JPH0143305Y2 - - Google Patents

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JPH0143305Y2
JPH0143305Y2 JP12678483U JP12678483U JPH0143305Y2 JP H0143305 Y2 JPH0143305 Y2 JP H0143305Y2 JP 12678483 U JP12678483 U JP 12678483U JP 12678483 U JP12678483 U JP 12678483U JP H0143305 Y2 JPH0143305 Y2 JP H0143305Y2
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JP
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aluminum
copper
contact wire
rigid
ears
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JP12678483U
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JPS6034930U (ja
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Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、主として地下鉄やモノレール等にお
いて車両の給電線として用いられる剛体電車線に
係り、特にアルミ製の剛体と銅製のトロリ線を組
合わせたタイプのものに関する。
なお、本明細書においては、「アルミ」とはア
ルミニウム及びアルミニウム合金を含むものとし
て、また「銅」とは銅及び銅合金を含むものとし
て使用する。
〔従来技術〕
第1図は従来のこの種の剛体電車線を示す。符
号1は断面ほぼT型のアルミ製(通常は耐食アル
ミニウム合金製)の剛体、3A,3Bはこの剛体
1の下端面に沿つて配置された銅製のトロリ線、
5A,5Bはこの両者を結合するアルミ製のイヤ
ー、7,9は締結用のボルト及びナツトである。
このような剛体電車線は次のようにして組立て
られる。まず、単長が10m程度のアルミ製T型材
を布設現場において長手方向に溶接接続して、1
単位長が100〜200mの剛体1を形成する。次に2
条の長尺なトロリ線3A,3Bを剛体1の下端面
に沿わせて配置する。このとき両トロリ線3A,
3Bの内側の溝が剛体1の下端面に形成された鳩
尾形突条11と係合するようにする。次に剛体1
及びトロリ線3A,3Bの両側に単長約1mのア
ルミ製イヤー5A,5Bを、その下端の突条がト
ロリ線3A,3Bの外側の溝に係合するようにあ
てがう。次に剛体1及びイヤー5A,5Bに所定
のピツチで設けられた穴にボルト7を通し、ナツ
ト9で締付ける。イヤー5A,5Bは短尺なので
多数用意し、これを長尺方向に順次あてがい、ボ
ルト7、ナツト9で順次締結することにより、剛
体1とトロリ線3A,3Bを全長にわたつて結合
する。
なお、上記の例はトロリ線が2条の場合である
が、1条の場合もある。
ところで、上記の剛体電車線は、剛体及びイヤ
ーがアルミ製で、トロリ線が銅製であるため、両
者間には接触電位差があり、電気化学的腐食が促
進され易い状態にある。このため従来は、剛体の
トロリ線に接触する部分及びイヤーのトロリ線に
接触する部分又は全面に、エポキシ樹脂等から成
る防食塗料を塗布することにより電食を防止して
いる。この場合、剛体とトロリ線の電気的な接続
は、100〜200mの剛体の両端において接続金具に
より行われている。
しかしながら、このような従来の剛体電車線で
は、剛体とトロリ線が両端以外のところでは塗料
によつて絶縁されているため、もし、その剛体電
車線の中間部に電車が停止し、何等かの理由で大
電流を集電した場合には、トロリ線のみで大電流
を負担する区間が最大100mにもなり、ジユール
熱によりトロリ線が変形したり軟化したりするお
それがある。また両端における剛体とトロリ線の
接続金具も大電流に耐え得るように大型のものが
必要である。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点
に鑑み、剛体及びイヤーの電食が防止でき、且つ
長区間にわたつてトロリ線のみが大電流を負担す
ることのない信頼性の高い剛体電車線を提供する
ことにある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するため、本考案は、溶接接続
によつて長尺化されたアルミ製の剛体に、長尺な
銅製のトロリ線を沿わせ、この両者を多数の短尺
なイヤーにより結合して成り、上記剛体の少くと
も上記トロリ線に接触する部分には防食塗料が塗
布されている剛体電車線において、上記イヤーと
して、アルミ製で少くとも上記トロリ線に接触す
る部分に防食塗料が塗布された塗装イヤーと、導
電性金属製で表面に銅とアルミの中間電位の金属
によるメツキ層を有するメツキイヤーとを用い、
これらのイヤーを、適当な長さ毎に塗装イヤーの
