JPH07333289A - 接続部絶縁補強体の試験装置 - Google Patents
接続部絶縁補強体の試験装置Info
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- JPH07333289A JPH07333289A JP15427594A JP15427594A JPH07333289A JP H07333289 A JPH07333289 A JP H07333289A JP 15427594 A JP15427594 A JP 15427594A JP 15427594 A JP15427594 A JP 15427594A JP H07333289 A JPH07333289 A JP H07333289A
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- Testing Relating To Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁補強体を使用状態に近い電界の中で高い
電圧を加えて試験を行う。 【構成】 絶縁補強体1を圧力容器13の内部に収容
し、蓋19を閉めて絶縁性ガスを封入して試験を行う。
ケーブルにはストレスコーン16を装着し、導体8の先
端には球状電極11Bを持つ電極部11を設ける。球状
電極11Bとリング状電極21によって絶縁補強体1の
貫通孔2の内部における電界緩和が図られる。これによ
り、絶縁補強体1の電界分布を実際の接続部と同様に
し、高い電圧まで試験電圧を加えることができ、装置内
部における部分放電発生を防止し、絶縁補強体自身の内
部における部分放電測定が可能となる。
電圧を加えて試験を行う。 【構成】 絶縁補強体1を圧力容器13の内部に収容
し、蓋19を閉めて絶縁性ガスを封入して試験を行う。
ケーブルにはストレスコーン16を装着し、導体8の先
端には球状電極11Bを持つ電極部11を設ける。球状
電極11Bとリング状電極21によって絶縁補強体1の
貫通孔2の内部における電界緩和が図られる。これによ
り、絶縁補強体1の電界分布を実際の接続部と同様に
し、高い電圧まで試験電圧を加えることができ、装置内
部における部分放電発生を防止し、絶縁補強体自身の内
部における部分放電測定が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CVケーブルのプレハ
ブジョイント等に使用される絶縁補強体の電気試験を行
う接続部絶縁補強体の試験装置に関する。
ブジョイント等に使用される絶縁補強体の電気試験を行
う接続部絶縁補強体の試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブルのプレハブジョイント等に
おいては、ケーブルの接続部を包囲して絶縁補強するた
めに、予めモールド成型した絶縁補強体が使用される。
このような接続部はブロックモールド型接続部と呼ばれ
る。図2に、このような接続部に使用される絶縁補強体
の一例縦断面図を示す。図に示すように、この絶縁補強
体1は軸部に貫通孔2を有し、貫通孔中央部に内部電極
3を配置している。また、この内部電極3はエポキシ樹
脂等による樹脂モールド絶縁体4により包囲されてい
る。内部電極3の貫通孔内部にはケーブルの導体接続部
が配置されて電気的に保護される。また、上記樹脂モー
ルド絶縁体4はポリエチレン樹脂の押出し成型等により
製造される。
おいては、ケーブルの接続部を包囲して絶縁補強するた
めに、予めモールド成型した絶縁補強体が使用される。
このような接続部はブロックモールド型接続部と呼ばれ
る。図2に、このような接続部に使用される絶縁補強体
の一例縦断面図を示す。図に示すように、この絶縁補強
体1は軸部に貫通孔2を有し、貫通孔中央部に内部電極
3を配置している。また、この内部電極3はエポキシ樹
脂等による樹脂モールド絶縁体4により包囲されてい
る。内部電極3の貫通孔内部にはケーブルの導体接続部
が配置されて電気的に保護される。また、上記樹脂モー
ルド絶縁体4はポリエチレン樹脂の押出し成型等により
製造される。
【0003】このように予め工場で製造され、接続現場
に送り出される絶縁補強体は、工場においてその絶縁性
能を点検する必要がある。従来、このような電気試験に
は部分的に試験電圧を加えたり、あるいはX線撮影等に
よる機械的な欠陥検出等を行うようにしていた。
に送り出される絶縁補強体は、工場においてその絶縁性
能を点検する必要がある。従来、このような電気試験に
は部分的に試験電圧を加えたり、あるいはX線撮影等に
