JPS6246248Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6246248Y2 JPS6246248Y2 JP3055480U JP3055480U JPS6246248Y2 JP S6246248 Y2 JPS6246248 Y2 JP S6246248Y2 JP 3055480 U JP3055480 U JP 3055480U JP 3055480 U JP3055480 U JP 3055480U JP S6246248 Y2 JPS6246248 Y2 JP S6246248Y2
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- Japan
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- magnetic core
- electrostatic noise
- closed
- prevention device
- noise prevention
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- Expired
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- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 claims 1
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
各種産業用演算処理装置、遠隔操作プラント、
コンピユータ、電子計測器等の電子機器および装
置において、信号処理する際、静電的ノイズを十
分に抑制しないと、このノイズによつて誤動作あ
るいは装置の破損を引き起こすことがある。
コンピユータ、電子計測器等の電子機器および装
置において、信号処理する際、静電的ノイズを十
分に抑制しないと、このノイズによつて誤動作あ
るいは装置の破損を引き起こすことがある。
このようなノイズは人体や物体に帯電した電荷
が電子機器の筐体に触れて放電を起こすと、第1
図に示すように7乃至50MHzにわたるような超高
周波数を含む波形で、15〜30Aの過渡的電流It
が流れることによつて生ずる。このような波形の
大電流が流れて発生する電位差をVdとすると、
第2図に示すような機器1に出入りする往復信号
線2aおよび2bの、筐体に対する主に分布容量
からなるインピーダンスをZ1およびZ2とし、往復
信号線の負荷インピーダンスをZ0とすると、Z1お
よびZ2の不平衡分だけZ0端に下式で表わされる電
圧VS VS=Vd・Z0|1/Z1−1/Z2| …(1) が現われ、これがノイズとなつて誤動差の原因と
なる。
が電子機器の筐体に触れて放電を起こすと、第1
図に示すように7乃至50MHzにわたるような超高
周波数を含む波形で、15〜30Aの過渡的電流It
が流れることによつて生ずる。このような波形の
大電流が流れて発生する電位差をVdとすると、
第2図に示すような機器1に出入りする往復信号
線2aおよび2bの、筐体に対する主に分布容量
からなるインピーダンスをZ1およびZ2とし、往復
信号線の負荷インピーダンスをZ0とすると、Z1お
よびZ2の不平衡分だけZ0端に下式で表わされる電
圧VS VS=Vd・Z0|1/Z1−1/Z2| …(1) が現われ、これがノイズとなつて誤動差の原因と
なる。
第3図は第2図の電気的等価回路を示す。
本考案者はこのような静電ノイズを防止するた
め第5図に示すように、往復信号線を対にした信
号線2全体を束線した状態でトロイダル状のフエ
ライトあるいはモリブデンパーマロイ等で構成さ
れた閉磁路磁心に1回以上巻回することによりノ
イズ防止効果のあることを確認した。この時の電
気的等価回路は第6図に組立部品を示す閉回路磁
心に往復信号線を束にして巻回することにより、
この往復信号線にインダクタンスおよび損失分
(抵抗)が付加される。これによるインピーダン
スを2ZLとすると、負荷ZL端に現われる電圧V
S′は次式に得られる。
め第5図に示すように、往復信号線を対にした信
号線2全体を束線した状態でトロイダル状のフエ
ライトあるいはモリブデンパーマロイ等で構成さ
れた閉磁路磁心に1回以上巻回することによりノ
