JPS6261735B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6261735B2 JPS6261735B2 JP54111935A JP11193579A JPS6261735B2 JP S6261735 B2 JPS6261735 B2 JP S6261735B2 JP 54111935 A JP54111935 A JP 54111935A JP 11193579 A JP11193579 A JP 11193579A JP S6261735 B2 JPS6261735 B2 JP S6261735B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- fish
- wall
- fish nest
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 claims description 29
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 description 2
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 2
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Retaining Walls (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
ａ 産業上の利用分野
本発明は魚巣擁壁に関するもので、護岸用擁壁
の水没部分に魚類の棲息する空所を設け、魚類が
生存できるようにすることを目的とする。
の水没部分に魚類の棲息する空所を設け、魚類が
生存できるようにすることを目的とする。
ｂ 従来の技術
従来、護岸用擁壁の前面は多少の凹凸はあつて
も魚類が入れるような空所はなく、平坦な壁面に
連続して形成されている。
も魚類が入れるような空所はなく、平坦な壁面に
連続して形成されている。
ｃ 発明が解決しようとする問題点
護岸用擁壁の水没部分が略平坦な連続した壁面
に形成されているため流水速度が速くなると共
に、魚類が避難する場所がなく下流へ流されてし
まうため棲息することができない。
に形成されているため流水速度が速くなると共
に、魚類が避難する場所がなく下流へ流されてし
まうため棲息することができない。
発明の構成
ａ 問題点を解決するための手段
方形状の底板の上面中央部に方形壁体状の控を
一体に立設して正面形状を⊥形に形成すると共
に、底板の後尾を控上端まで立上がらせ後壁を形
成して構成された魚巣ブロツクを、下段に連設さ
れた隣り合う魚巣ブロツクの控上面にわたつて底
板の両側を載架して組積することにより、各ブロ
ツクの底板と控及び後壁によつて囲まれ形成され
る空所を魚の棲息場所とした魚巣擁壁を構築する
ことによつて前記問題点を解決する。
一体に立設して正面形状を⊥形に形成すると共
に、底板の後尾を控上端まで立上がらせ後壁を形
成して構成された魚巣ブロツクを、下段に連設さ
れた隣り合う魚巣ブロツクの控上面にわたつて底
板の両側を載架して組積することにより、各ブロ
ツクの底板と控及び後壁によつて囲まれ形成され
る空所を魚の棲息場所とした魚巣擁壁を構築する
ことによつて前記問題点を解決する。
ｂ 作用及び実施例
以下に本発明の実施例を図面によつて詳述する
と、第１図乃至第３図に示すように方形状の底板
１の上面中央部に、その後端上部を斜めに切欠い
た方形壁体状の控２を一体に立設して正面形状を
⊥形に形成すると共に底板１の後尾を、斜めに切
欠いた控２の後端に添い且つ控２の上端まで傾斜
立設することにより後壁３を形成して魚巣ブロツ
クＡを成形する。また第４図に示すように後壁３
を直立した魚巣ブロツクA′を成形する。
と、第１図乃至第３図に示すように方形状の底板
１の上面中央部に、その後端上部を斜めに切欠い
た方形壁体状の控２を一体に立設して正面形状を
⊥形に形成すると共に底板１の後尾を、斜めに切
欠いた控２の後端に添い且つ控２の上端まで傾斜
立設することにより後壁３を形成して魚巣ブロツ
クＡを成形する。また第４図に示すように後壁３
を直立した魚巣ブロツクA′を成形する。
第５図乃至第７図は方形状の底板１の上面中央
部に、その後端上部を斜めに切欠いた方形壁体状
の控２を一体に立設すると共に、底板１の前端を
垂直に立上がらせて前面壁４を形成した基本ブロ
ツクＢを示し、また第８図乃至第１０図に示すよ
うに前記魚巣ブロツクＡの後壁３を切除した形
状、即ち底板１と控２のみにより形成される植生
ブロツクＣを成形し、或いは第１０図において破
線で示す控２の後端を角立たせた形状に成形す
る。更には第１１図乃至第１３図に示すように断
面〓形に屈曲した板状の天端ブロツクＤを成形す
る。
部に、その後端上部を斜めに切欠いた方形壁体状
の控２を一体に立設すると共に、底板１の前端を
垂直に立上がらせて前面壁４を形成した基本ブロ
ツクＢを示し、また第８図乃至第１０図に示すよ
うに前記魚巣ブロツクＡの後壁３を切除した形
状、即ち底板１と控２のみにより形成される植生
ブロツクＣを成形し、或いは第１０図において破
線で示す控２の後端を角立たせた形状に成形す
る。更には第１１図乃至第１３図に示すように断
面〓形に屈曲した板状の天端ブロツクＤを成形す
る。
而して、魚巣ブロツクＡ，A′、基本ブロツク