よる機械的な欠陥検出等を行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の接続部絶縁補強体の試験装置には、次のような
解決すべき課題があった。絶縁補強体の電気試験を行う
場合には、SF6 ガス等の絶縁性ガス雰囲気中で高電圧
を加えるが、コロナ放電開始電圧があまり高くないた
め、一定以上の電圧を加えることが難しい。また、電界
分布は実際に使用される状態と同様にすることが難し
い。また、絶縁補強体内部における部分放電測定を行お
うとすると、装置の絶縁性ガス中における部分放電によ
る雑音によってその測定が容易でない。
な従来の接続部絶縁補強体の試験装置には、次のような
解決すべき課題があった。絶縁補強体の電気試験を行う
場合には、SF6 ガス等の絶縁性ガス雰囲気中で高電圧
を加えるが、コロナ放電開始電圧があまり高くないた
め、一定以上の電圧を加えることが難しい。また、電界
分布は実際に使用される状態と同様にすることが難し
い。また、絶縁補強体内部における部分放電測定を行お
うとすると、装置の絶縁性ガス中における部分放電によ
る雑音によってその測定が容易でない。
【0005】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、絶縁補強体を使用状態に近い電界の中で高い電圧を
加えて試験を行うことができる接続部絶縁補強体の試験
装置を提供することを目的とするものである。
で、絶縁補強体を使用状態に近い電界の中で高い電圧を
加えて試験を行うことができる接続部絶縁補強体の試験
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の接続部絶縁補強
体の試験装置は、ケーブルの接続部を包囲して絶縁補強
をするための絶縁補強体を、一端に設けた開口から受け
入れて収容する圧力容器と、この圧力容器の他端に設け
られたケーブル挿入孔近傍において、試験電圧印加用の
ケーブルと圧力容器の内壁とに押し付けられる電界緩和
用のストレスコーンと、前記圧力容器の一端に設けた開
口を塞ぐ蓋と、前記試験電圧印加用のケーブルの導体先
端に装着されて、前記絶縁補強体の軸部に設けられた貫
通孔を突き抜けて前記蓋の裏面に球状電極を対向させる
電極部と、前記蓋の裏面に設けられて、前記球状電極と
向かい合うように配置されたリング状電極とを備えたこ
とを特徴とするものである。
体の試験装置は、ケーブルの接続部を包囲して絶縁補強
をするための絶縁補強体を、一端に設けた開口から受け
入れて収容する圧力容器と、この圧力容器の他端に設け
られたケーブル挿入孔近傍において、試験電圧印加用の
ケーブルと圧力容器の内壁とに押し付けられる電界緩和
用のストレスコーンと、前記圧力容器の一端に設けた開
口を塞ぐ蓋と、前記試験電圧印加用のケーブルの導体先
端に装着されて、前記絶縁補強体の軸部に設けられた貫
通孔を突き抜けて前記蓋の裏面に球状電極を対向させる
電極部と、前記蓋の裏面に設けられて、前記球状電極と
向かい合うように配置されたリング状電極とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この装置は、絶縁補強体を圧力容器の内部に収
容し、蓋を閉めて絶縁性ガスを封入して試験を行う。ケ
ーブルにはストレスコーンを装着し、導体の先端には球
状電極を持つ電極部を設ける。球状電極とリング状電極
によって絶縁補強体の貫通孔の内部における電界緩和が
図られる。これにより、絶縁補強体の電界分布を実際の
接続部と同様にし、高い電圧まで試験電圧を加えること
ができ、装置内部における部分放電発生を防止し、絶縁
補強体自身の内部における部分放電測定が可能となる。
容し、蓋を閉めて絶縁性ガスを封入して試験を行う。ケ
ーブルにはストレスコーンを装着し、導体の先端には球
状電極を持つ電極部を設ける。球状電極とリング状電極
によって絶縁補強体の貫通孔の内部における電界緩和が
図られる。これにより、絶縁補強体の電界分布を実際の
接続部と同様にし、高い電圧まで試験電圧を加えること
ができ、装置内部における部分放電発生を防止し、絶縁
補強体自身の内部における部分放電測定が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の接続部絶縁補強体の試験装置
実施例を示す縦断面図である。図において、絶縁補強体
1は、既に図2を用いて説明したように軸部に貫通孔2
を有し、貫通孔中央部に内部電極3を配置して、この内
部電極3を樹脂モールド絶縁体4により包囲して構成さ
れる。絶縁補強体1の貫通孔2には、図の左側から試験
電圧印加用のケーブル5が挿入される。このケーブル5
