JPS62513B2 - - Google Patents

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JPS62513B2
JPS62513B2 JP3906678A JP3906678A JPS62513B2 JP S62513 B2 JPS62513 B2 JP S62513B2 JP 3906678 A JP3906678 A JP 3906678A JP 3906678 A JP3906678 A JP 3906678A JP S62513 B2 JPS62513 B2 JP S62513B2
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voltage
circuit
drive
scanning
data
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JP3906678A
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Toshihiro Ooba
Shuhei Yasuda
Yoshiharu Kanetani
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Sharp Corp
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は薄膜EL表示装置の駆動手段に関し、
特に消費電力を低減し得る駆動方式に関するもの
である。
本発明の駆動方式が採用される薄膜EL表示装
置の1例として二重絶縁型薄膜EL表示装置につ
いて以下に説明する。
第1図に一部断面斜視図として示すようにガラ
ス基板1の上にIn2O3、SnO2よりなる帯状の透明
電極2を平行に設け、この上に例えばY2O3
Si2N4、TiO2、Al2O3等の誘電物質層3、Mn等の
活性剤をドープしたZnSよりなるEL層4、上記
と同じくY2O3、Si2N4、TiO2、Al2O3等の誘電物
質層3′を蒸着法、スパツタリング法のような薄
膜技術を用いて順次500〜10000Åの膜厚に積層し
て3層構造にし、その上に上記透明電極2と直交
する方向にAlなどよりなる帯状の背面電極5を
平行に配列する。この構成の二重絶縁型薄膜EL
表示装置において、透明電極群2のうちの1つと
背面電極群5のうちの一つに適当な交流電圧を印
加すると、両電極が交差して挾まれた微少面積部
分のEL層4が発光する。この微少面積部分が文
字、記号、模様を表示する場合の一絵素に相当す
る。従つてこの一絵素を1個ずつ選択走査して、
又は選択された絵素全部を同時に駆動して文字、
記号等を表示する。この薄膜EL表示装置は高輝
度発光し寿命が長く安定である等の点で従来の分
散型EL素子に比べて優れた特性を持つている。
上記薄膜EL素子は電極間に誘電物質層3,
3′で挾持されたEL層を介在させるものであるか
ら等価回路的には容量性素子と見ることができ、
この容量性を利用し、且つNチヤンネルMOS又
はNPNトランジスタの一種類でドライバー回路
を構成するマトリツクス型薄膜EL表示装置の駆
動装置を本件発明者の中の一発明者が発明し、本
件出願人が特願昭51−92571号及び特願昭52−
121213号で「薄膜EL表示装置の駆動装置」を出
願している。
上記特願昭52−121213号で出願した発明を以下
に説明する。
第2図は駆動装置の回路図を示し、第3図はタ
イムチヤートを示す。
第2図において、10は前記の薄膜EL表示装
置を示し、この図ではX方向の電極X1〜Xmをデ
ータ側電極とし、Y方向電極Y1〜Ynを走査側電
極とし、電極のみを示している。
20は共通線AにVpreを信号S1で動作するト
ランジスタ21,22を介して印加する駆動回路
である。
30はデータ側のダイオードアレイを示し、共
通線AとX電極の間にダイオード31,31
…………31mが接続され、これはデータ側駆動
