JPS6259366B2 - - Google Patents

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JPS6259366B2
JPS6259366B2 JP54036936A JP3693679A JPS6259366B2 JP S6259366 B2 JPS6259366 B2 JP S6259366B2 JP 54036936 A JP54036936 A JP 54036936A JP 3693679 A JP3693679 A JP 3693679A JP S6259366 B2 JPS6259366 B2 JP S6259366B2
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JP
Japan
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particles
support
tape
colored
pigments
Prior art date
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Expired
Application number
JP54036936A
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English (en)
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JPS55129928A (en
Inventor
Akira Kasuga
Yasuo Tamai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP3693679A priority Critical patent/JPS55129928A/ja
Publication of JPS55129928A publication Critical patent/JPS55129928A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は磁気テープ等の前後に取り付けて使用
するリーダーテープに関し、特にクリーニング効
果を有し、また外観的にも判別の容易な着色化ク
リーニングリーダーテープに関するものである。 磁気テープ等を磁気記録再生機内でくり返し使
用する場合、ヘツド、キヤプスタン、機構部品等
と磁気テープが摩耗し、削り屑を発生しこの屑が
ヘツドに付着していわゆるヘツドづまりと称する
現象を呈し、時には全く記録再生が出来なくなる
ことがあつた。また磁性面に付着したものはドロ
ツプアウト、ドロツプインの原因に、またキヤプ
スタンやピンチローラー等に付着したものは磁気
テープに傷をつけたりテープ搬送が不正確になる
こともあつた。 従来、このような磁気記録再生機(以下、レコ
ーダーと称す)内各部に発生した汚れ、屑等の除
去には空気の吹きつけ、ブラツシによるはきと
り、及びこれらの併用、または小さいクリーニン
グ用綿棒等が用いられていた。しかし、これらの
クリーニング作業はヘツド等を傷つけないように
するため細心の注意を要し、手間がかかり、且つ
付着物を完全に除去することが困難であつた。 またカセツト内におさめられたいわゆるクリー
ニングテープと称するテープを用いて、このカセ
ツトを走行させることによりレコーダー内をクリ
ーニングすることが行なわれている。このような
クリーニングテープとして(1)クリーニング効果を
有する透明な塗布層を可撓性支持体上に設けたも
のがある。このように層状に設けたものは一般に
光透過率が低く、単独でクリーニングテープとし
て使用せずに磁気テープの両端に取り付けてリー
ダーとして使用する場合には、光透過率が不足し
てテープ端部の光学的検出ができず、レコーダー
の走行のコントロールが困難であつた。またこの
ように層状に設けたクリーニング層自体が削れた
り、支持体より剥離し、これらがレコーダー内部
に付着する場合があつた。またクリーニング効果
を十分発揮させようとするとしばしばヘツド摩耗
を増加する場合があつた。更にヘツドのみならず
キヤプスタンやカセツト内の機構部品をもクリー
ニングしようとすると支持体表面に塗布せねばな
らずコスト上昇をまねいていた。 クリーニングテープの他の形態としては(2)支持
体自身の表面を化学エツジング、もしくはサンド
ブラストもしくは支持体内に粒状物を加えフイル
ム化することにより支持体表面を粗面化したもの
がある。しかしこのように粗面化したものは一般
にクリーニング能力が低く、ヘツドやキヤプスタ
ンに強く固着した磁性層の削れ屑等の除去が困難
であつた。粗面化しただけではクリーニング効果
が十分でないのは支持体の硬度が低いためと考え
られ、このため粗面が逆にカセツト内、レコーダ
ー内で削りとられ、却つて削り屑を発生してドロ
ツプアウトとなつたり、パツド等に付着して支持
体とパツドの摩擦を大きくする場合もあつた。そ
のため支持体表面を粗面化したものはクリーニン
グテープとしてよりはむしろ他の効果、例えばホ
ワイトテープ〔東芝−富士フイルム(株)発売のサウ
ンドテープ〕の如く粗面への筆記性を利用したも
のや、ハンドリングのし易さからリーダーテープ
として広く使用されていた。 本発明は従来のこのようなクリーニングテープ
もしくはリーダーテープの欠点を改善することを
目的とし、モース硬度5以上、平均粒径8μ以下
の粒子を結合剤を用いることなく、透明な非磁性
支持体を染料又は顔料で色付した着色支持体表面
