JPS6121573Y2 - - Google Patents

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JPS6121573Y2
JPS6121573Y2 JP5789582U JP5789582U JPS6121573Y2 JP S6121573 Y2 JPS6121573 Y2 JP S6121573Y2 JP 5789582 U JP5789582 U JP 5789582U JP 5789582 U JP5789582 U JP 5789582U JP S6121573 Y2 JPS6121573 Y2 JP S6121573Y2
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injection valve
chamber
oil
valve
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JP5789582U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてデイーゼル機関の燃料噴射弁
取付構造に関する。
一般のデイーゼル機関では、第2図に示すよう
に燃料噴射弁60の上端部、即ち弁腕室61部分
に燃料漏油管63が上方へ延びるように接続され
ている。62は燃料高圧管である。ところがこの
ような構造では次のような不具合が生じる。(1)ス
ペースに制限のある弁腕室61内に漏油管63等
を配管する必要があり、漏油管63等の配管作業
に手間がかかる。(2)燃料噴射弁60を着脱すると
きには高圧管62と共に漏油管63を取り外して
おく必要があり、燃料噴射弁60の着脱作業に手
間がかかる。(3)漏油管63等と燃料噴射弁60と
の接続部分から燃料油が漏れた場合には、漏れた
燃料油が弁腕室61内の潤滑油雰囲気に混入して
潤滑油を希釈し、潤滑性能を低下させる。
最近では高圧管及び漏油管をシリンダヘツド側
端面からシリンダヘツド内に横向きに挿入し、燃
料噴射弁の横向き接続孔に挿入接続しているもの
もあるが、燃料噴射弁を着脱する際には燃料噴射
弁から高圧管と共に漏油管を抜いておかなければ
ならず、燃料噴射弁の着脱作業に手間がかかる。
また燃料噴射弁を取り外したときに、漏油管に溜
まつていた燃料油が噴射弁挿入孔を通つて燃焼室
等に流入するという不具合が生じる。
本考案は上記不具合を解消することを目的とし
ており、以下図面に基づいて本考案を説明する。
第1図は本考案を採用したデイーゼル機関のシ
リンダヘツド部分を示し、この第1図において、
シリンダヘツド1の下半部分には燃焼室2に開口
する燃料噴射弁挿入孔3が形成され、挿入孔3の
上側には挿入孔3とつながる燃料噴射弁室4が形
成されている。燃料噴射弁室4は燃料噴射弁5を
余裕をもつて収納しうる大きな容積を有し、上開
きに形成されている。燃料噴射弁室4にはシリン
ダヘツド側端面1aまで延びる横向きの高圧管収
納室6が連通している。収納室6より下側には、
シリンダヘツド側端面1aから燃料噴射弁室4の
下方まで横向きに延びる漏油通路7が形成され、
漏油通路7の燃料噴射弁室4側端部には上方に延
びるめねじ孔(漏油入口部)8が連通し、めねじ
孔8には燃料噴射弁室4内に上向きに突出するコ
ネクタ10が螺着されている。
燃料噴射弁5の下端部にはノズル締付ナツト1
1によりスペーサ12を介してノズル本体13が
固着されており、燃料噴射弁5の下半部分及びノ
ズル本体13は挿入孔3内に上方から挿入され、
ノズル本体の下端縁は燃焼室2内に突出してい
る。ノズル本体13内にニードル弁14はコイル
ばね15により下側ばね受16を介して下方へ付
勢されており、コイルばね15の上端は上側ばね
受17を介して噴射量調節ロツド18に係合して
いる。ロツド18の上端部は燃料噴射弁5の上端
めねじ部に螺合すると共に、弁腕室19内に突出
する長頭部18aを備えている。ロツド18はロ
ツクナツト20により上下方向の適切な位置でロ
ツクされる。
噴射弁5の上端部にはOリング21を介して弁
室蓋22が嵌合し、燃料噴射弁5の上端面には環
状押え板25が当接し、押え板25と蓋22との
間にはコイルばね24が装着されており、押え板
25は燃料噴射弁押え金具26により下方へ押し
付けられている。即ち押え金具26及び押え板2
5によつて、燃料噴射弁5を下方へ押え付けると
同時にコイルばね24を介して弁室蓋22を下方
へ押え付けている。23はパツキンである。なお
押え金具26はボルト27によりシリンダヘツド
1の上面に固着されており、また押え金具26の
先端部分(第1図左端部分)は長頭部18aを挾
むようなフオーク形状に形成されている。
燃料噴射弁5の弁室内部分には高圧管収納室6
に向くおねじ部(高圧管用接続部)28と、コネ
クタ10に対応する下開きの漏油出口孔(漏油出
口部)29が形成されており、出口孔29はコネ
クタ10に嵌合接続している。おねじ部28内の
燃料通路30は燃料噴射弁5内の通路31を介し
