JPH0834150A - 印字用カセット - Google Patents

印字用カセット

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JPH0834150A
JPH0834150A JP19206394A JP19206394A JPH0834150A JP H0834150 A JPH0834150 A JP H0834150A JP 19206394 A JP19206394 A JP 19206394A JP 19206394 A JP19206394 A JP 19206394A JP H0834150 A JPH0834150 A JP H0834150A
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誉史 堀内
Koushirou Yamaguchi
晃志郎 山口
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淳 杉本
Yutaka Sugiyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクリボンやフィルムテープの引出しに際
し、スプールが傾いたりするようなことがなく、インク
リボン、フィルムテープの蛇行を防止した印字用カセッ
トを提供する。 【構成】 上下一対のカセットケース5,6からなるカ
セット本体と、インクリボン3が巻回されたリボン供給
スプール13と、リボン供給スプール13からインクリ
ボン3を引き出すとともに巻き取るリボン巻取スプール
16とを有する印字用カセットにおいて、前記下カセッ
トケース5に形成された第1ボス軸36と、第1ボス軸
36に対応して上カセットケース6に形成された第2ボ
ス軸39とを備え、リボン供給スプール13は各第1及
び第2ボス軸36,39とによりカセット本体内で回転
可能に支持された構成を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ印字装置等に使
用する、プリント用インクリボン等を内蔵した印字用カ
セットに関し、特に、カセット本体内でインクリボン等
を巻回するスプールを上下からボス軸によって支持する
ことにより、印字装置における印字処理を安定させるよ
うにした印字用カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、長尺状の印字媒体であるフィ
ルムテープに文字等のキャラクタを印字するテープ印字
装置においては、フィルムテープと、フィルムテープに
印字を施すためのインクリボンと、両面粘着テープとを
所定形状のカセットケースに収納したテープカセットを
テープ印字装置に装着し、テープカセットから供給され
るフィルムテープとインクリボンとを重ね合わせて、サ
ーマルヘッドに通して印字した後、フィルムテープの文
字印字面に両面粘着テープを貼着して文字付テープを作
成することが行われている。かかるテープカセットにお
いては、インクリボンをリボン供給スプールに巻回して
収納し、使用済みのインクリボンを巻取り回収するリボ
ン巻取スプールを備え、リボン巻取スプールを回転駆動
することにより、リボン供給スプールから必要量のイン
クリボンを引き出して印字に供するようになっている。
また、ワードプロセッサ等においては、インクリボンを
所定形状のカセットケースに収納したリボンカセットが
使用されている。
【0003】これらのテープカセット又はリボンカセッ
ト(以下、「印字用カセット」と総称する)において
は、フィルムテープやインクリボン等が巻回されたスプ
ールが、カセット本体に形成された1つのボス軸によっ
てのみ支持されているものであった。そこで、従来の印
字用カセットにおけるリボン供給スプールの支持状態の
一例を図5に示す。図5は、従来の印字用カセットのリ
ボン供給スプール50の断面図である。図5において
は、印字用カセットの下カセットケース51の一部とし
て、ボス軸52が形成されている。ボス軸52の内部は
空洞状とされており、その一部に窓53が形成されてい
る。ボス軸52には、インクリボン56が巻回された円
筒形状のリボン供給スプール50が嵌挿され、そのボス
軸52の内部空洞には、ネジリコイルバネ54が弾縮さ
れた状態で挿入されている。ネジリコイルバネ54の一
端には屈曲部55が設けられており、屈曲部55は、ボ
ス軸52の窓53を通してリボン供給スプール50の内
面に点接触している。一方、下カセットケース51と上
カセットケース57とが嵌合された状態では、図に示す
ように、ボス軸52に嵌挿されたリボン供給スプール5
0の上端が上カセットケース57に当たらないように、
所定距離の隙間が設けられている。
【0004】かかる構成において、ボス軸52の外径と
リボン供給スプール50の内径との間には一定のクリア
ランスがあるので、リボン供給スプール50は本来自由
に回転することができ、インクリボン56が引き出され
るのに伴いボス軸52に支持されて回転する。ところ
