JP2002214006A - 渦流量計 - Google Patents
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Abstract
して流速流量を測定する渦流量計において、渦検出部に
設けられ前記振動加速度のみに感応して信号を出力する
振動センサユニットを具備した事を特徴とする渦流量計
である。
Description
れた渦流量計に関するものである。
従来例の構成説明図で、例えば、特開平3−02061
8号(特願平1−033256号)に示されている。図
4は図3の電気回路図、図5,図6は図3の動作説明
図、図7は図3の渦発生体12の要部拡大図である。
れる管路である。ノズル11は管路10に直角に設けら
れ円筒状をなす。渦発生体12は、ノズル11とは隙間
を保って、管路10に直角に挿入され、台形断面を有
す。
路10に支待され、他端はフランジ部14でノズルll
にネジ或いは溶接により固定されている。凹部15は、
渦発生体12のフランジ部14側に設けられている。
に、全属製の第1コモン電極16、圧電素子17、電極
板18、絶縁板19、電極板20、圧電素子21が、サ
ンドイッチ状に配列され、全属製の押圧棒22により、
これ等は押圧固定されている。さらに、電極板18から
は、リード線23、電極板20からはリード線24が、
それぞれ端子A、Bに引さ出されている。
21の紙面に向かって左側と右側とがそれぞれ逆方向に
分極されており、同じ方向の応力に対して互いに上下の
電極に逆極性の電荷を発生する。
8と接続された端子Aと、第1コモン電極16を介して
接続された管路10との間に得られ、圧電素子21に発
生した電荷は、電極板20と接続された端子Bと、押圧
棒20と接続された管路10との間に得られる。
荷は、図4に示すように電荷増幅器25、26に入力さ
れる。電荷増幅器25の出力と、電荷増幅器26の出力
をボリウム27を介した出力とを、加算器28で加算し
て流量信号を得る。
されて、2線を介して負荷に伝送される(図示せす)。
次に、以上のように構成された渦流量計の動作につい
て、図5と図6とを用いて説明する。
発生体12に矢印Fで示した方向にカルマン渦による振
動が発生する。この振動により禍発生体12には、図5
(a)に示すような応力分布と、この逆の応力分布の繰
返しが生じる。
示す渦周渡数を持つ信号応力に対応した電荷十Q、一Q
の繰返しが生じる。なお、図5においては、説明の便宣
のため、電極板18或いは21を紙面に対して左石に2
つに分割し、かつ、上下の一方の電極は、第1コモン電
極16あるいは押圧棒22に相当するものとしてある。
動も生じる。この管路振動は、(1)流体の流れと同じ
方向の抗力方向、(2)流体の流れとは直角方向の揚力
方向、(3)渦発生体の長手方向の3方向成分に分けら
れる。
布は、図5(b)に示すようになり、l個の電極内で正
負の電荷は打ち消されて、ノイズ電荷は発生しない。ま
た、長手方向の振動に対しては、図5(c)に示すよう
に、電極内で打ち消されて、抗力方向と同様にノイズ電
荷は発生しない。
一の応力分布となり、ノイズ電荷が生じる。そこで、こ
のノイズ電荷を消去するために、以下の演算を実行す
る。
Q2、信号成分をS1、S2、揚力方向のノィズ成分を
N1、N2とし、圧電素子17、21で分極を逆とする
と、Q1、Q2は次式で示される。
である。
ノイズ成分の関係は、図6(この図は揚力方向のノイズ
と、信号に対する渦発生体の曲げモーメントの関係を示
す)に示すようになっている。
側の電荷増幅器25の出力を、加算器28で加算する際
に、ボリウム27と共に、N1/N2倍して、圧電素子
21側の電荷増幅器26の出力と加算すると、
7、電極板18、絶縁板19、電極板20、圧電素子2
1は、凹部15に押圧棒22で押圧固定されている。
6、圧電素子17、電極板18、絶縁板19、電極板2
0、圧電素子21、押圧棒22との温度膨脹を等しくし
ておけば、測定流体温度が変化しても、初期の押付け力
は変化しないので、問題は生じ無い。
は、隙間に異物が詰まった場合、詰まりにより、支点A
が付加され、図11に点線で示す如く、センサに働くモ
ーメントパターンが変化して、信号の上下圧電素子1
7,21の出力比が小さくなってしまうという不具合が
あった。
(S1/S2)が小さくなると、S1/S2>1の領域にお
いては、加算出力S1−S2(N1/N2)は減衰すること
