JPH0476168B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0476168B2
JPH0476168B2 JP22145684A JP22145684A JPH0476168B2 JP H0476168 B2 JPH0476168 B2 JP H0476168B2 JP 22145684 A JP22145684 A JP 22145684A JP 22145684 A JP22145684 A JP 22145684A JP H0476168 B2 JPH0476168 B2 JP H0476168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
metal thin
thin film
ferromagnetic metal
ferromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP22145684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61104306A (ja
Inventor
Shiro Takahashi
Tomio Kobayashi
Kazuo Nozawa
Heikichi Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP22145684A priority Critical patent/JPS61104306A/ja
Publication of JPS61104306A publication Critical patent/JPS61104306A/ja
Publication of JPH0476168B2 publication Critical patent/JPH0476168B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ギヤツプに関するものであり、特
に磁気ギヤツプ近傍部が強磁性金属薄膜で形成さ
れている、いわゆる複合型の磁気ヘツドに関する
ものである。
〔従来技術〕
例えばVTR(ビデオテープレコーダ)等の磁気
記録再生装置においては、記録信号の高密度化や
高周波数化等のが進められており、この高度記録
化に対応して磁気記録媒体として磁性粉にFe,
Co,Ni等の強磁性金属やその合金粉末を用いた
所謂メタルテープや強磁性金属材料を蒸着により
ベースフイルム上に被着した所謂蒸着テープ等が
使用されるようになつている。そして、この種の
磁気記録媒体は高い抗磁力Hcを有するために、
記録再生に用いる磁気ヘツドのヘツド材料にも高
い飽和磁束密度Bsを有することが要求されてい
る。例えば、従来磁気ヘツド材料として多用され
ているフエライト材では飽和磁束密度Bsが低く、
また、パーマロイでは耐摩耗性に問題がある。
そこで従来、例えばセラミツクス等の非磁性基
板上に強磁性金属薄膜を被着形成しこれをトラツ
ク部分とした複合型磁気ヘツドが提案されている
が、この種の磁気ヘツドでは磁路が膜厚の薄い強
磁性金属薄膜のみにより構成されるので磁気抵抗
が大きく効率上好ましく、また上記強磁性金属薄
膜の膜形成を膜成長速度が極めて遅に真空薄膜形
成技術で行うため、磁気ヘツド作製に時間を要す
る等の問題があつた。
一方、磁気コア部がフエライト等の強磁性酸化
物からなり、これら各磁気コア部の磁気ギヤツプ
形成面に強磁性金属薄膜を被着した複合型磁気ヘ
ツドも提案されているが、この場合には磁路と上
記金属薄膜とが直交する方向に位置するため渦電
流損失が発生し再生出力の低下を招く虞れがあ
り、また上記磁気コア部と上記金属薄膜間に擬似
ギヤツプが形成され、十分な信頼性が得られない
等の問題がある。
そこで本出願人は、先に特願昭58−250988号明
細書(特開昭60−229210号公報)において例えば
メタルテープ等の高い抗磁力を有する磁気テープ
に高密度記録するのに適し、量産性に優れ、信頼
性が高く、出力が高く高性能で、耐摩耗性の良好
な磁気ヘツドを提案した。この磁気ヘツドは、第
16図に示すように一対のの磁気コア半体10
1,102をMn―Znフエライト等の強磁性酸化
物により形成するとともに、これら磁気コア半体
101,102の接合面109,110を斜めに
切り欠き、この接合面109,110上に真空薄
膜形成技術によりセンダスト等の強磁性金属薄膜
103,104を被着形成し、これら強磁性金属
薄膜103,104を突き合わせることにより磁
気ギヤツプ111を形成するように構成されてい
る。そして、この磁気ヘツドにおいては、上記磁
気ギヤツプ111が上記強磁性金属薄膜103,
104のみにより構成されるように、トラツク幅
規制溝112,113,114,115が設けら
れ、さらにこれら規制溝112,113,11
4,115内には、テープ摺接面を確保し強磁性
金属薄膜103,104の摩耗を防止するように
それぞれ低融点ガラス105,106あるいは高
