JPS6242382B2 - - Google Patents
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- JPS6242382B2 JPS6242382B2 JP13770582A JP13770582A JPS6242382B2 JP S6242382 B2 JPS6242382 B2 JP S6242382B2 JP 13770582 A JP13770582 A JP 13770582A JP 13770582 A JP13770582 A JP 13770582A JP S6242382 B2 JPS6242382 B2 JP S6242382B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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- H01L21/70—Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
- H01L21/71—Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
- H01L21/76—Making of isolation regions between components
- H01L21/762—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
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- H01L21/76221—Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using a local oxidation of silicon, e.g. LOCOS, SWAMI, SILO with a plurality of successive local oxidation steps
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は半導体装置の製造方法に係り、特に
半導体素子を個別に分離する個別素子分離用酸化
シリコン(SiO2)膜の形成方法に関するものであ
る。
半導体素子を個別に分離する個別素子分離用酸化
シリコン(SiO2)膜の形成方法に関するものであ
る。
第1図A〜Eは従来の個別素子分離用SiO2膜
の形成方法の主要段階の状態を示す断面図であ
る。
の形成方法の主要段階の状態を示す断面図であ
る。
まず、第1図Aに示すように、n型シリコンSi
基板1の主面上に膜厚の薄い下敷SiO2膜2を形
成し、この下敷SiO2膜2の表面上に窒化シリコ
ン(Si3N4)膜3を堆積する。次いで、n形Si基板
1の主面部の個別素子分離用SiO2膜を形成すべ
き部位に対応する部分に開口部4が設けられたエ
ツチングマスク用のホトレジスト膜5をSi3N4膜
3の表面上に形成する。次に、第1図Bに示すよ
うに、ホトレジスト膜5をマスクにした選択エツ
チング法によつて、Si3N4膜3の開口部4に露出
する部分を除去して開口部4に下敷SiO2膜2の
表面の一部を露出させるとともにホトレジスト膜
5の下にSi3N4膜3aを残す。次いで、ホトレジ
スト膜5およびSi3N4膜3aをマスクにして、下
敷SiO2膜2の露出部分に図示矢印L方向から開
口部4を通して比較的低密度のn形不純物イオン
を選択的に注入する。次に、第1図Cに示すよう
に、ホトレジスト膜5を除去したのちに、下敷
SiO2膜2の露出部分の表面上からSi3N4膜3aの
表面上にわたつてホトレジスト膜6を成膜し、こ
のホトレジスト膜6の、n形Si基板1の主面部の
個別素子分離用SiO2膜を形成すべき部位内の中
央部に対応する部分に開口部4の形状より小さい
形状の開口部7を形成する。次いで、開口部7が
形成されたホトレジスト膜6をマスクにして、下
敷SiO2膜2の開口部7に露出する部分に、図示
矢印L方向から高密度のn形不純物イオンを注入
