JP3295562B2 - ディーゼル機関の燃料供給機構 - Google Patents

ディーゼル機関の燃料供給機構

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JP3295562B2
JP3295562B2 JP28048994A JP28048994A JP3295562B2 JP 3295562 B2 JP3295562 B2 JP 3295562B2 JP 28048994 A JP28048994 A JP 28048994A JP 28048994 A JP28048994 A JP 28048994A JP 3295562 B2 JP3295562 B2 JP 3295562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関の燃料
供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディーゼル機関の燃料供給機
構に関する技術は公知とされているのである。例えば、
実公平4−21003号公報や、実開平5−57354
号公報や、実開昭61−178043号公報や、実開昭
61−164404号公報や、実開昭63−19069
号公報や、実開昭61−204606号公報に記載の技
術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術である、
実公平4−21003号公報に記載の技術においては、
燃料高圧管をノズルホルダーと高圧管継手によって遊嵌
し、高圧管継手をシリンダヘッドに固定することによっ
て、それぞれの端面が固定されているが、この構成では
ノズルホルダー自体も締付け力を受け、ノズルホルダー
が倒れたり、シール部が不完全となるという欠点があっ
た。また、実開平5−57354号公報に記載の技術に
おいては、燃料高圧管をノズルホルダーに直接に螺装し
ており、燃料高圧管はこの螺装部分及び、高圧管継手と
燃料噴射ポンプの取付部の2ヶ所で取付られており、振
動等によって、燃料高圧管の螺装部に曲げ応力が発生し
亀裂の原因となるという不具合があったのである。本発
は、この不具合を解消するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。燃料噴射ポンプPと、シリンダヘッ
ド1に挿入したノズルホルダー4を連結し燃料を供給す
る構造において、シリンダヘッド1に別に穿設した横孔
に、予めフランジ形状部材3を内側から嵌装したパイプ
状部材2を挿入し、該パイプ状部材2の先端に構成した
雄螺装部をノズルホルダー4の側面に構成した雌螺装部
に螺装して固定し、前記シリンダヘッド1の側面に該パ
イプ状部材2の段部が接当する部分には、ゴムパッキン
26を介装してシールし、該パイプ状部材2の内部に燃
料高圧管5を挿入し、該燃料高圧管5には内側端部と外
側端部に円弧状の凸部を構成し、ノズルホルダー4の凹
部4aと、高圧管継手7の凹部7aが、燃料高圧管5の
両端の凸部と嵌合し、燃料高圧管5の内外端部をシール
し、前記燃料高圧管5とパイプ状部材2との間に通路2
aが構成され、該通路2aがパイプ状部材2に開口され
た細孔2bによって、パイプ状部材2の外周とシリンダ
ヘッド1 の孔との間に構成した油路1aに連通して漏油
の戻り通路に構成し、前記高圧管継手7とフランジ形状
部材3を締結ボルト28で締結することにより、燃料高
圧管5の両端をシールすべく構成したものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。燃料高圧管5やパイプ状
部材2や高圧管継手7等の着脱が容易で、かつ燃料高圧
管5にひび割れや振動破損が発生しなくなり、パイプ状
部材2や燃料高圧管5や高圧管継手7の組立時に発生す
る、組立誤差を無くすことが出来たのである。また、燃
料高圧管5はノズルホルダー4と高圧管継手7の間で遊
嵌されているので曲げ力が発生せず、ノズルホルダー4
に対する外力が発生しないので、シリンダヘッドHに対
するズレや倒れが発生しないのである。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1はシリンダヘッ
ド1に設けた燃料噴射ポンプPからノズルホルダー4へ
