JPS6259184A

JPS6259184A - 自動二輪車のフレ−ム構造

Info

Publication number: JPS6259184A
Application number: JP20013485A
Authority: JP
Inventors: 照也斎木; 戸澤　英昭
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-09-10
Filing date: 1985-09-10
Publication date: 1987-03-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は自動二輪車のフレーム構造のうち、特にエンジ
ンをフレームの一部としたものに関する。

（従来の技術）自動二輪車の一般的なフレーム構造はメインフレーム、
タウンフレーム及びロアーフレームによって側面ループ
状をなすフロントフレームを構成し、このフロントフレ
ームにシートレール及びアンダーフレームからなるリヤ
フレームの前端部を取付けるようにしている。

−・方、大排気量のエンジンはその剛性も大であるため
、エンジン自体をフレームの一部として利用し、従来の
ロアーフレームを省略してメインフレームとダウンフレ
ーム間にエンジンをフレームの一部として架設する構造
も考えられている。

（発明が解決しようとする問題点）上述したようにエンジンをフレームの一部とすれば、エ
ンジン自体にリヤフォークの前端部を揺動自在に軸支す
ることができ、設計の自由度等が増すのであるが、自動
二輪車にあっては、常にヘッドチューブと車輪との位置
関係が一定のものでなければならない。

即ち、メインフレーム及びダウンフレーム間にエンジン
を架設し、このエンジンに後輪を支承するリヤフォーク
を揺動自在に軸支するようにすると、ヘッドチューブと
りャフォークつまりヘッドチューブと後輪との位置関係
を一義的に定めることができなくなる。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決すべく本発明は、ヘッドチューブに前
端部が固着されるメインフレームと、ヘッドチューブに
上端部が固着されるダウンフレームとの間にフレームの
一部ヲなすエンジンをノックボルトを介して位置決め固
定することで、エンジンに位置ずれが生じないようにし
、このエンジンにリヤフォークの前端部を揺動自在に軸
支することで、へンドチューブと後輪との位置関係を一
義的に定めるようにした。

（実施例）以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図は本発明に係るフレーム構造を適用した自動二輪
車の全体側面図、第２図は同フレーム構造の側面図、第
３図はエンジン取付部の要部拡大図であり、自動二輪車
のフレームはフロントフレーム（１）とりャフレーム（
２）からなり、フロントフレーム（＋）はへラドチュー
ブ（３）と、ヘッドチューブ（３）に前端部が固着され
、後下方に向って延びる左右一対のメインフレーム（４
）と、ヘッドチューブ（３）に上端部が固着され、後下
方に向って延びる左右一対のダウンフレーム（５）と、
これらメインフレーム（４）とダウンフレーム（５）間
に架設されるエンジン（６）によって構成される。

そして、メインフレーム（４）の前端部及びダウンフレ
ーム（５）の前端部のへラドチューブ（３）に対する固
着はガセットプレート（７）によって補強され、エンジ
ン（６）は前方のシリンダブロック（６ａ）が前傾し、
後方のシリンダブロック（６ｂ）が後傾した側面Ｖ型の
４気筒エンジンとし、こ−のエンジン（８）はメインフ
レーム（４）及びダウンフレーム（５）に第３図にも示
す如くノックボルト（８）を介して位置決め固定されて
いる。

即ち、ノックボルト（８）は第３図に示すように、ヘッ
ド部（８ａ）、ビン部（８ｂ）及びネジ部（８Ｃ）から
なり、ビン部（８ｂ）の径を精密に仕上げるとともに、
ビン部（８ｂ）をエンジン（６）のブロックに形成した
孔（９）及びメインフレーム（４）又はダウンフレーム
（５）に形成した孔（１０）に密に挿通し、エンジン（
６）をフレーム（４）、（５）間に正確且つ後に位置ず
れが生じないように固定し、エンジン（８）とへラドチ
ューブ（３）の位置が一義的に定まるようにしている。

