JPS6254808A - 磁気ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘツドおよびその製造方法

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JPS6254808A
JPS6254808A JP19317585A JP19317585A JPS6254808A JP S6254808 A JPS6254808 A JP S6254808A JP 19317585 A JP19317585 A JP 19317585A JP 19317585 A JP19317585 A JP 19317585A JP S6254808 A JPS6254808 A JP S6254808A
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magnetic
thin film
magnetic thin
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metal magnetic
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JP19317585A
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English (en)
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Masaaki Kurebayashi
榑林 正明
Katsuo Konishi
小西 捷雄
Masamichi Yamada
雅通 山田
Kanji Kawano
寛治 川野
Norio Goto
典雄 後藤
Hitoshi Yanagihara
仁 柳原
Juichi Morikawa
森川 寿一
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッドおよび製造方法、詳述するなら、
高飽和磁束密度ををする金属磁性薄膜を用いてなり、狭
トラツク幅を高精度に決定可能な、例えばVTR用ヘッ
ド等に用いて好適な磁気ヘッドおよびその製造方法に関
する。
〔発明の背景〕
近年高密度記録に対応するため、高飽和磁束密度を有す
るセンダスト等の金属材料からなる金属磁性lI膜を、
磁気ヘッドの少なくとも作動ギャップ([気ギャップ)
近傍の磁気回路に用いたものが各種提案されている。
例えば、特開昭56−169123号公報には、金属磁
性11膜を用いた浮動型磁気ヘッドが示されている。こ
の先順に示された磁気ヘッドは、金属磁性薄膜を形成し
た基板とスライダブロックとを貼着する構造においてリ
ード線の導出を容易にしたものであるが、トラック幅を
研摩量によって決定するため、高精度のトラック幅のコ
ントロールを能率良く行なうことができないという問題
があつた。
また、1対の非磁性基板の表面に金属磁性薄膜を形成し
、この1対の非磁性基板にトラック幅規制用溝を形成し
た後、両非磁性基板を貼合せ、ヘッドコアブロックとし
て切出した構成の磁気ヘッドが特開昭58−17992
5号公報に示されている。この先願の構成は第11図に
示した如く、1対の非磁性材料よりなるコア基板IQ1
.102上の金属磁性薄膜103.104が膜面と平行
に突き合わされた構造を採り、トラック幅規制溝105
.105によってトラック幅が決定されている。106
は作動ギャップ、107.107はトラック幅規制溝1
05.105に充填されたガラス、108は巻線穴であ
る。しかしながら、この先願においても、トラック幅出
しは機械的研摩によって決定されるため、この加工が煩
雑で作業効率が悪いという欠点を存することは否めない
また、非磁性のコア基体101.102と金属磁性Fl
膜103. 104とのそれぞれの境界線が作動ギャッ
プ4と平行であるため、コンタ−効果によってヘッド特
性の信転性を劣下させる虞れもあった。
更には、上述した2つの先願に示された磁気ヘッドは、