Ｂ及び植生ブロツクＣは第１４図及び第１５図に
示すように、河川や池等の護岸擁壁用として水面
下の最下段に魚巣ブロツクA′…を多数個列設し
その上段に魚巣ブロツクＡを、下段に連設された
隣り合う魚巣ブロツクA′，A′の控２，２上面に
わたつて底板１の両側を載架して所望段数組積
し、水面の境界に基本ブロツクＢをまた、水面上
には植生ブロツクＣを前記魚巣ブロツクＡ…と同
様の方法によつて所望段数組積すると共に、最上
段に天端ブロツクＤを載置し、植生ブロツクＣ…
内には土壌を充填し植生を施す。このとき擁壁水
面下においては魚巣ブロツクＡ…とA′…の底板
１と控２及び後壁３によつて囲まれ形成される多
数の空所５…を魚の棲息場所とした魚巣擁壁が構
築されるのである。
Ｂ及び植生ブロツクＣは第１４図及び第１５図に
示すように、河川や池等の護岸擁壁用として水面
下の最下段に魚巣ブロツクA′…を多数個列設し
その上段に魚巣ブロツクＡを、下段に連設された
隣り合う魚巣ブロツクA′，A′の控２，２上面に
わたつて底板１の両側を載架して所望段数組積
し、水面の境界に基本ブロツクＢをまた、水面上
には植生ブロツクＣを前記魚巣ブロツクＡ…と同
様の方法によつて所望段数組積すると共に、最上
段に天端ブロツクＤを載置し、植生ブロツクＣ…
内には土壌を充填し植生を施す。このとき擁壁水
面下においては魚巣ブロツクＡ…とA′…の底板
１と控２及び後壁３によつて囲まれ形成される多
数の空所５…を魚の棲息場所とした魚巣擁壁が構
築されるのである。
発明の効果
本発明によれば水没部分に魚巣ブロツクＡまた
はA′を所望段数構築し、水上部分に植生ブロツ
クＣを基本ブロツクＢを介して所望段数構築する
と共に最上段に天端ブロツクＤを組積すると堅固
な擁壁が構築され、水面下おにいては多数個の魚
巣ブロツクＡまたはA′により形成される空所５
…がそれぞれ広大であり且つ、間口が広いため魚
類の棲息場所になると共に水流が該所で淀み和ら
げられ流れの速い水流を避けて魚類が避難できる
のである。また水上部分の植生ブロツクＣに土壌
を充填し植物を生育させると擁壁面が緑化され、
一旦護岸工事により損なわれた自然を回復し動植
物が棲むことができるのである。
はA′を所望段数構築し、水上部分に植生ブロツ
クＣを基本ブロツクＢを介して所望段数構築する
と共に最上段に天端ブロツクＤを組積すると堅固
な擁壁が構築され、水面下おにいては多数個の魚
巣ブロツクＡまたはA′により形成される空所５
…がそれぞれ広大であり且つ、間口が広いため魚
類の棲息場所になると共に水流が該所で淀み和ら
げられ流れの速い水流を避けて魚類が避難できる
のである。また水上部分の植生ブロツクＣに土壌
を充填し植物を生育させると擁壁面が緑化され、
一旦護岸工事により損なわれた自然を回復し動植
物が棲むことができるのである。
このように本発明は構造は堅牢で構築容易であ
ると共に、環境の保全に寄与する有用発明であ
る。
ると共に、環境の保全に寄与する有用発明であ
る。
第１図は魚巣ブロツクの実施例を示す正面図、
第２図は同平面図、第３図は同右側面図、第４図
は他の実施例を示す右側面図、第５図は基本ブロ
ツクの正面図、第６図は同平面図、第７図は同右
側面図、第８図は植生ブロツクの正面図、第９図
は同平面図、第１０図は同右側面図、第１１図は
天端ブロツクの正面図、第１２図は同平面図、第
１３図は同右側面図、第１４図は本発明に係る魚
巣擁壁の構築状態を示す一部切欠正面図、第１５
図は第１４図におけるＡ―Ａ断面図である。 １…底板、２…控、３…後壁、４…前面壁、５
…空所、Ａ，A′…魚巣ブロツク、Ｂ…基本ブロ
ツク、Ｃ…植生ブロツク、Ｄ…天端ブロツク。
第２図は同平面図、第３図は同右側面図、第４図
は他の実施例を示す右側面図、第５図は基本ブロ
ツクの正面図、第６図は同平面図、第７図は同右
側面図、第８図は植生ブロツクの正面図、第９図
は同平面図、第１０図は同右側面図、第１１図は
天端ブロツクの正面図、第１２図は同平面図、第
１３図は同右側面図、第１４図は本発明に係る魚
巣擁壁の構築状態を示す一部切欠正面図、第１５
図は第１４図におけるＡ―Ａ断面図である。 １…底板、２…控、３…後壁、４…前面壁、５
…空所、Ａ，A′…魚巣ブロツク、Ｂ…基本ブロ
ツク、Ｃ…植生ブロツク、Ｄ…天端ブロツク。
Claims (1)
- １ 方形状の底板の上面中央部に方形壁体状の控
を一体に立設して正面形状を⊥形に形成すると共
に、底板の後尾を控上端まで立上がらせ後壁を形
成して構成された魚巣ブロツクを、下段に連設さ
れた隣り合う魚巣ブロツクの控上面にわたつて底
板の両側を載架して組積することにより、各ブロ
ツクの底板と控及び後壁によつて囲まれ形成され
る空所を魚の棲息場所としたことを特徴とする魚
巣擁壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11193579A JPS5639242A (en) | 1979-09-01 | 1979-09-01 | Method of constructing active retaining wall and active block |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11193579A JPS5639242A (en) | 1979-09-01 | 1979-09-01 | Method of constructing active retaining wall and active block |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59124252A Division JPS6037314A (ja) | 1984-06-16 | 1984-06-16 | 魚巣ブロツク |
