JPS6248584A - 印字装置のリボンカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 艮豊光災 この発明は、リボンを用いて印字を行う、熱転写プリン
タ・ドツトインパクトプリンタ・ディジプリンタ等のプ
リンタ、あるいはタイプライタなどの印字装置において
、リボンを収納し、キャリッジに取り付けて使用するリ
ボンカセットに関し、特にそのうち送り出し側および巻
き取り側でパンケーキ状に巻き付けて収納する熱転写リ
ボンやインクリボン（ワンタイムリボン・マルチストラ
イクリボン等）のリボンカセットに関する。

従来技術 一般に、この種のリボンカセットは、その大きさが印字
装置の正面幅に大きく影響する。たとえば、リボンカセ
ットをキャリッジ上に搭載し、キャリッジをプラテンに
沿って左右に往復動して、リボンカセット内に収納され
るリボンを用いてプラテン上の用紙に順次印字を行う印
字装置にあっては、リボンカセットはキャリッジからは
み出して搭載されるから、そのリボンカセットを小さく
すると、左右を縮めて正面幅を小さくすることができる
。

そこで、従来のリボンカセットの中には、第６図に示す
ような構造にして幅寸法（ｆｌ）を小さくしたリボンカ
セットが提案されている。第６図に示すリボンカセット
は、下ケース（１）のリボン収納空間（２）内に固定軸
（３）を立て、該固定軸に三角アーム状の揺動板（４）
を取り付けてその固定軸（３）を中心として回動可能と
し、この揺動板（４）の他の頂点位置にある取付軸（５
）・（６）にそれぞれ送り出しコア（７）および巻き取
りコア（８）を回転自在に取り付けるものである。

そして、付勢ばね（９）で揺動板（４）を付勢し、リボ
ン（］０）を巻き付けた巻き取りコア（８）をフィード
ギヤ（１１）に押し当てている。しかも、前記固定軸（
３）の外周に円筒状の突起（１２）を嵌合し、該突起の
外周に押えばね（１３）を巻き付け。

その先端（１３ａ）を下ケース（１）の底板（１ａ）に
向けて折り曲げてリボン（１０）の送り出・し側のパン
ケーキ（１４）の外周に掛けである。しかして、その押
えばね（１３）で送り出し側のパンケーキ（１４）の回
転に負荷を与えてリボン（１０）にパックテンションを
加え、そのリボン（１０）のたるみの生ずるのを阻止し
ようとしていた。

そこで、この第６図に示すリボン力セッ１−を印字装置
のキャリッジ上に取り付け、印字を行うと、リボン（１
０）は順次送られ、リボン（１０）の巻き取り側のパン
ケーキ（１５）が次第に大きくなる。すると、揺動板（
４）は、付勢ばね（９）に抗して固定軸（３）を中心と
して図中反時計方向に回動し、巻き取りコア（８）が下
ケース（１）の中心側に寄せられ、送り出しコア（７）
が中心から下ケース（１）の周壁（］６）に向けて寄せ
られる。

したがって、リボン（１０）が巻き取られてその外径寸
法が大きくなっても、巻き取り側のパンケーキ（１５）
は、リボンカセット内の広い収納空間に収まる。他方、
送り出し２コア（７）に残りリボンが巻かれるパンケー
キ（１４）は、次第にその外径が小さくなるから、周壁
（１６）に接近しても周壁（１６）近くの収納空間に収
まることとなる。そして、やがてはリボン（１０）が全
て巻き取りコウア（８）に巻き取られて、図中二点鎖線
で示す状態となる。

ところで、このリボン巻き取りにあたって、送り出し側
のパンケーキ（１４）からリボン（１０）を引き出す力
は、一般に１巻き取り始めには該パンケーキ（１４）の
外径が大きいから小さくなり、巻き取りが進んでそのパ
ンケーキ（１４）の外径が小さくなるにつれて次第に大
きくなる。ところが、リボン（１０）には、巻き取りの
初めから終りまで常に一定のパックテンションを加える
必要があるから、そのためには、送り出しパンケーキ（
１４）の外径に応じて変化するリボン（１０）の引き出
し力に対応してそのパンケーキ（１４）に加える回転負
荷の大きさも変化させなければならないのである。

しかしながら、図示した従来のリボンカセットでは、押
えばね（１３）によってリボン（１０）にパックテンシ
ョンを加えるが、その送り出し側のパンケーキ（１４）
の外径寸法の変化に対応して該パンケーキの回転に与え
る負荷の大きさにほとんど変化がなく、これでは、リボ
ン（１０）に常に安定したパックテンションを与えるこ
とができないという欠陥があった。

目　　　　　ヴＬ したがって、この発明の目的は、上記したようにリボン
の巻き取りが進むにつれて変化するそのパンケーキの外
径寸法に対応してリボン収納空間を形成するように揺動
板を回動可能に取り付けたリボンカセットにおいて、リ
ボンの送り出し側のパンケーキの外径寸法の変化に応じ
てそのパンケーキの回転に負荷を加えて、結局繰り出さ
れるリボンに常に一定のパックテンションを与えて安定
したリボン送りを行うことにある。

