JP2585038B2 - ケーブル試験装置 - Google Patents

ケーブル試験装置

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JP2585038B2 JP62334116A JP33411687A JP2585038B2 JP 2585038 B2 JP2585038 B2 JP 2585038B2 JP 62334116 A JP62334116 A JP 62334116A JP 33411687 A JP33411687 A JP 33411687A JP 2585038 B2 JP2585038 B2 JP 2585038B2
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潤一 品川
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、高電圧ケーブルの電気特性を測定するケー
ブル試験装置に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 近年、送電容量の増大に伴って、超高圧送電用の高電
圧ケーブルの開発が盛んに進められている。この高電圧
ケーブルの開発にあたっては、その絶縁特性の試験ある
いは長期負荷特性の試験等、種々の電気特性試験を欠か
すことができない。
ここで、第6図を使用して、従来一般に使用されてき
たケーブル試験装置の概略構成を説明する。
この装置の課電用電源1からは、この電源の発生した
高電圧を出力するためのケーブル2が引き出されてい
る。このケーブル2の終端は、気中ブッシング3に接続
されている。この気中ブッシング3の基部には、エポキ
シ樹脂等からなるケーブル終端箱4が一体に固定されて
いる。このケーブル終端箱4の内部には、例えばSF6
の絶縁性ガス5が充填されている。又、高電圧は母線6
により接続電極7まで導かれている。
一方、被試験ケーブル10の端末部分には、ストレスコ
ーン等によって端末処理部8が形成されている。この端
末処理部8は、ケーブル終端箱4の一端から挿入され、
接続カバー9により密閉される。その後、ケーブル終端
箱4と接続カバー9とにとり囲まれた端末処理部8の周
辺部分が真空引きされ、絶縁油が充填される。このよう
にして、課電用電源1から被試験ケーブル10に対し、所
定の試験用高電圧が印加される。
ところで、本発明者等は第6図に示したような装置を
使用した場合に、被試験ケーブルに所定の電流を長しな
がら課電を行なう、いわゆる通電試験のために大きなス
ペースが必要となるという難点を解決するために、第7
図に示すような装置を開発した。
図において、課電用電源1からはケーブル2が引き出
されており、このケーブル2の終端は気中ブッシング3
に接続されている。気中ブッシング3の基部には、ケー
ブル終端箱20が設けられており、その内部にはSF6等の
絶縁性ガス5が充填されている。
ケーブル終端箱20の内部には、課電用電源1と電気接
続される母線15の高圧接続端子15Aがガス中ブッシング1
2に接続されている。母線15の他端には、高圧接続端子1
5Aと電気接続された一対のケーブル接続端子15Bをそれ
ぞれ接続する一対のケーブル接続用套管16が設けられて
いる。高圧接続端子15Aとガス中ブッシング12との接続
部分は、高圧シールド25Aによって保護されている。
又、ケーブル接続端子15Bとケーブル接続用套管16との
接続部分は、それぞれ高圧シールド25Bによって保護さ
れている。
一方、被試験ケーブル10は、その両端がケーブル接続
用套管16を介してケーブル接続端子15Bに電気接続され
るよう構成されている。この部分の内部構成は、第6図
で示した従来のものと変るところはない。更に、被試験
ケーブル10には、通電用トランス19により所定の2次電
流が供給されるよう構成されている。
以上の装置は、1つのケーブル終端箱20と1台の気中
ブッシング3を用いて、被試験ケーブル10に試験電流を
流しつつその両端に試験用電圧を印加することができる
ので、比較的小さなスペースで通電試験を実施すること
ができる。
ところで、この第7図に示した装置のケーブル接続用
套管16の周辺部分の詳細な断面構造を第8図を用いて説
明する。