共に磁束が作動ギャップ近傍において金属磁性薄膜面に
対し垂直に流れる構成であるため、高周波特性の改善の
ために金属磁性薄膜の多層化を計ると、各層間が磁気抵
抗となって効率が低下するという問題もあった。また、
特開昭58−179925号の構造では、多層化するこ
とによって前述したコンタ−効果による悪影響がより増
大する。
上述した欠点に対処するため、特開昭56−12411
1号公報、同56−124112号公報に示されたよう
に、金属磁性薄膜の端面同志を突き合わせして、作動ギ
ャップを得るようにした磁気ヘッドも知られている。こ
の先願に示された磁気ヘッドは、第12図に示すように
Mn−Znフェライト、センダス等のバルク材料からな
るコア主体部111,111の溝112に、スパッタリ
ング或いは蒸着で被着した金属磁性′gi膜113゜1
13の端面同志を作動ギャップ114をもつように突き
合わせ、作動ギャップ114近傍の前記溝112に非磁
性材115を充填した構造となっており、トラック幅T
wは金属磁性薄膜113の膜厚で決定されるようになっ
ている。従って、研摩によるトラック幅出し工程がなく
、且つコンタ−効果も生じない。しかしながら、第12
図示の構成の磁気ヘッドは、前記したバルク材料からな
る基板にIJ字形を切削し、該U字形溝壁面に金属磁性
薄膜をスパッタリング等で被着した後、対となる基板を
密着・接合してヘッドコアブロックとして図示の形状に
切出す手法を採っているため、U字形溝壁面にスパッタ
リングで膜形成をするにあたり、U字形清の垂直壁部(
作動ギャップ形成予定部)と粒子飛来方向とが略平行と
なって、膜形成が難しいと共に、形成された膜の特性劣
下が問題となるものであった。この点に対処するため、
基板を傾斜させた状態でスパッタリングを行なうことも
考えられるが、この手法を採ると、各U字形溝毎の膜形
成条件、特にターゲット基板間距離が異なるため、溝毎
の膜特性がバラツクという問題を生じた。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的とするところは、上記した従来欠点
を解消し、トラック幅の精度出しが容易で且つ高周波特
性に優れると共に、金属磁性薄膜の形成および膜特性管
理の容易な、磁気ヘッドおよびその製造方法を提供する
にある。
(発明の概要〕 本発明の上記目的は、高飽和磁束密度を有する金属磁性
薄膜の端面同志を突き合わせて作動ギャップを形成する
と共に、該作動ギャップを形成した被記録媒体との摺接
面において、前記突き合わされた金属磁性薄膜が略直線
状とされた磁気ヘッドによって概略達成される。
また、本発明の上記目的は、基板の一面上にその端部か
ら所定長さのV字形溝を形成する工程と、前記V字形溝
の壁面を含む基板の一面上に薄膜技術によって高飽和磁
束密度を有する金属磁性薄膜を被着する工程と、前記金
属磁性薄膜を被着した7字形溝内に非磁性材料を充填す
る工程と、前記基板の平面上に被着した金属磁性IH!
が少なくとも除去されるまで基板平面を研摩する工程と
、2枚の基板のV字形溝にそれぞれ形成された前記金属
磁性薄膜同志が一直線となるように両金属磁性薄膜の端
面をギャップスペーサ材を介して突き合わせると共に、
2枚の基板を重ね合わせて一体化する工程と、この一体
化された2枚の基板をチップ状に切出す工程と、チップ
状に切出された部材の作動ギャップ形成面を研摩する工
程とを、備えた磁気ヘッドの製造方法によって概略達成
される。
〔発明の実施例〕
第1図および第2図は本発明の1実施例に係り、第1図
(al〜fglは製造工程を示す説明図、第2図(5)
(blは完成されたヘッドコアブロックを示す斜視図で
ある。
以下、該実施例による磁気ヘッドの製造方法を第1図に
よって説明する。
図において、1は高透磁率を有するフェライト等の磁性
材料からなる基板で、該基板の1の−面上には、その端
部から適宜の長さの複数本の7字形溝2が加工・刻設さ
れる〔第1図(a)〕。そして、この■字V字形溝設け
た側の基板1表面には、高飽和磁束密度をもつ金属磁性