| JP59124253A Division JPS6037315A (ja) | 1984-06-16 | 1984-06-16 | 魚巣ブロツク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5639242A JPS5639242A (en) | 1981-04-14 |
| JPS6261735B2 true JPS6261735B2 (ja) | 1987-12-23 |
Family
ID=14573814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11193579A Granted JPS5639242A (en) | 1979-09-01 | 1979-09-01 | Method of constructing active retaining wall and active block |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5639242A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5968411A (ja) * | 1982-10-09 | 1984-04-18 | Keihan Concrete Kogyo Kk | 護岸 |
| JPS5968412A (ja) * | 1982-10-09 | 1984-04-18 | Keihan Concrete Kogyo Kk | 護岸用ブロツク |
| JPH0825161B2 (ja) * | 1990-02-27 | 1996-03-13 | ロマテック株式会社 | 製材機に於ける丸太の心出取付方法 |
| JPH0776002A (ja) * | 1993-09-09 | 1995-03-20 | Hirota:Kk | 製材機用送材方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH028523U (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-19 | ||
| JPH072685U (ja) * | 1993-06-16 | 1995-01-13 | 株式会社清水合金製作所 | 空気弁 |
-
1979
- 1979-09-01 JP JP11193579A patent/JPS5639242A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH028523U (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-19 | ||
| JPH072685U (ja) * | 1993-06-16 | 1995-01-13 | 株式会社清水合金製作所 | 空気弁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5639242A (en) | 1981-04-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6261735B2 (ja) | ||
| JPH0211482Y2 (ja) | ||
| JPS6340881B2 (ja) | ||
| JP2791949B2 (ja) | 魚巣ブロック | |
| JPS602255Y2 (ja) | 護岸用ブロツク | |
| JPH068528B2 (ja) | 護岸用コンクリ−トブロツク | |
| JP3063057B2 (ja) | 生態系保全用連結ブロック護岸 | |
| JP4386553B2 (ja) | 魚巣選択型人工魚礁 | |
| JPH033179Y2 (ja) | ||
| JPS602254Y2 (ja) | 護岸用ブロツク | |
| JPH0354185Y2 (ja) | ||
| JPS6011141Y2 (ja) | 護岸ブロツク | |
| JP2968236B2 (ja) | 海底に沈設される人工藻場 | |
| JPH10110419A (ja) | 魚巣護岸ブロック及び護岸構造 | |
| JP2000170184A (ja) | 擁壁用コンクリ―トブロック及び擁壁 | |
| JPS6328971Y2 (ja) | ||
| JPH06116973A (ja) | 擁壁構築方法 | |
| JPS602256Y2 (ja) | 護岸用ブロツク | |
| JPH0610363B2 (ja) | 生態系保全ブロック及びそれを用いた護岸構造 | |
| KR200364435Y1 (ko) | 호안블록 | |
| JP2517380Y2 (ja) | 生態系保全ブロック | |
| JP2704495B2 (ja) | 護岸ブロック | |
| JP3210919B2 (ja) | 護岸構築用金属製網篭部材 | |
| JPH042196Y2 (ja) | ||
| JPH0649606Y2 (ja) | 魚巣用護岸ブロック |