JPS62514B2 - - Google Patents

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JPS62514B2
JPS62514B2 JP4744778A JP4744778A JPS62514B2 JP S62514 B2 JPS62514 B2 JP S62514B2 JP 4744778 A JP4744778 A JP 4744778A JP 4744778 A JP4744778 A JP 4744778A JP S62514 B2 JPS62514 B2 JP S62514B2
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voltage
circuit
drive
channel mos
thin film
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Toshihiro Ooba
Shuhei Yasuda
Yoshiharu Kaneishi
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Sharp Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、薄膜EL表示装置の駆動装置におい
て、特に高耐圧NチヤンネルMOS型ICを用いた
駆動装置に関するものである。
まず、本発明の実施例に使用する二重絶縁型薄
膜EL表示素子および先願発明について説明す
る。
本発明に使用する二重絶縁型薄膜EL素子は、
第1図に示すようにガラス基板1の上にIn2O3
りなる帯状の透明電極2を平行に設け、この上に
たとえばY2O3、Si3N4、TiO2、Al2O3などの誘電
物質層3、Mnなどの活性剤をドープしたZnSよ
りなるEL層4、上記と同じくY2O3、Si3N4
TiO2、Al2O3等の誘電物質層3′を蒸着法、スパ
ツタリング法のような薄膜技術を用いて順次500
〜10000Åの膜厚に積層して3層構造にし、その
上に上記透明電極2と直交する方向にAlなどよ
りなる帯状の背面電極5を平行に設けた構成をし
ている。この構成の二重絶縁型薄膜EL表示装置
において、透明電極群2のうちの1つと背面電極
群5のうちの1つに適当な交流電圧を印加する
と、両電極が交差して挾まれた微少面積部分の
EL層4が発光する。この微少面積部分が文字記
号、模様を表示する場合の一絵素に相当する。し
たがつてこの一絵素を1個ずつ選択走査して、ま
たは選択された絵素全部を同時に駆動して文字、
記号等を表示する。この薄膜EL表示装置は高輝
度発光し寿命が長く安定であるなどの点で従来の
分散型EL素子に比べて優れた特性を持つてい
る。
上記薄膜EL素子は、電極間に誘電物質層3,
3′で挾持されたEL層を介在させるものであるか
ら等価回路的には容量性素子と見ることができ
る。そこで、この容量性を利用し、Nチヤンネル
MOS型により駆動回路を構成するマトリツクス
型薄膜EL表示装置の駆動装置を、本件発明者の
中の1発明者が発明し、本願出願人が出願してい
る。この内容に関する出願としては、特願昭51−
92571号、特願昭52−13630号、特願昭52−13631
号、特願昭52−121213号、特願昭52−121214号な
どを挙げることができる。また、本件発明者は上
記の出願の改良を特願昭53−10093号(昭和53年
1月30日出願)で「薄膜EL表示装置の駆動回路
及び駆動方法」として出願している。
上記特許出願のうち、特願昭52−121213号で出
願した発明を以下に説明する。
第2図はこの発明に使用する駆動装置の回路図
を示し、第3図はそのタイムチヤートを示す。
第2図において、10は前記の薄膜EL表示装
置を示し、この図ではX方向の電極X1〜Xnをデ
ータ側電極とし、Y方向電極Y1〜Yoを走査側電
極とし、電極のみを示している。
20は共通線AにVpreを信号S1で動作するト
ランジスタ21,22を介して印加する駆動回路
である。
30はデータ側のダイオードアレイを示し、共
通線AとX電極の間にダイオード31,31
………31nが接続されこれはデータ側駆動線の
分離と後述する高耐圧トランジスタよりなるスイ