になる。信号振幅が非常に小さくなった場合には、ミス
トリガを起こし、出力に誤差が発生する。
では除去できなかったノイズ成分を含む加算出力を、フ
ィルタ処理によりノイズを除去する場合、信号Sが存在
する周波数領域にのみバンドパスフィルタを設定するこ
とが望ましい。信号SとノイズNの帯域を区別する方法と
しては、変換器で受けた上下圧電素子17,21の出力
を周波数領域に分解し、その上下比で区別する方法があ
る。
は、信号SとノイズNの上下出力比が近づくため、信号
SとノイズNの判別が難しくなり、信号Sの帯域にバン
ドパスフィルタを設定することが出来なくなる。すなわ
ち、上下圧電素子17,21の出力のノイズバランスだ
けでは除去できなかったノイズ成分が残ってしまい、出
力に誤差が発生してしまうことになる。
く 図12に正常な場合、図13に詰まりが発生した場合を
示す。
アラーム表示させるためには、図14に示す如く、正常
時の(SA/SB)が(NA/NB)に対して十分にマ
ージンをもって大きい必要がある。
実には、1.3倍程度の差しかなく、詰まり判断を行う
にはマージンが小さすぎる。なお、図4中のLは、詰ま
り判別レベルを示す。
ので、本発明は、耐振特性が向上された渦流量計を提供
することにある。
るために、本発明では、請求項1においては、カルマン
渦による交番圧力の変動を検出して流速流量を測定する
渦流量計において、渦検出部に設けられ前記振動加速度
のみに感応して信号を出力する振動センサユニットを具
備した事を特徴とする渦流量計を具備した事を特徴とす
る。
載の渦流量計において、前記振動センサユニットが前記
渦検出部に設けられた凹部内に配置されたことを特徴と
する。
載の渦流量計において、前記振動センサユニットが前記
渦検出部の外部に設けられたことを特徴とする。
至請求項3の何れかに記載の渦流量計において、前記振
動センサユニットが加速度ピックアップとしても校正さ
れ渦流量計が取り付けられた配管における振動をも検出
するようにされたことを特徴とする。
至請求項4の何れかに記載の渦流量計において、前記振
動センサユニットとして、ベース電極とこのベース電極
の一面に一面が接する圧電素子とこの圧電素子の他面に
一面が接する電極とこの電極の他面に一面が接する絶縁
板とを有する柱状の本体ユニットと、この本体ユニット
の周面を隙間を保って覆い前記絶縁板を押圧する筒状の
本体カバーと、この本体カバーの周面と頂部とを隙間を
保って覆う押さえスリーブとを具備した事を特徴とす
る。
説明する。図1は本発明の一実施例の要部構成説明図、
図2は図1の要部詳細説明図、図3は図2の組立図、図
4,図5は図1の動作説明図である。
渦検出部に設けられ、振動加速度のみに感応して信号を
出力する。この場合は、振動センサユニット31は、図
7従来例の渦流量計において、第1コモン電極16、圧
電素子17や電極板18が配置されていた凹部15内の
部分に配置されている。
3に示す。振動センサユニット31は、ベース電極32
1と、このベース電極321の一面に一面が接する圧電
素子322と、この圧電素子322の他面に一面が接す
る電極323と、この電極323の他面に一面が接する
絶縁板324とを有する柱状の本体ユニット32を有す
る。
を保って覆い、絶縁板324を押圧する筒状の本体カバ
ー33と、この本体カバー33の周面と頂部とを隙間を
保って覆う押さえスリーブ34とを有する。
の振動センサユニット部31は片持ち梁の構造として扱
うことが出来、振動Fに対しては、振動センサユニット
部31の自重に対しモーメントMが働き、圧電素子32
2に応力が生じるが、渦の信号に対しては、ほとんど応
力が発生しないことになる。
る状態で、二つの素子の周波数解析を行うと図5のよう
になる。信号Sのキャンセルは従来の方法と同じで、圧
電素子21からの発生電荷をQA、振動センサユニット
部31からの発生電荷をQBとすると、
にモニタし、その値を微調する。
A/SB)≫(NA/NB)であるため、判別レベルを
明確に設定することができる。さらに、少々の詰まりな
らば、圧電素子21は固定端に近いため信号レベルの減
衰は小さく、詰まりの影響を受け難い。
て値づけすることで、配管に取り付けられた実稼働状態
で振動加速度の測定も可能になる。測定した値はパラメ
ータとしてモニタしたり、出力したりすることも可能と
なる。
ておけば、アラーム出力を出すことも可能となり、プラ