近傍に設けたことによりクリーニング効果および
識別化効果を有することを特徴とするテープに関
するものである。 本発明で用いる着色支持体としては、厚さ5μ
m〜50μmのポリエチレン、ポリ塩化ビニル、酢
酸セルロース、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
イミド等のフイルム、特に強度の点でポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン2,6−ナフタ
レート、ポリアミド等が好ましいが、これらの透
明な非磁性支持体を、染料や顔料等で全て色付け
したものを用いる。公知の染料、顔料が全て使用
できるが、主に分散染料、アゾ染料、建染染料が
使われ、アゾ染料としてはモノ及びポリアゾ染
料、金属錯塩アゾ染料、ピラゾロンアゾ染料、ス
チルベンアゾ染料、チアゾールアゾ染料が、また
アントラキノン染料としてはアントラキノン誘導
体、アントロン誘導体等を用いることができる。
顔料としては白色顔料のルチル型とアナターゼ型
のチタン白、黒色顔料ではカーボンブラツク、黄
色顔料では黄鉛、ベンジジンイエロー、ハンザイ
エロー、橙色顔料ではクロムバーミリオン、ベン
ジジンオレンジ、赤色顔料ではレーキレツドC、
ブリリアントカーミン6B、ウオツチアングレツ
ド、リソールレツド、D−ダミンレーキ、フアナ
ルカラー、キナクリドンレツド、紫色顔料ではメ
チルバイオレツトレーキ、青色顔料では紺青、α
型、β型フタロシアニンブルー、群青、緑色顔料
ではフタロシアニングリーン、マラカイドグリー
ンレーキ等が、また体質顔料としてアルミナホワ
イト、炭酸カルシウム、炭素マグネシウム、ホワ
イトカーボン等についても用いることができる。
これらの染料あるいは顔料により、フイルム製膜
時に適量の染料あるいは顔料を混練しフイルムと
して着色する法や、フイルム製膜後に染色する方
法で着色することができる(染料便覧参照、丸善
(株)昭45.7.発行)。 本発明ではこの着色支持体表面にモース硬度が
5以上、好ましくは5.5以上、平均粒径8μ以
下、好ましくは0.4μ〜4μの粒子を設ける。モ
ース硬度5.0以上の物質としては酸化鉄、タング
ステンカーバイド、シリコンカーバイド、ダイヤ
モンド、立方晶系ホウ化チツ素、酸化クロム、酸
化アルミニウム、ゲーサイト(FeOOH)、ダイ
アスポル(α−AlOOH)、酸化錫、ペリクレース
(MgO)リン酸アルミニウム(AlPO4)、ジルコ
ン(ZrSiO4)、アルバイト(NaAlSi3O8)、酸化セ
リウム、炭化ホウ素(B4O)、ネフエリン
(NaAlSiO4)、ホウ酸アルミニウム(AlBO3)、ス
ピネル(MgAl2O4)、酸化チタン(ルチル、アナ
ターゼ、ブルーカイト)、酸化ケイ素(SiO2)、
酸化ジルコニウム等がある。更に、所定のサイズ
の粒子を着色支持体表面に保持させてもそれだけ
では十分でなく、表面に存在している粒子数も重
要で、上記サイズの粒子を着色支持体表面100μ
m2あたり1〜10個保持する必要があつた。粒子数
が多過ぎるとヘツド摩耗が多くなり、少な過ぎる
とクリーニング効果が低下する。 粒子の設け方を第1,2図を用いて説明する。 第1図においてベース11の表面は、前記のよ
うな支持体内への粗粒子15(フイラー)の充
填、支持体面への硬い粗面の圧着、サンドブラス
ト、化学的エツジング等の公知粗面化法により粗
面化され、ベース表面には多くの凸起12や凹部
13を有している。この粗面化した表面の凹部の
一部に粒子14を設ける。この第1図に示すもの
は一方の粗面にのみ粒子14が存在せしめられて
おり、他方の面は支持体内の充填粒子15により
軽度に粗面化しているものである。このような構
成をとるものはプラスチツク製のカセツト等にお
さめられて使用される場合に適している。即ちヘ
ツドと接する面に粒子を有する面Aを、他方の面
に軽く粗面化した面Bを使用すると、プラスチツ
ク部分は清浄されるが過度に削られる恐れがなく
なる。 第2図には着色支持体21の両面が粗面化され
ており、両面の凹部内の一部に上記の粒子14が
充填されているものを示す。このような構成を採
るものはオープンリール等で使用されるものに適
している。勿論、一方の面に粒子14を充填しな
いか、その量を減らせば第1図に示すものと同様
に使用できる。 凹部14への粒子の充填は主に次のような方法
により達成される。 (1) 凹凸を有する着色支持体に粒子14を有する
懸濁液を強く吹きつける方法。 平均粒径0.5μ以上30μ以下の粒子の懸濁液
を着色支持体に強く吹きつけたのち、支持体表
面を水洗することにより過剰の粒子を除去す
る。次いで乾燥することにより粒子14は凹部
13にしつかりと保持されるようになる。この
方法では粒子含有懸濁液を強く吹きつけたとき
に粒子の破壊、角の剥離が起こり、かなり大き
い粒径の粒子を用いた場合でも結果として6〜
8μ以下の粒子が凹部に保持されることにな
る。 (2) 着色支持体を粗面化しつつ粒子14を生じた
凹凸面内に保持せしめる方法。 平均粒径5〜50μ、好ましくは10〜35μの粒
子を着色支持体表面に対して30〜60゜の角度で
吹きつけたのち、表面に水をふきつけて水洗
し、表面に過剰に存在している粒子を除去す
る。水洗が不十分であると光透過率が低下し易
い。吹きつけ角度が60゜を超えると粗面化は進
むが、規定した粒径の粒子だけでなく、粒径の
大きな粗い粒子がしばしば面に保持されること
が判つた。また30゜以上の浅い角度で吹きつけ
ると面に必要な個数だけ粒子が保持できないこ
