蓋1の
下面外周端部分は概ね環状のゴムパツキン24を
介してシリンダヘツド上面13aに当接してお
り、また蓋本体1aの内周孔23にキヤツプナツ
ト7を覆う下開き有底筒部1bが圧入固着されて
いる。蓋本体1aの弁中心側の下面部分1cは弁
本体4の上面に当接している。
弁押え金具11はボルト25及びナツト26に
よりシリンダヘツド上面13aに固定され、金具
11の先端フオーク部27は蓋本体1aの上面に
当接しており、ナツト26を締め付けることによ
り、蓋本体1aを介してゴムパツキン24を圧縮
すると共に、蓋本体1aを介して噴射弁3(本体
4)を下方へ押え付ける。なお上記ロツクナツト
6の上下両面にはそれぞれ銅パツキン9が配置さ
れている。
従つて蓋1は、両ナツト6,7部分を含む噴射
弁3全体を完全に弁腕室8から隔離することにな
り、たとえナツト6の上下両側のパツキン9が破
損しても、弁腕室8内へ漏油が混入する心配はな
い。
なお「漏油」とはノズル部21から弁体4内へ
漏れる燃料油のことであり、調節ねじ5の外周側
隙間に充満しており、後述する漏油通路51,4
1等を介して燃料タンクへ戻される油のことであ
る。
29は燃料高圧管であつて、燃料噴射ポンプに
接続されると共に、シリンダヘツド側面13bか
らシリンダヘツド13内に挿入されており、中間
継手等を用いることなく弁本体4の張出部4aに
直接接続されている。即ち弁本体張出部4aには
第2図に示すように横向きの円錐形シート部30
と、この円錐形シート部30と同一中心のめねじ
孔31が形成されており、一方高圧管29の先端
部にはテーパ状円錐部32が形成されており、円
錐部32は上記シート部30に当接している。高
圧管29の外周側には締付管33が嵌め込まれて
おり、締付管33の弁室側の先端部にはおねじ3
4が形成され、このおねじ34は上記めねじ孔3
1に螺挿されている。締付管33の先端縁は環状
スペーサ38を介して高圧管29のフランジ部3
2aに係合している。締付管33はシリンダヘツ
ド側面13b(第1図)よりも外方へ延びてお
り、締付管33のシリンダヘツド外端部には、締
付工具を係合しうるような頭部36(例えば6角
形状頭部)が形成されている。頭部36は環状パ
ツキン37を介してシリンダヘツド側面13bに
当接する。即ち締付管33をシリンダヘツド13
の外部から締め付けることにより、締付管33の
弁室側端縁により環状スペーサ38を介して円錐
部32をシート部30に押し付け、両部32,3
0を液密状態に接続し、高圧管29内と燃料油路
40を連通する。また頭部36とシリンダヘツド
側面13bの間でパツキン37を締め付けること
により、ヘツド13内の高圧管挿入孔39を液密
状態に閉じる。
第1図の41は燃料漏油通路であつて、上記高
圧管29よりも下側のシリンダヘツド13部分に
形成されると共に、シリンダヘツド側面13bか
ら弁体4の近傍まで横向きに延びている。漏油通
路41のシリンダヘツド側面13b側の端部は、
管継手ボルト42を介して例えば燃料タンクに接
続される。漏油通路41の弁体4側の端部は、上
方へ延びる漏油入口孔43に連通し、漏油入口孔
43は次に説明するような構造によつて弁体4の
第3図漏油出口孔45に接続されている。
即ち第3図において、漏油出口孔45は弁本体
4の張出部4aに形成されると共に下向きに開口
し、その下端部は階段状に拡径し、水平な環状平
面シート部46を備えている。一方シリンダヘツ
ド13の漏油入口孔43には継手管47が圧入さ
れており、継手管47の上端には水平な平面シー
ト部48が形成されている。漏油出口孔45の下
端拡径部分には環状のゴムパツキン49が嵌め込
まれている。パツキン49はその内周側の下端部
が、自由状態(実線)において弁体張出部4aの
下面50よりも一定量L1下方へ突出するような
断面形状に形成されている。突出量L1はパツキ
ン圧縮量L2よりも大きい。またパツキン49の
