JPH0579478U - プレモールド絶縁体のコロナ試験装置 - Google Patents

プレモールド絶縁体のコロナ試験装置

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JPH0579478U
JPH0579478U JP2601692U JP2601692U JPH0579478U JP H0579478 U JPH0579478 U JP H0579478U JP 2601692 U JP2601692 U JP 2601692U JP 2601692 U JP2601692 U JP 2601692U JP H0579478 U JPH0579478 U JP H0579478U
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JP
Japan
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insulator
premolded
corona
electrode
molded
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Pending
Application number
JP2601692U
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English (en)
Inventor
昇 田嶋
右文 瀬尾
晋司 梅田
清一 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、中間接続部の片側を組み立てた状態に
しておいて、プレモールド絶縁体のコロナ試験を行うこ
とがあった。しかしその場合は、プレモールド絶縁体と
エポキシユニットやケーブル絶縁体との間に界面が存在
するため、コロナ放電を検出しても、プレモールド絶縁
体自体からのものか、あるいは上記界面からのものかの
区別がつかなかった。この課題を解決する。 【構成】 絶縁流体46中にプレモールド絶縁体10を
置き、その内部空間の中心軸上に球状電極50を設け、
この電極50とプレモールド絶縁体の半導電部分12と
の間に課電する。コロナ発生場所はプレモールド絶縁体
だけであるから、異常が出た場合は、明らかにプレモー
ルド絶縁体に欠陥があると判断できる。またプレモール
ド絶縁体をセットするだけなので、非常に簡便である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、CVケーブルの終端や中間に用いるプレモールド絶縁体のコロナ 試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレモールド絶縁体にケーブルを挿入し、プレハブジョイントの片端を組立て た状態で試験する等のことが行われている。 図3はその一例で、10はプレモールド絶縁体の全体、12はその半導電部分 、14は絶縁部分である。 20はCVケーブルコアの全体で、22はケーブル導体、24はケーブル絶縁 体;26はエポキシユニット、28は圧力保持装置である。30はコロナ測定器 で、接地線32に接続されている。
【0003】 ケーブル導体22に高電圧を印加し、プレモールド絶縁体10内に発生するコ ロナ放電をコロナ測定器30で測定する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の方法では、プレモールド絶縁体10をケーブルに挿入して組み立て なければならないので、 エポキシユニット26やケーブル絶縁体24とプレモールド絶縁体10との界 面が存在することになる。そのため、たとえコロナ放電が発生したとしても、プ レモールド絶縁体10の内部から発生しているのか、上記界面から発生している のかの区別ができなかった。 プレモールド絶縁体をケーブル絶縁体上に挿入し、エポキシユニットに組込む ため作業がたいへんであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 絶縁流体46中にプレモールド絶縁体10を置き(図1)、そのプレモールド 絶縁体の内部空間の中心軸上に電極50を設け、 この電極50とプレモールド絶縁体10の半導電部分12との間に、試験電圧 を加える。
【0006】
【作用】
プレモールド絶縁体は、半導電ゴム→絶縁ゴム、絶縁ゴム→半導電ゴムと いうように2工程で作るため、半導電ゴムと絶縁ゴムとの界面が剥離するといっ た不良品が発生することがある。 したがって、上記の界面の部分や、実器で高ストレスがかかるストレスコーン 周辺などに高ストレスが加えられれば、プレモールド絶縁体の性能が検証できる 。
【0007】 図1に示す本考案の場合は、半導電部分が高圧電極、電極50が低圧電極とな るため、プレモールド絶縁体のストレスコーン形状に電界が押し出され、半導電 部分12付近の等電位線の間隔が狭まる。すなわち、強い電気ストレスが課かる ようになる。
【0008】 したがって、電極50の位置及び大きさを適当に選ぶことにより、より低い課 電圧で上記の従来の場合同様に、試験に必要な電気ストレスを持つ電界をプレモ ールド絶縁体内に生じさせることができる。