て、ノズル本体13の環状通路32に連通してい
る。出口孔29は通路33を介して、ロツド18
の外周面とロツド挿通孔34の内周面の間に連通
している。なお出口孔29はおねじ部28より第
2図の紙面の裏面側に形成されており、両者2
8,29は同一平面上(第2図紙面上)で重なつ
てはいない。
収納室6には締付管35が挿入され、締付管3
5内には燃料高圧管36が挿入され、締付管35
をおねじ部28に螺着することにより、内向フラ
ンジ35a及びリング40を介して高圧管先端テ
ーパ部36aをおねじ部28の円錐形受孔28a
に押し付けている。また締付管35の第1図左端
部分には外向きフランジ36bが形成されてお
り、外向きフランジ36b部分によつて、収納室
側蓋41にパツキン43を押し付けている。収納
室側蓋41はボルトによつてシリンダヘツド側端
面1aに押し付けられている。側蓋41の下端部
には収納室6に連通するドレンホール42が形成
されており、ドレンホール42はドレンタンクに
通じている。燃料高圧管36は燃料噴射ポンプに
接続される。
漏油通路7のシリンダヘツド側端面部分には逆
止弁本体45が螺着され、逆止弁本体45には戻
し管46が接続されており、戻し管46は燃料タ
ンクに連通している。逆止弁本体45は、ボール
47、弁ばね48及びばね押えねじ49からなる
逆止弁機構を備え、漏油通路7から戻し管46へ
のみ油を通すようになつている。
第1図の55は冷却水ジヤケツト、56は弁腕
室カバーである。なお弁腕室19には潤滑油雰囲
気が充満している。
燃料噴射ポンプから高圧管36に供給される燃
料は、通路30,31を通つて環状通路32に送
られ、ニードル弁14の先端部を介して燃焼室2
に噴射される。
ばね室15a等噴射弁内部に漏れる燃料(漏
油)は、ロツド18とロツド挿入孔34の間から
通路33、出口孔29、コネクタ10及び孔8を
通つて漏油通路7内へ入り、漏油通路7から逆止
弁本体45内のボール47を介して戻し管46に
入り、燃料タンクに戻る。
おねじ部28や出口孔29部分から燃料が漏れ
た場合には、漏れた燃料は燃料噴射弁室4から収
納室6を経てドレンホール42に流入し、ドレン
タンクへ送られる。即ち弁腕室19には流入しな
い。
燃料噴射弁5等を取り付ける場合には、まずコ
ネクタ10をめねじ孔8に螺着しておき、燃料噴
射弁5及びノズル本体13等よりなる弁ユニツト
を上方から燃料噴射弁室4内に入れると共に下半
部分を挿入孔3に差し込む。このとき出口孔29
とコネクタ10は嵌合接続される。次に弁室蓋2
2を燃料噴射弁5に嵌めると共にばね24及び押
え板25を装着し、押え金具26によつて燃料噴
射弁5を下方へ押え付けると同時に、ばね24を
介して蓋22を押え付ける。
高圧管36及び締付管35はシリンダヘツド側
端面1aから収納室6に挿入され、おねじ部28
に接続される。
燃料噴射弁5を取り外す際には、高圧管36
(締付管35)を燃料噴射弁5から外しておくだ
けでよく、コネクタ10に手を付ける必要はな
い。しかも燃料噴射弁5を燃料噴射弁室4から取
り出しても、漏油通路7内に溜まつている燃料油
が燃料噴射弁室4内や挿入孔3内に流出する心配
はない。
第3図は別の実施例を示しており、第1図の部
材と対応する部材には第1図と同じ番号を付して
いる。この第3図において、漏油通路7の弁室側
漏油入口部8′は、ねじ孔ではなく上方へ延びる
上開きの嵌合用孔である。またコネクタ10′の
下半部分にもねじは形成されておらず、Oリング
7が嵌着されている。即ちコネクタ10′を漏油
入口部8′に上側から嵌合接続するようになつて
いる。さらにコネクタ10′の上半部分にもOリ
ング71が嵌着されている。
第3図の構造のものにおいて燃料噴射弁5を取
り付ける場合には、コネクタ10′を予め燃料噴
射弁5の漏油出口孔29に圧入しておき、燃料噴
射弁5及びノズル本体13等よりなる弁ユニツト
を燃料噴射弁室4及び挿入孔3内に挿入する。こ
のときコネクタ10′の下半部分と漏油入口部
8′は嵌合接続される。
第3図のような構造にすると、入口部8′及び
出口孔29に対するコネクタ10′の接続方式が
双方とも嵌合接続になると共に、コネクタ10′
を予め噴射弁側に圧入しておくことができ、燃料
噴射弁5の取付作業が一層容易になる。またコネ
クタ10′の上下部分とも嵌合接続方式で接続さ
れるため、Oリング70,71を嵌着している場
合にはOリング交換作業も簡単になる。
以上説明したように本考案は、シリンダヘツド
1内に、弁腕室19から隔離された燃料噴射弁室
4を形成し、燃料噴射弁室4より下側のシリンダ
ヘツド部分に漏油通路7を形成し、漏油通路7の
シリンダヘツド側端面部分に逆止弁(本体45
等)を介して戻し管46を接続し、弁室側他端部
分に上方へ延びる上開き漏油入口部8,8′を形
成し、燃料噴射弁5には下開きの漏油出口孔(漏
油出口部)29を形成し、燃料噴射弁室4内にお
いて縦向きコネクタ10,10′を介して出口孔
29を漏油入口部8,8′に上方から嵌合接続し
