JPS6252031A

JPS6252031A - 二軸延伸多層容器

Info

Publication number: JPS6252031A
Application number: JP60190265A
Authority: JP
Inventors: 俊一加藤; 風戸　恵二
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1985-08-29
Filing date: 1985-08-29
Publication date: 1987-03-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、炭酸飲料等、ガスバリヤ−性および耐内圧強
度を必要とするボトル容器に関するものである。

〈従来の技術〉従来より、炭酸飲料容器として、ポリエチレンテレフタ
レート（以下、ＰＥＴという）を素材とする二軸延伸ブ
ロー容器Ｃ以下、単にＰＥＴ容器という）が用いられて
きており、その使用量は年々増大傾向にあるが、同時に
市場では、材料のガスバリヤ−性の欠如のために、内容
物の味が変わる、気が抜ける等の評価も出工き℃おり、
ＰＥＴ容器の更なるガスバリヤ−性の向上が望まれるよ
うになってきた。その対策として、ガスバリヤ−性の良
い塩化ビニリデン樹脂を容器の外面あるいは内面に塗布
したもの、あるいはＰＥＴどの積層容器として、ガスバ
リヤ−性の良いエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
等を少なくとも１層設けたものが知られている。

〈発明が解決しようとする問題点〉しかし、塩化ビニリデン樹脂を塗布したものにおいては
、ＰＥＴと塩化ビニリデン樹脂の密着の問題があり、炭
酸ガスを含む飲料を長期間保存すると、ＰＥＴ層と塩化
ビニＩＪデン樹脂層の間に気泡が発生するという問題が
あり、また、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物と
の積層体では、やはり密着強度が十分ではなく、落下試
験等により容器が白化するという問題があった。

く問題点を解決するための手段〉本発明は、上記問題点を解決するたぬになされたもので
、最内層及び最外層がポリエチレンテレフタレートより
なり、中間層がメタキシリレン基含有ポリアミド１００
重量部に対し、ポリエチレンイソフタレートを５０〜１
５０重量部混合した樹脂よりなることを特徴とする二軸
延伸多層容器である。

次に図面を用いて本発明の詳細な説明する。

ここで第１図中、内外層（１）のＰＥＴは、固有粘度（
以下ＩＶという）が０．６以上のものが好ましく、０．
６以下であるとガースバリヤー性および引張り強度が劣
り、耐圧容器としては好ましくない。

また、中間層（２）に用いる樹脂は、ガスバリヤ−性が
ＰＥＴよりも優れたメタキシリレン基含有ポリアミドお
よびポリエチレンイソフタレート（以下ＰＥＩという）
を主体としておりメタキシリレン基含有ポリアミド１０
０重量部に対し、ＰＥＩは５０〜１５０重量部である事
が好ましい。

メタキシリレン基含有ポリアミドは、ＰＥＴのガスバリ
ヤ−性の約１０倍の能力を持ち、ＦＥＩはＰＥＴの約２
倍のガスバリヤ−性を有する事が判っており、ガスバリ
ヤ−性を必要とされろ容器においては、メタキシリレン
基含有ポリアミドを中間層として単独で用いれば容器の
ガスバリヤ−性としては優れている事が容易に判るが、
本来、ＰＥＴとメタキシリレ／基含有ポリアミドとは熱
融着させる事が不可能であり、この様な三層構造の容器
を作ると、ＰＥＴとメタキシリレン基含有ポリアミドと
の界面において経時剥離あるいは衝撃により容器に剥離
する事が判ってきた。そこで本発明者らは、メタキシリ
レン基含有ポリアミド１００重量部に対し、内外層ＰＥ
Ｔどの接着機能材料としてガスバリヤ−性の優れたＰＥ
Ｉを選び種々の配合量において試験を行ない、　５０〜
１５０重量部のＰＥＩをブレンドするのが最も適してい
る事を知った。

すなわち、メタキシリレン基含有ポリアミド１００重量
部に対し、５０重量部以下のＰＥＩを配合したのでは、
中間層としてのガスバリヤ−性は優れているが；・内外
層のＰＥＴとの密着力が劣る為に容器としての十分な性
能が生まれて来ない。