ツチング素子の逆バアイスを保護する作用をす
る。
40はデータ側のスイツチング素子回路でNチ
ヤンネルMOSトランジスタよりなり、X電極と
アースライン間に接続され、書込みの非選択絵素
点に充電された電荷を放電させる回路を形成す
る。そしてこのトランジスタは入力電圧に対して
出力電流が第4図に示すように一定の関係を有す
る定電流型駆動素子として動作する。第4図の横
軸はソース−ドレイン間電圧Vdsで、縦軸はドレ
イン電流Idであり、ゲート電圧Vgをパラメータ
として図の曲線のように変化する。
50は走査側のスイツチング素子回路で、Nチ
ヤンネルMOSトランジスタよりなり、Y電極と
アースライン間に接続され書込みの選択絵素点に
書込み電圧を印加する回路を形成する。
60はY方向電極の奇数番目のラインにカソー
ド側が接続されたアノード共通のダイオードアレ
イである。
70はY方向電極の偶数番目のラインにカソー
ド側が接続されたアノード共通のダイオードアレ
イである。
上記ダイオードアレイ60,70は走査側駆動
線の分離とスイツチング素子の逆バイアスを保護
するものである。
80はダイオードアレイ60の共通線Bを発光
閾値電圧Vthまで引上げるため電源電圧として
Vthを持ち、信号S2によつて動作するトランジス
タ81,82により書込み駆動を行う駆動回路で
ある。
90は同じく共通線Cを発光閾値電圧Vthまで
引上げるため電源電圧としてVthを持ち信号S3
よつて動作するトランジスタ91,92により書
込み駆動を行う駆動回路である。
100は1フイールド走査の終了時に、薄膜
EL表示装置全面にフイールドリフレツシユパル
スを印加するため信号S4によつて動作するトラン
ジスタ101,102を介して駆動線B,Cにフ
イールドリフレツシユパルスを供給する駆動回路
である。
次にこの回路の動作を第3図のタイムチヤート
とともに説明する。
Γ第1段階T1:予備充電期間 回路50の全ての走査側スイツチング素子SS1
〜SSoのゲートにハイレベル信号を供給し、総て
をON状態にする。このときデータ側のスイツチ
ング素子回路40の全トランジスタSD1〜SDn
OFF状態にされている。そして駆動回路20の
入力端子S1に信号が供給されトランジスタ21,
22がオンになり回路30の共通線Aに電圧
Vperを印加する。したがつてすべてのデータラ
インX1〜Xnより薄膜EL表示装置の全絵素に電圧
Vpreが充電される。ここで電圧Vpreは薄膜EL素
子の発光電圧Vwと閾値電圧Vthとの間に、Vpre
=Vw−Vthの関係がある。
Γ第2段階T2:放電変調期間 走査側スイツチング回路50のトランジスタ
SS1〜SSoの全てをOFFにし、変調側駆動回路4
0の非発光絵素に接続されたトランジスタを選択
してトランジスタSD1〜SDnを入力電圧と出力電
流に一定の関係を有するよう定電流駆動させて、
上記第1段階にて充電された電荷を定電流放電す
る。回路40のトランジスタSDiの出力に流れる
放電電流をidとしたとき、 id=−cdv/dt ……(1) (ただし、cは変調側駆動ラインX1〜Xnから見
た各ラインの容量の合計、すなわち、マトリツク
スパネルの1絵素容量をceとして全ての絵素容量
は同じであり総絵素数がnのときc=nceであ
る。) の関係があり、またトランジスタSD1〜SDnは定
電流型駆動素子であるから、単位時間当りの放電
電圧Vは、 V=∫〓−id/cdt=vpre−id/cτ ……(2) (ただし、τは放電時間) となる。
今、たとえば変調側駆動回路40の素子として
入力ゲート電圧Vgとドレイン電流Idが次式の比
例関数を有するNチヤンネルMOSトランジスタ
を使用する。
Id=gm・Vg ……(3) (ただしgmはトランジスタのゲート−ドレイン間
の相互コンダクタンスであり、この式では比例定
数とする。) 変調側駆動回路40に接続された駆動線Xiを
駆動する定電流型駆動素子SDiの入力ゲート電圧
をVg(i)とし、その相互コンダクタンスをgm(i)と
した場合、電圧Vg(i)を期間τの間、トランジス
タSDiのゲートに印加した後の駆動線Xiの電圧V
(i)は、上記(2)、(3)式より V(i)=Vpre−id/cτ=Vpre−Id/cτ =Vpre−gm(i)/c・Vg(i)・τ ……(4) (ただし、Idはドレイン電流で、放電電流idと同