する。次に、第1図Dに示すように、ホトレジス
ト膜6を除去したのちに、Si3N4膜3aをマスク
にした熱酸化を行うと、n形Si基板1の主面部の
下敷SiO2膜2のSi3N4膜3aが形成されていない
部分の下の部分は、n形Si基板1の下敷SiO2膜2
のSi3N4膜3aが形成されている部分の下の部分
より極めて酸化されやすいので、n形Si基板1の
主面部の下敷SiO2膜2のSi3N4膜3aが形成され
ていない部分の下の部分の酸化によつて下敷
SiO2膜2のSi3N4膜3aが形成されていない部分
を含む膜厚の厚い個別素子分離用SiO2膜8が形
成され、これと同時に、個別素子分離用SiO2膜
8の下のn形Si基板1の部分に、第1図Bおよび
Dに示した各段階において下敷SiO2膜2に注入
されたn形不純物イオンの拡散によつてn+形不
純物拡散層9およびn++形形不純物拡散層10が
形成される。なお、このとき、Si3N4膜3aの表
面に膜厚の薄いSiO2膜11が形成される。しか
るのち、第1図Eに示すように、SiO2膜11、
Si3N4膜3aおよび下敷SiO2膜2を選択エツチン
グ法によつて順次除去すると、この従来例の方法
の作業が完了する。
基板1の主面上に膜厚の薄い下敷SiO2膜2を形
成し、この下敷SiO2膜2の表面上に窒化シリコ
ン(Si3N4)膜3を堆積する。次いで、n形Si基板
1の主面部の個別素子分離用SiO2膜を形成すべ
き部位に対応する部分に開口部4が設けられたエ
ツチングマスク用のホトレジスト膜5をSi3N4膜
3の表面上に形成する。次に、第1図Bに示すよ
うに、ホトレジスト膜5をマスクにした選択エツ
チング法によつて、Si3N4膜3の開口部4に露出
する部分を除去して開口部4に下敷SiO2膜2の
表面の一部を露出させるとともにホトレジスト膜
5の下にSi3N4膜3aを残す。次いで、ホトレジ
スト膜5およびSi3N4膜3aをマスクにして、下
敷SiO2膜2の露出部分に図示矢印L方向から開
口部4を通して比較的低密度のn形不純物イオン
を選択的に注入する。次に、第1図Cに示すよう
に、ホトレジスト膜5を除去したのちに、下敷
SiO2膜2の露出部分の表面上からSi3N4膜3aの
表面上にわたつてホトレジスト膜6を成膜し、こ
のホトレジスト膜6の、n形Si基板1の主面部の
個別素子分離用SiO2膜を形成すべき部位内の中
央部に対応する部分に開口部4の形状より小さい
形状の開口部7を形成する。次いで、開口部7が
形成されたホトレジスト膜6をマスクにして、下
敷SiO2膜2の開口部7に露出する部分に、図示
矢印L方向から高密度のn形不純物イオンを注入
する。次に、第1図Dに示すように、ホトレジス
ト膜6を除去したのちに、Si3N4膜3aをマスク
にした熱酸化を行うと、n形Si基板1の主面部の
下敷SiO2膜2のSi3N4膜3aが形成されていない
部分の下の部分は、n形Si基板1の下敷SiO2膜2
のSi3N4膜3aが形成されている部分の下の部分
より極めて酸化されやすいので、n形Si基板1の
主面部の下敷SiO2膜2のSi3N4膜3aが形成され
ていない部分の下の部分の酸化によつて下敷
SiO2膜2のSi3N4膜3aが形成されていない部分
を含む膜厚の厚い個別素子分離用SiO2膜8が形
成され、これと同時に、個別素子分離用SiO2膜
8の下のn形Si基板1の部分に、第1図Bおよび
Dに示した各段階において下敷SiO2膜2に注入
されたn形不純物イオンの拡散によつてn+形不
純物拡散層9およびn++形形不純物拡散層10が
形成される。なお、このとき、Si3N4膜3aの表
面に膜厚の薄いSiO2膜11が形成される。しか
るのち、第1図Eに示すように、SiO2膜11、
Si3N4膜3aおよび下敷SiO2膜2を選択エツチン
グ法によつて順次除去すると、この従来例の方法
の作業が完了する。
ところで、この従来例の方法では、個別素子分
離用SiO2膜8の表面上に導体配線層が形成され
た場合には、個別素子分離用SiO2膜8をゲート
酸化膜とするMOS形電界効果トランジスタ(以
下「フイールドトランジスタ」と呼ぶ)が必然的