の燃料油供給機構を示す断面図、図2は同じく燃料噴射
ポンプPからパイプ状部材2までの高圧管継手7の部分
を示す正面図、図3はパイプ状部材2とフランジ形状部
材3の部分の他の実施例を示す断面図、図4は更に他の
パイプ状部材2とフランジ形状部材3の構成を示す断面
図、図5は図4の高圧管継手7の部分を示す断面図、図
6は燃料噴射ポンプPにおける燃料油主管6・11の部
分の断面図、図7は燃料噴射ポンプPの側面図、図8は
燃料噴射ポンプPのピニオン注油機構を示す正面図であ
る。
【0007】図9は燃料噴射ポンプ室カバー15と燃料
噴射ポンプPとポンプ台17と下部サポート23の部分
を示す側面断面図、図10は同じく側部覆い30と下部
サポート23の部分を示す正面図、図11は同じく図1
0の側面図、図12はディーゼル機関のギヤケース部分
においてアイドルギアサポートの注油機構を示す断面
図、図13は同じくアイドルギアサポート部分の拡大
図、図14はアイドルギアサポート部への潤滑油路を示
す図面、図15は噴射開弁圧を調整・設定する調整ネジ
の孔中心と、ノズルホルダーの本体中心から傾斜せしめ
た構成を示す側面断面図、図16は図15のノズルホル
ダー4の部分の平面断面図、図17は従来のノズルホル
ダーの部分の平面断面図である。
【0008】図1と図2において、燃料噴射ポンプPか
ら燃料噴射ノズルNへの燃料油の供給機構を説明する。
燃料噴射ノズルNはシリンダヘッド1に穿設した挿入孔
に嵌装されており、ノズルホルダー4の部分により、シ
リンダヘッド1に固定されている。そして該ノズルホル
ダー4の側面に設けた凹部4aに、燃料高圧管5を介し
て、燃料噴射ポンプPから吐出された圧油が供給されて
いる。そして、該燃料高圧管5から漏油が発生するの
で、該漏油を回収し戻す為に、燃料高圧管5の外周にパ
イプ状部材2が外嵌されている。該燃料高圧管5とパイ
プ状部材2との間に通路2aが構成されており、該通路
2aが漏油の戻り通路となっている。
【0009】該ノズルホルダー4に対する燃料高圧管5
とパイプ状部材2の取付に関して説明する。シリンダヘ
ッド1に穿設した横孔に、予めフランジ形状部材3を内
側から嵌装したパイプ状部材2を挿入し、該パイプ状部
材2の先端には雄螺装部が構成されているので、該雄螺
装部をノズルホルダー4に構成した雌螺装部に螺装して
固定する。シリンダヘッド1の側面にパイプ状部材2が
接当する部分には、ゴムパッキン26でシールしてお
く。次に、パイプ状部材2の内部に燃料高圧管5を挿入
する。該燃料高圧管5には内側端部と外側端部に円弧状
の凸部を構成している。次に、高圧管継手7とフランジ
形状部材3を締結ボルト28で締めつけることにより、
ノズルホルダー4の凹部4aと、高圧管継手7の凹部7
aが、燃料高圧管5の凸部と嵌合し、燃料高圧管5の内
外端部をシールする。またゴムパッキン29によって燃
料高圧管5を外部より密閉する。
【0010】これにより、燃料噴射ポンプPからの高圧
燃料油は、高圧管継手7の燃料油路7dから、燃料高圧
管5の内部の油路を経て、ノズルホルダー4から燃料噴
射ノズルNに供給される。そして図2に示す如く、燃料
噴射ポンプPの燃料噴射ポンプ本体10の蓋体の部分に
構成された、燃料噴射ポンプP側シール体10aから、
高圧管継手7の燃料油路7dに受け継がれ、該燃料油路
7dが燃料高圧管5と連通して、圧油が供給される。
【0011】そして、シール体10aの部分において発
生する漏油は、高圧管継手7の油路7cを介して通路2
aに送ることが出来る。そしてパイプ状部材2に開口さ
れた細孔2bによって、パイプ状部材2の外周とシリン
ダヘッド1の孔との間に構成した油路1aに送られる。
ノズルホルダー4と燃料高圧管5のシール部の漏油は、
通路2a又は通路1aを通り、燃料噴射ポンプP側から
シール体10aと油路7cを介して、ゴムパッキン29
の内側の油路に入り、燃料高圧管5とパイプ状部材2の
間の通路2aから細孔2bを通過して、油路1aに至り
合流され、外部に案内される。高圧管継手7と燃料噴射
ポンプ本体10との間は、ボルトにより締結されてお
り、シール体10aが高圧管継手7と燃料噴射ポンプ本
体10の間で挟持されて、漏油間隙が発生しないように
している。
【0012】次に、図3に示す実施例の、燃料高圧管5
とパイプ状部材2と高圧管継手7の締結部分について説
明する。該実施例において、図1と図2の実施例と相違
する部分は、高圧管継手7とフランジ形状部材3との締
結部分である。本実施例におい、パイプ状部材2の外端
部分にフランジ形状部材3を螺装可能としており、該螺
装状態で、更に外側にロックナット50を螺装して、フ
ランジ形状部材3の緩みを防止している。該フランジ形
状部材3と高圧管継手7とは、ナット付きボルトにより
構成された締結ボルト28により締結固定している。そ
の他の構成は、同じである。
【0013】次に図4と図5に示す、実施例について説
明する。該実施例においても相違するのは、高圧管継手
7とシリンダヘッド1との固定部分である。該構成にお
いては、フランジ形状部材3が設けられておらず、高圧
管継手7を直接に締結ボルト28によりシリンダヘッド
1に締結し、該締結ボルト28を締めつけると、燃料高
圧管押圧パイプ51が、燃料高圧管5の先端の段付き部
を押圧して、燃料高圧管5の先端の凸部をノズルホルダ
ー4の凹部4aに押圧すべく構成している。故に、前記
の実施例のごとく、パイプ状部材2の先端をノズルホル
ダー4に螺装する構成とは相違し、締結ボルト28によ
り高圧管継手7を締めることにより、燃料高圧管押圧パ
イプ51が燃料高圧管5の先端の段付部を押して押圧す
べく構成している。該燃料高圧管押圧パイプ51の先端
とノズルホルダー4との間には、Oリング55が介装さ
れている。同じく燃料高圧管押圧パイプ51とシリンダ
ヘッド1の間にもOリング85が介装されている。
【0014】また、燃料高圧管押圧パイプ51の外端に
は、シール体57が遊嵌されており、該シール体57と
燃料高圧管押圧パイプ51の嵌装により、漏油を漏らさ
ないように構成している。該高圧管継手7とシール体5
7との間は、締結ボルト52により締結している。ま
た、燃料高圧管押圧パイプ51の中途部には、Oリング
53が外嵌されており、該Oリング53において、燃料
噴射ポンプ本体10からシール体10aと高圧管継手7
の部分の漏油と、燃料噴射ノズルNからの燃料油の戻り
である燃料高圧管5とパイプ状部材2の間の燃料油を分
離し、シリンダヘッド1に穿設した油路58と59を介
して、シリンダヘッド1の外部に案内すべく構成してい
る。54は燃料高圧管押圧パイプ51に設けた漏油路で
ある。
【0015】次に図6と図7において、シリンダヘッド
1に付設した燃料噴射ポンプPを脱着する際において、
左右の燃料噴射ポンプPの間に燃料油を供給する燃料油
主管が、隣接する燃料噴射ポンプPの間に架設されてい
る。故に、燃料噴射ポンプPを各シリンダ毎に脱着する
のが困難だった。本構成においては、燃料噴射ポンプP
において、燃料油管継手を、燃料噴射ポンプ本体10に
ボルトで締結し、長さの異なる燃料油主管6・11を、
それぞれ袋ナット8によって取り付ける。両側の燃料噴
射ポンプPには長さの相違する燃料油主管6・11を同
様に取付、管継手13によって2本の燃料油主管6・1
1を繋ぎ合わせる。
【0016】この際に、燃料油の漏れを防ぐ為、Oリン
グ14を装備する。また管継手13の軸方向のズレを防
ぐ為に、C型止め輪27を装備する。燃料噴射ポンプP
を抜き出す際には、C型止め輪を外し、管継手13をス
ライドさせ、長い方の燃料油主管6に完全に重ねてしま
う。このように構成したことにより、燃料油主管6・1
1と管継手体12と一体的にして燃料噴射ポンプPを抜
きだすことができる。該管継手体12から燃料油が燃料
噴射ポンプ本体10の内部に供給されて、シール体10
aから高圧管継手7を介してノズルホルダー4に供給さ
れる。
【0017】次に図8において、燃料噴射ポンプPのピ
ニオン注油機構について説明する。シリンダブロックB
のメインギャラリからシリンダヘッド1まで貫通された
弁腕注油用の油路孔の中途部に、別の油路孔を穿設し、
該油路孔から潤滑油配管49により燃料噴射ポンプPの
ピニオンに注油する。該油路孔の出口に設けた調圧流量
調整弁47により、圧力及び流量の調整を行い、ピニオ
ン手前の継手部に流量点検窓48及び小型濾器50を設
け、燃料噴射ポンプPのピニオンに注油する。
【0018】次に図9と図10と図11において、漏油
の回収機構について説明する。燃料噴射ポンプ室カバー
15の下部サポート23において、燃料噴射ポンプ室カ
バー15の内部に複数の通路を設け、その中の1つの通