じである。) となる。
回路40を構成する素子SD1〜SDnの相互コン
ダクタンスgmが充分にバラツキの少ない素子で
あるとすると、gm(i)≒gm(K≠i)gmが成立
し、したがつてgm/cは定数Kとみなすことがで き、(4)式は次式(5)のようになる。
V(i)=Vpre−K・Vg(i)・τ ……(5) この(5)式より電圧V(i)を決定するパラメータに
は、駆動素子SDiの入力ゲート電圧Vg(i)と入力ゲ
ート電圧印加時間τの二つあることが分る。
したがつて、薄膜EL素子を振幅変調して中間
調表示するための手段には、定電流型駆動素子の
入力に一定期間映像信号に対応する振幅を持つ信
号を加える方法と、定電流型駆動素子の入力に映
像信号に対応するパルス幅をもち一定電圧の信号
を加える方法がある。前者を振幅変調入力信号に
よる振幅変調駆動方式、後者をパルス幅変調入力
信号による振幅変調駆動方式という。
振幅変調入力信号による振幅変調駆動方式は、
トランジスタSDiのゲートに映像信号に応じて電
圧が変化する信号を加えれば、この方式を実施で
きる。
またパルス幅変調入力信号による振幅変調駆動
方式は、トランジスタSDiの入力に映像信号に応
じてパルス幅が変化する信号を加えれば、この方
式を実施できる。
この第2段階で書込み絵素に映像信号の大きさ
に応じた電圧が予備充電される。
Γ第3段階T3:書込み駆動期間 次に走査側スイツチング回路50の全トランジ
スタSS1〜SSoおよびデータ側スイツチング回路
40の全トランジスタSD1〜SDnをOFF状態にす
る。
この状態のとき、変調側駆動電極X1〜Xnは第
2段階における変調側素子SD1〜SDnの入力に応
じた電圧V(i)、i=1、2、………、mにてホー
ルドされている。
ここで選択された走査電極Yjを駆動する駆動
素子、すなわちトランジスタSSjをONにして他
の全ての走査側駆動素子すなわち、トランジスタ
SS1≠jはOFF状態に保つ。この走査電極Yjが奇
数番目の走査電極の場合には、偶数番目の走査電
極に接続されたダイオードアレイ回路70の共通
線cを書込み駆動回路90によつて発光閾値電圧
Vthまで引上げる。この書込み駆動によつて選択
走査電極Yjを除くすべての走査側電極Y1≠jは
発光閾値電圧Vthまで引上げられるため変調側電
極X1〜Xnの電圧Vw(i)、i=1、2、………、
mは Vw(i)=V(i)+Vth ……(6) となる。
選択された走査電極YjのトランジスタはON状
態にあるため、選択走査電極Yj上の絵素E
(i、j)には(6)式の電圧が印加され書込み電圧
Vw(i)に対応した発光が行われる。
一方選択されていない走査電極Y1≠jの絵素
E(i、1≠j)に印加される電圧はV(i)であ
る。
選択走査電極Yj上の選択絵素を発光せしめ、
非選択走査電極Y1≠j上の非選択絵素を発孔さ
せないように上記各電圧は、 V(i)VpreVthVw(i) ……(7) の関係になるように共通線駆動回路20,80,
90,100の各電圧を設定しておく。
以上の3段階により選択走査電極Yj上の絵素
を中間調書込み駆動することができる。
次に奇数番目の走査電極の書込みが終つた後、
順次駆動のため偶数番目の走査電極の書込みをす
るには、第1段階T1:予備充電、第2段階T2
放電変調期間の各駆動を既述の通り行う。第3段
階T3:書込み駆動のとき、走査電極Yj+1を選択
し、偶数番目の走査電極を書込むために、奇数番
目の走査電極に接続されたダイオードアレイ回路
60の共通線Bを書込み駆動回路80によつて発
光閾値電圧Vthまで引上げる。
以上第1段階、第2段階、第3段階の駆動を繰
返して奇数番目の走査電極と偶数番目の走査電極
を順次書込み駆動する。
そして順次走査が終り1フイールドの中間調書
込みが終了したとき、フイールドリフレツシユパ
ルスが駆動回路100、ダイオードアレイ回路6
0,70を介して加えられる。このとき走査側ス
イツチング回路50の全トランジスタSS1〜SSo
はオフ、データ側スイツチング回路40の全トラ
ンジスタSD1〜SDnはオンにされる。フイールド
リフレツシユパルスの電圧値は上記各走査電極ご
とより加えられた最高輝度の書込み電圧と等し
く、薄膜EL表示装置にとつて逆極性になるよう