融点ガラス107,108が充填されている。
しかしながら、このように構成される磁気ヘツ
ドにおいては、フエライト等の磁気コア半体10
1,102とセンダスト等の強磁性金属薄膜10
3,104の熱膨張係数が40〜50%程度異なる
(フエライト:10×10-7-1、センダスト:145×
10-7-1)ことにより、磁気コア半体101,1
02、強磁性金属薄膜103,104、低融点ガ
ラス105,106の間に歪が生じる。そして上
記歪は、磁気ヘツドを構成するものの中で最も機
械的強度が弱い低融点ガラス105,106にヒ
ビ割れを起こす原因となる。
一方、上記低融点ガラス105,106は、強
磁性金属薄膜103,104の透磁性率を確保す
るため、センダストスパツタ膜では600〜700℃以
下に、また非晶質合金スパツタ膜においては400
〜500℃以下の融着温度に保持する等、出来るだ
け融点を低く抑える必要がある。しかし、融点を
低く抑えるためには、SiO2やAl2O3等の高融点成
分を少なくする必要があるが、そうして出来た低
融点ガラスは、機械的強度が一層弱くなり、上記
低融点ガラス105,106のヒビ割れを増長す
ることになる。また、このような融点の低いガラ
スの採用は、上記磁気ヘツドの磁気テープ摺接面
の偏摩耗の原因となり、例えば低融点ガラス10
5,106部に凹みを生じ、記録再生時に悪影響
を与える原因にもなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明は、従来の実情に鑑みて提案され
たものであつて、トラツク幅規制溝内に充填され
るガラスの体積を著しく低減せしめて、残留歪を
低減する事により、ガラスのヒビ割れによる不良
を低減すると共に、強磁性金属薄膜の透磁率の低
下および再生出力の低下を軽減でき、しかも磁気
テープ摺接面の偏摩耗による凹みを抑えることが
出来る磁気ヘツドを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明の磁気ヘツド
は、強磁性酸化物よりなる磁気コア半体対の接合
面に真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を形
成し、この磁気コア半体対を突き合わせて磁気ギ
ヤツプを形成してなる磁気ヘツドに於て、上記磁
気ギヤツプ形成面と上記強磁性金属薄膜とが所要
角度で傾斜しており、トラツク幅規制溝により上
記強磁性金属薄膜のみにより磁気ギヤツプが形成
され、且つ前記トラツク幅規制溝に非磁性高硬度
セラツクスが配されていることを特徴とするもの
である。
〔作用〕
このように、トラツ幅規制溝内に非磁性高硬度
セラミツクスを配することにより、融着時の残留
歪が減少しヒビ割れ発生がなくなり、また、融着
温度を高くする必要がないので、強磁性金属薄膜
の透磁率の低下を招来しない磁気ヘツドを構成す
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明を適用した複合型磁気ヘツドの
一例を示す外観斜視図であり、第2図はその磁気
テープ摺接面を示す平面図である。
この磁気ヘツドにおいては、一対の磁気コア半
体1,2が例えばMn―Znフエライト等の強磁性
酸化物により形成され、上記コア半体1,2の強
磁性金属薄膜形成面1a,2a上に強磁性金属薄
膜3,4が被着形成されている。ここで強磁性金
属薄膜形成面1a,2aは、磁気コア半体1,2
の突き合わせ面である磁気ギヤツプ形成面9に対
しθなる角度を持つて傾斜しており、上記磁気コ
ア半体1,2は、それぞれ突き合わせたときに強
磁性金属薄膜3,4のみによりトラツク幅Twの
磁気ギヤツプ10が構成されるようにトラツク幅
規制溝が磁気コア半体1,2にそれぞれ切り欠か
れている。
上記強磁性金属薄膜形成面1a,2aと磁気ギ
ヤツプ形成面9とがなす角θは、20゜から80゜程度
の範囲に設定するそことが好ましい。ここで20゜
以下の角度であると、隣接トラツクからのクロス
トークが大きくなり、望ましくは30゜以上の角度
を持たせるのがよい。また、上記傾斜角度を90゜
にした場合は、耐摩耗性が劣ることから、80゜程
度以下とするのがよい。また、傾斜角度を90゜に
すると、磁気ギヤツプ10の近傍部に形成される
上述の強磁性金属薄膜3,4の膜厚をトラツク幅
に等しく形成する必要があり、真空薄膜形成技術
を用いて薄膜を形成するにあたつて、多くの時間
を要してしまることや、膜構造が不均一化してし
まう点で好ましくない。
すなわち、上記磁気コア半体1,2に被着形成
される強磁性金属薄膜3,4の膜厚tは、 t=Tw sinθ でよいことから、トラツク幅に相当する膜厚を膜
付けする必要がなく、ヘツド作製に要する時間を
短縮することができる。ここで、Twはトラツク
幅であり、θは上記強磁性金属薄膜形成面1a,
2aと磁気ギヤツプ形成面9とのなす角度であ
る。さらに上記強磁性金属薄膜3,4が被着形成
される一方のトラツク幅規制溝50,51内に
は、非磁気磁性高硬度セラミツクス56が低融点
ガラス等の非磁性材料で融着することにより充填