で、前記した印字用カセットにおいては、文字等のキャ
ラクタを印字するフィルムテープや、印字されたフィル
ムテープの片面に粘着される両面粘着テープも各スプー
ルに巻回されており、各スプールは前記リボン供給スプ
ール50と同様、下カセットケース51に形成されたボ
ス軸に支持され、回転することにより引き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の印字用カセットにおいては、前記のようにリボン供
給スプール50を下カセットケース51に形成されたボ
ス軸52によって、下方からのみ支持する一方、上端は
支持されず自由であるため、インクリボン56が引き出
される際にリボン供給スプール50が傾いてそのインク
リボン56が蛇行してしまう傾向が大きいという問題点
があった。これにより、インクリボンの場合には、その
インクリボン自体にしわができ、その状態でサーマルヘ
ッドによって印字されたのでは、歪んだ文字等が印字さ
れたり、不鮮明なものとなってしまう。そしてまた、こ
のようにスプールが傾くことは、テープカセットにおけ
るフィルムテープや両面粘着テープについても同様の問
題点を内包している。即ち、フィルムテープのスプール
が傾いた場合には、インクリボンとのズレによって印字
位置がズレたり、歪んだ形で印字されることがある。ま
た、両面粘着テープのスプールが傾いた場合には、両面
粘着テープが蛇行することによってフィルムテープにズ
レて粘着されるため、粘着面がはみ出して取扱いが不便
なものとなることがある。
【0006】そこで本発明は、上述した問題点を解決す
るためになされたものであり、インクリボン、フィルム
テープ又は両面粘着テープの送り出しに際し、スプール
が傾いたりするようなことがなく、インクリボン、フィ
ルムテープ又は両面粘着テープの蛇行を防止した印字用
カセットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の印字用カセットは、上下一対のカセットケー
スからなるカセット本体と、インクリボンが巻回された
リボン供給スプールと、リボン供給スプールからインク
リボンを引き出すとともに巻き取るリボン巻取スプール
とを有する印字用カセットにおいて、前記下カセットケ
ースに形成された第1ボス軸と、前記第1ボス軸に対応
して前記上カセットケースに形成された第2ボス軸とを
備え、前記リボン供給スプールは前記各第1及び第2ボ
ス軸とによりカセット本体内で回転可能に支持された構
成をようするものである。
【0008】また、本発明の印字用カセットは、望まし
くは、上下一対のカセットケースからなるカセット本体
と、インクリボンが巻回されたリボン供給スプールと、
リボン供給スプールからインクリボンを引き出すととも
に巻き取るリボン巻取スプールと、インクリボンを介し
て文字等の印字が行なわれるフィルムテープを巻回した
フィルムテープスプールと、フィルムテープの文字印字
面に貼着される粘着テープを巻回した粘着テープスプー
ルとを有する印字用カセットにおいて、前記下カセット
ケースに形成された第1ボス軸と、前記第1ボス軸に対
応して前記上カセットケースに形成された第2ボス軸と
を備え、前記各リボン供給スプール、フィルムテープス
プール、及び、粘着テープスプールの内少なくとも1つ
のスプールが前記各第1及び第2ボス軸とによりカセッ
ト本体内で回転可能に支持された構成を有するものであ
る。
【0009】
【作用】上下一対のカセットケースからなるカセット本
体にリボン供給スプールに巻回されたインクリボンが回
転可能に支持されており、そのカセット本体が装着され
たテープ印字装置の駆動により、リボン巻取スプールが
回転されてインクリボンが巻取られるとともに、リボン
供給スプールからインクリボンが引き出される。このと
き、下カセットケースに形成された第1ボス軸と、第1
ボス軸に対応して上カセットケースに形成された第2ボ
ス軸とによって支持されたリボン供給スプールが、カセ
ット本体内で回転するので、インクリボンを巻回したス
プールが傾いたりするようなことなく、インクリボンも
蛇行することなく引き出される。
【0010】また、本発明の印字用カセットでは、上下
一対のカセットケースからなるカセット本体にリボン供
給スプールに巻回されたインクリボン、フィルムテープ
スプールに巻回されたフィルムテープ、そして粘着テー
プスプールに巻回された粘着テープが回転可能に支持さ
れており、そのカセット本体が装着されたテープ印字装
置の駆動により、リボン供給スプールからインクリボン
が引き出されると共に、フィルムテープが引き出され
て、そのフィルムテープにインクリボンを介して文字等
の印字が行なわれ、更に印字されたフィルムテープの文
字印字面にやはり引き出された粘着テープが貼着され
る。このとき、下カセットケースに形成された第1ボス
軸と、第1ボス軸に対応して上カセットケースに形成さ
れた第2ボス軸とによって支持されたリボン供給スプー
ル、フィルムテープスプール、及び、粘着テープスプー
