JPS6261797B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6261797B2 JPS6261797B2 JP58142875A JP14287583A JPS6261797B2 JP S6261797 B2 JPS6261797 B2 JP S6261797B2 JP 58142875 A JP58142875 A JP 58142875A JP 14287583 A JP14287583 A JP 14287583A JP S6261797 B2 JPS6261797 B2 JP S6261797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam ring
- rotor
- variable displacement
- pump
- vane pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 20
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C14/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
- F04C14/18—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber
- F04C14/22—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members
- F04C14/223—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members using a movable cam
- F04C14/226—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members using a movable cam by pivoting the cam around an eccentric axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C15/00—Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
- F04C15/0042—Systems for the equilibration of forces acting on the machines or pump
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
Γ産業上の利用分野
本発明はカムリングの回動によつて吐出量が変
化される可変容量型ベーンポンプに関し、とりわ
け、前記カムリングの一側面に吸入ポートおよび
吐出ポートが形成された可変容量型ベーンポンプ
に関する。
化される可変容量型ベーンポンプに関し、とりわ
け、前記カムリングの一側面に吸入ポートおよび
吐出ポートが形成された可変容量型ベーンポンプ
に関する。
Γ従来技術
この種の可変容量型ベーンポンプは、たとえば
特開昭58−104383に示されているようなものがあ
り、複数のベーンを放射状かつ摺動自在に支持す
るロータおよびこのロータを内周内に偏心して収
納し該内周中心から外れた点を中心として回動す
るカムリングを備え、該カムリングを回動するこ
とによつて前記ロータとの偏心量を変化させ、も
つてポンプ吐出量を調節できるようになつてい
る。ところで、前記ロータと前記カムリングとの
間に形成されるポンプ室内には、吸入ポートおよ
び吐出ポートを介して作動液が吸入および吐出さ
れるようになつているが、これら吸入ポートおよ
び吐出ポートが前記カムリング一側面の内周部に
対向して形成される。しかし、吸入ポート側は低
圧(略大気圧)の作動液が導入されるのである
が、吐出ポート側は加圧された作動液が供給され
るため、吸入、吐出ポートに作用するカムリング
中心軸方向の荷重がアンバランスとなり、前記カ
ムリングの両側に密接して配置されるハウジング
との間で該カムリングがこじれてしまう。従つ
て、このようにこじれ現象が生ずるとこじれ部分
の潤滑が不十分となりカムリングと前記ハウジン
グ間でステイツクされてしまうという惧れがあつ
た。
特開昭58−104383に示されているようなものがあ
り、複数のベーンを放射状かつ摺動自在に支持す
るロータおよびこのロータを内周内に偏心して収
納し該内周中心から外れた点を中心として回動す
るカムリングを備え、該カムリングを回動するこ
とによつて前記ロータとの偏心量を変化させ、も
つてポンプ吐出量を調節できるようになつてい
る。ところで、前記ロータと前記カムリングとの
間に形成されるポンプ室内には、吸入ポートおよ
び吐出ポートを介して作動液が吸入および吐出さ