薄膜3が薄膜技術で被着される〔第1図(1))〕、該
実施例においては、Co系非晶譬合金磁性薄膜をRFス
パッタリング法で形成しているが、金属磁性薄膜3とし
ては、この他にFe系非晶質合金薄膜、センダスト薄膜
高硬度のパーマロイ薄膜等が使用でき、薄形成方法とし
ても、RFスパッタリング以外のスパッタリングは勿論
、蒸着、イオンブレーティング、PVD等のviI膜形
成手法を採用可能である。
この金属磁性Fil膜3の形成に際し、前記V字形溝2
の傾斜面の角度θは、膜特性の決定要因として大きく作
用し、効率よく充分な膜特性と必要十分な膜厚を得るた
めには、θは30’〜70°の範囲が実施例では選択で
きる。即ち、θの値が大きいとV字形溝の壁面(傾斜面
)への粒子の被着効率が劣下するため、現状では充分な
膜厚育成には70°程度がその上限であるからである。
参考までに該実施例によるθと膜特性としての保持力H
cとの関係を第3図に示すと、θが60’程度までは膜
特性が安定していることがわかる。(なお、膜特性の角
度依存性は、膜形成条件、膜の材質、形成方法等に左右
されるものであるから、その上限は必ずしも60°〜7
0’ と限定されるものではない、)一方、θの下限値
は、後述する如く金属磁性薄膜3がヘッド摺接面におい
て作動(磁気ギャップ)となす角度が小さくなると(平
行に近づくと)前述したコンタ−効果による恵影響がで
るため、30°以上、望ましくは45°以上とされる。
第1図(blの如くされた基板1の前記1字形溝2内に
は、非磁性材料4が充填される〔第1図(cl)。
該実施例においては、pb系の低融点ガラスを熔融して
充填しているが、ガラス系材料以外にも、スパッタリン
グ、蒸着等の方法を用いて形成したフォルステライト、
ステアタイト、アルミナおよびこれら類似組成のセラミ
ック系の材料を使用することも可能である。
然る後、基板1の表面を研摩し、少なくとも基板lの表
面(平面)に被着した前記金属磁性薄膜3が除去される
まで、非磁性材f44および金属磁性薄膜3の一部を研
摩して取除く 〔第1図(d+)。
この際、後述する工程で接合される対をなす基板1の一
方には、コイルを巻回するためのS線式形成用のtri
 5が加工・刻設される〔第1図te13゜そして、上
述の如く加工された2つの基板1゜1は、第1図(fl
に示すように、両基板の金属磁性111!X3,3同志
が一直線となるように突き合わされ、ギャップスペーサ
材とギャップ接着剤(スペーサ材6)を介して両基板1
.1を介して接合・一体化される。然る後、両基板1,
1を第1図fflにおいて一点il線で示した仮想切断
線に沿って切断すれば、第1図(幻にその一部(ヘッド
摺接面側)が示されたヘッドコアブロックが(複数個)
切出されることになり、この後、摺接面が必要に応じ研
摩される。
このように形成されたヘッドコアブロックは第2図に示
したように形状を呈し、(1)気テープ等の記録媒体と
の摺接面において、その摺動方向(第2図で矢印で図示
)に対して一定の傾斜角をもって金属磁性Fi)133
.3が作動ギャップ7を介して直線状に連らなったもの
となる。そして、突き合わされた金属磁性薄膜3.3と
、後端(第2図で下側)で連らなった両(磁性)基板1
,1よりなるコア主体部で閉磁路が構成される。なお、
同図において8は巻線穴である。
上述の如く作製された磁気ヘッドにおいては、そのトラ
ックIiTwは、第4図に示したように金属磁性TRH
a3の膜厚T、金属磁性薄膜3の摺動方向に対してなす
角度θ1およびアジマス角θ、によって一意的に決定さ
れる。即ち、トラック幅TWは、 cos (01壬θ^) で決定され、研摩作業によらずしてトラック幅TWが定
まるため、その寸法管理は容易で、バラツキなく正確な
ものとなる。(なお、上記θ1は、金属磁性薄膜3が摺
動方向と平行な場合をθ、−0°とし、また、θ、壬θ
、は、第4図(alの場合を負の符号とし、同図(bl
の場合を正の符号としている。) 第5図〜第7図は本発明の他の実施例に係り、第5図t
a)〜(「)は製造工程を、第6図ta+は製造途上時
の要部断面を、同(bl〜(flは後述する金属磁性薄