また、一方、メタキシリレン基含有ポリアミド１００重
量部に対し、１５０重量部以上のＰＥＩを配合すると軟
化点、溶融温度が低いＰＥＩの性状が強くなってくる為
、内外層ＰＥＴと同一温度のホットランナ一部（５）を
通る際に樹脂の流動性が良過ぎる為に、中間層の肉厚が
円周方向においても一定となり難く、また容器首部に中
間層が集中しやすいという問題が生じる。尚、多層構造
のプリフォームを作る際には第２図中、主シリンダ−（
３）でまず、ＰＥＴを射出し、その後、やや、タイミン
グをずらせて中間層を副シリンダ−（４）により射出し
、この間車シリンダー（３）は停止、逆流防止をし、最
後にまた主シリンダ−（３）によりＰＢＴを射出し、こ
の開削シリンダー（４）は逆流防止機構を施こし、プリ
フォームの射出成形を完了する。

一方、中間層の肉厚は全体の厚さの１０〜４０％が好ま
しい。これは中間層の厚みが全体の１０％以下では容器
のガスバリヤ−性はＰＥＴ単体容器との有意差がな（な
るであろうし、４０％以上の厚みがある場合には、引張
強度が弱（なり、耐圧容器としての役割をはださなくな
る。（表１参照）表１　引張降伏強度（容器）　　５００ｄ容量、平均肉厚３００μまた、中
間層は内容物と全く触れろことがないため、あるいは、
最外層面に露出することもないたぬ回収したＰＥＴ容器
あるいは本発明の容器あるいはプリフォームのうち、容
器の透明性あるいは、外観を悪くするものが含まれてい
なければ中間漕中に混合することにより再利用すること
が可能である。

更に中間層とする樹脂層中には透明、不透明の着色顔料
を少量添加しボトル胴部では、肉厚が比較的薄い為、は
とんど色濃度を感じないがボトル首部においては着色を
認ぬられる様にすることも出来る。このことによケ、生
産時の三層成形の安定性確認が容易に行なえる。

〈実施例〉日清ＡＳＢ機械■製　ＡＳＢ５０ＨＴ成形機により最外
層、最内層ＰＥＴ（ＩＶ＝０．６５）、中間層（下記組
成）く中間層組成〉０２種三層プリフォームを作り、プリフォーム肉厚４．
　Ｑ　ｒｎｍ　Ｃ外層Ｐ　Ｅ　Ｔ　２．２ｍｍ　、中間
層Ｑ、１３　ｍｌ　、内層Ｐ　Ｅ　Ｔ　１．０　＋ｎ　
）とした。

このプリフォームを約１００℃に温度調整し、延伸ブロ
ー成形して、５００ｍ１容量の容器を得た。この容器の
ガスバリヤ−性は以下衣２の通りであった。

また、比較例キとして上記プリフォームを用いＰ　Ｂ　
Ｔ　（ＩＶ＝０．６５）　単体ｃＤ　５００　ｍｌ容器
ヲ延伸ブロー成形しサンプルを得た。

この容器のガスバリヤ−性は表２の通りであった。

（容器）　５００耐容量、平均肉厚３１０μ※２種３層
容器、プリフォームの肉厚分布測定は分光吸収スペクト
ル法により測定した。

〈発明の効果〉本発明は、以上のような構成になっているので、次のよ
うな優れた実用上の効果を有する。

（イ）中間層として、ガスバリヤ−性の優れたメタキシ
リレン基含有ポリアミドにポリエチレンイノフタレート
を混合した樹脂を用いた多層構造となっているので、従
来のポリエチレンテレフタレート樹脂単体のものに比べ
てガスバリヤ−性に優れている。

（ロ）中間層にポリエチレンテレフタレートと接着性の
よいポリエチレンイソフタレートを含んでいるので、中
間層と内外層との密着性が優れており、剥離することが
なく、強度が安定しており、容器としての安全性が高い
。

（／→前処理、後加工等の複雑な工程なしにインライン
により透明性、ガスバリヤ−性、耐圧性の優れた容器を
得ろことができる。

に）回収ポリエステルの再利用ができるので、びん公害
の防止、廃ボトルの処分等にも有利である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の実施例を示し、第１図は、本発明に係
るプリフォームの断面図、第２図は本発明の成形加工工
程を示す説明図である。（１）・・・内外層（２）・・・中間層（３）・・・主シリンダ− （４）・・・副シリンダ− （５）・・・ホットランナ−

Claims

【特許請求の範囲】

１）最内層及び最外層がポリエチレンテレフタレートよ
りなり、中間層がメタキシリレン基含有ポリアミド１０
０重量部に対し、ポリエチレンイソフタレートを５０〜
１５０重量部混合した樹脂よりなることを特徴とする二
軸延伸多層容器。