加える。したがつて薄膜EL表示装置は書込み電
圧とフイールドリフレツシユパルスとで交番駆動
されることになる。フイールドリフレツシユパル
スが加えられるとき、書込み電圧が加えられた絵
素は分極しているため、この分極による電界とフ
イールドリフレツシユパルスとが重畳して書込み
絵素のみを発光させる。書込み絵素の分極量は発
光輝度の大きさに比例しているので、フイールド
リフレツシユパルスが印加されたときも上記分極
量に応じた発光、すなわち中間調表示をする。ま
たフイールドリフレツシユパルスは分極のかたよ
りをなくし、次のフイールドで書込み電圧が加え
られたときに、書込み絵素の発光を可能にしてい
る。
この実施例において、各電圧及びパルス定数は
次のように決められた。
Vpre=70(ボルト) Vth=140(ボルト) −Vw=−210(ボルト) 印加パルス幅:40(μsec) 1フイールド期間:16.7(msec) なお、上記実施例において、書込み駆動回路8
0,90は発光閾値電圧Vthを供給するが、この
回路は発光閾値電圧以下の電圧を供給すればよ
く、そしてこの発光閾値電圧より低下した電圧分
だけを駆動回路20の電圧を上昇させる必要があ
る。ただし駆動回路20の供給電圧が発光閾値電
圧を越えてはならない。
また薄膜EL表示装置が印加電圧と発光輝度に
ヒステリシス特性を持つ場合にも、上記実施例と
同様にして書込みをすることができる。また、駆
動回路80,90からの供給電圧を維持電圧に変
化させるか、または維持電圧を持つ駆動回路を用
意すれば維持駆動することができる。このとき維
持駆動を交番駆動するためにはデータ側走査電極
の側に逆極性の維持電圧を供給する回路を用意す
ればよい。更に消去駆動は駆動回路80,90か
らの供給電圧を消去電圧に変化させるか、または
消去電圧を持つ駆動回路を用意すればよい。
この先願発明は薄膜EL表示装置を中間調表示
するものであるが、まず、この装置に使用される
NチヤンネルMOS型IC(トランジスタ)につい
て第5図とともに簡単に説明する。
NチヤンネルMOSはP型サブストレート41
にN型のソース42、N型のドレイン43を設
け、酸化シリコンなどを介してゲート44を載置
する形状をしている。
ドレイン43はグランド電位であるサブストレ
ート41に対して正電位に保たれる。ドレイン4
3が負にバイアスされると、逆方向に保たれるべ
きPN接合は順方向になり、MOS型トランジスタ
として機能しなくなる。
すなわち、このNチヤンネルMOS型IC(トラ
ンジスタ)を動作中に、ドレインに負のスパイク
ノイズなどが入ると、MOS型ICを損ねたり、
MOS型IC中にシフトレジスタなどの論理回路が
内蔵されている場合、論理回路の論理を乱したり
して表示を見づらくするなどの問題が生じる。
前記先願発明において、表示動作駆動中に、N
チヤンネルMOSのドレインに負のスパイクノイ
ズが入り、表示に悪影響を及ぼしていることが発
見された。このスパイクノイズについて以下に詳
説するが、本発明はこのスパイクノイズによる悪
影響を除去するものである。
第6図に本発明に使用する薄膜EL表示装置の
駆動回路の1実施例を示し(特願昭53−10093号
で出願済のもの)、この回路とともに前記スパイ
クノイズについて説明する。なお、第7図は第6
図に示した回路のタイムチヤートである。また第
2図に示した回路と同一の部分には同一の符号を
付し、説明を省略する。
ただし、回路80と90の電圧Vwaは、発光開
始電圧Vthと最高輝度発光電圧V0との中間電圧
で、Vwa=Vth+V/2である。
また回路110は共通線B,Cを介して走査電
極側より予備充電電圧Vpreを印加する回路で、
信号S2によつて動作するトランジスタ111,1
12を備えている。
次にこの回路の動作の詳細について第7図に示
すタイムチヤートとともに説明する。
Γ第1段階T1:予備充電期間 回路50のすべての走査側スイツチング素子
SS1〜SSoのゲートにハイレベル信号を供給し、
全てをON状態にする。このときデータ側のスイ
ツチング素子回路40のMOSトランジスタのす
べてはOFF状態にされている。そして駆動回路
20の入力端子S1に信号が供給されトランジスタ
21,22がONになり、回路30の共通線Aに
予備充電電圧Vpreを印加する。