ているので次のような利点がある。即ち: (1) 上開き漏油入口部8,8′にコネクタ10,
10′を介して下開きの出口孔29を嵌合接続
することにより、漏油通路7と噴射弁5とを接
続するようにしているので、燃料噴射弁5を上
方から弁室4に挿入するだけで漏油通路7と燃
料噴射弁5を簡単に接続できる。即ち燃料噴射
弁5の取付作業に手間がかからない。
(2) 漏油通路7には上方に延びる上開き漏油入口
部8,8′と逆止弁(本体45等)を接続して
いるので、燃料噴射弁5を取り外したときに、
漏油通路7の燃料が燃料噴射弁室4や噴射弁挿
入孔3、さらには燃焼室2に流出する心配がな
い。
(3) 燃料噴射弁5を取り出すときに、コネクタ1
0等漏油関係部分に手を付ける必要がない。即
ち燃料噴射弁5の取外作業が簡単になる。
(4) 弁腕室19から隔離された燃料噴射弁室4内
で、漏油入口部8,8′と出口孔29を接続し
ているので、たとえコネクタ10又は入口部
8′部分から燃料油が漏れても弁腕室19に流
入することはない。従つて弁腕室19の潤滑油
雰囲気が上記燃料油によつて希釈される心配は
なくなり、潤滑作用に悪影響を及ぼす心配がな
くなる。
(5) スペース的に制限のある弁腕室19内に漏油
用配管を備える必要がないため、漏油用の配管
作業が簡単になる。
なお逆止弁としては、ポペツト式やリード式
等各種形式のものを採用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による内燃機関のシリンダヘツ
ド部縦断面図、第2図は従来例の縦断面図、第3
図は本考案の別の実施例を示す縦断面図である。 1……シリンダヘツド、4……燃料噴射弁、5
……燃料噴射弁、7……漏油通路、8,8′……
漏油入口部、10……コネクタ、29……漏油出
口孔(漏油出口部)、45,47,48……逆止
弁本体、ボール、ばね(逆止弁の一例)、46…
…戻し管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツド内に上方の弁腕室側が開放した
    燃料噴射弁室を形成し、該燃料噴射弁室に燃料噴
    射弁を上方から挿入すると共に、弁室蓋により燃
    料噴射弁室と弁腕室とを隔離し、燃料噴射弁室よ
    り下側のシリンダヘツド部分に漏油通路を形成
    し、漏油通路のシリンダヘツド側端面の部分に逆
    止弁を介して燃料タンク側戻し管を接続し、漏油
    通路の燃料噴射弁室側の端部に上開きの漏油入口
    部を形成し、燃料噴射弁には下開きの漏油出口部
    を形成し、燃料噴射弁室内において、縦向きコネ
    クタを介して漏油出口部を漏油入口部に上方から
    嵌合接続したことを特徴とする内燃機関の燃料噴
    射弁取付構造。
JP5789582U 1982-04-19 1982-04-20 内燃機関の燃料噴射弁取付構造 Granted JPS58161166U (ja)

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US06/425,977 US4485790A (en) 1982-04-19 1982-09-28 Holding construction of a fuel injection valve in an internal combustion engine
FR8220034A FR2525284B1 (fr) 1982-04-19 1982-11-30 Injecteur de combustible pour moteur a combustion interne
DE19833309854 DE3309854A1 (de) 1982-04-19 1983-03-18 Haltevorrichtung fuer das kraftstoffeinspritzventil eines dieselmotors
DE19838308036U DE8308036U1 (de) 1982-04-19 1983-03-18 Haltevorrichtung fuer das kraftstoffeinspritzventil eines dieselmotors

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JPS58161166U JPS58161166U (ja) 1983-10-27
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DE102008045193A1 (de) * 2008-08-30 2010-03-04 Man Diesel Se Kraftstoffversorgungsanlage einer Brennkraftmaschine
JP2021110233A (ja) * 2019-12-31 2021-08-02 株式会社クボタ エンジン
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