膜の除去するための各実施a様を、第7図fa1. (
blは切出されたヘッドコアブロックをそれぞれ示して
いる。
該実施例において用いられる基板11は、非磁性材料か
らなり、該実施例においては結晶化ガラス基板を用いた
が、MnOからなる非磁性セラミックス等を用いること
も可能である。該基板1の一面上にはその一辺から他辺
に亘って複数本の7字形溝12が加工・刻設される。こ
の7字形溝12の傾斜面の角度は前記実施例と同様に設
定される。
また、後述する工程で接合されるべ(対をなす基板11
の一方には、7字形溝12を横断する巻線穴形成用の溝
15が加工・刻設される〔第5図(al)。
そして、この各基板11上には前記実施例と同様にRF
スパッタリングによってCO系非晶質合金膜よりなる金
属磁性薄膜13が被着され〔第5図(+1)〕、■字形
字形溝内2は、低融点Pb系ガラスよりなる非磁性材料
14が電気炉で460℃まで加熱・溶融して充填され、
然る後、前記実施例と同様に、基板lの表面に被着した
金属磁性薄膜13が除去されるまで、基板11の表面は
研摩さ、れる〔第5図(C1)、(上記金属磁性薄膜1
3および非磁性材料14は、前述した如く他の材料、形
成手法に代替できることは勿論である。)この際、前記
溝15内にも非磁性材料14が被着することが考えられ
るが、巻線する際に支障がない限り問題はなく、万一支
障がある程度に被着しても容易に研摩可能である。
上記した工程で得られた一方の(lJ115形成を形成
した)基板11の溝15における作動ギャップ側の傾斜
面15aには、第6図fa+に示したように金属磁性薄
膜13が被着している。この傾斜面15aに被着した金
属磁性薄膜13の上端部(作動ギャップ直下部)は、ギ
ャップデプスが金属磁性′@膜13の膜厚以下の領域に
おいては、エツジによるコンタ−効果等による悪影響を
もたらす。
そして、該実施例のように非磁性の基板11を用い、金
属磁性薄膜13のみで磁路を構成しようとする場合、磁
気抵抗を下げるため金r!A磁性薄膜13の膜厚は通常
40μmとされる。また、ギャップデプスはこの種磁気
ヘッドにおいては30μm以下とされる。従って、上記
した傾斜面15a上部の不要の金属磁性薄膜13の存在
は非常に問題となる。
そこで、第5図(diの工程においては、上述の溝15
の作動ギャップ側傾斜面15aの上部側の不要金属磁性
薄膜13が除去される。この除去部分19の形状は任意
で、例えば、第6図(bl〜(flに示した種々の形状
19A〜19Eを採ることができ、磯波的加工法以外に
もドライエツチング等の手法をとることも可能である。
然る後、2つの基板11.11は、第5図telに示す
ように側基板の金属磁性薄膜13同志が一直線となるよ
うに突き合わされ、ギャップスペーサ材およびギャップ
接着剤(スペーサ材16)を介して接合・一体化された
後、同図において一点鎖線で図示した仮想切断線に沿っ
て切断され、第5図fflにその摺接面側が示されたヘ
ッドコアブロックが(複数個)切出されることとなる。
このように形成された磁気ヘッドは第7図(5)、 (
blその表裏を斜視して示したような形状を呈し、金属
磁性薄膜13.13のみで閉磁路が形成される。なお、
図において、17は作動ギャップ、18は巻線窓である
該実施例によれば、前記実施例と同様にトラック幅の精
度向上を図れると共に、良好なl14([気)特性をも
つ金属磁性薄膜をもつ磁気ヘッドが提供できる。更に、
該実施例によれば、非磁性基板を用いているため、磁路
長の短縮化と不要インダスタンスの低減が企れ、インダ
クタンス当たりの出力の改善が図れると共に、フェライ
トを用いないため高周波領域での摺動ノイズの低減が計
れる。
また、基板材料の自由度が広がり、加工性1歩留りの向
上2原価の低減等に及ぼす効果も大きい。
更にはまた、前述した除去部分19の形状を、第6図(
C1〜fd+に示したように傾斜(又は湾曲)させれば
、作動ギャップ部での磁束の急速な収束がないため、不
要の漏れ磁束の発生がなく、磁気効率の向上も図れる。