線の分離と後述する高耐圧トランジスタよりなる
スイツチング素子の逆バイアスを保護する作用を
する。
40はデータ側のスイツチング素子回路であり
NチヤンネルMOSトランジスタよりなり、X電
極とアースライン間に接続され、書込みの非選択
絵素点に充電された電荷を放電させる回路を形成
する。そしてこのトランジスタは入力電圧に対し
て出力電流が第4図に示すように一定の関係を有
する定電流型駆動素子として動作する。第4図の
横軸はソースドレイン間電圧Vdsで、縦軸はドレ
イン電流Idであり、ゲート電圧Vgをパラメータ
として図の曲線の通り変化する。
50は走査側のスイツチング素子回路で、Nチ
ヤンネルMOSトランジスタよりなり、Y電極と
アースライン間に接続され書込みの選択絵素点に
書込み電圧を印加する回路を形成する。
60はY方向電極の奇数番目のラインにカソー
ド側が接続されたアノード共通のダイオードアレ
イである。
70はY方向電極の偶数番目のラインにカソー
ド側が接続されたアノード共通のダイオードアレ
イである。
上記ダイオードアレイ60,70は走査側駆動
線の分離とスイツチング素子の逆バイアスを保護
するものである。
80はダイオードアレイ60の共通線Bを発光
閾値電圧Vth迄引上げるため電源電圧としてVth
を持し、信号S2によつて動作するトランジスタ8
1,82により書込み駆動を行う駆動回路であ
る。
90は同じく共通線Cを発光閾値電圧Vth迄引
上げるため電源電圧としてVthを持ち信号S3によ
つて動作するトランジスタ91,92により書込
み駆動を行う駆動回路である。
100は1フイールド走査の終了時に、薄膜
EL表示装置全面にフイールドリフレツシユパル
スを印加するため信号S4によつて動作するトラン
ジスタ101,102を介して駆動線B,Cにフ
イールドリフレツシユパルスを供給する駆動回路
である。
次にこの回路の動作を第3図のタイムチヤート
とともに説明する。
Γ第1段階T1:予備充電期間 回路50の全ての走査側スイツチング素子SS1
〜SSnのゲートにハイレベル信号を供給し、全て
をON状態にする。このときデータ側スイツチン
グ素子回路40の全トランジスタSD1〜SDmは
OFF状態にされている。そして駆動回路20の
入力端子S1に信号が供給されトランジスタ21,
22がオンになり回路30の共通線Aに電圧
Vpreを印加する。従つて全てのデータラインX1
〜Xmより薄膜EL表示装置の全絵素に電圧Vpre
が充電される。ここで電圧Vpreは薄膜EL素子の
発光電圧Vwと閾値電圧Vthとの間に、Vpre=Vw
−Vthの関係がある。
Γ第2段階T2:放電変調期間 走査側スイツチング回路50のトランジスタ
SS1〜SSnの全てをOFFにし、変調側駆動回路4
0の非発光絵素に接続されたトランジスタを選択
してトランジスタSD1〜SDmを入力電圧と出力電
流に一定の関係を有するよう定電流駆動させて、
上記第1段階にて充電された電荷を定電流放電す
る。回路40のトランジスタSDiの出力に流れる
放電電流をidとしたとき、 id=−CdV/dt …………(1) (但し、Cは変調側駆動ラインX1〜Xmから見た
各ラインの容量の合計、即ち、マトリツクスパネ
ルの1絵素容量をCeとして全ての絵素容量は同
じであり総絵素数がnのときC=nCeである。) の関係があり、またトランジスタSD1〜SDmは定
電流型駆動素子であるから、単位時間当りの放電
電圧Vは、 V=∫〓−id/Cdt=Vpre−id/Cτ…………(2
) (但し、τは放電時間) となる。
今、例えば変調側駆動回路40の素子として入
力ゲート電圧Vgとドレイン電流Idが次式の比例
関係を有するNチヤンネルMOSトランジスタを
使用する。
Id=gm・Vg …………(3) (但し、gmはトランジスタのゲート−ドレイン間
の相互コンダクタンスであり、この式では比例定
数とする。) 変調側駆動回路40に接続された駆動線Xiを
駆動する定電流型駆動素子SDiの入力ゲート電圧