れるようになつているが、これら吸入ポートおよ
び吐出ポートが前記カムリング一側面の内周部に
対向して形成される。しかし、吸入ポート側は低
圧(略大気圧)の作動液が導入されるのである
が、吐出ポート側は加圧された作動液が供給され
るため、吸入、吐出ポートに作用するカムリング
中心軸方向の荷重がアンバランスとなり、前記カ
ムリングの両側に密接して配置されるハウジング
との間で該カムリングがこじれてしまう。従つ
て、このようにこじれ現象が生ずるとこじれ部分
の潤滑が不十分となりカムリングと前記ハウジン
グ間でステイツクされてしまうという惧れがあつ
た。
Γ発明の目的
本発明はかかる従来の実状に鑑みて、吐出ポー
ト側の圧力を吸入ポートの周縁部に作用させるこ
とによつてカムリングのこじれを防止するように
した可変容量型ベーンポンプを提供することを目
的とする。
ト側の圧力を吸入ポートの周縁部に作用させるこ
とによつてカムリングのこじれを防止するように
した可変容量型ベーンポンプを提供することを目
的とする。
Γ発明の構成
かかる目的を達成するために本発明は、複数の
ベーンを放射状かつ摺動可能に支持するロータ
と、このロータを内周内に偏心して収納し該内周
中心から外れた点を中心として回動するカムリン
グと、これらロータおよびカムリングの両側を摺
動可能かつ液密的に挾持するハウジングと、前記
カムリングの一側面内周部に対向して形成された
吸入ポートおよび吐出ポートとを備え、前記カム
リングを前記ハウジングに対して回動することに
よりカムリング内周とロータとの偏心量を変化さ
せてポンプの吐出量を可変とする可変容量型ベー
ンポンプにおいて、前記吸入ポートの外周部に位
置し、該吸入ポートと隔成され、かつ、前記吐出
ポートに連通される溝を前記カムリングの一側面
に形成するようにしてある。
ベーンを放射状かつ摺動可能に支持するロータ
と、このロータを内周内に偏心して収納し該内周
中心から外れた点を中心として回動するカムリン
グと、これらロータおよびカムリングの両側を摺
動可能かつ液密的に挾持するハウジングと、前記
カムリングの一側面内周部に対向して形成された
吸入ポートおよび吐出ポートとを備え、前記カム
リングを前記ハウジングに対して回動することに
よりカムリング内周とロータとの偏心量を変化さ
せてポンプの吐出量を可変とする可変容量型ベー
ンポンプにおいて、前記吸入ポートの外周部に位
置し、該吸入ポートと隔成され、かつ、前記吐出
ポートに連通される溝を前記カムリングの一側面
に形成するようにしてある。
Γ実施例
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図、第2図は本発明の可変容量型ベーンポ
ンプ1の一実施例を示し、自動変速機の作動液供
給に用いられる場合に例をとつて説明する。即
ち、該可変容量型ベーンポンプ1は、図外のトル
クコンバータを収納するカバー2と、カバー2に
固定される中空状の固定軸3に設けられたフラン
ジ3aとによつて構成されるハウジング4内に収
納部5が形成され、この収納部5に収納されてい
る。前記固定軸3内には第1図中右方に設けられ
るトランスミツシヨンの図外のインプツトシヤフ
トが挿通され、前記トルクコンバータの出力が該
インプツトシヤフトを介してトランスミツシヨン
に伝達されるようになつている。
ンプ1の一実施例を示し、自動変速機の作動液供
給に用いられる場合に例をとつて説明する。即
ち、該可変容量型ベーンポンプ1は、図外のトル
クコンバータを収納するカバー2と、カバー2に
固定される中空状の固定軸3に設けられたフラン
ジ3aとによつて構成されるハウジング4内に収
納部5が形成され、この収納部5に収納されてい
る。前記固定軸3内には第1図中右方に設けられ
るトランスミツシヨンの図外のインプツトシヤフ
トが挿通され、前記トルクコンバータの出力が該
インプツトシヤフトを介してトランスミツシヨン
に伝達されるようになつている。
前記可変容量型ベーンポンプ1は、前記固定軸
3の外周に回転自在に嵌合されるロータ10を有
し、該ロータ10には径方向に延び外側に開放さ
れる複数のスリツト11が形成されており、この
スリツト11内にベーン12が摺動可能に嵌装さ
れて該ベーン12の外径端部が前記ロータ10外
周から放射状に突出されている。そして、該ロー
タ10の外周には空間部Sを設けて環状のカムリ
ング13が嵌装され、該カムリング13の内周1
3aと前記ロータ10とは偏心して配置されると
共に、該内周13aには前記ベーン12の先端が
摺接されるようになつている。また、前記ロータ
10の内周には係止溝14が形成され、この係止
溝14には前記固定軸3の外周に回転自在に嵌合
されてトルクコンバータの図外のポンプインペラ
に連結される駆動軸6端部が係止されている。従
つて、前記ロータ10は該駆動軸6、前記ポンプ
インペラを介して図外のフランクシヤフト回転で