に形成される。このフイールドトランジスタのし
きい値電圧を上げ、寄生チヤネルの形成を防止す
るためには、個別素子分離用SiO2膜の膜厚を厚
くすることが必要であつた。しかし、個別素子分
離用SiO2膜8の膜厚を厚くすればする程、個別
素子分離用SiO2膜8の形成時の横方向酸化によ
つて個別素子分離用SiO2膜8のSi3N4膜3aとn
形Si基板1との間に喰い込むいわゆるバードビー
ク(Bird Beak)の長さが長くなるので、このバ
ードビークの長さが所定値以上に長くならないよ
うに抑制して個別素子分離用SiO2膜8の膜厚を
厚くすることは容易ではない。従つて、このバー
ドビークによつて、個別素子分離用SiO2膜8の
膜厚を厚くしてフイールドトランジスタのしきい
値電圧を高くするとともに個別素子分離用SiO2
膜8の微細化を図ることが困難であるという欠点
があつた。
離用SiO2膜8の表面上に導体配線層が形成され
た場合には、個別素子分離用SiO2膜8をゲート
酸化膜とするMOS形電界効果トランジスタ(以
下「フイールドトランジスタ」と呼ぶ)が必然的
に形成される。このフイールドトランジスタのし
きい値電圧を上げ、寄生チヤネルの形成を防止す
るためには、個別素子分離用SiO2膜の膜厚を厚
くすることが必要であつた。しかし、個別素子分
離用SiO2膜8の膜厚を厚くすればする程、個別
素子分離用SiO2膜8の形成時の横方向酸化によ
つて個別素子分離用SiO2膜8のSi3N4膜3aとn
形Si基板1との間に喰い込むいわゆるバードビー
ク(Bird Beak)の長さが長くなるので、このバ
ードビークの長さが所定値以上に長くならないよ
うに抑制して個別素子分離用SiO2膜8の膜厚を
厚くすることは容易ではない。従つて、このバー
ドビークによつて、個別素子分離用SiO2膜8の
膜厚を厚くしてフイールドトランジスタのしきい
値電圧を高くするとともに個別素子分離用SiO2
膜8の微細化を図ることが困難であるという欠点
があつた。
この発明は、上述の欠点に鑑みてなされたもの
で、個別素子分離用SiO2膜を形成する熱酸化を
2回に分けて行うことによつて、個別素子分離用
SiO2膜にバードビークの長さを長くすることな
く膜厚の厚い部分を形成することができるように
して、フイールドトランジスタのしきい値電圧を
高くするとともに個別素子分離用SiO2膜の微細
化を図ることが可能な個別素子分離用SiO2膜の
形成方法を提供することを目的とする。
で、個別素子分離用SiO2膜を形成する熱酸化を
2回に分けて行うことによつて、個別素子分離用
SiO2膜にバードビークの長さを長くすることな
く膜厚の厚い部分を形成することができるように
して、フイールドトランジスタのしきい値電圧を
高くするとともに個別素子分離用SiO2膜の微細
化を図ることが可能な個別素子分離用SiO2膜の
形成方法を提供することを目的とする。
第2図A〜Gはこの発明の一実施例の個別素子
分離用SiO2膜の形成方法の主要段階の状態を示
す断面図である。
分離用SiO2膜の形成方法の主要段階の状態を示
す断面図である。
まず、n形Si基板1の主面部に下敷SiO2膜2を
形成し、この下敷SiO2膜2の表面上にSi3N4膜3
を堆積する。次いで、n形Si基板1の主面部の個
別素子分離用SiO2膜を形成すべき部位内の中央
部に対応する部分に開口部11が設けられたエツ
チングマスク用のホトレジスト膜12をSi3N4膜
3の表面上に形成する。次に、第2図Bに示すよ
うに、ホトレジスト膜12をマスクにした選択エ
ツチング法によつて、Si3N4膜3の開口部11に
露出する部分を除去して開口部11に下敷SiO2
膜2の表面の一部を露出させるとともにホトレジ
スト膜12の下にSi3N4膜3aを残す。次いで、
ホトレジスト膜12およびSi3N4膜3aをマスク
にして、下敷SiO2膜2の露出部分に図示矢印L
方向から開口部11を通して高密度のn形不純物
イオンを注入する。次に、第2図Cに示すよう
に、ホトレジスト膜12を除去したのちに、
Si3N4膜3aをマスクにした第1回目の熱酸化を
行うと、n形Si基板1の主面部の下敷SiO2膜2の