され、また他方のトラツク幅規制溝52,53に
高融点ガラス7,8等の非磁性材料が充填され、
上記強磁性金属薄膜3,4の摩耗を防止するよう
に構成されている。
上記非磁性高硬度セラミツクス5,6の材料と
しては、チタン酸バリウム、チタンン酸カリウ
ム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウ
ム、あるいはいわゆるホトセラム(商品名)やマ
コール(商品名)等が使える。また、チタン酸カ
ルシウムはCaTiO3とTiO2の固溶体とし、チタン
酸マグネシウムはMgTiOとMgOの固溶体にする
こと等の複合化により、それらの熱膨張係数を変
化させることが可能なため、上記磁気コア半体
1,2の材料例えばフエライトや強磁性金属薄膜
3,4との熱膨張係数の差が最特も少ないように
組み合わせる事が出来る。
また、上記強磁性金属薄膜3,4の材質として
は、強磁性非晶質金属合金いわゆるアモルフアス
合金(たとえばFe,Ni,Coの1つ以上の元素と
P,C,B,Siの1つ以上の元素とからなる合金
または、これを主成分としAl,Ge,Be,Sn,
In,Mo,W,Ti,Mn,Cr,Zr,Hf,Nb等を
含んだ合金)、Fe―Al―Si系合金であるセンダス
ト合金、Fe―Al系合金、Fe―Si系合金、パーマ
ロイ等が使用可能であり、その膜付け方法として
も、フラツシユ蒸着、ガス中蒸着、イオンプレー
テイング、スパツタリング、クラスター・イオン
ビーム法等に代表される真空薄膜形成技術が採用
される。
次に、本発明に係る磁気ヘツドの構成をより明
確なものとするために、その製造方法について説
明する。
本発明にに係る磁気ヘツドを作製するには、先
ず、第3図に示すように例えばフエライト等の強
磁性酸化物ブロツク11を用意し、この強磁性酸
化物ブロツク11の上面11aに回転砥石等を用
いて断面略V字状の第1の切溝12を全幅にわた
つて複数平行に形成する。
次いで、第4図に示すように上記第1の切溝1
2内の高融点ガラス14を700℃〜800℃程度の温
度で充填し、強磁性酸化物ブロツク11の上面1
1aを平面研磨する。
次に、第5図に示すように、上記強磁性酸化物
ブロツク11の上面11aに、上記第1の切溝1
2に隣接して、回転砥石等を用いて略V字状に溝
加工し、この第1の切溝12と相まつてトラツク
幅を規制し後述の強磁性金属薄膜のみにより磁気
ギヤツプが形成されるように第2の切溝15を形
成する。なお、ここで上記第2の切溝15の内壁
面15aは上記ブロツク11の上面11aに対し
て角度θで傾斜斜するように形成され、この角度
θは20゜〜80゜の所要角度、例えば45゜に設定されて
いる。
さらに、第6図に示すように、上記強磁性酸化
物ブロツク11の上面11aに、スパツタリング
法を用いて強磁性金属たとえばセンダストを被着
形成し、強磁性金属薄膜20を形成する。
一方、第7図に示すように、上記強磁性酸化物
ブロツク11の上面11aの強磁性金属薄膜20
が形成された各溝55に嵌合し得るような断面略
三角形に凸部21aを有し、この凸部21aが上
記第2の切溝15の中途部にまで達するような非
磁性体高硬度セラミツクスブロツク21(以下単
にセラミツクスブロツクと呼ぶ。)を例えば機械
加工により作製する。
そして、上記強磁性金属薄膜20を形成した強
磁性酸化物ブロツク11に、上記セラミツクスブ
ロツク21を、第8図にに示すように、これら各
溝15と凸部21aとが嵌合するようにはめ込み
押えブロツク22を介して押え付ける。さらに上
記強磁性酸化物ブロツク11の上面11aおうち
バツクギヤツプ側のセラミツクスブロツク21が
配されてない部分に、例えば円筒状の低融点ガラ
ス棒56を配置し、それを加熱溶融することによ
り、低融点ガラス23を強磁性金属薄膜20とセ
ラミツクスブロツク21の間に流し込み両者を接
着するとともにに、上記のセラミツクスブロツク
21が配されてない部分にこの低融点ガラス23
を充填する。
次いで、上記強磁性酸化物ブロツク11の上面
11aを平面研磨し、余分なセラミツクスブロツ
ク21の除去して鏡面仕上げげを行なう。この結
果、第9図に示すように、酸化物磁性体ブロツク
11の上面11aには、強磁性金属薄膜20、セ
ラミツクスブロツク21、高融点ガラス14、低
融点ガラス23で構成される磁気ギヤツプ形成面
が形成される。
以上の工程により、第9図に示す強磁性酸化物
ブロツク11を2個作製する。そして、これら一
対の強磁性酸化物ブロツク11,11のうち一方
のブロツク11に対し、第10図に示すように、
その上面30aに第1の切溝12及び第2の切溝
15に直交するような巻線溝31とガラス溝32
を平行に形成し、強磁性酸化物ブロツク30を作
製する。
次に、第9図に示す強磁性酸化物ブロツク11
の磁気ギヤツプ形成面となる上面11aと第10
図に示す強磁性酸化物ブロツク30の磁気ギヤツ
プ形成面となる上面30aとをこれら上面11
a,30aのいずれか一方に膜付けされるギヤツ