【0009】 プレモールド絶縁体10および電極50は絶縁流体中に置かれるので、試験に 対してノイズとなるコロナは発生しない。 また従来のようにエポキシユニットやケーブル絶縁体との界面が存在しないか ら、それらから発生するコロナによって試験結果が惑わされる心配もなくなる。
【0010】
【実施例1】 図1において、40は終端用の碍管である。この場合は、通常の場合と上下を 逆にして用いる。42が上部金具、44が下部金具、内部には絶縁流体(絶縁油 やSF6などの絶縁ガス)が充満する。 碍管40の内部に金属の台48を設置して、その上にプレモールド絶縁体10 を、絶縁体部分14が下になるようにして直立させる。
【0011】 プレモールド絶縁体10の内部空間の中心軸上に、球状もしくは長球状の電極 50を設ける。電極50は金属の支柱52の上に取り付けてあり、適当な方法で 上下に動かせるようになっている。電極50はまた、別の大きさのものと交換で きるようにもなっている。 電極50と上部金具42とを電気的に接続し、上部金具42に取り付けた接地 線32に流れる部分放電電流をコロナ測定器30で測定する。
【0012】 また、プレモールド絶縁体10の半導電部分12の上端と下部金具44との間 を電気的に接続し、下部金具44に試験用の高電圧を加える。54はシールドリ ングである。
【0013】 プレモールド絶縁体10の電圧階級やサイズが変わったときは、電極50の位 置(上下の)や大きさを変えて、プレモールド絶縁体10の各部に加わる電界の 強さを調節する。
【0014】 プレモールド絶縁体10内にコロナ放電が発生すると、接地線32に電流が流 れるので、それをコロナ測定器30が検出する。
【0015】
【実施例2】 図2の場合は、プレモールド絶縁体10が上記の図1の場合と上下反対にして 置いてある。 碍管40内部に金属の台48を設置し、その上にプレモールド絶縁体10を、 半導電部分12が下になるようにして直立させる。 台48を接地線32と電気的に接続し、電極50に高電圧を加えるようにする 。 その他は、実施例1の場合と同じである。
【0016】 このようにすると、実器と同じように半導電部分が低圧側となる。その他の点 上記の場合と同じである。
【0017】
【考案の効果】
絶縁流体中にプレモールド絶縁体を置き、そのプレモールド絶縁体の内部空間 の中心軸上に電極を設け、この電極とプレモールド絶縁体の半導電部分との間に 課電するようにしてあるので、次の効果がある。 プレモールド絶縁体だけに課電される。異常が出た場合は、明らかにプレモー ルド絶縁体に欠陥があると判断できる。 プレモールド絶縁体を碍管中にセットするだけなので、非常に簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の説明図。
【図2】本考案の異なる実施例の説明図。
【図3】従来技術の説明図。
【符号の説明】
10 プレモールド絶縁体 12 半導電部分 14 絶縁部分 16 立上がり部 20 CVケーブルコア 22 ケーブル導体 24 ケーブル絶縁体 26 エポキシユニット 28 圧力保持装置 30 コロナ測定器 32 接地線 40 碍管 42 上部金具 44 下部金具 46 絶縁流体 48 台 50 電極 52 支柱 54 シールドリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 奥山 清一 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁流体中にプレモールド絶縁体が置い
    てあり、そのプレモールド絶縁体の内部空間の中心軸上
    に電極が設けてあり、かつその電極はコロナ測定器を介
    して接地しており、前記プレモールド絶縁体の半導電部
    分には高電圧が課電できるようになっている、プレモー
    ルド絶縁体のコロナ試験装置。
  2. 【請求項2】 絶縁流体中にプレモールド絶縁体が置い
    てあり、そのプレモールド絶縁体の内部空間の中心軸上
    に電極が設けてあり、前記プレモールド絶縁体の半導電
    部分はコロナ測定器を介して接地しており、前記電極に
    は高電圧が課電できるようになっている、プレモールド
    絶縁体のコロナ試験装置。
JP2601692U 1992-03-27 1992-03-27 プレモールド絶縁体のコロナ試験装置 Pending JPH0579478U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038803A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Toshiba Corp 注型品の試験装置およびその試験方法
JP2012202790A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Exsym Corp プレモールド絶縁体の部分放電試験装置及びプレモールド絶縁体の部分放電試験方法

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JP2011038803A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Toshiba Corp 注型品の試験装置およびその試験方法
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