図のように、接続用套管16は、例えば全長2m程度のテ
ーパ状の雌型構成のブロックとされている。
この、接続用套管16は、終端箱ケース21の内部に収容
されており、この終端箱ケース21は、その一端において
蓋22によって気密に封止されている。終端箱ケース21の
内部には、絶縁性のガス23、例えばSF6ガスが充填され
ている。又、接続用套管16の基部には、接続電極24を介
して母線15が接続されている。又、これらの近傍を覆う
よう高圧シールド25が設けられている。接続電極24の接
続用套管16の内部に進入した部分には、雌型コンタクト
27が形成されている。
被試験ケーブル10の終端に形成されたストレスコーン
等からなる端末処理部26の先端部分には、雄型コンタク
ト28が設けられており、上記雌型コンタクト27に嵌り合
うよう構成されている。又、被試験ケーブル10の終端近
傍は接続カバー31に被われている。この接続カバー31
は、蓋22に対して被試験ケーブル10の端末処理部26を気
密に封止するように固定されている。
そして、接続用套管16に端末処理部26を収容した後
は、両者の間に生じた隙間を真空引きし、ここに例えば
絶縁油あるいは絶縁ガス等の絶縁性流体33を充填するこ
とにより、被試験ケーブル10の終端の接続作業が完了す
る。
第7図の被試験ケーブル10の両端は、いずれも第8図
に示したような構成で接続用套管16に接続されることに
なるが、第7図に示したような装置によって、例えば第
6図に示したように、被試験ケーブル10の片端のみを接
続用套管16の一方に装着して課電試験を行なうことも可
能である。ところが、そのような場合、残りの接続用套
管16は使用しないままの状態となる。しかしながら、接
続用套管16中では第8図に示したように、接続電極24の
先端が露出しており、何らかの電界緩和処理を施さなけ
ればコロナ放電等を生じ、種々の障害を発生してしま
う。
(発明の目的) 本発明は以上の点に着目してなされたもので、被試験
ケーブルの端末を接続しない接続用套管に、電界緩和の
ための処理を施したケーブル試験装置を提供することを
目的とするものである。
(発明の概要) 本発明のケーブル試験装置は、被試験ケーブルに高電
圧を印加する課電用電源と、この課電用電源と電気接続
され前記被試験ケーブルの端末を受入れるケーブル終端
箱とから成り、このケーブル終端箱には、前記課電用電
源と電気接続され前記被試験ケーブルの端末を受入れる
2以上のケーブル接続用套管が設けられ、前記被試験ケ
ーブルの端末を接続しない前記ケーブル接続用套管に
は、その接続電極の先端に球状電極が装着され、かつケ
ーブル接続用套管の開口部にはアースリングが配置され
ていることを特徴とするものである。
(発明の実施例) 第1図は、本発明のケーブル試験装置の実施例を示す
主要部縦断面図である。本発明のこの装置の全体構成
は、第7図に示したものとほぼ同様とする。又、そのケ
ーブル接続用套管16の周辺部分の構成も、第8図に示し
たものとほぼ同様であって、同一部分には同一符号を付
し、重複する説明を省略する。
ここで、本発明の試験装置においては、第1図に示し
たような、被試験ケーブルの端末を接続しないケーブル
接続用套管16に対し、盲蓋22′を用いてこれを封止する
と共に、球状電極35とアースリング36とを設けるように
している。この球状電極35には、その一方に雄型コンタ
クト28が設けられ、接続電極24の端部にある雌型コンタ
クト27に嵌り合うように構成されている。一方、盲蓋2
2′の裏面には、4本の足37によってアースリング36が
支持固定されている。
ここで、第2図と第3図を用いて本発明の装置の球状
電極35の作用を説明する。
先ず、第2図は、球状電極35を装着しない場合の、接
続電極24の先端部分における電気力線40の分布を示した
ものである。即ち、第2図のように、接続電極24の先端
部分には、電気力線40が高い密度で集中している。
一方、第3図は、この接続電極24に球状電極35を装着
した場合の電気力線40′の分布を示している。このよう
に、電気力線40′は、第2図に示した場合に比べて、球
状電極35の周面に沿って比較的低い密度で分布すること
になる。このように、接続電極24に球状電極35を装着す
ることによって、この接続電極24の先端部分における電
気力線の集中を緩和し、コロナの発生を防止することが