Vg(i)とし、その相互コンダクタンスをgm(i)とし
た場合、電圧Vg(i)を期間τの間、トランジスタ
SDiのゲートに印加した後の駆動線Xiの電圧V(i)
は、上記(2)、(3)式より V(i)=Vpre−id/Cτ=Vpre−Id/Cτ=Vpre−gm(i)/C・Vg(i)・τ…………(4) (但し、Idはドレイン電流で、放電電流idと同じ
である。) となる。
回路40を構成する素子SD1〜SDmの相互コン
ダクタンスgmが充分にバラツキの少ない素子で
あるとすると、即ちgm(i)≒gm(K≠i)=gmが
成立し、従つてgm/Cは定数Kとみなすことがで き、(4)式は次式(5)のようになる。
V(i)=Vpre−K・Vg(i)・τ …………(5) この(5)式より電圧V(i)を決定するパラメータに
は、駆動素子SDiの入力ゲート電圧Vg(i)と入力ゲ
ート電圧印加時間τの二つあることが分る。
従つて、薄膜EL素子を振幅変調して中間調表
示するための手段には、定電流型駆動素子の入力
に一定期間映像信号に対応する振幅を持つ信号を
加えると法と、定電流型駆動素子の入力に映像信
号に対応するパルス幅をもち一定電圧の信号を加
える方法がある。前者を振幅変調入力信号による
振幅変調駆動方式、後者をパルス幅変調入力信号
による振幅変調駆動方式という。
振幅変調入力信号による振幅変調駆動方式は、
トランジスタSDiのゲートに映像信号に応じて電
圧が変化する信号を加えれば、この方式を実施で
きる。
またパルス幅変調入力信号による振幅変調駆動
方式は、トランジスタSDiの入力に映像信号に応
じてパルス幅が変化する信号を加えればこの方式
を実施できる。
この第2段階で書込み絵素に映像信号の大きさ
に応じた電圧が予備充電される。
Γ第3段階T3:書込み駆動期間 次に走査側スイツチング回路50の全トランジ
スタSS1〜SSn及びデータ側スイツチング回路4
0の全トランジスタSD1〜SDmをOFF状態にす
る。
この状態のとき、変調側駆動電極X1〜Xmは第
2段階における変調側素子SD1〜SDmの入力に応
じた電圧V(i)、i=1、2、…………、mにてホ
ールドされている。
ここで選択された走査電極Yjを駆動する駆動
素子、即ちトランジスタSSjをONにして、他の
全ての走査側駆動素子即ち、トランジスタSSlj
はOFF状態に保つ。このとき走査電極Yjが奇数
番目の走査電極であるとすると、偶数番目の走査
電極に接続されたダイオードアレイ回路70の共
通線Cを書込み駆動回路90によつて発光閾値電
圧Vthまで引上げる。この書込み駆動によつて選
択走査電極Yjを除く全ての走査側電極Yljは発
光閾値電圧Vth迄引上げられるため変調側電極X1
〜Xmの電圧Vw(i)、i=1、2、…………mは Vw(i)=V(i)+Vth …………(6) となる。
選択された走査電極YjのトランジスタはON状
態にあるため、選択走査電極Yj上の絵素E
(i、j)には(6)式の電圧が印加され書込み電圧
Vw(i)に対応した発光が行われる。
一方選択されていない走査電極Yljの絵素E
(i、l≠j)に印加される電圧はV(i)である。
選択走査電極Yj上の選択絵素を発光せしめ、
非選択走査電極Ylj上の非選択絵素を発光させ
ないようにするためには上記各電圧は V(i)VpreVthVw(i) …………(7) の関係になるように共通線駆動回路20,80,
90,100の各電圧を設定しておく。
以上の3段階により選択走査電極Yj上の絵素
を中間調書込み駆動することができる。
次に奇数番目の走査電極の書込みが終つた後、
順次駆動のため偶数番目の走査電極の書込みをす
るには、第1段階T1:予備充電、第2段階T2
放電変調期間の各駆動を既述の通り行う。第3段
階T3:書込み駆動のとき、走査電極Yj+1を選択
し、偶数番目の走査電極を書込むために、奇数番
目の走査電極に接続されたダイオードアレイ回路
60の共通線Bを書込み駆動回路80によつて発
光閾値電圧Vthまで引上げる。