イズ防止効果のあることを確認した。この時の電
気的等価回路は第6図に組立部品を示す閉回路磁
心に往復信号線を束にして巻回することにより、
この往復信号線にインダクタンスおよび損失分
(抵抗)が付加される。これによるインピーダン
スを2ZLとすると、負荷ZL端に現われる電圧V
S′は次式に得られる。
VS′=Vd・Z0|1/Z1+2ZL−1/N2−2Z
L|…(2) ここで磁心の巻回によるインピーダンス2ZLはZ1
およびZ2より極めて大きく設定するので、(2)式の
VS′はほぼ0となり、ノイズは発生しなくなる。
本考案者の実験によれば、このような防止対策を
施した結果ノイズのイミユニテイ(軽減度)は3
乃至10倍改善されていることを確認した。
L|…(2) ここで磁心の巻回によるインピーダンス2ZLはZ1
およびZ2より極めて大きく設定するので、(2)式の
VS′はほぼ0となり、ノイズは発生しなくなる。
本考案者の実験によれば、このような防止対策を
施した結果ノイズのイミユニテイ(軽減度)は3
乃至10倍改善されていることを確認した。
ところで静電ノイズ防止対策を施す手段として
は、機器装置が完成し、セツトされてから処理さ
れる場合が多々ある。例えばコンピユータなどの
場合には第5図に示すように往復信号線の両端に
コネクタプラグ3が取付けられており、この状態
では寸法上磁心4に図の如き巻回を施すことが困
難で、しかもコネクタプラグを信号線より外して
行なうことには種々の問題がある。
は、機器装置が完成し、セツトされてから処理さ
れる場合が多々ある。例えばコンピユータなどの
場合には第5図に示すように往復信号線の両端に
コネクタプラグ3が取付けられており、この状態
では寸法上磁心4に図の如き巻回を施すことが困
難で、しかもコネクタプラグを信号線より外して
行なうことには種々の問題がある。
本考案は上記に示した磁心を機器筐体に取付け
るに当り、往復信号線よりコネクタプラグを外さ
なくとも磁心に巻回できるようにした、しかも耐
振の良い、装脱着を容易にした静電ノイズ防止装
置の提供にある。
るに当り、往復信号線よりコネクタプラグを外さ
なくとも磁心に巻回できるようにした、しかも耐
振の良い、装脱着を容易にした静電ノイズ防止装
置の提供にある。
なお、上記巻回とは、磁心の中空部に往復信号
線を一回通すだけでも広義の意味で磁心に巻回す
ることになることは電磁気理論上当然である。
線を一回通すだけでも広義の意味で磁心に巻回す
ることになることは電磁気理論上当然である。
本考案はかかる困難を克服するため、円筒状、
トロイダル状、あるいは矩形状等の閉磁路を構成
する2分割された磁心と、該磁心外周の一部ある
いは全周にわたつて分割された幅広テープを配置
し、この分割された幅広テープの一部が互いに重
なり合わせて磁心を固定または挾持するように重
なり部分を固着したコア保持部と、必要に応じこ
の保持部の底部に機器筐体に取付けられる取付け
平板とを一体に構成した静電ノイズ防止装置を提
供するものである。
トロイダル状、あるいは矩形状等の閉磁路を構成
する2分割された磁心と、該磁心外周の一部ある
いは全周にわたつて分割された幅広テープを配置
し、この分割された幅広テープの一部が互いに重
なり合わせて磁心を固定または挾持するように重
なり部分を固着したコア保持部と、必要に応じこ
の保持部の底部に機器筐体に取付けられる取付け
平板とを一体に構成した静電ノイズ防止装置を提
供するものである。
本考案を図面について更に説明する。
第6図は本考案に用いる2分割された磁心を示
し、aはリングコア、bはU字形およびI字形コ
アを組合わせて矩形とした閉磁路を構成する。
し、aはリングコア、bはU字形およびI字形コ
アを組合わせて矩形とした閉磁路を構成する。
第7図Aは本考案の一実施例で、フエライトあ
るいはモリブデンパーマロイ等で構成された2分
割された一対の半円筒状磁心4a,4bの中空円
40に往復信号線(図示せず)を束線して1回ま
たは数回巻回する。5aおよび5bはコア保持部
を構成する分割された幅広テープを示し、ポリプ
レン、ゴムあるいは有機樹脂により構成されてい
る。左右の幅広テープ5aおよび5bは一部が重
なり合う部分Aを有するように構成し、磁心を組
込んだ後、締めつけるよにしてこのA部を熱固
着、あるいは接着、あるいは幅広テープの全周あ
るいは少なくとも重なり合う部分の一方の接着剤
を塗布してコアを挾持する。6は本考案による装