間にメツキイヤーが入るように、配置したことを
特徴とするものである。
〔実施例〕
第2図は本考案の一実施例を示す。この実施例
において、剛体1及びトロリ線3は従来と同様で
ある。即ち、剛体1はアルミ製であり、トロリ線
3と接触する部分には防食塗料が塗布してある。
またトロリ線3は銅製である。この剛体電車線の
特徴は、剛体1とトロリ線3を結合するイヤーと
して2種類のイヤーを用いていることである。そ
の1つは、アルミ製で少くともトロリ線2と接触
する部分に防食塗料を塗布した従来型の塗装イヤ
ー13であり、もう1つは銅製でその表面に銅と
アルミの中間電位の金属である錫、半田又は銀を
メツキしたメツキイヤー15である。この2種類
のイヤーは、複数個の塗装イヤー13と1個のメ
ツキイヤー15とが長手方向に交互に配置される
ように取付けられている。塗装イヤー13は防食
塗料が塗布されているため剛体1とトロリ線3と
の導通をとることはできないが、メツキイヤー1
3は全体が金属であるから、剛体1とトロリ線3
はこの部分で電気的に接続されることになる。つ
まり剛体1とトロリ線3はメツキイヤー15によ
つて間欠的に接続された状態となる。メツキイヤ
ー15の配置間隔及び1箇所当りの配置個数は電
流の大きさ等を考慮して適宜定められる。なお、
17は両端において剛体1とトロリ線3を接続す
る接続金具であるが、この接続金具17はこの部
分で全電流を負担する必要はないので、従来より
小型なものでよく、場合によつてはこれを省略す
ることも可能である。
上記実施例ではメツキイヤーとして銅製でその
表面に錫などをメツキしたものを用いたが、その
代りにアルミ製でその表面に銅の下地メツキ(10
〜500μ)をし、さらにその表面に錫などをメツ
キしたものを用いることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、剛体とト
ロリ線が適当な間隔毎にメツキイヤーによつて電
気的に接続されているから、電流はトロリ線と剛
体の双方に分流するようになり、たとえ剛体トロ
リ線の中間に電車が停車して大電流を集電したと
しても長区間にわたつてトロリ線のみに大電流が
流れることはなくなる。したがつてトロリ線の過
熱による変形あるいは軟化を防止できるという利
点がある。また、電食に関しては、塗装イヤーは
従来どおりであり、メツキイヤーは銅とアルミの
中間電位の金属がメツキされているため、どちら
も電食が発生するおそれはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の剛体電車線の一例を示す断面
図、第2図は本考案の剛体電車線の一実施例を示
す側面図である。 1……アルミ製剛体、3……銅製トロリ線、1
3……塗装イヤー、15……メツキイヤー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 溶接接続によつて長尺化されたアルミ製の剛
    体に、長尺な銅製のトロリ線を沿わせ、この両
    者を多数の短尺なイヤーにより結合して成り、
    上記剛体の少くとも上記トロリ線に接触する部
    分には防食塗料が塗布されている剛体電車線に
    おいて、上記イヤーとして、アルミ製で少くと
    も上記トロリ線に接触する部分に防食塗料が塗
    布された塗装イヤーと、導電性金属製で表面に
    銅とアルミの中間電位の金属によるメツキ層を
    有するメツキイヤーとを用い、これらのイヤー
    を、適当な長さ毎に塗装イヤーの間にメツキイ
    ヤーが入るように、配置したことを特徴とする
    剛体電車線。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の剛体電
    車線であつて、メツキイヤーは銅製で、その表
    面に銅とアルミの中間電位の金属がメツキされ
    ているもの。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の剛体電
    車線であつて、メツキイヤーはアルミ製で、そ
    の表面に銅がメツキされ、さらにその表面に銅
    とアルミの中間電位の金属がメツキされている
    もの。
JP12678483U 1983-08-18 1983-08-18 剛体電車線 Granted JPS6034930U (ja)

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JP12678483U JPS6034930U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 剛体電車線

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JPS6034930U JPS6034930U (ja) 1985-03-09
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JPS6034930U (ja) 1985-03-09

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