Si3N4膜3aが形成されていない部分の下の部分
の酸化によつて下敷SiO2膜2のSi3N4膜3aが形
成されていない部分を含み比較的厚い膜厚を有し
個別素子分離用SiO2膜を形成するためのベース
になる個別素子分離用ベースSiO2膜13が形成
され、これと同時に、この個別素子分離用ベース
SiO2膜13の下のn形Si基板1の部分に、第2図
Bに示した段階において下敷SiO2膜2に注入さ
れたn形不純物イオンの拡散によつてn++形不純
物拡散層14が形成される。なお、このとき、
Si3N4膜3aの表面に膜厚の薄いSiO2膜15が形
成される。次に、第2図Dに示すように、SiO2
膜15を選択エツチング法によつて除去したのち
に、個別素子分離用ベースSiO2膜13の表面上
からSi3N4膜3aの表面上にわたつてホトレジス
ト膜16を成膜し、このホトレジスト膜16の、
n形Si基板1の主面部の個別素子分離用SiO2膜を
形成すべき部位に対応する部分に開口部11の形
状より大きい形状の開口部17を形成してこの開
口部17にSi3N4膜3aの表面の一部および個別
素子分離用ベースSiO2膜13の表面の一部を露
出させる。次に、第2図Eに示すように、開口部
17が形成されたホトレジスト膜16をマスクに
した選択エツチング法によつて、Si3N4膜3aの
開口部17に露出する部分を除去するとともにホ
トレジスト膜16の下にSi3N4膜3bを残す。次
いで、ホトレジスト膜16およびSi3N4膜3bを
マスクにして、下敷SiO2膜2のSi3N4膜3bが形
成されていない部分および個別素子分離用ベース
SiO2膜13に図示矢印L方向から開口部17を
通して比較的低密度のn形不純物イオンを注入す
る。次に、第2図Fに示すように、ホトレジスト
膜16を除去したのちに、Si3N4膜3bをマスク
にした第2回目の熱酸化を行うと、個別素子分離
用ベースSiO2膜13の下のn形Si基板1の部分の
酸化によつて個別素子分離用ベースSiO2膜13
を含んで形成された膜厚の厚い第1の部分18a
と、n形Si基板1の主面部の下敷SiO2膜2の
Si3N4膜3bが形成されていない部分の下の部分
にこの部分の酸化によつて下敷SiO2膜2の一部
を含んで形成され第1の部分18aの膜厚より薄
い膜厚の第2の部分18bとからなる個別素子分
離用SiO2膜18が形成され、これと同時に第2
図Eに示した段階において下敷SiO2膜のSi3N4膜
3bが形成されていない部分および個別素子分離
用ベースSiO2膜13に注入されたn形不純物イ
オンの拡散およびn++形不純物拡散層14の不純
物の再拡散によつて第1の部分18aの下のn形
Si基板1の部分にn++形不純物拡散層19が形成
され第2の部分18bの下のn形Si基板1の部分
にn+形不純物拡散層20が形成される。なお、
このとき、個別素子分離用SiO2膜18の第2の
部分18bに長さの短いバードビークが形成さ
れ、Si3N4膜3bの表面にSiO2膜21が形成され
る。しかるのち、第2図Gに示すように、SiO2
膜21、Si3N4膜3bおよび下敷SiO2膜2を選択
エツチング法によつて順次除去すると、この実施
例の方法の作業が完了する。
形成し、この下敷SiO2膜2の表面上にSi3N4膜3
を堆積する。次いで、n形Si基板1の主面部の個
別素子分離用SiO2膜を形成すべき部位内の中央
部に対応する部分に開口部11が設けられたエツ
チングマスク用のホトレジスト膜12をSi3N4膜
3の表面上に形成する。次に、第2図Bに示すよ
うに、ホトレジスト膜12をマスクにした選択エ
ツチング法によつて、Si3N4膜3の開口部11に
露出する部分を除去して開口部11に下敷SiO2
膜2の表面の一部を露出させるとともにホトレジ
スト膜12の下にSi3N4膜3aを残す。次いで、
ホトレジスト膜12およびSi3N4膜3aをマスク
にして、下敷SiO2膜2の露出部分に図示矢印L
方向から開口部11を通して高密度のn形不純物
イオンを注入する。次に、第2図Cに示すよう
に、ホトレジスト膜12を除去したのちに、
Si3N4膜3aをマスクにした第1回目の熱酸化を