置を機器へ取付けるための台で、ネジ孔7を通し
てボルト止めして固定する。
るいはモリブデンパーマロイ等で構成された2分
割された一対の半円筒状磁心4a,4bの中空円
40に往復信号線(図示せず)を束線して1回ま
たは数回巻回する。5aおよび5bはコア保持部
を構成する分割された幅広テープを示し、ポリプ
レン、ゴムあるいは有機樹脂により構成されてい
る。左右の幅広テープ5aおよび5bは一部が重
なり合う部分Aを有するように構成し、磁心を組
込んだ後、締めつけるよにしてこのA部を熱固
着、あるいは接着、あるいは幅広テープの全周あ
るいは少なくとも重なり合う部分の一方の接着剤
を塗布してコアを挾持する。6は本考案による装
置を機器へ取付けるための台で、ネジ孔7を通し
てボルト止めして固定する。
第7図Bは本考案に使用する分割磁心の一方4
aを取り外した状態で他方の磁心4bに往復信号
線2を巻き付けた本考案を実施するための一過程
を示し、上記の如く巻き付けた後図示しない他の
一方の磁心4aの上下両端を他方4bの上下両端
に当接しテープ5aをこれに沿つて巻き上げその
先端部を一方のテープ5bに重ね合せて接着す
る。
aを取り外した状態で他方の磁心4bに往復信号
線2を巻き付けた本考案を実施するための一過程
を示し、上記の如く巻き付けた後図示しない他の
一方の磁心4aの上下両端を他方4bの上下両端
に当接しテープ5aをこれに沿つて巻き上げその
先端部を一方のテープ5bに重ね合せて接着す
る。
第8図は本考案の他の実施例で、U字型および
I字型磁心4c,4dを用いた矩形の閉磁路の磁
心を用いたものである。この場合の幅広テープ5
cおよび5dの重なり合う部分Bの固着は、幅広
テープ5cおよび5dの先端にそれぞれ突起51
および52をもたせ、この突起は互いに噛み合
い、しかも互いに引つぱり合うように多少弾力性
をもつようなテープを用いると好都合である。信
号線の巻回および機器への取付けは前記と同様に
行なえる。
I字型磁心4c,4dを用いた矩形の閉磁路の磁
心を用いたものである。この場合の幅広テープ5
cおよび5dの重なり合う部分Bの固着は、幅広
テープ5cおよび5dの先端にそれぞれ突起51
および52をもたせ、この突起は互いに噛み合
い、しかも互いに引つぱり合うように多少弾力性
をもつようなテープを用いると好都合である。信
号線の巻回および機器への取付けは前記と同様に
行なえる。
なお、上記実施例では幅広テープの断面は平板
状であることとしたが、第9図に示すように、左
右あるいは片側に鍔5′を持たせることも有効で
ある。これらのノイズ対策により、イミユニテイ
は3乃至10倍改善できた。
状であることとしたが、第9図に示すように、左
右あるいは片側に鍔5′を持たせることも有効で
ある。これらのノイズ対策により、イミユニテイ
は3乃至10倍改善できた。
上述のように本考案によれば、機器の両端に大
きいコネクタプラグを有している場合でも、静電
ノイズ防止装置を容易に取付けることができ、し
かも、このノイズ防止装置は構造が簡単でコア保
持の耐握性も良く、静電ノイズを大幅に軽減し、
機器の誤動作あるいは破損を大幅に防止し、安定
した機器を稼動することができる。
きいコネクタプラグを有している場合でも、静電
ノイズ防止装置を容易に取付けることができ、し
かも、このノイズ防止装置は構造が簡単でコア保
持の耐握性も良く、静電ノイズを大幅に軽減し、
機器の誤動作あるいは破損を大幅に防止し、安定
した機器を稼動することができる。
第1図は静電ノイズの電流波形を示す図、第2
図は機器における静電ノイズを説明するための
図、第3図は静電ノイズ防止が施されていない状
態の信号線の等価回路を、第4図は本考案を説明
するための等価電気回路を示す。第5図は本考案
を装置に取付けた状態を示し、第6図は本考案に
用いる磁心部品の正面図、第7図Aは本考案に用
いる磁心の斜視図、第7図Bは本考案を実施する
ための一過程を示す。第8図は本考案の他の一実
施例の斜視図を示す。第7A第8図とも信号線を
省略した状態を示す。第9図は本考案に用いるテ
ープの切断断面の一実施例を示す。 図において、1:機器(筐体)、2,2a,2
b:往復信号線、3:コネクタプラグ、4,4
a,4b,4c,4d:磁心、5,5a,5b,
5c,5d,5′:幅広テープ、6:取付け平
板、7:取付け孔、51,52:テープの噛み合
