JPS625044A - 流れ方向制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は少ない風量抵抗で流れを広角に偏向する装置に
関するものであり、空調機器の吹出し口等、空調分野へ
の応用が可能なものである。

従来の技術 従来この種の流れ方向制御装置としては、特開昭５４−
６０６５９号公報に示す様なものか知られていた。この
例では、急激な絞りを有するノズ？し部に流れ方向制御
用の羽根が配置されるという構成であった。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様な構成では、流れが最も絞られた
位置に羽根が配置されているため、流れの偏向に際し風
量抵抗が大きいものであった。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の流れ方向制御装置
は、流れの流出する出口部の少なくともその一方の側に
おいて、その上流側が下流に向かって漸次流路幅を拡大
する形状の上流案内璧、その下流側が下流に向かって漸
次流路巾を拡大する形状の下流案内壁、および前記上流
案内璧と下流案内壁との間に、流れを内側に方向できる
段部とを有し、前記出口部における前記段部近傍に軸を
中心として回動可能な制御翼を設け、この制御翼はその
回動により前記下流案内壁に対する流れの付着動作を制
御しうる位置に配置したものである。

作　　用 本発明は上記した構成により、制御翼の回動による抵抗
の増加が、上流案内璧にて形成される流路幅拡大部で緩
和されるため、より小さな風量抵抗での広角偏向が可能
となるものである。

実施例 第１図〜第４図において本発明の詳細な説明する。

１は流れ方向制御装置である。２は入口部、３は出口部
である、入口部２から出口部ａに至る流路全体の側方は
側板４，５にて拘束されている。

入口部２は、側板４，５およびノズ？し板６，７にて区
画された領域であり、偏向部である出口部３に流ｔ′Ｌ
を供給する部分である。

出口部３はその上流側が、曲面状の上流案内璧８．９、
下流側が曲面状の下流案内壁１０．１１にて形成され、
これらと側板４，５とにより区画された領域となってい
る。− 上流案内璧８，９および下流案内壁１０．１１は、これ
らで形成される流路が下流に向かって漸次その幅を拡大
する様な形状となっている。また、下流案内壁１０．１
１は、それぞれ段部１２，１３、により上流案内璧８，
９より、流れの内側に偏位しでいる。

制御翼１４はその上流部１４　ａが段部１２，１３より
上流側、下流部１４ｂが段部１２，１３より下流側にな
る如く、段部１２，１３の近傍に配置されており、軸１
５を中心として回動可能な構成と、なっている。

次に動作について説明する。

第２図に示す如く制御翼１４が、入口部２の中心軸ｌと
一致している場合を考える。この時入口部２に流入する
流れＡ、は下流からの負荷がかからないため、上流案内
璧８，９に付着することなく、制御翼の両側に沿った流
れＢ、、Ｃ，となり、最終的には合流して直進する流れ
り、となる。また万が一負荷がかかっても均一であれば
、流れＢ１゜Ｃ１はそれぞれ上流案内璧８，９に付着し
たのち、段部１２，１３の作用により、流れＢ１は右側
へ、流れＣ１け左側へと、全体として、流れの内側に方
向づけが行われ、結果的には直進する流れり。

が得られる。

次に第３図の如く制御翼１４がやや時計方向に回転した
場合を考える。上流より流入する流れＡ２は、制御翼１
４により流れＢ２．Ｃ２に分割される。流れＢ２は段部
１２にて右方に方向づけられるが、制御翼１４の下流部
１４ｂが、段部１２より下流になる様設定されているた
め、制御翼１４の方向づけにより、下流案内壁１０に付
着する。

しかしながら制御翼１４の傾斜が小さくこれにより規制
される流れの幅は、やや小さくなる程度ゆえ流れＢ２は
下流案内壁１０の下流端までの付着は生じない。

他方流れＣ２け、段部１３により左方への方向づけを受
け、Ｂ２に合流する流れとなる。最終的に流れＢ２と０
２とけ一体化し、やや左方を向く流れＢ２となる。

更に第４図の如く制御翼１４が時計方向に回転した場合
を考える。上流より流入する流れＡ３は、制御翼１４に
より流れＢ　３．　Ｃ３に分割される。

この時この制御翼１４は流れに対する負荷抵抗として作
用するが、上流案内璧８．９が流路幅を拡大する様に設
定しであるため、流れＢ３は案内壁８の領域まで、また
流れＣ３は案内壁９の領域まで広がることができ、負荷
抵抗の増加を緩和する様に作用する。この状態で流れＢ
３ｔ／′ｉ段部１２にて右方に方向づけられるが制御翼
１４の下流部１４ｂが段部１２より下流になる様設定さ
れているため、制御翼１４の方向づけにより、下流案内
壁１０に付着する。この時制御翼１４の傾斜が大きくこ
れにより規制される流れの幅がかなり小さくなるため流
れは案内壁１０の下流端まで付着する。他方、流れＣ３
は段部１３により左方への方向づけを受は流れＢ３に合
流する流れとなる。最終的に流れＢ３と０３とけ一体化
し、大きく左方へ向く流れＢ３となる。

発明の効果 以上に示したごとく本発明の流れ方向制御装置によれば
次の様な効果が得られる。

流れの流出する出口部において、その上流側が漸次流路
幅を拡大する形状の上流案内璧、その下流側が漸次流路
幅を拡大する形状の下流案内壁となし、これら案内壁の
間に段部全没け、この段差近傍に制御翼を配置している
ため、制御翼の回動による流れの偏向に際し、風量抵抗
の増加が上流案内璧にて形成される流路幅拡大部で緩和
されるため大幅な抵抗の増加を生じることなく広角の偏
向が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す流へ方向制御装置の斜
視図、第２図〜第４図はそれぞれ電１図のｘ−ｘ’線断
面図である。 １・・・・・・流れ方向制御装置、２・・・・・・入口
部、３・・・・・・出口部、８，９・・・・・・上流案
内璧、１０．１１・・・・・下流案内壁、１２．１３・
・・・・・段部、１４・・・・・・制御翼、１５・・・
・・・軸。 代理人の氏名　弁理士　中　尾敏　男　ほか１名１２図 ｔ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　流れの流入する入口部と流出する出口部とを備え、前
   記出口部は少なくともその一方の側にその上流側が下流
   に向かって漸次流路巾を拡大する形状の上流案内璧、そ
   の下流側が下流に向かって漸次流路巾を拡大する形状の
   下流案内壁および、前記上流案内壁と下流案内壁との間
   に、流れを内側に方向づける段部とを有し、前記出口部
   における前記段部近傍に、軸を中心として回動可能な制
   御翼を設け、この制御翼はその回動により前記下流案内
   壁に対する流れの付着動作を制御し得る位置に配置した
   流れ方向制御装置。