プスペーサを介して、第11図に示すように、そ
れぞれの強磁性金属薄膜20,20が一致するよ
うに重ね合わせる。そして、巻線溝31とガラス
溝32に、第8図の工程で用いた低融点ガラス2
3よりも更に低融点のガ34,34を用いてガラ
ス融着する。ここで上記ギヤツプスペーサとして
は、SiO2,ZrO2,Ta2O5,Cr等を用いることが
できる。
最後に、ガラス融着により一体化された強磁性
酸化物ブロツク11,30を、バツクギヤツプ側
のガラス融着用に設けられたガラス溝32付近を
切断除去するとともに、第11図中A―A線及び
A′―A′線の位置でスライシング加工し、複数個
のヘツドチツプを切り出した後、磁気テープ摺接
面を円筒研磨して第1図に示すような磁気ヘツド
を完成する。
ところで、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、例えば第8図に示す工程におい
て、強磁性酸化物ブロツク11にセラミツクスブ
ロツク21を接合する手段として無機接着剤を用
いてもよい。なお、以下の例において、先の実施
例と同一にの部材には同一の符号を付してある。
詳細には、上記実施例の第6図に示すセンダス
トストツパ膜を被着形成した強磁性酸化物ブロツ
ク42と第7図に示すセラミツクスブロツク21
と同様な形状を有し、凸部の長さが第2の切溝1
5の長さと略等しいセラミツクスブロツク40を
用意する。次いで第12図に示すように、それぞ
れを無機接着剤を用いて接着し、押えブロツク4
1で上記接着剤が乾燥るまで押えつけることによ
り、セラミツクスブロツク40が磁気ギヤツプ側
およびバツクギヤツプ側に形成される強磁性酸化
物ブロツク42が構成される。
そして、上記強磁性酸化物ブロツク42の上面
42aを平面研磨し、余分なセラミツクスブロツ
ク40を除去して鏡面仕上げを行ない第13図に
示す強磁性酸化ブロツク42が形成される。上記
強磁性酸化物ブロツク42の上面42aは、高融
点ガラス14、強磁性金属薄膜20、セラミツク
スブロツク40で構成される。
次いで、第14図に示すように上記強磁性酸化
物ブロツク42の上面42aに第1の切溝12、
第2の切溝15に直交するように巻線溝46を形
成し、強磁性酸化物ブロツク45を形成する。
そして、他の加工は前記実施例と同様にするこ
とにより、第15図に示すように、セラミツクス
40が磁気ギヤツプ側からバツクギヤツプ側にま
で配されてなる磁気ヘツドが得られる。
また、上記実施例の他に、第1図において、例
えば、高融点ガラス7,8を充填したトラツク幅
規制溝52,53内にも、非磁性高硬度セラミツ
クスを配し、ビデオテープ摺接面が強磁性酸化
物、強磁性酸化物薄膜、非磁性高硬度セラミツク
スだけで構成されるようにしてもよい。あるい
は、第1図において、非磁性高硬度セラミツクス
5,6を配したトラツク幅規制溝50,51内に
比較的融点の高い低融点ガラス等の非磁性材料を
充填するとともに、高融点ガラス7,8を充填し
た他方のトラツク幅規制溝52,53内に非磁性
高硬度セラミツクスを配してもよい。
〔発明の効果〕
上述の説明からも明らかなように、本発明に係
る磁気ヘツドにおいては、磁気ギヤツプとこの磁
気ギヤツプ形成面と所定の角度で傾斜する強磁性
金属薄膜により構成するとともに、上記磁気ギヤ
ツプのトラツク幅を規制するトラツク幅規制溝の
少なくとも一部に複合化により熱膨張係数を変え
ることができる高硬度を有する非磁性高硬度セラ
ミツクスを配設しているので、磁気ギヤツプ付近
に発生する残留歪を減少するように組み合わせる
ことが可能である。したがつて、この残留歪によ
る非磁性体材料であるガラスのヒビ割れによる不
良が減少し、安価な磁気ヘツドを供給することが
できる。
また、非磁性高硬度セラミツクスを配している
ので、非磁性高硬度セラミツクスを強磁性酸化物
ブロツクに融着させるのに、融着温度の高いガラ
ス等を用いる必要はないため強磁性金属薄膜の透
磁率を低下させず、磁気ヘツドの出力の向上をも
たらすことができる。
さらに、磁気ヘツド摺接面が高硬度を有する非
磁性高硬度セラミツクスにより構成されているの
で、偏摩耗による凹みが抑えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した磁気ヘツドの一例を
示す外観斜視図であり、第2図はその磁気テープ
摺接面を示す平面図である。 第3図ないし第11図は、第1図に示す磁気ヘ
ツドの製造方法をその工程順序に従つて示す概略
的な斜視図であつて、第3図は強磁性酸化物ブロ
ツクの第1の溝加工工程、第4図は高融点ガラス
充填工程、第5図は第2の溝加工工程、第6図は
強磁性金属薄膜被着工程、第7図は非磁性高硬度
セラミツクスブロツク作製工程、第8図は非磁性
高硬度セラミツクスブロツク融着工程、第9図は
鏡面加工工程、第10図は巻線溝およびガラス溝
加工工程、第11図は強磁性酸化物ブロツク接合
工程をそれぞれ示すものである。 第12図ないし第14図は、それぞれ本発明の
他の実施例における磁気ヘツドの製造方法を示す