駆動されるようになつている。前記カムリング1
3は一端(第2図中右側)がピン15を介して前
記カバー2に回動可能に装着されると共に、前記
カムリング13の他端(第2図中左側)から腕部
16を突設し、この腕部16と前記カバー2との
間に配設された圧縮スプリング17によつて前記
カムリング13は前記ピン15を中心として上方
への回動方向に付勢されている。一方、前記腕部
16の上側には前記圧縮スプリング17の付勢力
に対向して前記カバー2に取り付けられるアクチ
ユエータ30によつて軸方向(図中上下方向)移
動される作動杆31が当接され、この作動杆31
の移動によつて前記カムリング13が回動され、
該カムリング13とロータ10との間の偏心量が
変化されるようになつている。前記アクチユエー
タ30は前記ポンプ1の吐出圧によつて作動さ
れ、エンジンの低回転域にあつては前記作動杆2
1の押圧力を小さくすることによつてカムリング
13を上方(X方向)に回動してロータ10回転
に対してポンプ吐出量を増大し、一方エンジンの
高回転域にあつては前記作動杆21の押圧力を大
きくすることによつてカムリング13を下方(Y
方向)回動してロータ10回転に対してのポンプ
吐出量を減少させるようになつている。ところ
で、前記カムリング13の一側面(第1図中右
側)の内周13a周縁には、吸入ポート19およ
び吐出ポート18が対向して形成され、吸入ポー
ト19からロータ10とカムリング13との間の
空間S内に導入された作動液は、ロータ10と共
にベーン12が回転することによつて加圧され、
反対側に設けられた吐出ポート18から前記トル
クコンバータ内および自動変速機のコントロール
バルブへと供給されるようになつている。20,
21は前記ロータ10およびカムリング13の両
側に密接、配置されるハウジングであるサイドプ
レートで、これらサイドプレート20,21によ
つて前記空間S内の液密機能が保持されるように
なつている。また、22,23は前記ロータ13
の両側に形成された環状溝10a,10bは前記
カムリング13と同心状に配されたベーンリング
で、このベーンリング22,23はベーン12の
内径端に摺接して該ベーン12の外径端がカムリ
ング13の内周13aに密接されるようにガイド
する。
3の外周に回転自在に嵌合されるロータ10を有
し、該ロータ10には径方向に延び外側に開放さ
れる複数のスリツト11が形成されており、この
スリツト11内にベーン12が摺動可能に嵌装さ
れて該ベーン12の外径端部が前記ロータ10外
周から放射状に突出されている。そして、該ロー
タ10の外周には空間部Sを設けて環状のカムリ
ング13が嵌装され、該カムリング13の内周1
3aと前記ロータ10とは偏心して配置されると
共に、該内周13aには前記ベーン12の先端が
摺接されるようになつている。また、前記ロータ
10の内周には係止溝14が形成され、この係止
溝14には前記固定軸3の外周に回転自在に嵌合
されてトルクコンバータの図外のポンプインペラ
に連結される駆動軸6端部が係止されている。従
つて、前記ロータ10は該駆動軸6、前記ポンプ
インペラを介して図外のフランクシヤフト回転で
駆動されるようになつている。前記カムリング1
3は一端(第2図中右側)がピン15を介して前
記カバー2に回動可能に装着されると共に、前記
カムリング13の他端(第2図中左側)から腕部
16を突設し、この腕部16と前記カバー2との
間に配設された圧縮スプリング17によつて前記
カムリング13は前記ピン15を中心として上方
への回動方向に付勢されている。一方、前記腕部
16の上側には前記圧縮スプリング17の付勢力
に対向して前記カバー2に取り付けられるアクチ
ユエータ30によつて軸方向(図中上下方向)移
動される作動杆31が当接され、この作動杆31
の移動によつて前記カムリング13が回動され、
該カムリング13とロータ10との間の偏心量が
変化されるようになつている。前記アクチユエー
タ30は前記ポンプ1の吐出圧によつて作動さ
れ、エンジンの低回転域にあつては前記作動杆2
1の押圧力を小さくすることによつてカムリング
13を上方(X方向)に回動してロータ10回転
に対してポンプ吐出量を増大し、一方エンジンの
高回転域にあつては前記作動杆21の押圧力を大
きくすることによつてカムリング13を下方(Y
方向)回動してロータ10回転に対してのポンプ
吐出量を減少させるようになつている。ところ
で、前記カムリング13の一側面(第1図中右
側)の内周13a周縁には、吸入ポート19およ
び吐出ポート18が対向して形成され、吸入ポー
ト19からロータ10とカムリング13との間の
空間S内に導入された作動液は、ロータ10と共
にベーン12が回転することによつて加圧され、
反対側に設けられた吐出ポート18から前記トル
クコンバータ内および自動変速機のコントロール