行うと、n形Si基板1の主面部の下敷SiO2膜2の
Si3N4膜3aが形成されていない部分の下の部分
の酸化によつて下敷SiO2膜2のSi3N4膜3aが形
成されていない部分を含み比較的厚い膜厚を有し
個別素子分離用SiO2膜を形成するためのベース
になる個別素子分離用ベースSiO2膜13が形成
され、これと同時に、この個別素子分離用ベース
SiO2膜13の下のn形Si基板1の部分に、第2図
Bに示した段階において下敷SiO2膜2に注入さ
れたn形不純物イオンの拡散によつてn++形不純
物拡散層14が形成される。なお、このとき、
Si3N4膜3aの表面に膜厚の薄いSiO2膜15が形
成される。次に、第2図Dに示すように、SiO2
膜15を選択エツチング法によつて除去したのち
に、個別素子分離用ベースSiO2膜13の表面上
からSi3N4膜3aの表面上にわたつてホトレジス
ト膜16を成膜し、このホトレジスト膜16の、
n形Si基板1の主面部の個別素子分離用SiO2膜を
形成すべき部位に対応する部分に開口部11の形
状より大きい形状の開口部17を形成してこの開
口部17にSi3N4膜3aの表面の一部および個別
素子分離用ベースSiO2膜13の表面の一部を露
出させる。次に、第2図Eに示すように、開口部
17が形成されたホトレジスト膜16をマスクに
した選択エツチング法によつて、Si3N4膜3aの
開口部17に露出する部分を除去するとともにホ
トレジスト膜16の下にSi3N4膜3bを残す。次
いで、ホトレジスト膜16およびSi3N4膜3bを
マスクにして、下敷SiO2膜2のSi3N4膜3bが形
成されていない部分および個別素子分離用ベース
SiO2膜13に図示矢印L方向から開口部17を
通して比較的低密度のn形不純物イオンを注入す
る。次に、第2図Fに示すように、ホトレジスト
膜16を除去したのちに、Si3N4膜3bをマスク
にした第2回目の熱酸化を行うと、個別素子分離
用ベースSiO2膜13の下のn形Si基板1の部分の
酸化によつて個別素子分離用ベースSiO2膜13
を含んで形成された膜厚の厚い第1の部分18a
と、n形Si基板1の主面部の下敷SiO2膜2の
Si3N4膜3bが形成されていない部分の下の部分
にこの部分の酸化によつて下敷SiO2膜2の一部
を含んで形成され第1の部分18aの膜厚より薄
い膜厚の第2の部分18bとからなる個別素子分
離用SiO2膜18が形成され、これと同時に第2
図Eに示した段階において下敷SiO2膜のSi3N4膜
3bが形成されていない部分および個別素子分離
用ベースSiO2膜13に注入されたn形不純物イ
オンの拡散およびn++形不純物拡散層14の不純
物の再拡散によつて第1の部分18aの下のn形
Si基板1の部分にn++形不純物拡散層19が形成
され第2の部分18bの下のn形Si基板1の部分
にn+形不純物拡散層20が形成される。なお、
このとき、個別素子分離用SiO2膜18の第2の
部分18bに長さの短いバードビークが形成さ
れ、Si3N4膜3bの表面にSiO2膜21が形成され
る。しかるのち、第2図Gに示すように、SiO2
膜21、Si3N4膜3bおよび下敷SiO2膜2を選択
エツチング法によつて順次除去すると、この実施
例の方法の作業が完了する。
この実施例の方法では、第1回目の熱酸化によ
つてn形Si基板1の主面部の個別素子分離用SiO2
膜を形成すべき部位内の中央部の厚い個別素子分
離用ベースSiO2膜13を形成し、第2回目の熱
酸化によつて、個別素子分離用ベースSiO2膜1
3を含む膜厚の厚い第1の部分18aとこの第1
の部分18aの膜厚より薄い膜厚を有しバードビ
ークが形成される第2の部分18bとからなる二
段構造の個別素子分離用SiO2膜18を形成する
ので、個別素子分離用SiO2膜18の第1の部分
18aの膜厚を厚くすることによつてフイールド
トランジスタのしきい値電圧を上げ、第1の部分
18aおよび第2の部分18bのそれぞれの下の
部分にn++形不純物拡散層19およびn+形不純物
拡散層20が形成されていることと相まつて寄生
チヤネルの形成を防止することができる。しか