い突起、A,B:テープの重なりあう部分、D:
放電状態を示す。
図は機器における静電ノイズを説明するための
図、第3図は静電ノイズ防止が施されていない状
態の信号線の等価回路を、第4図は本考案を説明
するための等価電気回路を示す。第5図は本考案
を装置に取付けた状態を示し、第6図は本考案に
用いる磁心部品の正面図、第7図Aは本考案に用
いる磁心の斜視図、第7図Bは本考案を実施する
ための一過程を示す。第8図は本考案の他の一実
施例の斜視図を示す。第7A第8図とも信号線を
省略した状態を示す。第9図は本考案に用いるテ
ープの切断断面の一実施例を示す。 図において、1:機器(筐体)、2,2a,2
b:往復信号線、3:コネクタプラグ、4,4
a,4b,4c,4d:磁心、5,5a,5b,
5c,5d,5′:幅広テープ、6:取付け平
板、7:取付け孔、51,52:テープの噛み合
い突起、A,B:テープの重なりあう部分、D:
放電状態を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 分割された磁心の両端部を突き合わせてこの
突き合わせた部分を固定して閉磁路を構成でき
るようにした磁心に、両端に前記閉磁路の内径
より大なる外形を有する2つの電子機器を接続
する多端子コネクタの往復信号線を1回又は複
数回前記閉磁路を貫通せしめるようにした多端
子コネクタケーブルの静電ノイズ防止装置。 2 閉回路は円筒状よりなり突き合せ部は幅広の
接着テープをその端部が互に重なり合うように
して固定した実用新案登録請求の範囲第1項記
載の静電ノイズ防止装置。 3 閉回路はU字形磁心と棒状磁心とよりなる実
用新案登録請求の範囲第1項記載の静電ノイズ
予防装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3055480U JPS6246248Y2 (ja) | 1980-03-11 | 1980-03-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3055480U JPS6246248Y2 (ja) | 1980-03-11 | 1980-03-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56134714U JPS56134714U (ja) | 1981-10-13 |
JPS6246248Y2 true JPS6246248Y2 (ja) | 1987-12-12 |
Family
ID=29626454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3055480U Expired JPS6246248Y2 (ja) | 1980-03-11 | 1980-03-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6246248Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0328490Y2 (ja) * | 1984-10-27 | 1991-06-19 | ||
JPH0543454Y2 (ja) * | 1986-04-10 | 1993-11-02 | ||
JPH056646Y2 (ja) * | 1987-02-24 | 1993-02-19 | ||
JP2509075Y2 (ja) * | 1988-09-26 | 1996-08-28 | 北川工業株式会社 | 雑音電流吸収具 |
JPH0638473Y2 (ja) * | 1988-09-28 | 1994-10-05 | 北川工業株式会社 | 雑音電流吸収具 |
JP5035760B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2012-09-26 | Tdk株式会社 | ノイズ吸収装置 |
-
1980
- 1980-03-11 JP JP3055480U patent/JPS6246248Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56134714U (ja) | 1981-10-13 |
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