JPS6247562A - 両端機器直結ケ−ブル線路の試験方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、試験用ケースを省略することのできる両端Ｒ
器直結ケーブル線路の試験方法に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 近年、用地の縮小化、送電の信頼度向上の見地からＧＩ
Ｓ（Ｇａｓ　　Ｉｎ５ｕｌａｔａｄ　　Ｓｗｉ　ｔｃｈ
　　ｇｅａｒ）機器が多用されている。このため、地中
送電線の両端が０１８機器に接続されているものや一端
がＧＩＳＢＮ器に他端がトランスに直結されているよう
なケーブル線路が多くなってきている。

しかしながら、このように両端が共にＧＩＳ機器に直結
されるケーブル線路においては、気中露出部が存在しな
いので、気中終端を有するいわゆる普通のケーブル線路
の如く容易に直流耐電圧試験や漏れ電流測定試験あるい
はコロナ測定試験等の特性試験を行なうことができない
難点があった。

このため、従来は、たとえば第５図に示されるように機
器ケース１に、保護抵抗２やブッシング３を内蔵する試
験用ケース４を仮接続し、この試験用ケース４内のブッ
シング３に、他端に気中終端部（図示せず）を有する課
電用リード線５の一端を接続し、課電用リード線の気中
終端部に所定の試験電圧を印加することが行なわれてい
る。

しかしながら、かかる構成の試験方法においては、課電
用設備が大掛かりとなり、その取扱も容易でない上、課
電試験のためのスペースを広くとらなければならない難
点があった。

［発明の目的］ 本発明はこのような従来の難点を解消するためになされ
たもので、試験用ケースを省略し、狭いスペース内にお
いても課電試験等を行い得る両端機器直結ケーブル線路
の試験方法を提供しようとするものでおる。

［発明の実施例１ 以下、本発明を図面に示す一実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す模式図、第２図は本発
明において使用するブッシングの一部断面図である。

第１図および第２図に示すように、両端機器直結ケーブ
ル線路６の一方の機器ケース７に、一端に課電部８、他
端にブッシング９を有する課電用リード線１０のブッシ
ング９を、このブッシングの導体引出電極１１の先端部
１２を機器ケース７内に位置するごとく気密に装着し課
電用リード線１０の課電部８に試験電圧を印加する点は
従来の試験方法と同一である。

本発明においては、従来の試験用ケースを有しないブッ
シング９が機器ケース７に気密に装着され、このブッシ
ング９に課電用リード線１０の他端がプラグイン接続さ
れている。

本発明に係るブッシング９は、第２図に示されるように
、筒状の遮蔽電極１３と、この遮蔽電極１３の外周にこ
の軸と略直行する如く植立させた棒状の導体引出電極１
１と、この導体引出電極１１および遮蔽電極１３の外側
を導体引出電極１１の先端部１２および遮蔽電極１３の
一方の開口部１４を除いて覆うエポキシモールド等のモ
ールド絶縁体１５とで構成されている。なお、遮蔽電極
１３の内周には環状の凹溝１６が設けられ、この凹溝１
６内には径方向に伸縮する環状の接触子１７か配設され
ている。

第３図は課電用リード線１０の他端の要部拡大図を示し
ている。同図において、課電用リード線１０の他端の導
体１７先端には接触子１７にプラグイン接続しうるプラ
グ１８が取着され、絶縁体１９の外周にはストレスコー
ン２０が装着されている。かかる構成の課電用リード線
１０の他端は、ブッシング９の挿入口２１に挿入され、
プラグ１８が遮蔽電極１３内の接触子１７にプラグイン
接続される。しかして、課電用リード線１０の課電部８
に所定の試験電圧を印加することにより、両端機器直結
ケーブル線路の直流耐電圧試験等を行なうことができる
。なお、課電用リード線１０の他端にはストレスコーン
圧縮装置２２を内蔵する保護筒２３が装着されており、
この保護筒２３のフランジ２４がブッシング９の挿入口
の周縁壁に固定されストレスコーン２０に適正な圧縮力
が付与されている。

第４図は、ブッシング９′に保護抵抗２５を内蔵させた
場合の実施例を示している。この実施例においては、遮
蔽電極１３の外周に棒状の内部電極２６が植立され、こ
の内部電極２６と機器ケース７内に露出して配設される
露出電極２７との間に円筒状の複数個の保護抵抗２５が
配設されている。なお図中２８は露出電極２７と保護抵
抗２５間に弾装された導電性のスプリングを示している
。

第４図の実施例におっては、ブッシング９′の先端に保
護抵抗を取着する必要がないので、現地にあける耐電圧
試験等を迅速に行なうことができ、また試験を行なう場
合の所要スペースを縮小化できる利点がある。

なお、図中符号２９は接続ロッド、３０は被試験体たる
機器直流ケーブル線路の端末部、３１はブッシング９．
９′に予めモールド被着されたフランジ、３２は課電用
リード線の半導電層、３３は同遮蔽層、３４は同シース
、３５はシール体をそれぞれ示している。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の両端機器直結ケーブル線路
の試験方法によれば、従来使用していた試験用ケースが
不要となるので、試験を行なうためのスペースを縮小化
でき、ひいては、ＧＩＳＩ器を収容する建屋自体をコン
パクト化できる利点が有る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の試験方法の一実施例を示す模式図、
第２図は本発明において使用するブッシングの一部断面
図、第３図は課電用リード線の他端の拡大断面図、第４
図はブッシングの他の実施例を示す一部断面図、第５図
は従来の試験方法の一部省略模式図である。 ６・・・・・・・・・・・・両端機器直結ケーブル線路
７・・・・・・・・・・・・機器ケース８・・・・・・
・・・・・・課電部 ９．９′・・・ブッシング １０・・・・・・・・・・・・課電用リード線１１・・
・・・・・・・・・・導体引出電極１３・・・・・・・
・・・・・遮蔽電極１７・・・・・・・・・・・・接触
子 １８・・・・・・・・・・・・プラグ 出願人　　　　　昭和電線電纜株式会社代理人弁理士　
　須　山　佐　− （ほか１名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）両端機器直結ケーブル線路の一方の機器ケースに
   、一端に課電部、他端にブッシングを有する課電用リー
   ド線の前記ブッシングを、このブッシングを構成する導
   体引出電極の先端部を前記機器ケース内に位置するごと
   く気密に装着し、前記課電用リード線の課電部に試験電
   圧を印加する両端機器直結ケーブル線路の試験方法にお
   いて、前記ブッシングが、それ自身の内周に接触子を有
   する筒状の遮蔽電極と、この遮蔽電極の外周にその軸と
   直交する如く植立させた導体引出電極と、この導体引出
   電極および前記遮蔽電極の外側を導体引出電極の先端部
   および遮蔽電極の一方の開口部を除いて覆うモールド絶
   縁体とで構成され、前記遮蔽電極内の接触子に、前記課
   電用リード線の他端の導体先端に取着されたプラグをプ
   ラグイン接続することを特徴とする両端機器直結ケーブ
   ル線路の試験方法。
2. （２）導体引出電極が、遮蔽電極の外周に植立させた棒
   状の内部電極と、機器ケース内に露出させた露出電極と
   、これらの電極間に電気的に接続された保護抵抗とで構
   成されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の両端機器直結ケーブル線路の試験方法。