路が、シリンダブロックBに取り付ける管継手ボルト1
9のボルト孔と交わっており、管継手ボルト19自体も
管継手になっている為に、シリンダブロックBの潤滑油
孔から、枝管を設けることなく、漏油を回収できるよう
に構成している。
【0019】高圧管のシール部の漏油、破損時の漏油
は、各筒のシリンダヘッドに開口された油路孔を通り、
次に配管20を通り、燃料噴射ポンプ室カバー15の下
部サポート23の内部に作られた油路23bに集められ
る。また、各シリンダの燃料噴射ポンプPからポンプ台
17に落ちる漏油は、ポンプ台17の漏油受け17aに
集められ、ポンプ台17に開けられた油孔17bから、
シリンダブロックBに開けられた油孔18aを通過し、
管継手ボルト19を介して、下部サポート23の内部に
穿設された油孔23aに集められる。それぞれ集められ
た漏油は、下部サポート23と管継手ボルト19で固定
されて通路がシールされている。側部覆い30を介し
て、高圧管漏油配管21に案内される。またポンプ台1
7の漏油は配管22に案内される。
【0020】図12と図13と図14において、アイド
ルギアサポート部分の潤滑機構を説明する。ディーゼル
機関の側面において、クランクシャフトCが突出した部
分に調速機Gが固設され、該調速機Gをクランクシャフ
トCの外周に設けたギア80より、アイドルギア36を
介して駆動している。該アイドルギア36は、カム軸6
7を駆動し、調速機Gや潤滑油ポンプや冷却水ポンプ等
も駆動する動力を取り出すギアである。該ギア80がア
イドルギア36と噛合し、該ギア36と一体化したギア
35が、他のギア32と噛合している。該ギア32はカ
ム軸67に固設されており、該カム軸67により給排気
弁を開閉している。また、該カム軸67より燃料噴射ポ
ンプや調速機Gも駆動している。即ち、該ギア32の側
面にベベルギア31が固設されており、該ベベルギア3
1が調速機Gのベベルギア33と噛合して、調速機Gを
駆動している。
【0021】以上のような一般的な構成において、本構
成においては、ギアケース及びギアケース蓋を一体構造
としたシリンダブロックで、カム軸や、潤滑油ポンプや
冷却水ポンプ等を駆動するアイドルギア36のアイドル
ギアサポート55の軸受注油構造を簡潔に構成してい
る。即ち、ギアケースやギアケース蓋を一体構造とした
シリンダブロックでは、ギアケース部が袋小路の形状と
なり、ギアケース内部にアイドルギアサポート55の取
付面の加工が不可能となる。この為に、本構成では該ア
イドルギアサポート55を段付き形状として、ギアケー
ス部の内外に貫通する孔を設け、この孔にアイドルギア
サポート55を外部から挿入し、シリンダブロックの内
外壁で支持する構造としている。
【0022】従来は、このように構成した場合に、アイ
ドルギアサポート55の軸受部分の潤滑はパイピングに
より行っていたのであるが、本構成では、アイドルギア
サポート55の内側の支持部に、油溝を構成し、潤滑油
メインギャラリーからクランク軸主軸受に潤滑油を供給
する油路を、該アイドルギアサポート55の支持部の外
周に案内して、アイドルギアサポート55を潤滑すべく
構成したものである。
【0023】即ち、アイドルギアサポート55の内側の
支えとなるアイドルギアサポート押え56の外周に、円
周溝57を設ける。該アイドルギアサポート押え56は
クランクシャフトCの軸受用の潤滑油路の注油通路58
・59の間に連通させているので、潤滑油はメインギャ
ラリー60から注油通路58を通過して円周溝57に入
り、次に注油通路59からクランクシャフトCの主軸受
と至る。そして、アイドルギアサポート押え56とクラ
ンクシャフトCの両方を潤滑することが出来るのであ
る。
【0024】アイドルギアサポート55の潤滑の為に
は、円周溝57から、アイドルギアサポート押え56と
アイドルギアサポート55の間の間隙61に連通する油
路62をアイドルギアサポート押え56に穿設してお
り、これにより、円周溝57から間隙61に至る。次
に、押さえボルト64がアイドルギアサポート押え56
とアイドルギアサポート55の間に螺装されており、該
押さえボルト64に油路63が穿設されているので、こ
の油路63からアイドルギアサポート55の中心油路6
5に至る。該中心油路65はアイドルギアサポート55