以上第1段階、第2段階、第3段階の駆動を繰
返して奇数番目の走査電極と偶数番目の走査電極
を順次書込み駆動する。
そして順次走査が終り一フイールドの中間調書
込みが終了したとき、フイールドリフレツシユパ
ルスが駆動回路100、ダイオードアレイ回路6
0,70を介して加えられる。このとき走査側ス
イツチング回路50の全トランジスタSS1〜SSn
はオフ、データ側スイツチング回路40の全トラ
ンジスタSD1〜SDmはオンにされる。フイールド
リフレツシユパルスの電圧値は上記各走査電極ご
とより加えられた最高輝度の書込み電圧と等し
く、薄膜EL表示装置にとつて逆極性になるよう
加える。従つて薄膜EL表示装置は書込み電圧と
フイールドリフレツシユパルスとで交番駆動され
ることになる。フイールドリフレツシユパルスが
加えられるとき、書込み電圧が加えられた絵素は
分極しているため、この分極による電界とフイー
ルドリフレツシユパルスとが重畳して書込み絵素
のみを発光させる。書込み絵素の分極量は発光輝
度の大きさに比例しているので、フイールドリフ
レツシユパルスが印加されたときも上記分極量に
応じた発光、即ち中間調表示をする。またフイー
ルドリフレツシユパルスは分極の偏りをなくし次
のフイールドで書込み電圧が加えられてときに書
込み絵素の発光を可能にしている。
この実施例において、各電圧及びパルス定数は
次のように決められた。
Vpre=70(ボルト) Vth=140(ボルト) −Vw=−210(ボルト) 印加パルス幅:40(μsec) 一フイールド期間:16.7(msec) なお、上記実施例において、書込み駆動回路8
0,90は発光閾値電圧Vthを供給するが、この
回路は発光閾値電圧以下の電圧を供給すればよ
く、そしてこの発光閾値電圧より低下した電圧分
だけを駆動回路20の電圧を上昇させる必要があ
る。但し駆動回路20の供給電圧が発光閾値電圧
を越えてはならない。
また薄膜EL表示装置が印加電圧と発光輝度に
ヒステリシス特性を持つ場合には、上記実施例と
同様にして書込みをすることができる。また駆動
回路80,90からの供給電圧を維持電圧に変化
させるか又は維持電圧を持つ駆動回路を用意すれ
ば維持駆動することができる。このとき維持駆動
を交番駆動するためにはデータ側走査電極の側に
逆極性の維持電圧を供給する回路を用意すればよ
い。更に消去駆動は駆動回路80,90からの供
給電圧を消去電圧に変化させるか、又は消去電圧
を持つ駆動回路を用意すればよい。
ところで、先願発明において、予備充電をする
ときの消費電力は、薄膜EL素子の合計の静電容
量をCとするとき、C・(Vpre)2になる。
この予備充電時の消費電力を半減することを目
的として本件出願人は特願昭53−10093号「薄膜
EL表示装置の駆動回路及び駆動方法」にて新た
に開発した駆動方式を提唱している。この駆動方
式に係る回路構成図を第5図に示し、以下第5図
に基いて説明する。第2図と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。
但し、回路80と90の電圧Vwaは、発光開始
電圧Vthと最高輝度発光電圧V0との中間電圧Vwa
=Vth+V/2である。
また回路110は共通線B,Cを介して走査電
極側より予備充電電圧Vpreを印加する回路で、
信号S12によつて動作するトランジスタ111,
112を備えている。
次にこの回路の動作の詳細について第6図乃至
第8図に示すタイムチヤートとともに説明する。
Γ第1段階T1:予備充電期間 回路50の全ての走査側スイツチング素子SS1
〜SSnのゲートにハイレベル信号を供給し、全て
をON状態にする。このときデーター側のスイツ
チング素子回路40のMOSトランジスターの全
てはOFF状態にされている。そして駆動回路2
0の入力端子S11に信号が供給されトランジスタ
21,22がONになり、回路30の共通線Aに
予備充電電圧Vpreを印加する。
従つて全てのデーターラインX1〜Xmより薄膜