内周側の上端部は、自由状態において、シート部
46よりも少し下がつている。なお漏油出口孔4
5は弁体4の横向き漏油通路51を介して、第1
図の調節ねじ5の外周隙間に連通している。
噴射弁締付時には第3図に仮想線で示すよう
に、パツキン49は両平面シート部46,48間
で圧縮される。
以上説明したように本考案は、燃料噴射弁3を
シリンダヘツド13の弁室20内に挿入し、弁3
の弁腕室8内突出部分(ナツト6,7等)を完全
に覆う形状の弁室蓋1を弁3に被せ、蓋1の下面
をシリンダヘツド上面13aに当接させると共
に、蓋1の一部を弁3に下方押付可能に当接さ
せ、押え金具11により蓋1を介して弁3を押え
付けると同時に、蓋1をパツキン24を介してシ
リンダヘツド上面13aに押え付けるようにして
いるので、次のような利点がある。
(1) 弁腕室8内の潤滑油希釈を完全に防止し、潤
滑油希釈による機関の作動不良や焼付を未然に
防ぐことができる。即ち蓋1によつて噴射弁3
の弁腕室8内突出部分を完全に覆つているの
で、たとえ第1図のパツキン9等が破損しても
漏油が弁腕室8内の霧状潤滑油に混入する心配
は全くなくなり、潤滑油希釈及びそれによる機
関の作動不良等を防止することができる。
(2) 蓋1を噴射弁3に当接させ、蓋1を利用して
押え金具11により噴射弁3を押え付けるよう
にしているので、蓋1と弁3は共締めされるこ
とになり、蓋1及び弁3の取付作業が容易にな
る。
(3) 蓋1を利用して噴射弁3を押え付けるように
しているので、第4図の従来例のような座金1
0やばね12を備える必要がなくなり、部品点
数を削減できる。従つて構造が簡単になり、コ
ストも安くなる。
なお第1図において、蓋本体1aと筒部1bを
一体成形してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したデイーゼル機関の部
分縦断側面図、第2、第3図はそれぞれ第1図の
部分、部分の拡大図、第4図は従来例の縦断
側面図である。 1……蓋、3……燃料噴射弁、8……弁腕室、
13……シリンダヘツド、20……弁室、24…
…パツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツド13に上端開口状の噴射弁室2
    0を形成し、燃料噴射弁3を噴射弁室20内に挿
    入し、燃料高圧管29をシリンダヘツド13の側
    面13bからシリンダヘツド13内に挿入して噴
    射弁室20内で燃料噴射弁3に接続し、またシリ
    ンダヘツド13内に漏油通路41を形成して該漏
    油通路41の一端部を噴射弁室20内で燃料噴射
    弁3に接続し、漏油通路41のシリンダヘツド側
    面13b側の他端部を燃料タンクに接続し、噴射
    弁3の弁腕室8内突出部分を完全に覆う形状の弁
    室蓋1の下面をシリンダヘツド13の上面にパツ
    キン24を介して当接させると共に、蓋1の一部
    を噴射弁3に下方押付可能に当接させ、押え金具
    11により蓋1を介して噴射弁3を押え付けると
    同時に、蓋1をパツキン24を介してシリンダヘ
    ツド13に押し付けるようにしたことを特徴とす
    る内燃機関の燃料噴射弁取付構造。
JP1604383U 1983-02-04 1983-02-04 内燃機関の燃料噴射弁取付構造 Granted JPS59121473U (ja)

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JPS59121473U JPS59121473U (ja) 1984-08-16
JPS626288Y2 true JPS626288Y2 (ja) 1987-02-13

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