の外周と軸受ブッシュ66との間に連通しているので、
アイドルギアサポート55と軸受ブッシュ66の間の潤
滑を行うのである。
【0025】このように構成することにより、メインギ
ャラリー60からクランクシャフトCへの注油回路を円
周溝57に連通させることにより、アイドルギアサポー
ト55と軸受ブッシュ66の間を潤滑することが可能と
なるのである。また、アイドルギアサポート55への注
油をパイプレス構造とすることができ、パイピングの破
損を防止することができる。またアイドルギアサポート
55の内側支え部の貫通孔と、クランクシャフトCの軸
受の潤滑油路との干渉を心配することなく、アイドルギ
ア36の位置を決定することが出来るのである。
【0026】次に図15と図16と図17において、燃
料噴射弁において、ノズルホルダー4に設けた、噴射開
弁圧を調整設定する調整螺子68の孔中心位置を、ノズ
ルホルダー4の中心から傾斜せしめた構成を説明する。
【0027】従来は、図17に示す断面図の如く構成さ
れていた。即ち、従来技術では、噴射開弁圧調整螺子6
8をノズルホルダー4の軸心線に沿って真直ぐに穿設さ
れた孔に挿入していたので、燃料高圧管5の外周のパイ
プ状部材2の内端螺子部2dの螺子込み深さを深くする
為には、ノズルホルダー4本体の径を大きくするか、も
しくは、ノズルホルダー4を偏心した2本の筒状に構成
する必要があった。いずれもこのような従来構造は、燃
料噴射弁の近辺の機能部品、例えば吸排気弁の関連部品
等の寸法に大きな影響を及ぼすのである。本構成におい
ては、パイプ状部材2の内端螺子部2dの螺子込み部分
において、噴射開弁圧調整螺子68の孔がノズルホルダ
ー4の中心よりも離れた位置に構成されるので、ノズル
ホルダー4の本体の径を小にすることができ、パイプ状
部材2の内端螺子部2dの螺子込み深さを深くすること
が出来るのである。
【0028】即ち、図15と図16において、この構造
を説明する。従来は、噴射開弁圧調整螺子68はノズル
ホルダー4の軸心線に沿って真っ直ぐに穿設されている
のが通常であった。図17において示す如く、噴射開弁
圧調整螺子68の中心をノズルホルダーの中心かつ軸心
線に沿って真っ直ぐ穿設されており、この場合本構成よ
り大径のノズルホルダー本体となっていたのである。ま
た、図17−2は、パイプ状部材2の内端螺子部2dを
螺装する部分だけ偏心した別の円筒に構成していたので
ある。
【0029】これに対して、本構成においては、噴射開
弁圧調整螺子68を傾斜して挿入すべく斜めの孔に構成
して、内端螺子部2dと交わる部分において、ノズルホ
ルダー4の中心からずれた位置を通過すべく構成したの
である。これにより、パイプ状部材2の内端螺子部2d
を螺装する部分に螺子込みに十分な機能的寸法を与え、
かつコンパクトな噴射弁仕組みを提供出来るのである。
また、噴射開弁圧調整螺子68を傾斜して挿入可能とす
ることにより、吸気弁・排気弁の関連部品の為に十分な
寸法を与えることが出来るのである。またノズルホルダ
ー4を偏心円筒タイプとすることは加工性が悪く生産性
も悪いのでありコスト向上を招くが、この不具合いを解
消することも出来るのである。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。燃料噴射ポンプPと、シ
リンダヘッド1に挿入したノズルホルダー4を連結し燃
料を供給する構造において、シリンダヘッド1に別に穿
設した横孔に、予めフランジ形状部材3を内側から嵌装
したパイプ状部材2を挿入し、該パイプ状部材2の先端
に構成した雄螺装部をノズルホルダー4の側面に構成し
た雌螺装部に螺装して固定し、前記シリンダヘッド1の
側面に該パイプ状部材2の段部が接当する部分には、ゴ
ムパッキン26を介装してシールし、該パイプ状部材2
の内部に燃料高圧管5を挿入し、該燃料高圧管5には内
側端部と外側端部に円弧状の凸部を構成し、ノズルホル
ダー4の凹部4aと、高圧管継手7の凹部7aが、燃料
高圧管5の両端の凸部と嵌合し、燃料高圧管5の内外端
部をシールし、前記燃料高圧管5とパイプ状部材2との
間に通路2aが構成され、該通路2aがパイプ状部材2
に開口された細孔2bによって、パイプ状部材2の外周
とシリンダヘッド1の孔との間に構成した油路1aに連
通して漏油の戻り通路に構成し、前記高圧管 継手7とフ