ントや工場の設備保全にも役立つ。
耐振特性が向上された渦流量計が得られる。
実に自己診断機能によりアラームを出力することが出来
る渦流量計が得られる。 (3)実稼働状態で、振動加速度を測定出来る渦流量計
が得られる。
部に設けられた凹部15内に配置されたので、堅牢でコ
ンパクトな渦流量計が得られる。
ピックアップとしても校正され、渦流量計が取り付けら
れた配管における振動をも検出するようにされたので、
渦流量計が取り付けられた配管自体の振動をも、検出す
ることが出来る渦流量計が得られる。
て、流量検出素子と同じ圧電素子が使用されたので、製
造コストが低減出来、安価な渦流量計が得られる。
図である。本実施例においては、振動センサユニット3
1が渦検出部の外部に設けられたものである。
に付加することが容易に出来、性能向上が容易な渦流量
計が得られる。
例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎな
い。したがって本発明は、上記実施例に限定されること
なく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、
変形をも含むものである。
によれば、次のような効果がある。渦検出部に設けら
れ、振動加速度のみに感応して信号を出力する振動セン
サユニットが設けられたので、以下の効果が有る。
を受け難く、耐振特性が向上された渦流量計が得られ
る。
実に自己診断機能によりアラームを出力することが出来
る渦流量計が得られる。 (3)実稼働状態で、振動加速度を測定出来る渦流量計
が得られる。
果がある。振動センサユニットが、渦検出部に設けられ
た凹部内に配置されたので、堅牢でコンパクトな渦流量
計が得られる。
果がある。振動センサユニットが、渦検出部の外部に設
けられたので、振動センサユニットを、後に付加するこ
とが容易に出来、性能向上が容易な渦流量計が得られ
る。
果がある。振動センサユニットが、加速度ピックアップ
としても校正され、渦流量計が取り付けられた配管にお
ける振動をも検出するようにされたので、渦流量計が取
り付けられた配管自体の振動をも、検出することが出来
る渦流量計が得られる。
果がある。振動センサユニットの検出素子として、流量
検出素子と同じ圧電素子が使用されたので、製造コスト
が低減出来、安価な渦流量計が得られる。
された渦流量計を実現することが出来る。
成説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】カルマン渦による交番圧力の変動を検出し
て流速流量を測定する渦流量計において、 渦検出部に設けられ振動加速度のみに感応して信号を出
力する振動センサユニットを具備した事を特徴とする渦
流量計。 - 【請求項2】前記振動センサユニットが前記渦検出部に
設けられた凹部内に配置されたことを特徴とする請求項
1記載の渦流量計。 - 【請求項3】前記振動センサユニットが前記渦検出部の
外部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の渦流
量計。 - 【請求項4】前記振動センサユニットが加速度ピックア
ップとしても校正され渦流量計が取り付けられた配管に
おける振動をも検出するようにされたことを特徴とする
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の渦流量計。 - 【請求項5】前記振動センサユニットとして、 ベース電極とこのベース電極の一面に一面が接する圧電
素子とこの圧電素子の他面に一面が接する電極とこの電
極の他面に一面が接する絶縁板とを有する柱状の本体ユ
ニットと、 この本体ユニットの周面を隙間を保って覆い前記絶縁板
を押圧する筒状の本体カバーと、 この本体カバーの周面と頂部とを隙間を保って覆う押さ
えスリーブとを具備した事を特徴とする請求項1乃至請
求項4の何れかに記載の渦流量計。
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-
2001
- 2001-01-19 JP JP2001011323A patent/JP4670152B2/ja not_active Expired - Fee Related
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