JPH0685888B2 - 湿式排ガス処理装置における排液の処理方法 - Google Patents

湿式排ガス処理装置における排液の処理方法

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JPH0685888B2
JPH0685888B2 JP14060785A JP14060785A JPH0685888B2 JP H0685888 B2 JPH0685888 B2 JP H0685888B2 JP 14060785 A JP14060785 A JP 14060785A JP 14060785 A JP14060785 A JP 14060785A JP H0685888 B2 JPH0685888 B2 JP H0685888B2
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exhaust gas
flue
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gas treatment
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直晴 篠田
健一 米田
日野  正夫
健三 村松
正人 三宅
清水  拓
英彦 尾谷
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Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は湿式排ガス処理装置の排液の処理方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、湿式排ガス処理装置からの廃水を下水等にそのま
ま排出することができないので、該廃水についてさらに
処理を施す必要がある。そこで、該廃水を集じん器に至
る煙道に注入して処理する排水低減化システムがあり、
これを第2図にしたがつて説明する。ボイラ11よりの排
ガスは、煙道12を経てエアーヒータ13に導かれエアーと
の熱交換により、排ガス温度は低下する。エアーヒータ
13を出た排ガスは、煙道8により乾式電気集じん器2に
導かれるが、その途中で排脱排水のスプレイ用ノズルに
より、排水がスプレイされ、排ガス温度は低下する。乾
式電気集じん器2においては排ガス中のばいじん及び排
水が乾燥されて生成した固形物が捕集される。その捕集
された固形物らは、灰輸送装置6により灰収集器に回収
される。乾式電気集じん器2を出た排ガスは、煙道14を
経てガスガスヒータ15に導かれ、ここで湿式排ガス処理
装置17から出て来たガスと熱交換され、排ガス温度は低
下する。ガスガスヒータ15を出た排ガスは、煙道16を経
て湿式排ガス処理装置17に導かれる。湿式排ガス処理装
置17においては、排ガス中の亜硫酸ガス及び乾式電気集
じん器2で捕集されなかつたばいじんが更に捕集除去す
る。湿式排ガス処理装置17を出た排ガスは、煙道18を経
てガスガスヒータ15に導かれ、熱交換された後、煙道19
を経て煙突20へ導かれ、大気に放出される。湿式排ガス
処理装置17よりの排水は、排水ライン21を経て中和槽22
に導かれる。中和槽22においては、消石灰が中和剤ライ
ン23より投入されて排水が中和される。中和された排水
は排水ライン24を経て排水スプレイ用ノズル1に導か
れ、煙道8に噴霧される。
この排水低減化システムの中で、排水スプレイ用ノズル
1から乾式電気集じん器2に至る、従来の構成の特徴を
第3図により説明する。2は乾式電気集じん器であり、
その前流にスプレイノズル1が設置されている。スプレ
イノズル1より噴霧された排水は煙道8において蒸発乾
燥されるが、一部は煙道内堆積物7として、煙道内に堆
積される。他の大部分の乾燥固形物5は、乾式電気集じ
ん器2において放電極3及び集じん板4により捕集さ
れ、集じん器2の下部に設置された灰輸送装置6によ
り、灰収集器に回収される。
ところで、スプレイノズルからの液滴の蒸発に関して、
排ガス中の滞留時間が、支配的で、約2秒程度必要であ
る。一方煙道のガス流速は通常15〜20m/sであるので、
必要煙道長さが30〜40m程度となり、膨大なものとな
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は従来の排液の処理方法の欠点を解消し、スプレ
イノズルから電気集じん器に至る煙道長さを、例えば約
10m以下の短いものとしても電気集じん器の集じん効率
を低下させることのない、排ガス処理装置における排液
処理方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は排ガスを乾式集じん装置に導き、排ガス中に含
まれているばいじんを除去した後、湿式排ガス処理装置
に導き、該排ガスを浄化し、排ガス処理装置から排液を
前記乾式集じん装置の上流から注入して、その乾燥固形
物を前記乾式集じん装置で捕集する排液の処理方法に於
いて、乾式集じん装置の第1室を空室とし、その前流の
煙道より、排ガス処理装置の排液を煙道に噴霧すること
を特徴とする排ガス処理装置における排液の処理方法で
ある。
即ち、本発明はスプレイされる液滴が排ガス中で滞留す
る時間を確保しながら、排ガスの流速を遅くするときの
障害であるばいじんの堆積に対処するために、乾式集じ
ん装置の第1室を空室とし、排ガスを処理することを特