碧−一一戊 そのために、この発明は、リボン（３４）の送り出し側
および巻き取り側のパンケーキ（３７）・（４８）をと
もに同一の揺動板（２４）上に回転自在に支持し、リボ
ン（３４）の巻き取りにあたって、そのリボン（３４）
が巻かれて変化する前記送り出し側および巻き取り側そ
れぞれのリボンパンケーキ（３７）・（４８）の外径に
対応してリボン収納空間（２２）をつくるように前記揺
動板（２４）を固定軸（２３）を中心として回動可能に
取り付けた印字装置のリボンカセットにおいて、前記揺
動板（２４）の固定軸（２３）に押えばね（３９）を巻
き付け、該、押えばねの一端（３９ａ）を下ケース（２
０）の周壁（２１）に掛けるとともに、他端（３９ｂ）
を前記送り出しパンケーキ（３７）側に掛けて、そのパ
ンケーキ（３７）の回転に負荷を与える如く該パンケー
キ（３７）を押さえてなることを特徴とする。

以下、図面に示すこの発明の一実施例に基づいてこの発
明の詳細な説明する。

第１図および第２図はこの発明のリボンカセットであり
、たとえばディジインパクトプリンタに使用する例を示
す。図示のリボンカセットは、下ケース（２０）上に実
際には上板を被せてなるが、図面ではその上板を取り外
して示す。

下ケース（２０）は、まわりを周壁（２１）で囲み、内
部にリボン収納空間（２２）を形成する。そのリボン収
納空間（２２）の−隅に固定軸（２３）を立てる。

その固定軸（２３）には揺動板（２４）を取り付け、そ
の固定軸（２３）を中心として回動可能とする。揺動板
（２４）は、図示の実施例では、三角アーム形状をなし
、表側の各頂点位置にそれぞれ円筒状の突起（２５）と
２つの軸状の突起（２６）・（ｚ７）を有する。そして
、円筒状突起（２５）を固定軸（２３）に嵌め合わせ、
揺動板（２４）をリボン収納空間（２２）内に回動可能
に収納する。また、下ケース（２０）のリボン収納空間
（２２）内の図中下側には付勢ばね（２８）を取り付け
る。付勢ばね（２８）は、第３図に示すとおり、下ケー
ス（２０）の底板（２９）に立てた固定ダボ（３０）を
支点として、基端を周壁（Ｚｌ）に押し当てて立ち上が
り片（３１）で押さえ、先端を揺動板（２４）の突起（
２６）のあるコーナー（３２）に設ける係止段（３３）
に掛ける。そして、揺動板（２４）に固定軸（２３）を
中心として常に図中時計方向の回動習性を与える。

次に、この揺動板（２４）の一方の輪状突起（２６）に
は、第１１図に示すとおり、リボン（３４）をパンケー
キ状に巻き付けた送り出しコア（３５）を回転自在に嵌
め合わす。そして、送り出しコア（３５）は、第４図に
示すように、その外周のパンケーキコア（３６）に圧入
してその送り出し側のパンケーキ（３７）と一体に回転
可能とする。送り出しコア（３５）の先端部の外周には
環状溝（３８）を設ける。

ところで、揺動板（２４）の円筒状の突起（２５）の外
周には、第１図に示すように、押えばね（３９）を巻き
付ける。押えはね（３９）の一端（３９ａ）は周壁（２
１）の係止凸部（２１ａ）に掛ける。他方、押えばね（
３９）の他端（３９ｂ）は、送り出しコア（３５）の環
状溝（３８）に掛は止める。したがって、押えばね（３
９）は、図中右側の周壁（２１）側に送り出し側のパン
ケーキ（３７）を付勢して該パンケーキの回転に常に負
荷を与えている。

そして、この送り出し側のパンケーキ（３７）からリボ
ン（３４）を繰り出し、底板（２９）に軸支した複数の
ローラ（４０）・（４１）で案内して、送り出し口（４
２）を通していったん外部に引き出す、さらに、外部に
引き出したリボン（３４）は、印字のため使用されて後
再び回収口（４３）を通って内部に引き込む、引き込ん
だリボン（３４）は、同じく底板（２９）に軸支した複
数のローラ（４４）・（４５）で案内して巻き取りコア
（４６）に巻き付ける。

巻き取りコア（４６）は、他方の輪状突起（２７）に回
転自在に嵌め合わす。そして、前記した付勢ばね（２８
）が押えばね（３９）より大きい付勢力をもって、巻き
取りコア（４６）外周をフィードギヤ（４７）に押し当
てる。しかして、フィードギヤ（４７）は図示しないが
このリボンカセットをプリンタ本体のキャリッジ上に取
り付けたとき、歯車列を介してリボン送りモータに接続
され、該モータの回転が伝達され、第１図中矢示方向に
回転しリボン送りを行う構成となっている。

