JPH09269353A - プレハブ型ケーブル終端部のとう管電気試験装置 - Google Patents

プレハブ型ケーブル終端部のとう管電気試験装置

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Publication number
JPH09269353A
JPH09269353A JP10192996A JP10192996A JPH09269353A JP H09269353 A JPH09269353 A JP H09269353A JP 10192996 A JP10192996 A JP 10192996A JP 10192996 A JP10192996 A JP 10192996A JP H09269353 A JPH09269353 A JP H09269353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
measured
pipe
earthernware
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10192996A
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English (en)
Inventor
Yutaka Matsukura
豊 松倉
Akinori Kuwaki
亮仙 桑木
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH09269353A publication Critical patent/JPH09269353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験時にとう管に加わる電界分布が実際のそ
れと相違し、かつストレスコーンを用いるのでその界面
で生じる部分放電までも測定してしまい、しかも高電圧
の印加でとう管が絶縁破壊する虞れがある。 【解決手段】 ケーブル1の一端側に試験用終端部4を
配し、ケーブル1の他端側に被測定とう管10を取付
け、接続端子7に接続した導体9に球状電極12を取付
け、被測定とう管10に高圧の試験電圧を実際の使用時
と同一電界分布になるように印加すると共に、アース側
電極13を球状電極12と対向させてこれらの間でコロ
ナ放電を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレハブ型ケーブ
ル終端部を構成するとう管を電気試験する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プレハブ型ケーブル終端部において、そ
の絶縁部品であるエポキシとう管は予め工場にて製作さ
れており、出荷前に電気試験が行われている。この電気
試験を行うための従来の試験装置は、絶縁ガスが封入さ
れるケーシングを備え、このケーシング内に被測定とう
管を配すると共に、このとう管に試験用ストレスコーン
を挿入して押圧手段にて押圧し、かつストレスコーンに
絶縁棒を挿入した構成を有していた。そして、とう管に
導体棒を介して試験電圧を印加して部分放電や耐電圧特
性が測定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の試験装置では、とう管に加わる電界分布が実際にケー
ブル終端部に組み込んだとう管に加わる電界分布と相違
している。このため、従来はとう管の実際の使用時にお
ける絶縁特性を正確に測定することが困難であった。
【0004】また、とう管にストレスコーンを押し込む
構造なので、これらの界面でも部分放電が発生し、この
ためとう管自体で発生する部分放電を正確に測定するこ
とができないことがあった。更に、高電圧の試験電圧を
印加すると、コロナ放電によりとう管又はストレスコー
ンが絶縁破壊する虞れがあるため、とう管の絶縁特性を
高精度で測定することができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〈構成〉本発明は、絶縁ガスが封入されるケーシング及
びこのケーシングの一端側に配されて試験電圧が印加さ
れる試験用終端部と、ケーシングの他端側に配される被
測定とう管内に挿入されて一端が試験用終端部と電気接
続される導体と、被測定とう管内に位置して導体の他端
に接続される球状電極と、被測定とう管内に球状電極と
対向して配されるアース側電極とを備えることを特徴と
するプレハブ型ケーブル終端部のとう管電気試験装置で
ある。
【0006】〈作用、効果〉球状電極の被測定とう管内
の位置及び大きさを選定することで、被測定とう管に、
ケーブル終端部に実際に組み込んだ状態と同一の電界分
布を加えることができる。また、ストレスコーンを使用
しないので、被測定とう管で発生する部分放電のみを測
定することが可能である。更に、高電圧の試験電圧を印
加し、又は絶縁ガスの圧力が減少した場合に放電が生じ
ても球状電極とアース側電極との間で放電を発生させる
ことができる。従って、被測定とう管の絶縁破壊を確実
に防止することが可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。図1は本発明に係るプレハブ型
ケーブル終端部のとう管電気試験装置の断面図である。
このとう管電気試験装置は筒状のケーシング1を備え、
ケーシング1の両開口は閉塞板2,3にて閉鎖されてい
る。一方の閉塞板2には試験用終端部4のフランジ部4
aが気密を保持して取付けられ、この取付状態において
試験用終端部4はケーシング1の一端側に位置する。試
験用終端部4としては予め試験により部分放電が発生し
ないものが選定され、そのエポキシ製とう管4b内は、
例えば、コンデンサコーン構造となっている。試験用終
端部4には課電ケーブル5が接続されている。課電ケー
ブル5には図示しない電源より試験電圧が印加される。
【0008】試験用終端部4より伸長する導体接続棒6
には接続端子7の一端部がボルト止めにて固定されてい
る。接続端子7の他端部には挿入穴が設けられ、この挿