バルブへと供給されるようになつている。20,
21は前記ロータ10およびカムリング13の両
側に密接、配置されるハウジングであるサイドプ
レートで、これらサイドプレート20,21によ
つて前記空間S内の液密機能が保持されるように
なつている。また、22,23は前記ロータ13
の両側に形成された環状溝10a,10bは前記
カムリング13と同心状に配されたベーンリング
で、このベーンリング22,23はベーン12の
内径端に摺接して該ベーン12の外径端がカムリ
ング13の内周13aに密接されるようにガイド
する。
ここで、本実施例では前記カムリング13の一
側面に、第3図にも示すように吸入ポート19の
外周部に位置してこの吸入ポート19と隔成され
た円弧状の溝100を形成し、この溝100を吐
出ポート18内に連通するようにしてある。また
カムリング13は焼結金属で形成されているた
め、溝100を形成する際においても、著しいコ
スト増加を招くことがない。
側面に、第3図にも示すように吸入ポート19の
外周部に位置してこの吸入ポート19と隔成され
た円弧状の溝100を形成し、この溝100を吐
出ポート18内に連通するようにしてある。また
カムリング13は焼結金属で形成されているた
め、溝100を形成する際においても、著しいコ
スト増加を招くことがない。
以上の構成により、前記可変容量型ベーンポン
プ1は、エンジン作動に伴つて駆動軸6を介して
稼動され、吸入ポート19から吸入された作動液
は加圧されて吐出ポート18から吐出される。こ
のとき、高圧側の該吐出ポート18液圧は溝10
0を伝つて低圧側の前記吸入ポート19周縁に導
入される。従つて、カムリング13は吐出ポート
18内圧力で該吐出ポート18側端部が前記カム
リング13の他側面(第1図左側)方向に押圧さ
れると共に、前記吐出ポート18と対向する吸入
ポート19側端部は前記溝100内の吐出圧で同
方向に押圧され、カムリング13に作用する荷重
が対向端部で略均一になり、該カムリング13の
こじれが防止される。よつて、カムリング13の
作動は円滑に行なわれ、可変容量型ベーンポンプ
1の吐出量制御が確実に行なわれる。ところで、
前記溝100の大きさは、大きすぎると吐出側の
作動液が該溝100に流れすぎ、ベーンポンプ本
来の吐出性能が低下し、又、小さすぎると十分な
効果が得られないという恐れがある。従つて、本
実施例にあつては、前記溝100巾W(第3図)は
カムリング13の周縁巾の10〜15%、深さd(第
3図)は該巾Wの1/2〜1/3程度に設定してある。
また、前記溝100から漏出する作動液によつて
潤滑油不足が来たされることはない。
プ1は、エンジン作動に伴つて駆動軸6を介して
稼動され、吸入ポート19から吸入された作動液
は加圧されて吐出ポート18から吐出される。こ
のとき、高圧側の該吐出ポート18液圧は溝10
0を伝つて低圧側の前記吸入ポート19周縁に導
入される。従つて、カムリング13は吐出ポート
18内圧力で該吐出ポート18側端部が前記カム
リング13の他側面(第1図左側)方向に押圧さ
れると共に、前記吐出ポート18と対向する吸入
ポート19側端部は前記溝100内の吐出圧で同
方向に押圧され、カムリング13に作用する荷重
が対向端部で略均一になり、該カムリング13の
こじれが防止される。よつて、カムリング13の
作動は円滑に行なわれ、可変容量型ベーンポンプ
1の吐出量制御が確実に行なわれる。ところで、
前記溝100の大きさは、大きすぎると吐出側の
作動液が該溝100に流れすぎ、ベーンポンプ本
来の吐出性能が低下し、又、小さすぎると十分な
効果が得られないという恐れがある。従つて、本
実施例にあつては、前記溝100巾W(第3図)は
カムリング13の周縁巾の10〜15%、深さd(第
3図)は該巾Wの1/2〜1/3程度に設定してある。
また、前記溝100から漏出する作動液によつて
潤滑油不足が来たされることはない。
尚、本実施例は可変容量型ベーンポンプ1を、
自動変速機の作動液供給用として用いられるもの
に例をとつて述べたが、これに限ることなく一般
に用いられる可変容量型ベーンポンプに適用して
もよいことはいうまでもない。またサイドプレー
ト20,21をはずし直接ケース2及び固定軸3
にてベーンポンプ1を支持してもよいことは言う
までもない。
自動変速機の作動液供給用として用いられるもの
に例をとつて述べたが、これに限ることなく一般
に用いられる可変容量型ベーンポンプに適用して
もよいことはいうまでもない。またサイドプレー
ト20,21をはずし直接ケース2及び固定軸3
にてベーンポンプ1を支持してもよいことは言う
までもない。
Γ発明の効果
以上説明したように本発明の可変容量型ベーン
ポンプにあつては、カムリングの吸入ポート外周
部に吐出ポートに連通される溝を形成したので、
カムリングは吐出ポート側のみならず吸入ポート
側にも前記溝を介して吐出圧が作用し、該カムリ