ランジ形状部材3を締結ボルト28で締結することによ
り、燃料高圧管5の両端をシールすべく構成したので、
燃料高圧管5やパイプ状部材2や高圧管継手7等の着脱
が容易で、かつ燃料高圧管5にひび割れや振動破損が発
生しなくなり、パイプ状部材2や燃料高圧管5や高圧管
継手7の組立時に発生する組立誤差を無くすことが出来
たのである。また、燃料高圧管5はノズルホルダー4と
高圧管継手7の間で遊嵌されているので曲げ力が発生せ
ず、ノズルホルダー4に対する外力が発生しないので、
シリンダヘッドHに対するズレや倒れが発生しないので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッド1に設けた燃料噴射ポンプPか
らノズルホルダー4への燃料油供給機構を示す断面図。
【図2】同じく燃料噴射ポンプPからパイプ状部材2ま
での高圧管継手7の部分を示す正面図。
【図3】パイプ状部材2とフランジ形状部材3の部分の
他の実施例を示す断面図。
【図4】更に他のパイプ状部材2とフランジ形状部材3
の構成を示す断面図。
【図5】図4の高圧管継手7の部分を示す断面図。
【図6】燃料噴射ポンプPにおける燃料油主管6・11
の部分の断面図。
【図7】燃料噴射ポンプPの側面図。
【図8】燃料噴射ポンプPのピニオン注油機構を示す正
面図。
【図9】燃料噴射ポンプ室カバー15と燃料噴射ポンプ
Pとポンプ台17と下部サポート23の部分を示す側面
断面図。
【図10】同じく側部覆い30と下部サポート23の部
分を示す正面図。
【図11】同じく図10の側面図。
【図12】ディーゼル機関のギヤケース部分においてア
イドルギアサポートの注油機構を示す断面図。
【図13】同じくアイドルギアサポート部分の拡大図。
【図14】アイドルギアサポート部への潤滑油路を示す
図面。
【図15】噴射開弁厚を調整・設定する調整ネジの孔中
心と、ノズルホルダーの本体中心から傾斜せしめた構成
を示す側面断面図。
【図16】図15のノズルホルダー4の部分の平面断面
図。
【図17】従来のノズルホルダーの部分の平面断面図。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 パイプ状部材 4 ノズルホルダー 5 燃料高圧管 7 高圧管継手 P 燃料噴射ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−8368(JP,U) 実開 昭59−123662(JP,U) 実公 平4−21003(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 55/02 330 F02M 61/14 320

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射ポンプPと、シリンダヘッド1
    に挿入したノズルホルダー4を連結し燃料を供給する構
    造において、シリンダヘッド1に別に穿設した横孔に、
    予めフランジ形状部材3を内側から嵌装したパイプ状部
    材2を挿入し、該パイプ状部材2の先端に構成した雄螺
    装部をノズルホルダー4の側面に構成した雌螺装部に螺
    装して固定し、前記シリンダヘッド1の側面に該パイプ
    状部材2の段部が接当する部分には、ゴムパッキン26
    を介装してシールし、該パイプ状部材2の内部に燃料高
    圧管5を挿入し、該燃料高圧管5には内側端部と外側端
    部に円弧状の凸部を構成し、ノズルホルダー4の凹部4
    aと、高圧管継手7の凹部7aが、燃料高圧管5の両端
    の凸部と嵌合し、燃料高圧管5の内外端部をシールし、
    前記燃料高圧管5とパイプ状部材2との間に通路2aが
    構成され、該通路2aがパイプ状部材2に開口された細
    孔2bによって、パイプ状部材2の外周とシリンダヘッ
    ド1の孔との間に構成した油路1aに連通して漏油の戻
    り通路に構成し、前記高圧管継手7とフランジ形状部材
    3を締結ボルト28で締結することにより、燃料高圧管
    5の両端をシールすべく構成したことを特徴とするディ
    ーゼル機関の燃料供給機構。
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