も、第1の部分18aの膜厚を厚くしながら、第
2の部分18bの膜厚を薄くしてこの第2の部分
18bに形成されるバードビークの長さが所定値
以上にならないようにすることができるので、個
別素子分離用SiO2膜18の微細化を図ることが
できる。
つてn形Si基板1の主面部の個別素子分離用SiO2
膜を形成すべき部位内の中央部の厚い個別素子分
離用ベースSiO2膜13を形成し、第2回目の熱
酸化によつて、個別素子分離用ベースSiO2膜1
3を含む膜厚の厚い第1の部分18aとこの第1
の部分18aの膜厚より薄い膜厚を有しバードビ
ークが形成される第2の部分18bとからなる二
段構造の個別素子分離用SiO2膜18を形成する
ので、個別素子分離用SiO2膜18の第1の部分
18aの膜厚を厚くすることによつてフイールド
トランジスタのしきい値電圧を上げ、第1の部分
18aおよび第2の部分18bのそれぞれの下の
部分にn++形不純物拡散層19およびn+形不純物
拡散層20が形成されていることと相まつて寄生
チヤネルの形成を防止することができる。しか
も、第1の部分18aの膜厚を厚くしながら、第
2の部分18bの膜厚を薄くしてこの第2の部分
18bに形成されるバードビークの長さが所定値
以上にならないようにすることができるので、個
別素子分離用SiO2膜18の微細化を図ることが
できる。
この実施例では、第2図Dに示した段階におい
て、ホトレジスト膜16の成膜以前にSiO2膜1
5を除去したが、必ずしもホトレジスト膜16の
成膜以前にSiO2膜15を除去する必要はなく、
SiO2膜15の表面上にホトレジスト膜16の成
膜を行い、第2図Gに示した最後の段階におい
て、SiO2膜15を除去するようにしてもよい。
また、この実施例では、n形Si基板1を用いる場
合について述べたが、p形Si基板を用いる場合で
ものこ実施例と同様の効果がある。なお、この実
施例では、個別素子分離用SiO2膜18の第1の
部分18aおよび第2の部分18bの下のn形Si
基板1の部分にn++形不純物拡散層19およびn+
形不純物拡散層20をそれぞれ形成する場合につ
いて述べたが、この発明はこれに限らず、個別素
子分離用SiO2膜の第1および第2の部分の下の
部分に不純物拡散層を形成しない場合にも適用す
ることができる。
て、ホトレジスト膜16の成膜以前にSiO2膜1
5を除去したが、必ずしもホトレジスト膜16の
成膜以前にSiO2膜15を除去する必要はなく、
SiO2膜15の表面上にホトレジスト膜16の成
膜を行い、第2図Gに示した最後の段階におい
て、SiO2膜15を除去するようにしてもよい。
また、この実施例では、n形Si基板1を用いる場
合について述べたが、p形Si基板を用いる場合で
ものこ実施例と同様の効果がある。なお、この実
施例では、個別素子分離用SiO2膜18の第1の
部分18aおよび第2の部分18bの下のn形Si
基板1の部分にn++形不純物拡散層19およびn+
形不純物拡散層20をそれぞれ形成する場合につ
いて述べたが、この発明はこれに限らず、個別素
子分離用SiO2膜の第1および第2の部分の下の
部分に不純物拡散層を形成しない場合にも適用す
ることができる。
以上、説明したように、この発明による半導体
装置の製造方法では、第1回目の熱酸化によつて
シリコン基板の主面部の個別素子分離用SiO2膜
を形成すべき部位内の中央部に膜厚の厚い個別素
子分離用ベースSiO2を形成し、第2回目の熱酸
化によつて、上記個別素子分離用ベースSiO2膜
を含む膜厚の厚い第1の部分と、この第1の部分
の両側にこれと一体に上記第1の部分の膜厚より
薄い膜厚を有しバードビークが形成される第2の
部分とからなる二段構造の個別素子分離用SiO2
を形成するので、上記第1の部分の膜厚を厚くす
ることによつてフイールドトランジスタのしきい
値電圧を上げ、寄生チヤネルの形成を防止するこ
とができる。しかも、上記第1の部分の膜厚を厚
くしながら、上記第2の部分の膜厚を薄くして上
記第2の部分に形成されるバードビークの長さが
所定値以上にならないようにすることができるの