EL表示装置の全絵素に電圧Vpreが充電される。
ここで電圧Vpreは薄膜EL素子の最高輝度発光電
圧V0と閾電圧Vthとの間に2Vpre=V0=Vthの関
係がある。
Γ第2段階T2:放電変調及び走査側引き上げ期
間 走査側スイツチング回路50のMOSトランジ
スタSS1〜SSnの全てをOFFし、データー側スイ
ツチング素子アレイの内非発光絵素に接続された
MOSトランジスターSDK(K≠i)のみONし、
発光絵素E(i、j)に接続されたMOSトラン
ジスターSDiはOFFに保つ、またこのMOSトラ
ンジスターSDKをONする同タイミングで走査側
予備充電回路110の入力端子S12に信号が供給
され、トランジスター111,112をONにし
回路60,70の共通線B,Cに電圧Vpreを印
加し全絵素を走査側から引き上げる。
Γ第3段階T3:書込み駆動期間 次に第5図中絵素E(i、j)を例えば書込み
絵素点とすると、該選択点と接続されていない回
路70の共通線Cを書込み電圧Vwaに引き上げる
為、回路90の入力端子S14に信号が供給され
る。
この時、絵素E(i、j)の走査側MOSトラ
ンジスターSSjのみONし、他の走査側MOSトラ
ンジスターSSlはOFFに保たれる。
またこの期間中データー側MOSトランジスタ
ーはすべてOFFに保たれる。この書込み駆動に
よつて選択走査電極Yjを除く全ての走査側電極
は発光開始電圧Vthと最高輝度発光電圧V0との中
間電圧Vwa(Vth+V/2)迄引き上げられる。
以上第1〜第3段階の駆動により第8図に代表
例として絵素E(i、j)、E(i、j+1)の
印加波形を示す如く選択走査電極上の各絵素に
は、発光を望む場合電圧Vwa+Vpreが印加さ
れ、また発光を望まない場合電圧Vwa−Vpreが
印加され変調電圧は2Vpreとなる。
なお選択走査電極外の各絵素には±Vpreの電
圧が印加されるが、通常電圧Vpreは電圧Vthより
十分低く保たれる為、発光を供うことはない。
そして順次走査が終りフイールドリフレツシユ
パルスが駆動回路100、ダイオードアレイ回路
60,70を介して加えられる。このとき走査側
スイツチング素子回路50の全MOSトランジス
ターはOFFデーター側スイツチング回路40の
全MOSトランジスターはONされる。フイールド
リフレツシユパルスの電圧値は上記走査電極ごと
より加えられた最高輝度の書込み電圧V0と等し
く薄膜EL表示装置にとつて逆極性となるよう加
える。フイールドリフレツシユパルスが加えられ
ると書込み電圧が加えられ発光した絵素は分極し
ている為、この分極による電界とフイールドリフ
レツシユパルスとが重畳して書込み発光した絵素
のみが発光する。
以上のように上記回路構成は書込み駆動の際、
予備充電により変調電圧V(i)を各選択点絵素に印
加する為、変調電圧V(i)の1/2の電圧をデーター
側予備充電回路20により、アノード共通ダイオ
ードアレイ30及び走査側のスイツチング素子ア
レイ50を介して全絵素に充電する。次に走査側
予備充電回路110により、アノード共通ダイオ
ードアレイ60,70を介してすべての走査側電
極を予備充電電圧Vpreに引き上げる。この走査
側から電圧Vpreの引き上げ時、データー側スイ
ツチング素子アレイ40の内非選択点(ライン)
に接続されているスイツチング素子を導通状態に
する。
以上の駆動によりデーター側非選択ラインは
Ov選択ラインは2Vpreの電位を持ち、1/2変調電
圧を二度該ELパネルに印加することにより、所
定の変調電圧を得ることが可能である。従つて予
備充電時の消費電力は2C(1/2V)より1/2
CV2となる。
ところで、薄膜EL表示装置を用いて、文字記
号等を表示する際に、表示態様により選択走査ラ
インに点灯絵素が存在しない場合がある。例えば
12行表示可能な薄膜EL表示装置に於いて、実際
の表示は1行乃至2行で表示可能であり、他の行
は表示に不要となる場合等である。
本発明はこの点に着目し、通常動作において、