は、外部半導電層6と絶縁体7を順に段剥し、導体8を
露出させている。導体8の先端には電極部11が圧縮接
続される。
明する。図1は、本発明の接続部絶縁補強体の試験装置
実施例を示す縦断面図である。図において、絶縁補強体
1は、既に図2を用いて説明したように軸部に貫通孔2
を有し、貫通孔中央部に内部電極3を配置して、この内
部電極3を樹脂モールド絶縁体4により包囲して構成さ
れる。絶縁補強体1の貫通孔2には、図の左側から試験
電圧印加用のケーブル5が挿入される。このケーブル5
は、外部半導電層6と絶縁体7を順に段剥し、導体8を
露出させている。導体8の先端には電極部11が圧縮接
続される。
【0009】図3に、図1に示す装置各部の斜視図を示
す。(a)に示すように、絶縁体7の端部から露出した
導体8には軸部11Aと球状電極11Bを備えた電極部
11が圧縮接続される。この球状電極11Bは、軸部1
1Aの外径よりやや小さい外径を持ち、図1に示す絶縁
補強体1の内部電極3の貫通孔を通過し、図1に示すよ
うにその右側まで突き抜けるよう構成されている。
す。(a)に示すように、絶縁体7の端部から露出した
導体8には軸部11Aと球状電極11Bを備えた電極部
11が圧縮接続される。この球状電極11Bは、軸部1
1Aの外径よりやや小さい外径を持ち、図1に示す絶縁
補強体1の内部電極3の貫通孔を通過し、図1に示すよ
うにその右側まで突き抜けるよう構成されている。
【0010】絶縁補強体1は図1に示すような圧力容器
13に収容される。即ち、この圧力容器13の右側部分
に設けられた開口から絶縁補強体1が挿入される。圧力
容器13の左側開口にはケーブル5を貫通させるよう、
その軸部にケーブル挿入孔14Bを有するフランジ14
が配置され、ボルト14Aを用いて圧力容器13の一端
に締め付け固定されている。なお、このフランジ14は
圧力容器13のケーブル挿入孔近傍において配置された
ストレスコーン16を押しパイプ15を用いて押し、ス
トレスコーン16を圧力容器13の内壁とケーブル5の
外周面とに押し付けるよう構成されている。これによっ
て、ストレスコーン16が圧力容器13とケーブル5に
密着し、このケーブル挿入孔14B近傍における電界緩
和を図っている。
13に収容される。即ち、この圧力容器13の右側部分
に設けられた開口から絶縁補強体1が挿入される。圧力
容器13の左側開口にはケーブル5を貫通させるよう、
その軸部にケーブル挿入孔14Bを有するフランジ14
が配置され、ボルト14Aを用いて圧力容器13の一端
に締め付け固定されている。なお、このフランジ14は
圧力容器13のケーブル挿入孔近傍において配置された
ストレスコーン16を押しパイプ15を用いて押し、ス
トレスコーン16を圧力容器13の内壁とケーブル5の
外周面とに押し付けるよう構成されている。これによっ
て、ストレスコーン16が圧力容器13とケーブル5に
密着し、このケーブル挿入孔14B近傍における電界緩
和を図っている。
【0011】なお、圧力容器13の内面には絶縁補強体
1と接する面での電気的保護のために、ほぼ全面にわた
って半導電被膜17が設けられている。この半導電被膜
17も半導電ゴム等から構成される。また、図の右側に
示す圧力容器13の開口には蓋19が装着され、ボルト
19Aを用いて締付固定される。蓋19の内面にも圧力
容器13と同様の半導電被膜17が設けられる。
1と接する面での電気的保護のために、ほぼ全面にわた
って半導電被膜17が設けられている。この半導電被膜
17も半導電ゴム等から構成される。また、図の右側に
示す圧力容器13の開口には蓋19が装着され、ボルト
19Aを用いて締付固定される。蓋19の内面にも圧力
容器13と同様の半導電被膜17が設けられる。
【0012】また、この蓋19の中央部には丁度その先
端を絶縁補強体1の貫通孔2に挿入するように配置され
たリング状電極21が設けられている。このリング状電
極21は図3(b)に示すように、金属リングを何本か
の柱で支持したもので、図1に示すように蓋19の裏面
に設けられて、球状電極11Bに向かい合うように配置
される。また、蓋19の壁面には真空引バルブ22とガ
ス充填バルブ23が設けられている。真空引バルブ22
には図示しない真空ポンプが装着されて内部の空気を吸
引する。ガス充填バルブ23から絶縁性ガス、例えばS
F6 ガス等を供給する。
端を絶縁補強体1の貫通孔2に挿入するように配置され
たリング状電極21が設けられている。このリング状電
極21は図3(b)に示すように、金属リングを何本か
の柱で支持したもので、図1に示すように蓋19の裏面
に設けられて、球状電極11Bに向かい合うように配置
