JPS6245469Y2 - - Google Patents

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JPS6245469Y2
JPS6245469Y2 JP11160980U JP11160980U JPS6245469Y2 JP S6245469 Y2 JPS6245469 Y2 JP S6245469Y2 JP 11160980 U JP11160980 U JP 11160980U JP 11160980 U JP11160980 U JP 11160980U JP S6245469 Y2 JPS6245469 Y2 JP S6245469Y2
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JP
Japan
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stainless steel
pipe
welded
iron
inner peripheral
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JP11160980U
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JPS5734123U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、接続部を改良した金属容器を備え
たガス絶縁母線に関する。
近年、ガス絶縁開閉装置と変圧器または第1鉄
塔との間を接続する場合には、ガス絶縁母線が使
用され、その使用状況は増加傾向にある。また、
このガス絶縁母線は、大容量電線路の一部として
も使用されようとしている。
このように相当長い距離に渡つてガス絶縁母線
を敷設する場合には、工場において輸送制限内の
ユニツトを構成し、現地でユニツトを組立て、溶
接して接続する工法が適している。
第1図はこのようにして接続されたガス絶縁母
線を示す断面図である。第1図に示すように、複
数のハウジング1の接続部Aを溶接して接続され
た金属容器2内には、接続導体3によつて接続さ
れた母線導体4が、エポキシ樹脂などからなる柱
状の絶縁スペーサ5に支持されて収容されると共
に、SF6ガスなどの絶縁ガスが封入されている。
上記ハウジング1の接続部Aの内周面には、裏当
金6が宛てがわれている。なお、7は溶接時のゴ
ミが容器2内に混入するのを防止する金属あるい
は有機材料からなるパツキンである。
このような構成のガス絶縁母線の容器2を構成
するハウジング1としては、安価な鉄パイプの使
用が考えられる。しかし、鉄パイプを使用した場
合には、組立前の空気中の水分あるいは組立後の
ガス中の微量な水分や酸素により、パイプ内周面
が錆び安く絶縁性能が低下する。したがつて、パ
イプ内周面に塗装やメツキを施さなければならな
い。しかしながら、現地溶接による熱影響で接続
部Aの内周面処理が劣化したり、剥離が生じたり
して絶縁性能を悪化させる懸念がある。したがつ
て、ガス絶縁母線の容器2を構成するハウジング
1としては鉄パイプは使用されず、錆びにくいア
ルミニウムパイプが使用されている。しかし、ア
ルミニウムは鉄に比べて遥かに高価であるため、
容器2が高価となつていた。
この考案は上記のような事情に基づいてなされ
たもので、ハウジングに鉄材を使用しても、接続
部を溶接した時に内周面の錆止め処理に悪影響を
及ぼすことのない金属容器を備えたガス絶縁母線
を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例について、第2図を
参照して説明する。
この実施例は、鉄パイプ8の端部にステンレス
パイプ9を溶接して両者を接続すると共に、上記
鉄パイプ8の内周面に塗装やメツキなどの錆止め
処理を施して複数のハウジング1を形成し、かつ
上記各ハウジング1のステンレスパイプ9相互間
を溶接して金属容器2を形成するようにしたもの
である。この場合、上記ステンレスパイプ9は、
接続部Aの溶接時にその熱が鉄パイプ8の錆止め
処理に影響を及ぼさない長さ、例えばパイプ材板
厚の10倍程度の長さが確保されている。
上記のようにこの実施例によれば、接続部Aを
溶接して金属容器2を形成するハウジング1を、
鉄パイプ8の両端に上記接続部Aの溶接による熱
影響のない長さのステンレスパイプ9を溶接し、
鉄パイプ8の内周面に錆止めの処理を施したもの
としたので、接続部Aの溶接時の熱はほとんどス
テンレスパイプ9を加熱するにとどまり、鉄パイ
プ8を加熱することがない。このため、鉄パイプ
8の内周面に処理された錆止めが劣化したり剥離
したりすることがなくなり、接続部Aの溶接前に
おける絶縁性能および錆止め効果を溶接後も維持
できる。したがつて、ハウジング1に安価な鉄パ
イプ8を使用しても十分に絶縁性能を維持できる
ため、高価なアルミニウムパイプを使用しなくて
すみ、容器2を安価なものとすることができる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではない。
以上説明したようにこの考案では、互いにその
一端面が溶接接続されるべき第1,第2のステン
レスパイプの他端面が、内周面に錆止め処理が施
された第1,第2の鉄パイプの端面に溶接接続さ
れ、上記第1,第2のステンレスパイプの一端面
の接続部と略同一で互いに電気的に接続されるべ
き第1,第2の導体が上記ステンレスパイプ付き
第1,第2の鉄パイプの内部の長手方向に沿つて
配置されてなる構成であり、この構成によれば、
鉄パイプの端部にステンレスパイプを溶接して両
者を接続すると共に、上記鉄パイプの内周面に錆
止め処理を施して複数のハウジングを形成し、か
つ上記各ハウジングのステンレスパイプ相互間を
溶接して、前記各ハウジングを一体的に構成した
ので、上記ハウジングに鉄材を使用しても、接続
部を溶接した時に内周面の錆止め処理に悪影響を
及ぼすことのない金属容器を備えたガス絶縁母線
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガス絶縁母線の断面図、第2図
はこの考案の一実施例におけるガス絶縁母線の断
面図である。 1……ハウジング、2……金属容器、6……裏
当金、7……パツキン、8……鉄パイプ、9……
ステンレスパイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いにその一端面が溶接接続されるべき第1,
    第2のステンレスパイプの他端面が、内周面に錆
    止め処理が施された第1,第2の鉄パイプの端面
    に溶接接続され、上記第1,第2のステンレスパ
    イプの一端面の接続部と略同一で互いに電気的に
    接続されるべき第1,第2の導体が上記ステンレ
    スパイプ付き第1,第2の鉄パイプの内部の長手
    方向に沿つて配置されてなることを特徴とするガ
    ス絶縁母線。
JP11160980U 1980-08-06 1980-08-06 Expired JPS6245469Y2 (ja)

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JPS5734123U JPS5734123U (ja) 1982-02-23
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JPH0244150Y2 (ja) * 1985-02-21 1990-11-22

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JPS5734123U (ja) 1982-02-23

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