ルが、カセット本体内で回転するので、スプールが傾い
たりするようなことなく、インクリボン、フィルムテー
プ、両面粘着テープが蛇行することなく引き出される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の印字用カセットを、長尺状の
フィルムテープに印字を行うテープ印字装置用の印字用
カセットであるテープカセットを具体化した一実施例に
ついて図面を参照して説明する。本実施例のテープカセ
ット1の内部構成を図1に示す。このテープカセット1
は、略直方体形に樹脂等で形成した下カセットケース5
の内部に、被印字媒体であるフィルムテープ2、フィル
ムテープ2に印字を施すためのインクリボン3、印字が
なされたフィルムテープ2に裏貼される有色で両面の粘
着テープ4とをそれぞれスプールに巻回して収納したも
のであり、使用済みのインクリボン3を巻取るリボン巻
取スプール16も備えられている。
【0012】また、フィルムテープ2は、フィルムテー
プスプール15に巻回されて収納されている。フィルム
テープスプール15から引き出されたフィルムテープ2
は、補助ガイド20、テープガイド21を経由してテー
プカセット1の開口部22を通過し、テープ印字装置か
ら回転駆動を受けるテープ駆動ローラ19に導かれてテ
ープカセット1の外部に至る。
【0013】インクリボン3は、その終端がリボン供給
スプール13に接合され、巻回されて収納されている。
リボン供給スプール13から引き出されたインクリボン
3は、リボンガイド23を経由してフィルムテープ2と
重ね合わされ、フィルムテープ2と共に開口部22を通
過する。その後インクリボン3は、フィルムテープ2か
ら離され、リボンガイド26、補助ガイド25を経由し
て、不図示のテープ印字装置から回転駆動を受けるリボ
ン巻取スプール16に至る。リボン巻取スプール16に
は、インクリボン3の始端が接合され巻取られる。ま
た、リボン巻取スプール16の内側には、内歯18が形
成されている。内歯18は、テープカセット1をテープ
印字装置に装着した際にテープ印字装置の回転駆動端と
嵌合され、内歯18がテープ印字装置から駆動されるこ
とにより、リボン巻取スプール16が回転する。
【0014】粘着テープ4は、片面に剥離紙を重ね合わ
された状態で、剥離紙を外側にして粘着テープスプール
17に巻回されて収納されている。粘着テープスプール
17から引き出された粘着テープ4は、テープ駆動ロー
ラ19に導かれて、剥離紙が重ね合わされていない側の
粘着面がフィルムテープ2に貼着される。そして、フィ
ルムテープ2と共にテープカセット1の外部に至る。ま
た、テープカセット1の開口部22には、テープカセッ
ト1をテープ印字装置に装着した際にテープ印字装置の
印字機構が位置する。テープ印字装置の印字機構は、複
数の発熱素子を配列したサーマルヘッド31と、サーマ
ルヘッド31にインクリボン3とフィルムテープ2とを
押圧するプラテンローラ30とを有している。これらに
より、インクリボン3と重ね合わされたフィルムテープ
2に印字が行なわれる。
【0015】前記の全体構成を有するテープカセット1
は、印字の際には、リボン巻取スプール16が内歯18
を介してテープ印字装置の側から回転駆動を受ける。ま
た、テープ駆動ローラ19もテープ印字装置から回転駆
動を受ける。テープ印字装置側において、テープ駆動ロ
ーラ19と相対する位置には不図示の従動ローラが配置
されており、テープカセット1をテープ印字装置に装着
した状態では、テープ駆動ローラ19と不図示の従動ロ
ーラとは、フィルムテープ2と粘着テープ4とを重ね合
わせた状態で挟持している。そして、テープ駆動ローラ
19が駆動されることにより、フィルムテープ2がフィ
ルムテープスプール15から、粘着テープ4が粘着テー
プスプール17から、それぞれ引き出される。フィルム
テープスプール15と粘着テープスプール17とは、テ
ープが引き出された分だけ回転する。
【0016】また、リボン巻取スプール16が図1中反
時計回りに駆動されることにより、インクリボン3がリ
ボン供給スプール13から引き出される。リボン供給ス
プール13は、インクリボン3が引き出された分だけ反
時計回りに回転する。尚、前記プラテンローラ30がリ
ボン巻取スプール16やテープ駆動ローラ19と同期し
て回転駆動するように構成され、インクリボン3がサー
マルヘッド31とプラテンローラ30とにより、フィル
ムテープ2と重なり合った状態で挟持されつつ、プラテ
ンローラ30の回転により送り出され、その送り出され
た分がリボン巻取スプール16に巻取られる構成とする
ことも可能である。
【0017】次に、本実施例のテープカセット1におけ
る特徴部分である各スプールの取り付け部の機構につい
て説明する。ここで、図2は、リボン供給スプール13
の断面図であり、図3は、フィルムテープスプール15
の断面図であり、図4は、粘着テープスプール17の断
面図である。先ず、図2において、下カセットケース5