したがつて全てのデータラインX1〜Xnより薄
膜EL表示装置の全絵素に電圧Vpreが充電され
る。ここで電圧Vpreは薄膜EL素子の最高輝度発
光電圧V0と閾電圧Vthとの間に2Vpre=V0−Vth
の関係がある。
Γ第2段階T2:放電変調及び走査側引き上げ期
間 走査側スイツチング回路50のMOSトランジ
スタSS1〜SSoのすべてをOFFし、データ側スイ
ツチング素子アレイのうち非発光絵素に接続され
たMOSトランジスタSDK(K≠i)のみONし、
発光絵素E(i、j)に接続されたMOSトラン
ジスタSDiはOFFに保つ、またこのMOSトラン
ジスタSDKをONする同タイミングで走査側予備
充電回路110の入力端子S2に信号が供給され、
トランジスタ111,112をONにし回路6
0,70の共通線B,Cに電圧Vpreを印加し全
絵素を走査側から引き上げる。
Γ第3段階T3:書込み駆動期間 次に第6図中絵素E(i、j)をたとえば書込
み絵素点とすると、該選択点と接続されていない
回路70の共通線Cを書込み電圧Vwaに引き上げ
るため、回路90の入力端子S4に信号が供給され
る。
この時、絵素E(i、j)の走査側MOSトラ
ンジスタSSjのみONし、他の走査側MOSトラン
ジスタSS1(1≠j)はOFFに保たれる。またこ
の期間中データ側MOSトランジスタはすべて
OFFに保たれる。この書込み駆動によつて選択
走査電極Yjを除くすべての走査側電極は発光開
始電圧Vthと最高輝度発光電圧V0との中間電圧
Vwa=Vth+V/2まで引き上げられる。
以上第1〜第3段階の駆動により第6図に代表
例として絵素E(i、j)、E(i、j+1)の
印加波形を示す如く選択走査電極上の各絵素に
は、発光を望む場合電圧Vwa+Vpreが印加さ
れ、また発光を望まない場合電圧Vwa−Vpreが
印加され、変調電圧は2Vpreとなる。
なお選択走査電極外の各絵素には±Vpreの電
圧が印加されるが、通常電圧Vpreは電圧Vthより
十分低く保たれるため、発光を供うことはない。
そして順次走査が終りフイールドリフレツシユ
パルスRefが駆動回路100、ダイオードアレイ
回路60,70を介して加えられる。このとき走
査側スイツチング回路50の全MOSトランジス
タはOFF、データ側スイツチング回路40の全
MOSトランジスタはONにされる。フイールドリ
フレツシユパルスの電圧値は上記各走査電極ごと
により加えられた最高輝度の書込み電圧V0と等
しく薄膜EL表示装置にとつて逆極性となるよう
加える。フイールドリフレツシユパルスが加えら
れると書込み電圧が加えられ発光した絵素は分極
しているため、この分極による電界とフイールド
リフレツシユパルスとが重畳して書込み発光した
絵素のみが発光する。
ところで、第3段階において選択走査電極と全
データ側電極の光差する絵素は、データ側を正極
性としてほぼVwa−Vpre〜Vwa+Vpreに充電さ
れている。そして第1段階に戻る時、つまりデー
タ側を正極性として電圧Vpreの予備充電を開始
する時、Vpre<Vwa±Vpreであるため、上記充
電絵素は放電する。また、フイールドリフレツシ
ユパルスにより全絵素に走査側電極を正極性とす
る充電電荷はNチヤンネルMOS回路50をONし
放電電流が流れる。この放電電流は、絵素の負電
荷側に接続されたNチヤンネルMOS型IC(トラ
ンジスタ)の出力端子(ドレイン)に負のスパイ
クノイズSNを与えることになる。
本発明は上記問題に鑑み、充電電荷の放電時に
正のバイアス電圧VBをNチヤンネルMOSに与え
ることにより、このスパイクノイズの影響を解消
するものである。
本発明の1実施例を第8図に示す。図中、先願
と同一の部分は同一の符号を付し、説明を略す。
120は走査側電極にスイツチSSを用いてバ
イアス電圧VBを印加する回路であり、130は
データ側電極にスイツチSDを用いてバイアス電
圧VB′を印加する回路である。
以下、本発明の動作を説明する。
前記の第3段階(書込み期間)から第1段階
(予備充電期間)に戻る時、バイアス電圧印加回
路120の入力端子SSにハイレベルの信号を与
え、バイアス電圧VBを走査側NチヤンネルMOS
のドレインに加えられる。もしバイアス電圧VB
が印加されないと、走査側回路80,90,11
0中のダイオードおよびダイオードアレイ60,