選択走査ラインに点灯絵素のない場合、上記先願
発明中に示された駆動回路に点灯データーの有無
を判別する回路を設け、平均消費電力を低減し得
る駆動方式を提供することを目的としてなされた
ものである。
以下、本発明を実施例に従つて図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第9図は本発明の1実施例である薄膜EL表示
装置の駆動方式を示す回路構成図である。図中第
5図と同一符号は同一内容を示し説明を省略す
る。
点灯データーの有無を判別する回路120はリ
セツト端子付フリツプフロツプ121とANDゲ
ート122によつて構成され、キヤラクターゼネ
レーター123のデータを並列・直列変換器12
4を介してクロツク信号として受ける。フリツプ
フロツプ121の出力QはANDゲート122の
一方の入力端子に接続されプレチヤージ信号Pre
を制御する。またフリツプフロツプ121は1ラ
イン走査ごとにリセツト信号125が加えられ
る。
従つて選択走査ラインに点灯絵素が全くない場
合フリツプフロツプ121の出力Qは論理“0”
でありプリチヤージ信号は回路20の入力端子
S11に入力されない。一方選択走査ラインに1つ
でも点灯絵素があればプリチヤージ信号は入力端
子S11に入力される。なお点灯データーはシフト
レジスター126に入力されクロツク信号12
7、ラツチストローブ信号128によつて制御さ
れデーター側スイツチング回路40に入力され
る。
次に第9図の回路の動作の詳細を第10図A,
B,Cに示すタイミングチヤートを用いて説明す
る。データー側電極を正極性として予備充電する
動作を点灯データーの有無によつて判別した場
合、薄膜EL表示装置の表示の見易さを妨げるこ
となく、平均消費電力を低減することができる。
Γ第一段階T1:予備充電期間 回路50の全ての走査側スイツチング素子SS1
〜SSnのゲートに論理“1”信号を加え全てを
ON状態にする。このときデーター側のスイツチ
ング素子回路40の全MOSトランジスターSD1
SDmはOFF状態にされている。
点灯データーのある場合回路20の入力端子
S11にプリチヤージ信号が供給されダイオードア
レイ31−31mの共通線Aに電圧Vpreが印
加される。従つて、薄膜EL表示の全絵素にデー
ター側を正極性として電圧Vpreが充電される。
点灯データーのない場合全ての走査側スイツチ
ング素子SS1〜SSnのゲートには論理“1”信号
を加えるが、入力端子S11には入力信号を加えな
い。
Γ第二段階T2:放電変調及び設査側引き上げ期
間 走査側スイツチング回路50のMOSトランジ
スターSS1〜SSnの全てをOFFにしデーター側ス
イツチング回路40のMOSトランジスターSD1
SDmの内、非発光絵素に接続されたMOSトラン
ジスターのみONし、発光絵素に接続されたMOS
トランジスターはOFFに保つ。またこのMOSト
ランジスターをONする同じタイミングで走査側
予備充電回路110の入力端子S12にはデーター
の有無にかかわらず信号が供給されダイオードア
レイ60,70の共通線B,Cに電圧Vpreを印
加し、走査側から全絵素を引き上げる。
Γ第三段階T3:書込み駆動期間 次に第9図中選択走査電極を奇数番目のYjと
すると偶数側の電極とダイオードを介して接続さ
れている共通線Cを書込み電圧Vwaに引き上げる
為回路90の入力端子S14に信号が供給される。
このとき選択走査電極に接続されているMOSト
ランジスターのみONし他の走査側MOSトランジ
スターはOFFに保たれる。
またこの期間中データー側MOSトランジスタ
ーはすべてOFFに保たれる。この書込み駆動に
よつて選択走査電極を除くすべての走査側電極は
電圧Vwaまで引き上げられる。
なお、書込み電圧Vwaとプレチヤージ電圧
Vpreは発光開始電圧Vthと最高輝度発光電圧V0
の間に通常次の関係式をもつ。
Vth=Vwa−Vpre V0=Vwa+Vpre 以上の第一〜第三段階の駆動の全走査電極に関
して順次駆動する。