される。また、蓋19の壁面には真空引バルブ22とガ
ス充填バルブ23が設けられている。真空引バルブ22
には図示しない真空ポンプが装着されて内部の空気を吸
引する。ガス充填バルブ23から絶縁性ガス、例えばS
F6 ガス等を供給する。
【0013】以上説明した本発明の接続部絶縁補強体の
試験装置によれば、ケーブル5によって絶縁補強体1に
試験電圧を加えると、ケーブル5や絶縁補強体1に実際
の使用時とほぼ同様の電界が加えられる。しかも、球状
電極11Bやリング状電極21、あるいはストレスコー
ン16等を用いて十分な電界緩和が図られるため、絶縁
性ガス中におけるコロナ放電が発生しにくく、絶縁補強
体内部の部分放電特性の測定が可能となる。しかも、こ
のような十分な電界緩和構成によって、従来より高い電
圧を印加して電気試験を行うことができ、絶縁補強体の
電気性能をより詳しく精密に検証することができる。
試験装置によれば、ケーブル5によって絶縁補強体1に
試験電圧を加えると、ケーブル5や絶縁補強体1に実際
の使用時とほぼ同様の電界が加えられる。しかも、球状
電極11Bやリング状電極21、あるいはストレスコー
ン16等を用いて十分な電界緩和が図られるため、絶縁
性ガス中におけるコロナ放電が発生しにくく、絶縁補強
体内部の部分放電特性の測定が可能となる。しかも、こ
のような十分な電界緩和構成によって、従来より高い電
圧を印加して電気試験を行うことができ、絶縁補強体の
電気性能をより詳しく精密に検証することができる。
【0014】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記の圧力容器13の構成やストレスコーンの形状、フラ
ンジや蓋の形状等は、絶縁補強体を収容できる構成であ
れば自由に変形して差し支えない。上記絶縁補強体は中
央部に内部電極を配置し、これを樹脂モールド絶縁体に
より包囲した構成のものとして説明したが、内部電極の
構成や樹脂モールド絶縁体の構成、その他絶縁補強体の
断面形状自身は自由に変更して差し支えない。
記の圧力容器13の構成やストレスコーンの形状、フラ
ンジや蓋の形状等は、絶縁補強体を収容できる構成であ
れば自由に変形して差し支えない。上記絶縁補強体は中
央部に内部電極を配置し、これを樹脂モールド絶縁体に
より包囲した構成のものとして説明したが、内部電極の
構成や樹脂モールド絶縁体の構成、その他絶縁補強体の
断面形状自身は自由に変更して差し支えない。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明の接続部絶縁補強体
の試験装置によれば、絶縁補強体を一端に設けた開口か
ら受け入れて収容する圧力容器と、圧力容器の他端に設
けられたケーブル挿入孔近傍において、試験電圧印加用
のケーブルと圧力容器の内壁とに押し付けられる電界緩
和用のストレスコーンと、圧力容器の一端に設けた開口
を塞ぐ蓋と、試験電圧印加用のケーブルの導体先端に装
着され、絶縁補強体の軸部に設けられた貫通孔を突き抜
けて蓋の裏面に球状電極を対向させる電極部と、蓋の裏
面に設けられて球状電極と向かい合うように配置された
リング状電極とを備えるようにしたので、装置各部の電
界緩和を十分に行うことができ、従来よりも高い電圧を
加えて絶縁補強体の電気試験を行うことができる。しか
も、電界分布を実際に使用される接続部に近いものに
し、更に絶縁補強体内部の部分放電測定等も可能とな
る。
の試験装置によれば、絶縁補強体を一端に設けた開口か
ら受け入れて収容する圧力容器と、圧力容器の他端に設
けられたケーブル挿入孔近傍において、試験電圧印加用
のケーブルと圧力容器の内壁とに押し付けられる電界緩
和用のストレスコーンと、圧力容器の一端に設けた開口
を塞ぐ蓋と、試験電圧印加用のケーブルの導体先端に装
着され、絶縁補強体の軸部に設けられた貫通孔を突き抜
けて蓋の裏面に球状電極を対向させる電極部と、蓋の裏
面に設けられて球状電極と向かい合うように配置された
リング状電極とを備えるようにしたので、装置各部の電
界緩和を十分に行うことができ、従来よりも高い電圧を
加えて絶縁補強体の電気試験を行うことができる。しか
も、電界分布を実際に使用される接続部に近いものに
し、更に絶縁補強体内部の部分放電測定等も可能とな
る。
【図1】本発明の接続部絶縁補強体の試験装置実施例を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】本発明の試験対象となる絶縁補強体の一例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図3】本発明の装置の各部における部品の斜視図であ