第8図および第9図は本発明の更に他の実施例に係り、
第8図(8)〜fglは製造工程を、第9図は切出され
たヘッドコアブロックをそれぞれ示している。
該実施例における基板21は、非磁性基板または石n性
基板が用いられ、その−面には7字形又はU字形の溝3
0が複数本加工・刻設される〔第8図(a)〕。この溝
30は、基板21が非磁性基板の場合、基板21の一辺
から他辺まで溝加工され、磁性基板である場合はその一
辺から適宜長さに溝加工される。然る後、基板21の一
面上には溝30に充填する如く非磁性材料31が被着さ
れる(第8図Q+)〕。この非磁性材料31は、該実施
例においては、電子線蒸着によるフォルステライト(2
MgO,SiO□)を用いているが、pb系の低融点ガ
ラス、ステアタイトアルミナおよびこれらに類似する組
成のセラミック系の材料等が使用可能で、形成方法とし
ても蒸着、スパッタリング等の他に、低融点ガラス等の
場合は、溝30のみに溶融・充填しても良い。
そして、この基板21は第8図tc+に示したように溝
30の底部に充填・被着した非磁性材料31が3角状の
頂部として残るように7字形溝22が隣接して複数本加
工・刻設される。この7字形溝22は、前記した両実施
例における7字形溝2゜12に対応するもので、その傾
斜面の角度は前記実施例と同等に設定される。(なお、
基板21が非磁性基板である場合には、対となす基板の
一方に前記した巻線穴形成用の溝15と同様の導がこの
時形成される。) 続いて、基板21上には薄膜形成技術によって金属磁性
薄膜23が被着された後〔第8図(d)〕、■字V字形
溝に非磁性材料24が充填され、続いて基板21の表面
(平面)に被着した前記非磁性材料31が除去されるま
で基板21の表面が研摩される〔第8図te)〕、この
際、基板21が非磁性基板である場合には、巻線穴形成
用の図示せぬ溝のギャップ側傾斜面の上部に被着した金
属磁性薄膜23が前記第2の実施例と同様に除去される
また、基板21が磁性基板である場合には、この時第1
の実施例で運べたSkB穴形成用の溝5と対応する溝が
加工される。なお、非磁性材料24は+1i記非磁性材
料31と同材料であっても別のものであっても良く、そ
の材料、被着手法の選択は任官である。
然る後、2つの基板21.21は前記した2つの実施例
と同様に突き合わされ、前述と同様のスペーサ材26を
介して接合・一体化され(第8図+0)−第8図tf)
で一点鎖線で示した仮想切断線に沿ってこれをカッティ
ングすれば、第8図[glに示したように、ヘッドコア
ブロックが切出されて、第9図(a)、 (blに斜視
したようなヘッドコアブロックが得られることとなる。
なお、第9図において27は作動ギャップ、28は巻線
穴である。
該実施例においても前記した2つの実施例と同等にトラ
ック幅の裔精度の寸法出し制御、並びに安定した特性の
金属磁性薄膜の形成が可能である。
更には、該実施例においては、ヘッド摺接面において作
動ギャップ27の近傍にガラス等の非磁性材料24.3
1が配されているため、耐摩耗性が向上すると共に、走
行特性も安定する。また、非磁性材料24.31の材質
は選択範囲が広く、摺接面に占める非磁性材料の占める
領域も、7字形溝22の深さ調整等で容易に可変できる
第10図は本発明の更に他の実施例を示しており、該実
施例においては、金属磁性薄膜43を多層構造としてい
る。この金属磁性薄膜43は、基板41のV字形溝にR
Fスパッタリングによって被着されたもので、全体の厚
みを約20μm、各金属磁性薄膜層43の厚みを5μm
とし、各層間をRFスパッタリングで被着した5iOz
の0.1μm厚の1角縁P!145で1色8&した。な
お、44は7字形溝に充填した非磁性材料である。
この実施例の場合も良好な膜特性とトラック幅制御が可
能である。また、該実施例においては、フェライトより
もそのうずt流損が大きくこの影響も無視できない金属
磁性′gi膜43が1層当たり5μmとされて各層間を
絶縁しているので、うず電流損を減少させることができ
、筒周波特性を改善できる。なお、この場合磁束は、各