の底壁上面には、支持軸35を有するスプール支持部3
6が一体に形成されており、このスプール支持部36に
は、周囲にインクリボン3が巻回されたリボン供給スプ
ール13が一定のクリアランスをもって嵌挿されてい
る。
【0018】また、リボン供給スプール13の内部にお
いて、ボス軸36の上方には回転部材37が嵌挿され配
置されている。ここで、回転部材37は、その上端面に
は円筒状突起部38が形成され、そして、リボン供給ス
プール13に係合されている。これにより、回転部材3
7は、リボン供給スプール13と一体に回転可能となる
ものである。また、円筒状突起部38にはボス軸36の
支持軸35が嵌挿されており、これにより、支持軸35
は、回転部材37の回転時に、回転部材37とボス軸3
6との位置関係を適正に保持する作用を行うものであ
る。更に、上カセットケース6の上壁下面には、ボス軸
39が設けられている。
【0019】更に、前記回転部材37の円筒状突起部3
8と前記ボス軸39の筒状部35との間には、クラッチ
バネ40が配設されている。即ち、クラッチバネ40
は、コイル状の円環部40aとその円環部40aから延
設された係止部40bとを有し、かかるクラッチバネ4
0は、円環部40aが円筒状突起部38に嵌着されると
ともに、係止部40bが係止溝41の一つに係止される
ことにより、回転部材37と前記ボス軸39との間に配
設されている。
【0020】このような構成において、インクリボン3
は、リボン供給スプール13に接合された終端が、テー
プ印字装置から回転駆動を受けるリボン巻取スプール1
6に巻き取られ、リボン供給スプール13から引き出さ
れる。その際、リボン供給スプール13は、ボス軸3
6,39とによって上下の移動が制限されるため、常に
同じ高さからインクリボン3が引き出される。また、リ
ボン供給スプール13が、上端部分でもボス軸39によ
って支持されているため、リボン供給スプール13の傾
きが制限され、常に平行にインクリボン3が引き出され
る。
【0021】次に、図3に示すように、円筒形状のフィ
ルムテープスプール15にはフィルムテープ2が巻回さ
れ、そのフィルムテープスプール15が、回転自在にボ
ス軸41,42に軸支されている。この場合、フィルム
テープスプール15は、上記リボン供給スプール13の
場合と同様、ボス軸41,42が、下テープカセット5
と上テープカセット6から所定高さ突出して形成され、
一本の回転軸をなすよう上下に嵌合されている。
【0022】従って、このような構成により、フィルム
テープスプール15は、下カセットケース5及び上カセ
ットケース6に形成されたボス軸41,42によって、
上下から支持されて回転する。このとき、上記リボン供
給スプール13の場合と同じように、フィルムテープス
プール15は、ボス軸41,42によって上下の移動が
制限されるため、常に同じ高さからフィルムテープ2が
引き出される。また、フィルムテープスプール15が、
上端においてボス軸42によって支持されているため、
フィルムテープスプール15の傾きが制限され、常に平
行にフィルムテープ2が引き出される。
【0023】更に、図4に示すように、円筒形状の粘着
テープスプール17には粘着テープ4が巻回され、その
粘着テープスプール17が、回転自在にボス軸43,4
4に軸支されている。この場合、粘着テープスプール1
7は、上記リボン供給スプール13及びフィルムテープ
スプール15の場合と異なり、ボス軸43,44が、下
カセットケース5と上カセットケース6から所定高さ突
出して形成され、上下が分離するように形成された分離
型をなす。
【0024】従って、このような構成により、粘着テー
プスプール17は上下端部において支持されて回転す
る。このとき、上記リボン供給スプール13の場合と同
じように、粘着テープスプール17は、ボス軸43,4
4によって上下の移動が制限されるため、常に同じ高さ
から粘着テープ4が引き出される。また、粘着テープス
プール17が、上端においてボス軸44によって支持さ
れているため、粘着テープスプール17の傾きが制限さ
れ、常に平行に粘着テープ4が引き出される。
【0025】以上、詳細に説明した本実施例のテープカ
セットによれば、ボス軸36,39,41,42,4
3,44を下カセットケース5及び上カセットケース6
に設けたので、リボン供給スプール13、フィルムテー
プスプール15そして粘着テープスプール17が傾いた
り上下方向に移動することがなくなり、インクリボン
3、フィルムテープ2及び粘着テープ4が蛇行すること
がなくなった。これにより、インクリボン3にしわがで
き、サーマルヘッド31によって歪んだ文字等が印字さ
れたり、不鮮明なものとなってしまうという問題点が解
消され、インクリボン3とフィルムテープ2の重ね合わ
せの位置ズレ等の問題も解消された。また、粘着テープ
4が蛇行することによってフィルムテープ2にズレて粘
着されて、粘着面がはみ出して取扱いが不便なものとな
るといった不都合が解消された。また、図2及び図3に
示したインクリボン3及びフィルムテープ2のボス軸3
