JPS6244339Y2 - - Google Patents

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JPS6244339Y2
JPS6244339Y2 JP11037282U JP11037282U JPS6244339Y2 JP S6244339 Y2 JPS6244339 Y2 JP S6244339Y2 JP 11037282 U JP11037282 U JP 11037282U JP 11037282 U JP11037282 U JP 11037282U JP S6244339 Y2 JPS6244339 Y2 JP S6244339Y2
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piezoelectric sensor
piezoelectric
vortex
pipe
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JP11037282U
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JPS5915917U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カルマン渦を利用した渦流量計に関
するものである。
更に詳述すれば、カルマン渦により物体に作用
する交番力を検出して、渦信号として取り出し、
流速又は流量を測定する渦流量計に関するもので
ある。
第1図は従来より一般に使用されている渦流量
計の従来例で管路径2″用のものである。
図において、1は円筒状の管路、11は管路1
に直角に設けられた円筒状のノズルである。2は
ノズル11を通して、管路1に直角に挿入された
柱状の受力体で、一端はねじ3により管路1に支
持され、他端はフランジ部21において、ノズル
11にねじ又は溶接により固定されている。22
は受力体2のフランジ部21側に設けられた凹部
である。4a,4b(以下、総称する場合は
「4」とする。)は凹部22に設けられた円板状の
第1,第2圧電センサで、その中心軸は受力体2
の中心軸と一致する。圧電センサ4は第2図に示
す如く、ドーナツ板状の素子本体41と、薄膜電
極42,43,44,45よりなる。薄膜電極4
2〜45は、この場合は蒸着により形成されてい
る。薄膜電極42〜45は素子本体41の両面に
ほぼ弓形をなし、素子本体41の中心を挾んで、
管路1方向と直角方向に対称形に設けられてい
る。素子本体41は、この場合は、PZTよりなる
圧電素子が使用されている。而して、第3図に示
す如く、電極42−44,電極43−45間では
分極方向は互いに逆方向に分極されている。した
がつて第3図に示す如く、逆相の応力変化に対応
して、電極42−44間と電極43−45間に生
ずる電気信号(この場合は電荷)は同相になる。
第1図に戻り、第1圧電センサ4aと第2圧電セ
ンサ4bとでは分極方向は逆方向に分極されてい
る。5a,5b,5c(以下総称する場合は
「5」とする。)は圧電センサ4の両面に配置され
た円板状の絶縁体で、この場合は、セラミツクが
使用されている。6は圧電センサ4及び絶縁体5
を凹部22に押圧固定する固定体で、この場合
は、ステンレス材が用いられる。固定体6の一端
側は受力体2に固定され、この場合は、溶接61
されている。
第4図は、第1図の電気回路7(第1図に図示
せず)のブロツク図である。
図において、71は圧電センサ4aの出力を増
幅処理する第一入力処理回路である。72は圧電
センサ4bの出力を増幅処理する第二入力処理回
路で、ゲインが可変できる構成になつている。7
3は第1と第2入力処理回路71,72の出力を
加算する加算演算器である。
以上の構成において、管路1内に測定流体が流
れると、受力体2にはカルマン渦により第1図に
示す矢印のような交番力Fが揚力方向(流体の流
れと直角方向)に作用する。この交番力Fは固定
体6を介して圧電センサ4に伝達される。この場
合、受力体2には第1図に示す如く、受力体2の
中心軸をはさんで逆方向の応力変化が発生する。
而して、圧電センサ4の電極42−電極44,電
極43−45間にはこの応力変化に対応した電気
信号(この場合は電荷の変化)が生ずる。この変
化の回数を検出することにより渦発生周波数が検
出できる。而して、電極42−44と電極43−
45間は逆方向に分極されているので、並列接続
されて2倍の電気出力を得ることができる。
次に、管路を伝幡してくる振動ノイズ、たとえ
ば、ポンプ、コンプレツサー、ダンパーの開閉等
による振動ノイズの影響により管路全体が振動す
る。この振動によつて、受力体は揚力方向にも振
れる。この揚力方向の振動によつて発生する応力
は信号応力と同一方向応力分布となり、ノイズ電
荷が発生する。このノイズ電荷は、第1圧電セン
サ4aと第2圧電センサ4bの組み合せによつて
除去すことができる。
即ち、今、Q,S,Nを圧電素子の出力、渦信
号成分、揚力方向のノイズ成分とすると、第1圧
電センサ4aと第2圧電センサ4bで分極方向は
逆となつているので、第1,第2圧電センサの出
力Q1,Q2は次式で示される。
Q1=S1+N1 (1) −Q2=−S2−N2 (2) 但し、S1とS2、N1とN2のベクトル方向は同
じ。第2圧電センサ4bの出力をN1/N2倍し、
第1圧電センサ4aの出力と加算すると、 Q1−N/NQ2=S1−N/NS2 (3) となり管路ノイズ成分は除去できる。
第5図は受力体2に加わる曲げモーメントを表
わした図である。この図で分るとおり、S1/S2
N1/N2の差異を利用して振動ノイズを電気回路
において除去し、耐振特性の良好な渦流量計を実
現することができる。
このような従来例において、管路1の管径が異
なる場合に管径に比例して装置は相似形なものを
使用すればよいが、実際上は、管路径が小さくな
れば、全体の各部分が小さくなるので、作りにく
い個所が種々発生する。このような作りにくい個
所は、コストの観点から作りやすい形状に変更さ