金属磁性薄膜43と平行に流れるので、効率の低下やコ
ンタ−効果を生じることはない。
〔発明の効果〕
以上のように本発明による磁気ヘッドは、金属磁性薄膜
の厚み、摺動面において直線状となす金属磁性薄膜と摺
動方向のなす角、およびアジマス角によってトラック幅
が決定できるため、機械的切削・研摩によらずに、高精
度のトラック幅出し制御が可能となる上、金属磁性薄膜
も膜(磁気)特性を劣下させることな(、容易に形成可
能となる。また、金属磁性薄膜が作動ギャップと非平行
であるため、エツジによる妨害、コンタ−効果などを取
除くことが可能となり、同時に多層化による高周波特性
の改善も容易である。また、金属磁性薄膜が摺動(テー
プ走行方向)に対して斜行した直線状であるため、偏摩
耗が少なく、長期に亘って安定した走行特性が期待でき
る等の顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ta+〜fglは本発明の第1の実施例による磁
気ヘッドの製造工程を示す説明図、第2図(al、 (
blは第1の実施例による製造工程で得られたヘッドコ
アブロックを表裏からそれぞれ見た斜視図、第3図は金
属磁性薄膜形成面の角廣θと保持力との関係を示すグラ
フ図、第9図+M1. fblはトラック幅の決定要素
を示すための説明図、第5図〜第7図は本発明の第2の
実施例に係り、第5図(5)〜(flは製造工程を示す
説明図、第6図(8)は製造途上時の要部断面を示す説
明図、第6図(b)〜+flは溝上部の不要の金属磁性
薄膜を除去するための各実施態様を示す説明図、第7図
fat、 (blは第2の実施例の工程によって得られ
たヘッドコアブロックを示す斜視図、第8図(Ml〜(
glは本発明の第3の実施例に係る製造工程を示す説明
図、第9図+M1. (b)は第3の実施例による工程
で得られたヘッドコアブロックを示す斜視図、第10図
は本発明の第4の実施例に係る磁気ヘッドの要部説明図
、第11図および第12図は各々異なる従来例を示す説
明図である。 1.11,21.41・・・・基板、2,12.22・
・・・V字形溝、3,13,23.43・・・・金属磁
性薄膜、4.14.24.44・・・・非磁性材料、5
.15・・・・S線穴形成用の溝、6,16.26・・
・・スペーサ材、7.17.27・・・・作動(磁気ギ
ャップ)、8.18.28・・・・巻線穴、19゜19
A〜19E・・・・除去部分、31・・・・非磁性材料
、45・・・・絶縁層。 第1図 第7図 (Q)            (b)第2図 (G)       (b) 第4図 (a)(b) 第3図 膜ザへi、角度θ 第5図 第6図 (a)         (b) (c)         (d) (e)          (f) 第8図 (a)         (b) (C) (f)(9) 第9図 (a)          (b) 第10図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高飽和磁束密度を有する金属磁性薄膜の端面同志
    を突き合わせて作動ギャップを形成すると共に、該作動
    ギャップを形成した記録媒体との摺接面において、前記
    突き合わされた金属磁性薄膜が略直線状となつているこ
    とを特徴とする磁気ヘッド。
  2. (2)トラック幅が、前記金属磁性薄膜の膜厚と、前記
    摺接面において略直線となつた金属磁性薄膜と前記記録
    媒体の走向方向とのなす角度と、アジマス角との3者に
    よつて決定されることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載の磁気ヘッド。
  3. (3)前記金属磁性薄膜は、磁性基板または非磁性基板
    のV字形溝内に被着されて突き合わされることを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の磁気ヘッド。
  4. (4)前記摺接面における前記金属磁性薄膜近傍には、