6,39あるいはボス軸41,42のように上下一体し
たものでは、上記効果に加え、例えば、なんらかの衝撃
によってスプールがボス軸から外れてしまい回転を妨げ
ることもない。
【0026】なお、前記実施例は本発明を何ら限定する
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形
・改良が可能であることはもちろんである。例えば、上
記実施例では、インクリボン及びフィルムテープについ
ては、ボス軸を上下で嵌合させた一体型を示した一方、
粘着テープについては、ボス軸をスプールの上端部分及
び下端部分に分離させた分離型を示したが、これはイン
クリボン、フィルムテープ及び粘着テープについて、そ
れぞれの構成のものに限定するのではなく、インクリボ
ンについて分離型を用いてもよく、逆に粘着テープにつ
いて一体型を用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明した本発明の印字用カセットに
よれば、前記下カセットケースに形成された第1ボス軸
と、前記第1ボス軸に対応して前記上カセットケースに
形成された第2ボス軸とを備え、前記リボン供給スプー
ルは前記各第1及び第2ボス軸とによりカセット本体内
で回転可能に支持された構成とするので、インクリボン
の引出しに際し、スプールが傾いたりするようなことが
なく、インクリボンの蛇行を防止した印字用カセットの
提供が可能となった。また、本発明の印字用カセット
は、前記下カセットケースに形成された第1ボス軸と、
前記第1ボス軸に対応して前記上カセットケースに形成
された第2ボス軸とを備え、前記各リボン供給スプー
ル、フィルムテープスプール、及び、粘着テープスプー
ルの内少なくとも1つのスプールが前記各第1及び第2
ボス軸とによりカセット本体内で回転可能に支持された
構成を有するので、インクリボン、フィルムテープ又は
粘着テープの引出しに際し、スプールが傾いたりするよ
うなことがなく、インクリボン、フィルムテープそして
粘着テープの蛇行を防止した印字用カセットの提供が可
能となった。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である印字用カセットの内部
構成を示す平面図である。
【図2】リボン供給スプールを示す断面図である。
【図3】フィルムテープスプールを示す断面図である。
【図4】粘着テープスプールを示す断面図である。
【図5】従来の印字用カセットのリボン供給スプールを
示す断面図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 フィルムテープ 3 インクリボン 4 両面粘着テープ 5 下テープカセット 6 上テープカセット 13 リボン供給スプール 15 フィルムテープスプール 17 両面粘着テープスプール 36 ボス軸 39 ボス軸 41 ボス軸 42 ボス軸 43 ボス軸 44 ボス軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 豊 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対のカセットケースからなるカ
    セット本体と、インクリボンが巻回されたリボン供給ス
    プールと、リボン供給スプールからインクリボンを引き
    出すとともに巻き取るリボン巻取スプールとを有する印
    字用カセットにおいて、 前記下カセットケースに形成された第1ボス軸と、 前記第1ボス軸に対応して前記上カセットケースに形成
    された第2ボス軸とを備え、 前記リボン供給スプールは前記各第1及び第2ボス軸と
    によりカセット本体内で回転可能に支持されたことを特
    徴とする印字用カセット。
  2. 【請求項2】 上下一対のカセットケースからなるカ
    セット本体と、インクリボンが巻回されたリボン供給ス
    プールと、リボン供給スプールからインクリボンを引き
    出すとともに巻き取るリボン巻取スプールと、インクリ
    ボンを介して文字等の印字が行なわれるフィルムテープ
    を巻回したフィルムテープスプールと、フィルムテープ
    の文字印字面に貼着される粘着テープを巻回した粘着テ
    ープスプールとを有する印字用カセットにおいて、 前記下カセットケースに形成された第1ボス軸と、 前記第1ボス軸に対応して前記上カセットケースに形成
    された第2ボス軸とを備え、 前記各リボン供給スプール、フィルムテープスプール、
    及び、粘着テープスプールの内少なくとも1つのスプー
    ルが前記各第1及び第2ボス軸とによりカセット本体内
    で回転可能に支持されたことを特徴とする印字用カセッ
    ト。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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