入穴には接触子8に代えて後述の導体9の先端を螺入す
るねじを設けてもよい。
【0009】接続端子7の挿入穴には銅棒から成る導体
9の先端が挿入されている。この導体9は被測定とう管
10に挿入配置されている。被測定とう管10はエポキ
シ樹脂より形成されており、他方の閉塞板3に取付金具
11を気密を保持してボルト止めすることによりケーシ
ング1の他端側に位置決め、固定されている。
【0010】被測定とう管10内には球状電極12が配
されている。この球状電極12はねじ部12aを有し、
このねじ部12aは導体9の他端に螺入され、これによ
り被測定とう管10内の所定の位置に位置決めされる。
球状電極12に対してはアース側電極13が対向して配
されている。このアース側電極13は円筒状に形成され
て先端が環状に膨出している。アース側電極13の支持
部13aは小径の閉塞板14にその中央を貫通して支持
され、図示しない接地線等を介して接地されている。閉
塞板14は被測定とう管10の取付金具11に気密を保
持してボルト止めされ、ガス注入口14aを有してい
る。ガス注入口14aは封止栓15にて封止されてい
る。
【0011】尚、接続端子7の両端部はシールドリング
17,17にて覆われており、これらのシールドリング
17は試験用終端部4及び被測定とう管10の先端面に
それぞれ取付けられている。以上の構成を具備するとう
管電気試験装置において、上記被測定とう管10は試験
時に上記したようにケーシング1に取付けられ、かつ導
体9が接続端子7に挿入、接続される。そして、ケーシ
ング1内にはガス注入口1aを介して絶縁ガスとしてS
6 ガス16が、例えば、6kgf/cm2 の圧力にな
るように封入され、また被測定とう管10内には小径の
閉塞板14のガス注入口14aを介してSF6 ガス1
6′が同様に封入される。
【0012】さて、本発明の装置にて部分放電等の試験
を行うには、課電ケーブル5により試験用終端部4に試
験電圧を印加する。本実施形態では610kVの高圧の
試験電圧を印加した。このように試験電圧を印加する
と、球状電極12の位置及び大きさ等により被測定とう
管10に実際にケーブル終端部に組み込んだと同一の電
界分布が得られる。
【0013】また、球状電極12は電界が集中しないよ
うに選定・配置されている。従って、被測定とう管10
に高電圧を印加して電気試験を行うことができる。更
に、試験電圧が高電圧のため、若しくはSF6 ガスの圧
力が低下してコロナが発生しても球状電極12とアース
側電極13との間で放電が生じる。従って、被測定とう
管10の絶縁破壊を防止することができる。そして、ス
トレスコーンを使用しないので、被測定とう管10で発
生する部分放電のみを測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレハブ型ケーブル終端部のとう
管電気試験装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 試験用終端部 7 接続端子 9 導体 10 被測定とう管 12 球状電極 13 アース側電極 16,16′ SF6 ガス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレハブ型ケーブル終端部を構成すると
    う管の電気試験装置であって、 絶縁ガスが封入されるケーシングと、該ケーシングの一
    端側に配されて試験電圧が印加される試験用終端部と、
    前記ケーシングの他端側に配される被測定とう管内に挿
    入されて一端が前記試験用終端部と電気接続される導体
    と、前記被測定とう管内に位置して前記導体の他端に接
    続される球状電極と、前記被測定とう管内に前記球状電
    極と対向して配されるアース側電極とを備えることを特
    徴とするプレハブ型ケーブル終端部のとう管電気試験装
    置。
JP10192996A 1996-04-01 1996-04-01 プレハブ型ケーブル終端部のとう管電気試験装置 Pending JPH09269353A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10192996A JPH09269353A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 プレハブ型ケーブル終端部のとう管電気試験装置

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ID=14313611

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JP10192996A Pending JPH09269353A (ja) 1996-04-01 1996-04-01 プレハブ型ケーブル終端部のとう管電気試験装置

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JP (1) JPH09269353A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197159A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Toshiba Corp 耐電圧試験装置
JP2011038803A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Toshiba Corp 注型品の試験装置およびその試験方法
CN109387752A (zh) * 2018-09-25 2019-02-26 南方电网科学研究院有限责任公司 一种sf6气体在突出物电极结构下临界击穿场强计算方法
CN110376494A (zh) * 2019-07-24 2019-10-25 大连北方互感器集团有限公司 一种用于电压互感器试验的装置

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