できる。
尚、この球状電極35は、第4図(a)に示したよう
に、金属製の真球の外周に1本の雄型コンタクト28を植
設した構成としてもよいが、同図(b)に示すように、
金属球の周面の一部をへこませ、そこに雄型コンタクト
28を植設するようにしたものでも差し支えない。この球
状電極は、即ち、実質的に低電位側に向く面がほぼ球面
となっていればよい。
一方、アースリング36は、万一球状電極35で閃絡が生
じた場合、そのストリーマを導き、接続用套管16の参照
を防止するために設けられている。その形状は、第5図
(a)に示すように、いわゆる断面円形のドーナツ状の
リングに足37を取付けたものの他、同図(b)に示すよ
うに、断面半円形の環状リングに足37を取付けたような
構成のものでもよい。このアースリング36は、即ち、球
状電極35に向く面が滑らかな球面となっていれば差し支
えない。尚、当然のことであるが、このアースリング36
は、図示しない導体によって接地されているものとす
る。
ところで、例えば第1図に示した装置において、球状
電極35やアースリング36を装着しないで、この接続用套
管16の内部に絶縁油を充填してこれに油圧を加えても、
接続電極24の先端に生じるコロナ等の発生をある程度防
止することができる。しかしながら、試験電圧が高くな
った場合には、接続電極24を保護している高圧シールド
25と終端箱ケース21との間で閃絡を生じたり、又、接続
電極24と接続用套管16の内壁との間で閃絡を生じること
がある。
本発明の装置によれば、このような事態を防止するこ
とができる。
尚、上記実施例においては、接続用套管16に内部の絶
縁ガス33を充填する実施例を示したが、ここに絶縁油を
充填するようにしても差し支えない。尚、ここに絶縁油
を充填した場合には、フラッシオーバー電圧と油圧との
依存性はあまり明確ではない。しかしながら、先に示し
た実施例のように、SF6などの絶縁性ガスを充填すれ
ば、そのガス圧を変えることによってフラッシオーバー
電圧を制御することができるという利点がある。
(発明の効果) 以上説明した本発明のケーブル試験装置によれば、被
試験ケーブルの端末を接続しない接続用套管に球状電極
とシールドリングを装着するようにしたので、その部分
における電界の集中を緩和し、接続用套管等がフラッシ
オーバーによって破損するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のケーブル試験装置の実施例を示す主要
部縦断面図、第2図と第3図はその球状電極の作用を説
明するための説明図、第4図は球状電極の変形例を示す
説明図、第5図はシールドリングの変形例を示す説明
図、第6図は従来のケーブル試験装置の概略図、第7図
は本発明者等が先に開発したケーブル試験装置の概略
図、第8図はそのケーブル接続用套管の周辺部の縦断面
図である。 1……課電用電源、 10……被試験ケーブル、 15……母線、 16……接続用套管、 21……終端箱ケース、 22′……盲蓋、 23……絶縁性ガス、 24……接続電極、 25……高圧シールド、 33……絶縁流体、 35……球状電極、 36……アースリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 品川 潤一 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 桑木 亮仙 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被試験ケーブルに高電圧を印加する課電用
    電源と、この課電用電源と電気接続され前記被試験ケー
    ブルの端末を受入れるケーブル終端箱とから成り、この
    ケーブル終端箱には、前記課電用電源と電気接続され前
    記被試験ケーブルの端末を受入れる2以上のケーブル接
    続用套管が設けられ、前記被試験ケーブルの端末を接続
    しない前記ケーブル接続用套管には、その接続電極の先
    端に球状電極が接着され、かつケーブル接続用套管の開
    口部にはアースリングが配置されていることを特徴とす
    るケーブル試験装置。
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