    前記基板とは異なる材質の非磁性材料が充填されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載の磁気
    ヘッド。
  5. (5)前記金属磁性薄膜は、磁性基板の作動ギャップ近
    傍にのみ被着されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項記載の磁気ヘッド。
  6. (6)前記金属磁性薄膜は2つの非磁性基板にそれぞれ
    形成されて突き合わされ、該2つの非磁性基板に被着さ
    れた金属磁性薄膜同志で閉磁路を形成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の磁気ヘッド。
  7. (7)前記非磁性基板の一方には、コイル巻回用の巻線
    穴が形成され、該巻線穴の前記作動ギャップ側傾斜面に
    被着した前記金属磁性薄膜のうち、作動ギャップ近傍の
    磁性薄膜を除去したことを特徴とする特許請求の範囲第
    (6)項記載の磁気ヘッド。
  8. (8)各々対となる金属磁性薄膜の端面同志を突き合わ
    せて複数の作動ギャップを形成したことを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の磁気ヘッド。
  9. (9)基板の一面上にその端部から所定長さのV字形溝
    を形成する工程と、前記V字形溝の壁面を含む基板の一
    面上に薄膜技術によつて高飽和磁束密度を有する金属磁
    性薄膜を被着する工程と、前記金属磁性薄膜を被着した
    V字形溝内に非磁性材料を充填する工程と、前記基板の
    平面上に被着した金属磁性薄膜が少なくとも除去される
    まで基板平面を研摩する工程と、2枚の基板のV字形溝
    にそれぞれ形成された前記金属磁性薄膜同志が一直線と
    なるように両金属磁性薄膜の端面をギャップスペーサ材
    を介して突き合わせると共に、2枚の基板を重ね合わせ
    て一体化する工程と、この一体化された2枚の基板をチ
    ップ状に切出す工程と、チップ状に切出された部材の作
    動ギャップ形成面を研摩する工程とを、備えたことを特
    徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  10. (10)前記基板は磁性基板より成り、前記V字形溝は
    作動ギャップ形成予定領域近傍にのみ設けられているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(9)項記載の磁気ヘ
    ッドの製造方法。
  11. (11)前記基板は非磁性基板より成り、前記V字形溝
    は基板の一面上の一辺から対向他辺まで形成されると共
    に、前記重ね合わされる2枚の基板の一方には、前記V
    字形溝を横断する巻線穴形成用の溝が設けられているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(9)項記載の磁気ヘ
    ッドの製造方法。
  12. (12)前記巻線穴形成用の溝における作動ギャップ側
    傾斜面に被着した前記金属磁性薄膜は、この傾斜面上部
    側が除去されることを特徴とする特許請求の範囲第(1
    1)項記載の磁気ヘッドの製造方法。
  13. (13)前記V字形溝の形成工程前に、前記基板に複数
    本のU字形又はV字形の溝を形成してこの溝に所定膜厚
    の非磁性膜を被着する工程をもち、前記V字形溝は、こ
    のU字形又はV字形の溝の底部に被着した非磁性膜が頂
    部となるように複数本形成されることを特徴とする特許
    請求の範囲第(9)項記載の磁気ヘッドの製造方法。
  14. (14)前記金属磁性薄膜は、非磁性絶縁薄膜を介して
    複数層形成されることを特徴とする特許請求の範囲第(
    9)項記載の磁気ヘッドの製造方法。
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