れる。逆に、管路径が大きなものでは、余裕が出
て、無駄となる個所、たとえば、無駄となる肉厚
部分を取り去る等が行われる。この結果、管路径
の相違によつて、段階的に装置のモーメント線図
は全く異なつたものとなる。このため、第1圧電
センサ4aと第2圧電センサ4bのノイズ成分の
比n1/n2が大きく変動する。一例としては、たと
えば、管路径2″ではn1/n2=1で管路径6″では
n1/n2=1/3となる。管路径2″,でも6″でも使
用できるようにするには第二入力処理回路72の
ノイズバランス調整用ボリユームの調整可変範囲
を広くしなければならないが、調整可変範囲を広
くすれば、ノイズバランス調整用ボリユームの分
解能の低下、調整幅の増大による不便さが生ずる
ため、調整可変範囲の広い調整用ボリユームを使
用することはできない。このため、管路径に対応
して、それぞれの、電気回路を準備しなければな
らず、コスト上昇の要因となる。
本考案は、この問題点を解決するものである。
本考案の目的は、第1の圧電センサの電極面積
に対して、第2の圧電センサの電極面積を変え
て、ノイズ成分の検出感度比がほぼ等しくなるよ
うにして、電気回路部分の共通化を実現して、コ
ストの低下をはかり、安価な装置を提供するにあ
る。
第6図A,Bは、本考案の一実施例の要部構成
説明図で、Aは第1圧電センサ4a′Bは第2圧電
センサ4b′である。
図において、第1図と同一記号は同一機能を表
わす。以下、第1図と相違部分のみ説明する。
41a′,41b′はそれぞれ、第1、第2圧電セ
ンサの圧電素子本体、42a′〜45a′,42b′〜
45b′はそれぞれ、第1,第2圧電センサの電極
である。電極42a′〜45a′,42b′〜45b′は
弓形をなし、図に示す如くその内径をそれぞれ
d1,d2、外径をD1,D2とすれば、 (D1 3−d1 3)=3(D2 3−d2 3) (4) に構成されている。
以上の構成のものにおいては、電極42a′〜4
5a′,42b′〜45b′は薄膜で構成されているの
で、圧電素子本体41′を押す力は電極の大きさ
に関係なく全面に加わると考えられるから、第
1,第2圧電センサにおいて、応力分布には差は
ない。圧電素子の感度(発生電荷Q)は電極の面
積と加わる応力に比例する。加わる応力は圧電素
子本体41′の中心軸からの距離に比例する。し
たがつて、圧電素子の感度は、電極42′〜4
5′の電極径の3乗に比例する。而して、第1圧
電センサ4a′と第2圧電センサ4b′の面積は(4)式
の如く構成されているので、第1圧電センサ4
a′と第2圧電センサ4b′の検出感度の比はn1′/
n2′=3となる。このような構成の装置を管路径
6″用のものに使用すれば、管路径にもとずく検
出感度比n1″/n2″=1/3と電極の面積を変えたこ
とにもとずく検出感度比n1′/n2′=3によつて、
全体としての検出感度比N1/N2=1にできる。
このように、管路径の相違にもとずく検出感度
比の相違に対応して、全体としての検出感度比が
1になるように、第2圧電センサ4b′の電極の面
積を常に選ぶようにすれば全体としての検出感度
比が常に1にすることができるので、使用管路径
に応じて、電気回路を変える必要がないものが得
られる。したがつて、電気回路部分が共通化で
き、量産によるコストの低減をはかることができ
る。
なお、前述の実施例においては、全体としての
検出感度比が常に1にするものについて説明した
が、これに限ることはなく、たとえば、検出感度
比が2/3であつてもよく、要するに、所要の比
に、常にすればよい。
以上説明したように、本考案によれば、ノイズ
成分の検出感度の比が常に、所要の比率によるよ
うに、第1の圧電センサの電極面積に対して、第
2の圧電センサの電極の面積を異ならしめて、電
気回路部分の共通化を実現して、コストの低下を
はかり、安価な装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来より一般に使用されている渦流計
の従来例、第2図は第1図の圧電センサの構成説
明図、第3図は第2図の動作説明図、第4図は第
1図の電気接続図、第5図は第1図の動作説明
図、第6図は本考案の一実施例の要部構成説明図
である。 1……管路、11……ノズル、2……受力体、
21……フランジ部、22……凹部、3……ね
じ、4a′,4b′……圧電センサ、41a′,41
b′……素子本体、42a′〜45a′,42a′〜45
a′……薄膜電極、5a,5b,5c……絶縁体、
6……固定体、7……電気回路、71……第1入
力処理回路、72……第2入力処理回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カルマン渦により受力体に作用する交番力を検
    出して流体の流速または流量を測定する渦流量計
    において、前記受力体の凹部内に固定され板状の
    圧電素子本体と該本体の両面に設けられた薄膜の
    電極とを具える第1,第2の圧電センサを有する
    センサ部と、前記第1の圧電センサの出力と第2
    の圧電センサの出力とが加えられ外乱振動に基づ
    くノイズ成分を除去する演算器とを備え、前記第
    1の圧電センサと第2の圧電センサとを外乱振動
    に基づくノイズ成分の比と渦の揚力に基づく信号
    成分の比が異なる二点に配置し、かつ、ノイズ成
    分の検出感度比が常に所要比になるように前記第
    1の圧電センサの電極面積に対して第2の圧電セ
    ンサの電極の面積を異ならしめたことを特徴とす
    る渦流量計。
JP11037282U 1982-07-21 1982-07-21 渦流量計 Granted JPS5915917U (ja)

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JPS5915917U JPS5915917U (ja) 1984-01-31
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