とが判つた。 (3) 着色支持体表面に粒子を熱着する方法。 熱可塑性である支持体をその軟化温度付近ま
で加熱し、その表面に0.4ないし8μの粒子を
散布する。次いで清浄な気流を吹きつけること
により着色支持体を冷却すると共に過剰の粒子
を除去する。 以下、実施例を示し本発明を更に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 実施例 1,2 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフイ
ルムをフイルム製膜後にアゾ染料の分散浴を用い
て高温染色し黄色に着色した支持体(フイラーを
含むため表面はわずかに粗面化されており、表面
粗さは0.3μmである)の片面に酸化アルミニウ
ム(α−Al2O3、平均粒径25μm、硅砂粉
(SiO2、平均粒径22μm)の1:1(重量比)混
合物をフイルム面に30゜及び60゜の角度で空気流
と共に吹きつけた。なお酸化アルミニウム及び硅
砂粉は予め水簸し、十分乾燥してある。このため
夫々2.5μm以下の粉は含まれていない。2m/
分の処理速度でフイルムを処理したのち、同速度
で強く水を吹きつけて過剰の粒子を除去し、次い
で70℃の空気流を吹きつけ乾燥した。 得られたフイルムの光透過率は夫々82%及び83
%であつた。走査型電子顕微鏡で表面を観察した
ところ、表面にはいずれも8μ以上の粒子は存在
しておらず、8μ以下0.05μ以上の粒子は100μ
m2あたり6個及び8個存在していた。 実施例 3 厚さ25μmの橙色に着色したポリエチレンテレ
フタレートフイルムに実施例1と同様の処理を施
した。 比較例 1,2 吹きつけ角度を90゜(支持体面に垂直)及び15
゜で粒子を吹きつける以外は実施例1と同様の処
理をフイルムに施した。 得られたフイルムの光透過率は75%及び78%で
あつた。走査型電子顕微鏡で表面を調べたところ
90゜吹きつけのものの表面には20μmの粒子が存
在していることが認められた。20μm以下0.05μ
m以上の粒子は100μm2あたり18個存在してい
た。一方、15゜吹きつけのものは表面には最大3
μの粒子しか存在しておらず3μないし0.05μの
粒子は100μm2あたり5個であつた。 比較例 3 無着色、厚さ25μのポリエチレンテレフタレー
トフイルムの無処理のものである。 以上、6種のフイルムを巾3.81mmにスリツト
し、長さ1000mずつ1.5m/秒の速度で走行させ
た。テストのためにヘツドの代りに夫々カミソリ
を交換しつつ各テープに走行させたのち、カミソ
リ刃の減少を光学顕微鏡で読みとつた。 テストの結果をまとめて第1表に示す。
【表】 なお別の比較テストによりダミーヘツドの摩耗
量は30〜100μであることが、過大なヘツド摩耗
を起こさず、且つクリーニング効果を十分発揮す
るために必要であることが判つていた。また比較
例1のものはダミーヘツドの摩耗が大であるのみ
ならずダミーヘツドの研磨面に5〜10μの多くの
傷を発生させていた。 上記のダミーヘツド摩耗量、光透過率に関する
データを第3図に示す。 以上の例から判るように、本発明のテープはク
リーニング効果が十分で、ヘツド摩耗を起こさ
ず、着色しているため検出が容易であり、しかも
光透過率においても未着色のそれと比べ遜色のな
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明テープの断面図で
あり、第3図は本発明および比較例テープの特性
を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 モース硬度5以上、平均粒径8μ以下の粒子
    を結合剤を用いることなく、透明な非磁性支持体
    を染料又は顔料で色付した着色支持体表面近傍
    に、支持体表面100μm2あたり1個ないし10個設
    けたことを特徴とする、着色リーダーテープ。
JP3693679A 1979-03-30 1979-03-30 Colored leader tape Granted JPS55129928A (en)

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JP3693679A JPS55129928A (en) 1979-03-30 1979-03-30 Colored leader tape

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JPS55129928A JPS55129928A (en) 1980-10-08
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH034974U (ja) * 1989-06-06 1991-01-18
US9695935B2 (en) 2012-08-23 2017-07-04 Eagle Industry Co., Ltd. Sealing device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819776A (ja) * 1981-07-29 1983-02-04 Sony Corp クリ−ニングリ−ダ−テ−プ

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JPS55129928A (en) 1980-10-08

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