そこで、第１図に示すリボンカセットをプリンタのキャ
リッジ上に取り付け、印字を行うと、リボン（３４）は
順次送られ、巻き取り側のパンケーキ（４８）が次第に
大きくなる。すると、揺動板（２４）は、付勢ばね（２
８）に抗して固定軸（２３）を中心として第１図中反時
計方向に回動し１巻き取リコア（４６）がリボン収納空
間（２２）の中心側に寄せられ、送り出しコア（３５）
が中心から周壁（２１）に向けて寄せられる。したがっ
て、リボン（３４）が巻き取られてその外径寸法が大き
くなっても、そのパンケーキ（４８）は、このリボンカ
セットの十分に広い収納空間（２２）に収まる。他方、
送り出しコア（３５）に残りリボン（３４）が巻かれる
パンケーキ（３７）は、次第にその外径が小さくなるか
ら、周壁（２１）に接近しても周壁（２１）近くの収納
空間に十分に収まることとなる。そして、やがてリボン
（３４）がすべて巻き取りコア（４６）に巻き取られて
、第２図に示す状態となる。

そこで、このようなリボン（３４）の巻き取り過程では
、第１図および第２図に示すとおり、同時に押えばね（
３９）が送り出し側のパンケーキ（３７）をその外径寸
法に応じて適宜付勢してその回転に負荷を与えている。

すなわち、まず巻き取り初期の段階には、第１図に示す
とおり、送り出し側のパンケーキ（３７）の外径寸法が
大きいために該パンケーキからリボン（３４）”を引き
出す力は小さくなるが、このときに押えばね（３９）は
、その一端（３９ａ）に対する他端（３９ｂ）の開き角
度が最も大きくなるから、パンケーキ（３７）には大き
な付勢力が加わるようになっており、これによって、こ
のパンケーキ（３７）には大きな回転負荷がかかってい
る。したがって、リボン（３４）の巻き取りが進んで、
送り出し側のパンケーキ（３７）の外径寸法が小さくな
るにつれて揺動板（２４）が回動すると、押えはね（３
９）の他端（３９ｂ）の開きが徐々に小さくなるから、
これに応じて付勢力が漸次弱くなり、そのパンケーキ（
３７）に加わる回転負荷も次第に小さくなっている。こ
のように、この発明のリボン力セッ（−では、送り出し
側のパンケーキ（３７）の外径寸法に対応してそのリボ
ン（３４）の引き出し力が巻き取り゛初期に小さく、そ
の終期に大きくなることに着目し、このリボン引き出し
力の変化に合わせて、逆に押えばね（３９）のパンケー
キ（３７）の回転に加わる負荷が巻き取り初期に大きく
、その終期に小さくなるように徐々に付勢力を減じ、巻
き取り初めから終りまセリボン（３４）に常に一定のパ
ックテンションを与えるようにする。

なお、上述した実施例では、押えばね（３９）の他端（
３９ｂ）を送り出しコア（３５）の環状溝（３８）に掛
けた。しかし、押えばね（３９）の他端（３９ｂ）は、
第５図に示す如く、底板（２９）に向けて折り曲げて送
り出し側のパンケーキ（３７）の外周に掛けることによ
って該パンケーキに回転負荷を加えるように構成するこ
ともできる。

効　　　果 この発明によれば、上記したようにリボンの巻き取りが
進むにつれて変化するそのパンケーキの外径寸法に対応
してリボン収納空間を形成するように揺動板を回動可能
に取り付けたリボンカセットにおいて、押えばね設け、
その一端を固定側の下ケース周壁に掛け、他端を可動の
送り出しパンケーキ側に掛けて該パンケーキの外径寸法
の変化に対応して該パンケーキの回転に負荷を与えるよ
うにするから、リボン巻き取りにあたって、繰り出され
るリボンに初めから終りまで常に一定のパックテンショ
ンが加えられ、安定したリボン送りを行うことができる
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の一実施例であるリボン
カセットをその上板を取り外して示す平面図であって、
そのうち第１図はリボン巻き取りの初期の段階を示し、
第２図はその巻き取り終期の段階を示す。第３図は、そ
のリボンカセットの揺動板部分の斜視図であり、リボン
およびその送り出し側のパンケーキを二点鎖線で示す。 第４図は、中心に送り出しコアを圧入した送り出し側の
パンケーキの中心部断面図である。第５図は、この発明
の他の実施例であり。 押えばねの他端を折り曲げてパンケーキの外周に掛けた
状態を示す斜視図である。第６図は、従来のリボンカセ
ットを同様に上板を取り外して示す平面図である６

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リボンの送り出し側および巻き取り側のパンケーキをと
   もに同一の揺動板上に回転自在に支持し、リボンの巻き
   取りにあたって、そのリボンが巻かれて変化する前記送
   り出し側および巻き取り側それぞれのリボンパンケーキ
   の外径に対応してリボン収納空間をつくるように前記揺
   動板を固定軸を中心として回動可能に取り付けた印字装
   置のリボンカセットにおいて、前記揺動板の固定軸に押
   えばねを巻き付け、該押えばねの一端を下ケースの周壁
   に掛けるとともに、他端を前記送り出しパンケーキ側に
   掛けて、該パンケーキの回転に負荷を与える如く該送り
   出しパンケーキを押さえてなる、印字装置のリボンカセ
   ット。