70を介してグランド電位から絵素に放電電流が
流れる。したがつて、ダイオードの電圧降下分が
負のスパイクノイズとして選択走査電極に接続さ
れているNチヤンネルMOS型トランジスタのド
レインに印加されることになる。
一方、フイールドリフレツシユパルスの放電に
よる負のスパイクノイズの解消の場合は次のよう
にする。フイールドリフレツシユパルスにより全
絵素に走査側電極を正極性とする充電電荷は全走
査側NチヤンネルMOS回路50をONし、同じタ
イミングで回路130の入力端子SDにハイレベ
ルの信号を与え、データ側NチヤンネルMOS回
路40のドレインに正バイアスVB′を与えること
により放電する。もし、NチヤンネルMOS回路
40のドレインに正バイアスを与えないと、予備
充電回路20のダイオードおよびダイオードアレ
イ30を介してグランド電位から放電電流が流れ
る。したがつて、ダイオードの電圧降下分が負の
スパイクノイズとしてデータ側Nチヤンネル
MOS回路40のドレインに印加されることにな
る。
第9図に本発明に使用するタイムチヤートを示
す。なお、バイアス電圧VBおよびVB′はスパイ
クノイズのピーク値|−VP|より大きくするこ
とは言うまでもない。
本発明は、NチヤンネルMOS回路のドレイン
に、放電時に正バイアスを与えるもので、その方
法としては、実施例に示したもの以外に単にDC
電圧をダイオードを介して印加する方法であつて
もかまわない。
以上に述べたように本発明は、マトリツクス型
薄膜EL表示装置のスイツチング回路をNチヤン
ネルMOS型IC(トランジスタ)で構成する場合
に、各絵素に生じる負のスパイクノイズを除去
し、NチヤンネルMOS型ICを保護するととも
に、IC内蔵の論理回路の乱れを防止させること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は薄膜EL表示装置の一部切欠斜視図、
第2図は先願発明の駆動回路図、第3図は第2図
の回路のタイムチヤート、第4図は第2図の回路
を構成する素子の電圧−電流特性図、第5図は本
発明に使用するNチヤンネルMOSの断面図、第
6図は本発明に係わる1実施例の薄膜EL表示装
置の駆動回路図、第7図は第6図の回路のタイム
チヤート、第8図は本発明の駆動装置の駆動回路
の1実施例を示す図、第9図は第8図の回路のタ
イムチヤートである。 10……薄膜EL表示装置、20……予備充電
電源回路、40……データ側スイツチング回路、
50……走査側スイツチング回路、80,90…
…書込み電圧回路、100……リフレツシユ回
路、110……予備充電電源回路、120,13
0……正バイアス印加回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 EL層の両面に誘電体層を設け、該誘電体層
    の両表面に互いに直交する方向に電極を形成した
    薄膜EL表示装置の駆動装置において、 上記電極の一方を走査側電極とし、他方をデー
    タ側電極として、 上記走査側電極と上記データ側電極が交差する
    部分に位置する各絵素部分に、所定の予備充電電
    圧を印加するための第1NチヤンネルMOS型トラ
    ンジスタ群から成る回路と、 選択走査側電極上の書き込み絵素部分に上記予
    備充電電圧に重畳させて書き込み電圧を印加する
    ための第2NチヤンネルMOS型トランジスタ群か
    ら成る回路と、 一走査の終了時にフイールドリフレツシユ電圧
    を印加するためのスイツチング素子から成る回路
    と、 上記書き込み絵素部分に残存する保持電荷を放
    電する際に、上記第1及び第2NチヤンネルMOS
    型トランジスタ群のうち負極性側に位置するNチ
    ヤンネルMOS型トランジスタ群に正のバイアス
    電圧を付与する回路と、 を具備して成ることを特徴とする薄膜EL表示装
    置の駆動装置。
JP4744778A 1978-04-20 1978-04-20 Driving unit of thin film el display device Granted JPS54139395A (en)

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