で、上記個別素子分離用SiO2膜の微細化を図る
ことができる。
装置の製造方法では、第1回目の熱酸化によつて
シリコン基板の主面部の個別素子分離用SiO2膜
を形成すべき部位内の中央部に膜厚の厚い個別素
子分離用ベースSiO2を形成し、第2回目の熱酸
化によつて、上記個別素子分離用ベースSiO2膜
を含む膜厚の厚い第1の部分と、この第1の部分
の両側にこれと一体に上記第1の部分の膜厚より
薄い膜厚を有しバードビークが形成される第2の
部分とからなる二段構造の個別素子分離用SiO2
を形成するので、上記第1の部分の膜厚を厚くす
ることによつてフイールドトランジスタのしきい
値電圧を上げ、寄生チヤネルの形成を防止するこ
とができる。しかも、上記第1の部分の膜厚を厚
くしながら、上記第2の部分の膜厚を薄くして上
記第2の部分に形成されるバードビークの長さが
所定値以上にならないようにすることができるの
で、上記個別素子分離用SiO2膜の微細化を図る
ことができる。
第1図A〜Eは従来の個別素子分離用SiO2膜
の形成方法の主要段階の状態を示す断面図、第2
図A〜Gはこの発明の一実施例の個別素子分離用
SiO2膜の形成方法の主要段階の状態を示す断面
図である。 図において、1はn形シリコン基板、2は下敷
SiO2膜、3,3aおよび3bはSi3N4膜、11は
第1の開口部に対応するホトレジスト膜12の開
口部、13は個別素子分離用ベースSiO2膜、1
7は第2の開口部に対応するホトレジスト膜16
の開口部、18は個別素子分離用SiO2膜、18
aおよび18bはそれぞれ第1および第2の部分
である。なお、図中同一符号はそれぞれ同一もし
くは相当部分を示す。
の形成方法の主要段階の状態を示す断面図、第2
図A〜Gはこの発明の一実施例の個別素子分離用
SiO2膜の形成方法の主要段階の状態を示す断面
図である。 図において、1はn形シリコン基板、2は下敷
SiO2膜、3,3aおよび3bはSi3N4膜、11は
第1の開口部に対応するホトレジスト膜12の開
口部、13は個別素子分離用ベースSiO2膜、1
7は第2の開口部に対応するホトレジスト膜16
の開口部、18は個別素子分離用SiO2膜、18
aおよび18bはそれぞれ第1および第2の部分
である。なお、図中同一符号はそれぞれ同一もし
くは相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 シリコン基板の主面上に形成された下敷酸化
シリコン膜の表面上に上記シリコン基板の主面部
の個別素子分離用酸化シリコン膜を形成すべき部
位内の中央部に対応する部分に第1の開口部が設
けられた窒化シリコン膜を形成する第1の工程、
上記窒化シリコン膜をマスクにした第1回目の熱
酸化を行い上記シリコン基板の主面部の上記下敷
酸化シリコン膜の上記窒化シリコン膜が形成され
ていない部分の下の部分の酸化によつて上記下敷
酸化シリコン膜の上記窒化シリコン膜が形成され
ていない部分を含み個別素子分離用酸化シリコン
膜を形成するためのベースになる膜厚の厚い個別
素子分離用ベース酸化シリコン膜を形成する第2
の工程、上記窒化シリコン膜の上記シリコン基板
の主面部の個別素子分離用酸化シリコン膜を形成
すべき部位に対応する部分に上記第1の開口部の
形状より大きい形状の第2の開口部を形成してこ
の第2の開口部に上記個別素子分離用ベース酸化
シリコン膜および上記下敷酸化シリコン膜の表面
の一部を露出させる第3の工程、上記第2の開口
部が形成された上記窒化シリコン膜をマスクにし
た第2回目の熱酸化を行い上記シリコン基板の上
記個別素子分離用ベース酸化シリコン膜の下の部
分の酸化によつて上記個別素子分離用ベース酸化
シリコン膜を含んで形成された膜厚の厚い第1の
部分と、上記シリコン基板の主面部の上記下敷酸
化シリコン膜の上記窒化シリコン膜が形成されて
いない部分の下の部分の酸化によつて上記下敷酸
化シリコン膜の上記窒化シリコン膜が形成されて
いない部分を含んで形成され上記第1の部分の膜
厚より薄い膜厚の第2の部分とからなる個別素子
分離用酸化シリコン膜を形成する第4の工程、並