また、ヘッドチューブ（３）に挿通したステアリングシ
ャフトにはアッパーブリッジ（１１ａ）及びロアーブリ
ッジ（ｌｌｂ）を固着し、アッパーブリッジ（ｌｌａ）
にハンドル（１２）を取付け、アッパーブリッジ（Ｉｌ
ａ）とロアーブリッジ（ｌｌｂ）によってフロントフォ
ーク（１３）の上部を支持し、このフロントフォーク（
１３）の下端部で前輪（１４）を回転自在に支承してい
る。

メインフレーム（４）の前部上方には燃料タンク（１５
）を設け、この燃料タンク（１５）の底面を上方への凹
部とし、この凹部内にエアクリーナ（１６）を配置し、
このエアクリーナと前記シリンダブロック（６ａ）、（
Ｅｔｂ）　ｒｌｌｆにキャブレター（１７）、（１７）
を配置している。また、ダウンフレーム（５）の上部に
はラジェータ（１８）を取付け、下端にはフートステッ
プ取付用のブラケッ）　（１９）をエンジン（８）との
間に固着している。

一方、メインフレーム（０の後端部にはリヤフレーム（
２）の上側フレームをなすシートレール（２０）を締付
固定し、エンジン（６）の後部をなすミッションケース
（２１）にリヤクッションプレート（２２）を固着し、
このリヤクッションプレート（２２）にリヤフレーム（
２）の下側フレームをなすアンダーフレーム（２３）の
前端部を締付固定している。

そして、シートレール（２０）上にはシート（２０を載
置し、アンダーフレーム（２３）にはブラケット（２５
）、（２Ｂ）を介してマフラー（２７）を取付けている
。

またミッションケース（２１）の側面にはドライブシャ
フトを収納したスイングアームタイプのりャフォーク（
２８）の前端部を揺動自在に支持し、このリヤフォーク
（２８）の揺動中心がミッションケース（２１）から突
出する出力軸と同軸となるようにし、リヤフォーク（２
８）の後端において、後輪（２９）を回転自在に支承し
ている。そして、リヤフォーク（２８）の中間部には下
方に向ってブラダ−２ト（３０）を取付け、このプラケ
ッ）　（３０）の後部で横置きダンパー（３１）の後端
部を支持し、このダンパー（３１）の前端部を前記リヤ
クッションプレート（２２）の下端部間に架設した軸（
３２）に回動自在に取付けたベルクランク（３３）の一
端に支持し、更にこのベルクランク（３３）の他端と前
記ブラケッ）　（３０）の前部との間をリンク（３４）
で連結している。而して、ダンパー（３１）を含む後輪
緩衝機構はプロブレシブ特性を発揮する。

尚、図示例にあっては２木のノックボルト（８）を用い
てエンジン（６）をメインフレーム（４）及びダウンフ
レーム（５）に位置決め固定するようにしたが、ノック
ボルトの数は１本でも又３本以上であってもよい。

（発明の効果）以上に説明した如く本発明によれば、メインフレームと
ダウンフレームとの間にエンジンをノックポル、トを用
いて位置決め固定し１組付けの際及び組付は後にエンジ
ンの位置がずれることがなく、したがってエンジンにリ
ヤフォークを支持する場合でもヘッドチューブとりャフ
ォークつまり後輪との位置関係を−１的に定めることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るフに一ム構造を適用した自動二輪
車の全体側面図、第２図は同フレーム構造の側面図、第
３図はエンジンとフレームとの取付部の拡大断面図であ
る。尚１図面中（３）はへラドチューブ、（４）はメインフ
レーム、　（ｓ）　ｔｏタウンフレーム、　（８）はエ
ンジン、（８）はノックボルト、（２１）はミッション
ケース、（２８）はりャフォーク、（２３）は後輪であ
る。

Claims

【特許請求の範囲】

ヘッドチューブにメインフレームの前端部及びダウンフ
レームの上端部を固着し、これらメインフレームとダウ
ンフレーム間に、フレームの一部をなすとともに、リヤ
フォークの前端部を揺動自在に支持するエンジンをノッ
クボルトを介して位置決め固定したことを特徴とする自
動二輪車のフレーム構造。