徴としている。
第1図には本発明を実施するための1つの装置構成を示
す。1は、排脱排水のスプレイ用ノズルである。2は、
乾式電気集じん器であり、その前流にスプレイノズル1
が設置されている。スプレイノズル1より噴霧された排
水は煙道8及び乾式電気集じん器の第1室の空室9にお
いて乾燥され、その固形物10は、第1室の空室9の下部
に設置された灰輸送装置6により、乾式電気集じん器の
第2、3室において捕集されたばいじん5とともに、灰
収集器に回収される。電気集じん器の集じん効率に関し
て、排液をスプレイすることにより集じん率を上昇する
排ガス温度にし、さらに排液中の乾燥固形物たとえばナ
トリウム、カルシウム、マグネシウム等が、集じん板に
つくと、その電気伝導度性より、集じん効率が上昇する
ことが明らかになつた。
従つて、スプレイする排液量及びその組成により、集じ
ん効率を上昇させられるので、第1室を空室としても、
その集じん効率は低下しない。
(実施例) 比較例及び本発明の実施例について次に説明する。
(1) 比較例(従来例) 石炭焚排ガス4,000Nm3/Hを処理する第3図の態様のパイ
ロツトプラントにより従来法の確認を実施した。排ガス
2の性状を第1表に示す。
湿式排ガス処理装置17よりの排水は、排水ライン21を経
て20/Hの流量で中和槽22に導かれ、中和槽22では、10
wt%の消石灰スラリーが5/Hで供給された。中和スラ
リーの組成は、第2表に示す。排脱排水のスプレイ用ノ
ズルより25/Hの液が煙道8に噴霧された。
ノズルより電気集じん器までの長さは40mである。煙道
8への付着物の堆積は、1カ月間連続運転を実施したと
ころ約40kgの堆積量であつた。電気集じん器での除じん
率は95%であつた。電気集じん器は、第3図の様に、第
1,2,3室で構成されていた。
(2) 実施例 第1図ように排脱排水のスプレイ用ノズルを電気集じん
器前流10mに設置した。電気集じん器の第1室の放電極
及び集じん板を取りはずし空室とした。排ガスの性状は
第1表に示す通りで、比較例と全く同様であつた。湿式
排ガス処理装置17よりの排水は、排水ラインを経て20
/Hの流量で中和槽22に導かれ、中和槽22では10wt%の消
石灰スラリーが5/Hで供給された。中和スラリーの組
成は、第2表に示す。排脱排水のスプレイ用ノズルより
25/Hの液が、煙道8に噴霧された。煙道8への付着物
の堆積は、1カ月間連続運転を実施したところ、全くな
かつた。電気集じん器での除じん率は95%であつた。
以上にみるように、本実施例ではノズルから電気集じん
器までの長さを比較例の4分の1の10mとしながらも電
気集じん器の除じん率においては同じ値を示しており、
煙道中の付着堆積量については1カ月間連続運転の結
果、比較例において約40kgであつたもので、本実施例で
は全くなかつたという極めて顕著な効果の違いを示し
た。
(発明の効果) 本発明は前記構成を採用することにより、次のような効
果を奏する。
(1) 排水の蒸発に必要な煙道長さを短かくすること
ができた。
(2) 煙道内へ付着物の堆積がなくなり、排水低減化
システムの信頼性及び稼動率が高くなつた。
(3) 乾燥電気集じん器の第1室は、空室にしてもば
いじんの捕集効果は、低下しなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するための、1つの装置構成
図、第2図は、湿式排ガス処理装置における排水低減化
システムのフロー図、第3図は、第1図に対応した従来
の装置構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野 正夫 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 村松 健三 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 三宅 正人 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 清水 拓 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 尾谷 英彦 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭53−121273(JP,A) 特開 昭54−74297(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排ガスを乾式集じん装置に導き、排ガス中
    に含まれているばいじんを除去した後、湿式排ガス処理
    装置に導き、該排ガスを浄化し、排ガス処理装置からの
    排液を前記乾式集じん装置の上流から注入して、その乾
    燥固形物を前記乾式集じん装置で捕集する排液の処理方
    法に於いて、乾式集じん装置の第1室を空室とし、その
    前流の煙道より、排ガス処理装置の排液を煙道に噴霧す
    ることを特徴とする排ガス処理装置における排液の処理
    方法。
JP14060785A 1985-06-28 1985-06-28 湿式排ガス処理装置における排液の処理方法 Expired - Lifetime JPH0685888B2 (ja)

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