びに上記窒化シリコン膜および上記下敷酸化シリ
コン膜を除去する第5の工程を備えた半導体装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13770582A JPS5927543A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13770582A JPS5927543A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5927543A JPS5927543A (ja) | 1984-02-14 |
JPS6242382B2 true JPS6242382B2 (ja) | 1987-09-08 |
Family
ID=15204888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13770582A Granted JPS5927543A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927543A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1213218B (it) * | 1984-09-25 | 1989-12-14 | Ates Componenti Elettron | Processo per la fabbricazione di una cella di memoria non volatile con area di ossido sottile di dimensioni molto piccole, e cella ottenuta con il processo suddetto. |
JPH0821681B2 (ja) * | 1986-06-18 | 1996-03-04 | 株式会社日立製作所 | 半導体集積回路装置の製造方法 |
US4758530A (en) * | 1986-12-08 | 1988-07-19 | Delco Electronics Corporation | Doubly-self-aligned hole-within-a-hole structure in semiconductor fabrication involving a double LOCOS process aligned with sidewall spacers |
JPH01143352A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-05 | Nec Kyushu Ltd | 溝容量部を備えた半導体記憶装置 |
JP2512216B2 (ja) * | 1989-08-01 | 1996-07-03 | 松下電器産業株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
US5448090A (en) * | 1994-08-03 | 1995-09-05 | International Business Machines Corporation | Structure for reducing parasitic leakage in a memory array with merged isolation and node trench construction |
US5679600A (en) * | 1995-10-11 | 1997-10-21 | Micron Technology, Inc. | Double locos for submicron isolation |
-
1982
- 1982-08-06 JP JP13770582A patent/JPS5927543A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5927543A (ja) | 1984-02-14 |
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