概略的な斜視図であつて、第12図は非磁性高硬
度セラミツクスブロツク接着工程、第13図は鏡
面加工工程、第14図は巻線溝形成工程、第15
図は得られる磁気ヘツドの外観斜視図である。第
16図は、従来の磁気ヘツドの一例の外観斜視図
である。 1,2…磁気コア半体、3,4…強磁性金属薄
膜、5,6…非磁性高硬度セラミツクス、10…
磁気ギヤツプ、50,51,52,53…トラツ
ク幅規制溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 強磁性酸化物よりなる磁気コア半体の接合面
    に真空薄膜形成技術により強磁性金属薄膜を形成
    し、この磁気コア半体対を突き合わせて磁気ギヤ
    ツプを形成してなる磁気ヘツドに於て、上記磁気
    ギヤツプ形成面と上記強磁性金属薄膜とが所要角
    度で傾斜しており、トラツク幅規制溝により上記
    強磁性金属薄膜のみによる磁気ギヤツプが形成さ
    れ、且つ前記トラツク幅規制溝に非磁性高硬度セ
    ラミツクスが配されていることを特徴とする磁気
    ヘツド。
JP22145684A 1984-10-22 1984-10-22 磁気ヘツド Granted JPS61104306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22145684A JPS61104306A (ja) 1984-10-22 1984-10-22 磁気ヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22145684A JPS61104306A (ja) 1984-10-22 1984-10-22 磁気ヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61104306A JPS61104306A (ja) 1986-05-22
JPH0476168B2 true JPH0476168B2 (ja) 1992-12-02

Family

ID=16767006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22145684A Granted JPS61104306A (ja) 1984-10-22 1984-10-22 磁気ヘツド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61104306A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0752091B2 (ja) * 1988-10-12 1995-06-05 日立金属株式会社 微小物の寸法測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61104306A (ja) 1986-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0719347B2 (ja) 固定磁気ディスク装置用コアスライダの製造法
JPS61129716A (ja) 磁気ヘツド
JPS61172203A (ja) 磁気ヘツド
JPH0475566B2 (ja)
JPH0475563B2 (ja)
JPH0476168B2 (ja)
JPS6214313A (ja) 磁気ヘツド
JP2723294B2 (ja) 磁気ヘッド
KR930006583B1 (ko) 자기헤드의 제조방법
JPS61242311A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPH0548244Y2 (ja)
JPS61280010A (ja) 磁気ヘツド
JPH0770023B2 (ja) 磁気ヘツド
JPS62139110A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPS61280009A (ja) 磁気ヘツド
JPH0658727B2 (ja) 磁気ヘツド
JPH08255310A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法
JPS62110606A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPS61110309A (ja) 磁気ヘツド
JPS61287018A (ja) 磁気ヘツド
JPS61158015A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPS61267908A (ja) 磁気ヘツドおよびその製造方法
JPS6288113A (ja) 複合磁気ヘツド
JPS62270009A (ja) 複合磁気ヘツド及びその製造方法
JPS63255801A (ja) 複合磁気ヘツドの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees