JPS624451A - 湿式排ガス処理装置における排液の処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は湿式排ガス処理装置の排液の処理方法に関する
。

（従来の技術） 従来、湿式排ガス処理装置からの廃水を下水等にそのま
ま排出することかで＠ないので、該廃水についてさらに
処理を施す必要がある。そこで、該廃水を集じん器に至
る煙道に注入して処理する排水低減化システムがあり、
これを第２図にしたがって説明する。ボイラ１１工ｐの
排ガ、スは、煙道１２を経てエアーヒータ１３に導かれ
エアーとの熱交換にエリ、排ガス温度は低下する。エア
ーヒータ５を出た排ガスは、煙道８にエリ乾式電気集じ
ん器２に導かれるが、その途中で排脱排水のスプレィ用
ノズルにより、排水がスゲレイされ、排ガス温度は低下
する。

乾式電気集じん器２においては排ガス中のばいじん及び
排水が乾燥されて生成した固形物が捕集される。その捕
集された同形物らは、灰輸送装置６にＬカ灰収集器に回
収される。乾式電気集じん器２を出た排ガスは、煙道１
４を経てガスガスヒータ１５に導かれ、ここで湿式排ガ
ス処理装置１７から出て来たガスと熱変換され、排ガス
温度は低下する。カスガスヒータ１５を出た排ガスは、
煙道１６を経て湿式排ガス処理装置１７に導かれる。湿
式排ガス処理装置１７においては、排ガス中の亜硫酸ガ
ス及び乾式電気乗じん器２で捕集されなかったばいじん
が更に捕集除去する。湿式排ガス処理装置１７を出た排
ガスは、煙道１８を経てガスガスヒータ１５に導かれ、
熱又換された後、煙道１９を経て煙突２０へ導かれ、大
気に放出される。湿式排ガス処理装置１７エクの排水は
、排水ライン２１を経て中和槽２２に導かれる。中和槽
２２においては、消石灰が中和剤ライン２３ニジ投入さ
れて排水が中和される。中和された排水は排水ライン２
４を経て排水スプレィ用ノズル１に導かれ、煙道８に噴
霧される。

この排水低減化システムの中で、排水スプレィ用ノズル
１から乾式電気乗じん器２に至る、従来の構成の特徴を
第３図に工り説明する。２は乾式電気乗じん器であり、
その前流にスプレィノズル１が設置されている。スゲレ
イノズル１工り噴霧された排水は煙道８において蒸発乾
燥されるが、一部は煙道内堆積物７として、煙道内に堆
積される。他の大部分の乾燥固形物５は、乾式電気乗じ
ん器２において放電極３及び集じん板４にエリ捕集され
、集じん器２の下部に設置された灰輸送装＃６に＝す、
灰収集器に回収される。

ところで、スプレィノズルからの液滴の蒸発に関して、
排ガス中の滞留時間が、支配的で、約２秒程度必要であ
る。一方煙道のガス流速は通常１５〜２０　ｗ　／　ａ
であるので、必要煙道長さが３０〜４０ｍ程度となり、
膨大なものとなる。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は従来の排液の処理方法の欠点を解消し、スプレ
ィノズルから電気集じん器に至る煙道長さを、例えば約
１０ｍ以下の短いものとしても電気集じん器の集じん効
率を低下させることのない、排ガス処理装置における排
液処理方法を提供することにある。

（問題点を解決するための手段］ 本発明は排ガスを乾式集じん装置に導き、排ガス中に含
まれているばいじんを除去し友後、湿式排ガス処理装置
に導き、該排ガスを浄化し、排ガス処理装置からの排液
を前記乾式集じん装置の上流から注入して、その乾燥固
形物を前記乾式集じん装置で捕集する排液の処理方法に
於いて、乾式集じん装置のＭ１室を空室とし、または、
乾式集じん装置の前段に空室を設け、その前流の煙道よ
り、排ガス処理装置の排液を煙道に噴霧することを特徴
とする排ガス処理装置における排液の処理方法である。

即ち、本発明はスプレィされる液滴が排ガス中で滞留す
る時間を確保しながら、排ガスの流速を遅くするときの
障害であるばいじんの堆積に対処するために、乾式集じ
ん装置の第１室を空室とするか、乾式集じん装置の前段
に空室を設けて排ガスを処理することを特徴としている
。

ｉ＠１図には本発明を実施するための１つの装置構成を
示す。１は、排脱排水のスプレィ用ノズルである。２は
、乾式電気乗じん器であり、その前流にスプレィノズル
１が設置されている。

スプレィノズル１工９噴霧された排水は煙道８及び乾式
電気乗じん器の第１室の空室９において乾燥され、その
固形物１０は、第１室の空室９の下部に設置された灰輸
送装置６により、乾式電気乗じん器の第２．３室におい
て捕集されたばいじん５とともに、灰収集器に回収され
る。

電気集じん器の集じん効率に関して、排液をスプレィす
ることにニジ集じん率を上昇する排ガス温度にし、さら
に排液中の乾燥固形物たとえばナトリウム、カルシウム
、マグネシウム等が、集じん板につくと、その電気伝導
度性ニジ、集じん効率が上昇することが明らかになった
。

従って、スプレィする排液量及びその組成に工り、集じ
ん効率を上昇はせられるので、第１室を空室としても、
その集じん効率は低下しない。

（実施例） 比較例及び本発明の実施例について次に説明する。

（１）　　比較例（従来例） 石炭焚排ガス４．０００　Ｎ＝′／Ｈを処理する第１図
の態８のパイロットプラントにより従来法の確認を実施
した。排ガス２の性状を第１表に示す。

第１表　パイロットプラント排ガス性状湿式排ガス処理
装置１７エり排水ライン２１を経て２０ｔ／Ｈを中和槽
２２に導かれ、中和槽２２では、１０ｗｔ％の消石灰ス
ラリーが５ｔ／Ｈで供給され念。中和スラリーの組成は
、第２表に示す。排脱排水のスプレィ用ノズルエ＃）２
５ｔ／Ｈの液が煙道８にＩ！Ｊｔ霧された。

第　２　表 中・和種スラリー組成 ノズルニジ電気業じん器までの長さは４０ｍである。煙
道８への付着物の堆積は、１力月間連続運転を実施した
ところ約４０ゆの堆積量でめった。電気業じん器での除
しん率は９５％であった。電気業じん器は、第１図の様
に、第１．２．５室で構成されていた。

（２）実施例 排脱排水のスプレィ用ノズルを電気業じん器前流１０ｍ
に設置した。電気業じん器の第１室の放電極及び集じん
板を取りはずし空室とした。排ガスの性状は、第１表に
示す通りで、比較例と全く同様であった。湿式排ガス処
理袋［１７より排水ライン２１を経て２０ｔ／Ｈを中和
槽２２に導かれ、中和槽２２では１０　ｗｔ％の消石灰
スラリーが５ｔ７１！で供給された。中和スラリーの組
成は、第２表に示す。排脱排水のスプレィ用ノズル１１
）　２’　５ｔ／Ｈの液が、煙道８に噴霧された。煙道
８への付着物の堆積は、１力月間連続運転を実施したと
ころ、全くなかった。電気業じん器での除しん率は９５
％であった。

以上にみる：うに、本実施例ではノズルから電気業じん
器までの長さを比較例の４分の１の１０ｍとしながらも
電気業じん器の除しん率においては同じ値を示しており
、煙道中の付着堆積量についてＶｉ１カ月間連続運転の
結果、比較例において約４０ゆであったもので、本実施
例では全くなかったという極めて顕著な効果の違いを示
した。

（発明の効果） 本発明は前記構成を採用することにより、次の工つな効
果を奏する。

＋１１　　排水の蒸発に必要な煙道長さを短かくするこ
とができた。

（２）煙道内への付着物の堆積がなくなり、排水低減化
システムの信頼性及び稼動率が高くなった。

（３）　　乾燥電気業じん器の第１室は、空室にしても
ばいじんの捕集効果は、低下しなかった。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明を実施するための、１つの装置構成図
、第２図は、湿式排ガス処理装置における排水低減化シ
ステムのフロー図、第３図は、第１図に対応した従来の
装置構成図である。 復代理人　　内　１）　　町 復代理人　　萩　原　亮　− 復代理人　　安　西　篤　夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、排ガスを乾式集じん装置に導き、排ガス中に含まれ
   ているばいじんを除去した後、湿式排ガス処理装置に導
   き、該排ガスを浄化し、排ガス処理装置からの排液を前
   記乾式集じん装置の上流から注入して、その乾燥固形物
   を前記乾式集じん装置で捕集する排液の処理方法に於い
   て、乾式集じん装置の第１室を空室とし、または、乾式
   集じん装置の前段に空室を設け、その前流の煙道より、
   排ガス処理装置の排液を煙道に噴霧することを特徴とす
   る排ガス処理装置における排液の処理方法。