Γリフレツシユ駆動期間 順次走査が終ると、フイールドリフレツシユパ
ルスが駆動回路100、ダイオードアレイ60,
70を介して加えられる。このとき走査側スイツ
チング回路50の全MOSトランジスターは
OFF、データー側スイツチング回路40の全
MOSトランジスターはONされる。
フイールドリフレツシユパルスが加えられると
書込み電圧が加えられ発光した絵素は分極してい
る為、この分極による電界とフイールド、リフレ
ツシユパルスとが重畳して書込み発光した絵素の
み再度発光する。
ところで、このデーター側を正極性として予備
充電する駆動をデーターの有無により判別した場
合においても第10図Cに示す印加波形から明ら
かな如く非発光絵素には電圧Vwa−Vpre、発光
絵素には電圧Vwa+Vpreが印加され、変調電圧
として電位差が2Vpreとなり表示に必要な変調電
圧を低下することは全くない。
そこでデーター判別すると例えば上記駆動方式
を用いた表示装置が駆動オンされ、表示データー
の入力の待機状態とすれば判別しない場合と比べ
て、予備充電に必要な消費電力は1/2に低減する
ことは明らかである。
ところで、この予備充電に必要な消費電力は書
込み駆動、フイールドリフレツシユ駆動に必要な
消費電力と比較して全絵素を負荷とし且つ駆動周
波数が高いことから大きくなる。例えば一例とし
て電極数がX方向の電極240本、Y方向の電極120
本である薄膜EL素子をフレーム周波数100Hz走査
周波数12KHzで駆動する場合予備充電駆動の消
費電力はデーター判別せず且つ全絵素非発光状態
において、書行み駆動、フイールドリフレツシユ
駆動、予備充電駆動の全消費電力のうち70%程度
の消費電力を占める。
従つて、本発明によるデーターの有無の判定回
路を設けることは平均消費電力を低減する上で効
果的であることは明らかである。
なお、データーの転送は第10図中Aのタイミ
ングチヤート中にも示す如く1つ前の走査駆動中
の主に期間T3中に行う。
【図面の簡単な説明】
第1図は薄膜EL表示装置の一部切欠斜視図、
第2図は先願発明の1実施例である駆動回路図、
第3図は第2図の回路のタイムチヤート、第4図
は第2図の回路を構成する素子の電圧一電流特性
図、第5図は先願発明の他の実施例である薄膜
EL表示装置の駆動回路図、第6図乃至第8図は
第5図の回路のタイムチヤート、第9図は本発明
の1実施例である薄膜EL表示装置の駆動方式を
示す回路構成図、第10図A,B,Cは第9図の
タイムチヤートである。 10:薄膜EL表示装置、20:予備充電電源
回路、40:データー側スイツチング回路、5
0:走査側スイツチング回路、80,90:書込
み電圧回路、100:リフレツシユ回路、11
0:予備充電電源回路、121:フリツプフロツ
プ、120:点灯データ判別回路、126:シフ
トレジスター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 EL層の両面に誘電体層を設け、該誘電体層
    の両表面に互いに直交する方向にマトリツクス状
    に電極を形成した薄膜EL表示装置の駆動回路に
    おいて、 前記電極の一方を走査側電極に、他方をデータ
    側電極にそれぞれ設定し、 前記走査側電極と前記データ側電極が交差する
    部分に位置する各絵素部分に所定の予備充電電圧
    を印加する回路と、 表示信号に応じて前記各絵素部分の前記予備充
    電電圧値を修正する回路と、 選択走査ライン上の各絵素部分に、前記修正後
    の印加電圧に重畳させて所定の書込み電圧を印加
    する回路と、 選択走査ラインの点灯絵素の有無を判別する回
    路と、 を具備して成り、 選択走査ライン上の点灯絵素の有無に対応して
    前記予備充電電圧の印加を実行または停止するこ
    とを特徴とする薄膜EL表示装置の駆動回路。
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