る。
る。
1 絶縁補強体 2 貫通孔 3 内部電極 4 樹脂モールド絶縁体 8 導体 11 電極部 11B 球状電極 13 圧力容器 16 ストレスコーン 19 蓋 21 リング状電極
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーブルの接続部を包囲して絶縁補強を
するための絶縁補強体を、一端に設けた開口から受け入
れて収容する圧力容器と、 この圧力容器の他端に設けられたケーブル挿入孔近傍に
おいて、試験電圧印加用のケーブルと圧力容器の内壁と
に押し付けられる電界緩和用のストレスコーンと、 前記圧力容器の一端に設けた開口を塞ぐ蓋と、 前記試験電圧印加用のケーブルの導体先端に装着され
て、前記絶縁補強体の軸部に設けられた貫通孔を突き抜
けて前記蓋の裏面に球状電極を対向させる電極部と、 前記蓋の裏面に設けられて、前記球状電極と向かい合う
ように配置されたリング状電極とを備えたことを特徴と
する接続部絶縁補強体の試験装置。 - 【請求項2】 絶縁補強体は、軸部に貫通孔を有し、貫
通孔中央部に内部電極を配置して、この内部電極を樹脂
モールド絶縁体により包囲して成ることを特徴とする請
求項1記載の接続部絶縁補強体の試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15427594A JPH07333289A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 接続部絶縁補強体の試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15427594A JPH07333289A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 接続部絶縁補強体の試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07333289A true JPH07333289A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15580605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15427594A Pending JPH07333289A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 接続部絶縁補強体の試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07333289A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1219969A1 (en) * | 2000-12-26 | 2002-07-03 | PIRELLI CAVI E SISTEMI S.p.A. | Termination assembly for power cable testing and methods for its use |
CN105699867A (zh) * | 2016-03-03 | 2016-06-22 | 江苏中天科技电缆附件有限公司 | 一种新型高压电缆终端和接头在线监控装置 |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP15427594A patent/JPH07333289A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1219969A1 (en) * | 2000-12-26 | 2002-07-03 | PIRELLI CAVI E SISTEMI S.p.A. | Termination assembly for power cable testing and methods for its use |
US6621276B2 (en) | 2000-12-26 | 2003-09-16 | Pirelli Cavi E Sistemi S.P.A. | Termination assembly for power cable testing and methods for its use |
CN105699867A (zh) * | 2016-03-03 | 2016-06-22 | 江苏中天科技电缆附件有限公司 | 一种新型高压电缆终端和接头在线监控装置 |
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