ングの対向端部は略均等の力で同一方向に押圧さ
れるので、カムリングのこじりを防止することが
できる。従つて、該カムリングの作動を円滑に行
ない可変容量型ベーンポンプの吐出量制御をより
正確に行なうことができるという優れた効果を奏
する。
ポンプにあつては、カムリングの吸入ポート外周
部に吐出ポートに連通される溝を形成したので、
カムリングは吐出ポート側のみならず吸入ポート
側にも前記溝を介して吐出圧が作用し、該カムリ
ングの対向端部は略均等の力で同一方向に押圧さ
れるので、カムリングのこじりを防止することが
できる。従つて、該カムリングの作動を円滑に行
ない可変容量型ベーンポンプの吐出量制御をより
正確に行なうことができるという優れた効果を奏
する。
第1図は本発明の可変容量型ベーンポンプの断
面図、第2図は第1図中−線からの断面図、
第3図は第2図中−線からのカムリングの要
部断面図である。 1……可変容量型ベーンポンプ、4……ハウジ
ング、10……ロータ、12……ベーン、13…
…カムリング、18……吸入ポート、19……吐
出ポート、100……溝。
面図、第2図は第1図中−線からの断面図、
第3図は第2図中−線からのカムリングの要
部断面図である。 1……可変容量型ベーンポンプ、4……ハウジ
ング、10……ロータ、12……ベーン、13…
…カムリング、18……吸入ポート、19……吐
出ポート、100……溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数のベーンを放射状かつ摺動可能に支持す
るロータと、このロータを内周内に偏心して収納
し該内周中心から外れた点を中心として回動する
カムリングと、これらロータおよびカムリングの
両側を摺接可能かつ液密的に挾持するハウジング
と、前記カムリングの一側面内周部に対向して形
成された吸入ポートおよび吐出ポートとを備え、
前記カムリングを前記ハウジングに対して回動す
ることによりカムリング内周とロータとの偏心量
を変化させてポンプの吐出量を可変とする可変容
量型ベーンポンプにおいて、前記吸入ポートの外
周部に位置し、該吸入ポートと隔成され、かつ、
前記吐出ポートに連通される溝を前記カムリング
の一側面に形成したことを特徴とする可変容量型
ベーンポンプ。 2 前記カムリングが焼結金属で形成されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の可
変容量型ベーンポンプ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58142875A JPS6035192A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | 可変容量型ベ−ンポンプ |
US06/636,415 US4558998A (en) | 1983-08-04 | 1984-07-31 | Variable capacity type vane pump with balancing groove in the cam ring |
DE8484109125T DE3468260D1 (en) | 1983-08-04 | 1984-08-01 | Variable capacity type vane pump |
EP84109125A EP0135091B1 (en) | 1983-08-04 | 1984-08-01 | Variable capacity type vane pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58142875A JPS6035192A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | 可変容量型ベ−ンポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6035192A JPS6035192A (ja) | 1985-02-22 |
JPS6261797B2 true JPS6261797B2 (ja) | 1987-12-23 |
Family
ID=15325622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58142875A Granted JPS6035192A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | 可変容量型ベ−ンポンプ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4558998A (ja) |
EP (1) | EP0135091B1 (ja) |
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