JPS6241507B2 - - Google Patents

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JPS6241507B2
JPS6241507B2 JP13699279A JP13699279A JPS6241507B2 JP S6241507 B2 JPS6241507 B2 JP S6241507B2 JP 13699279 A JP13699279 A JP 13699279A JP 13699279 A JP13699279 A JP 13699279A JP S6241507 B2 JPS6241507 B2 JP S6241507B2
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JP13699279A
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Toshio Tanaka
Takeshi Ju
Takeo Ooba
Noriaki Okamura
Kenzo Watanabe
Kyoshi Sakauchi
Seiji Kurozumi
Kenji Hoshina
Tatsuyuki Naritomo
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な1−置換イミダゾール誘導体お
よびその製造法に関する。更に詳細には本発明は
血小板凝集阻止作用、ソロンボキサンA2生合成
阻害作用などの炎症に関与した薬理作用を有し、
それ故に医薬品として有用な新規化合物1−置換
イミダゾール誘導体およびその製造法に関する。 本発明の新規な1−置換イミダゾール誘導体は
下記式() 〔式中、Rはペンチル基、またはシクロヘキシル
基を表わし、Aはエチレン基、又はトランス−ビ
ニレン基、Yはオキソ基(=O)または
【式】 を表わす。〕 で表わされる1−置換イミダゾール誘導体であ
る。 式()において、Aはエチレン基又はトラン
ス−ビニレン基であり、Yはオキソ基(すなわち
=O)または
【式】である。 式()で表わされる1−置換イミダゾール誘
導体はAおよびYの定義により、下記の4個の化
合物群に大別される。 第1に、下記式(−1) 〔式中、Rは式()の定義に同じである。〕 で表わされる1−置換イミダゾール誘導体であ
り、 第2に、下記式(−2) 〔式中、R及びYは式()の定義に同じであ
る。〕 で表わされる1−置換イミダゾール誘導体であ
り、 第3に、下記式(−3) 〔式中、Rは式()の定義に同じである。〕 で表わされる1−置換イミダゾール誘導体であ
り、 第4に、下記式(−4) 〔式中、Rは式()の定義に同じである。〕 で表わされる1−置換イミダゾール誘導体であ
る。なお式(−2)および式(−4)におい
て水酸基の結合している炭素は不斎炭素である
が、本発明の上記式(−2)及び(−4)で
表わされる1−置換イミダゾール誘導体は、これ
らのラセミ混合物はもちろん、光学活性異性体の
いずれをも包含する。 本発明の好ましい1−置換イミダゾール誘導体
の具体例を示すと以下の通りである。 式(−1)で表わされる1−置換イミダゾー
ル誘導体としては、例えば、 1−(3−オキソ−1−トランス−オクテニ
ル)イミダゾール 1−(3−オキソ−3−シクロヘキシル−1−
トランス−プロペニル)イミダゾール などをあげることができ、式(−2)で表わさ
れる1−置換イミダゾール誘導体としては、例え
ば、 1−(3−ヒドロキシオクチル)イミダゾール (R)−1−(3−ヒドロキシオクチル)イミダ
ゾール (S)−1−(3−ヒドロキシオクチル)イミダ
ゾール 1−(3−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルプ
ロピル)イミダゾール などをあげることができる。 また式(−3)で表わされる1−置換イミダ
ゾール誘導体としては、例えば、 1−(3−オキソオクチル)イミダゾール 1−(3−オキソ−3−シクロヘキシルプロピ
ル)イミダゾール などをあげることができ、式(−4)で表わさ
れる1−置換イミダゾール誘導体としては、例え
ば、 1−(3−ヒドロキシ−1−トランス−オクテ
ニル)イミダゾール 1−(3−ヒドロキシ−3−シクロヘキシル−
1−トランス−プロペニル)イミダゾール などをあげることができる。 しかして、本発明の上記式()で表わされる
1−置換イミダゾール誘導体は次のようにして製
造することができる。 すなわち、下記式() 〔式中、Rは式()の定義に同じであり、Xは
ハロゲン原子を表わす。〕 で表わされるエノンとイミダゾールとを反応せし
め、次いで、必要により、還元反応に付すことに
より製造することができる。 本発明の製造法における原料であるイミダゾー
ルは公知化合物であり容易に入手できる。また他
方の原料である式()で表わされるエノンも公
知化合物であり文献(OrganicSynthesis、Coll、
Uol、4、186(1963)またはJ、H、Friedら、
Jourmal of thl American Chemical Society、
94、7827(1972)参照)記載の方法あるいはそれ
に準じた方法により容易に得ることができる。か
かる式()で表わされるエノンとしては例えば
次のようなものがあげられる。(なお、式()
におけるXはハロゲン原子であり、フツ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表わすが、塩
素原子が好適に用いられるので代表例としてXが
塩素原子のものについて例示する。) 1−クロロ−1−トランス−オクテン−3−オ
ン 1−クロロ−3−シクロヘキシル−1−トラン
ス−プロペン−3−オン 本発明の製造法はイミダゾールと式()で表
わされるエノンとを接触せしめることにより実施
することができる。反応は、無溶媒下においても
進行するが、より円滑に進行させるために有機溶
媒体を用いた方が好適である。かかる有機溶媒体
としては四塩化炭素、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、クロロホルムの如きハロゲン化アルカ
ン、ベンゼン、トルエンの如き芳香族炭化水素、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタンの如きエーテル系溶媒、
ヘキサン、ヘプタンの如き炭化水素類、アセト
ン、メチルエチルケトン、ジメチルスルホキシ
ド、N・N−ジメチルホルムアミド、N・N−ジ
メチルアセトアミドの如き溶媒、あるいはピリジ
ン、トリエチルアミンまたはこれらの組み合わせ
による混合溶媒をあげることができる。 本発明において用いられるイミダゾールは反応
原料として供されると同時に脱ハロゲン化水素剤
の塩基として用いられるため、式()で表わさ
れるエノンに対して1.0〜10.0倍モル、好ましく
は2.0〜5.0倍モル用いられる。また有機溶媒体の
使用量は反応を円滑に進行させるために十分な量
があればよく、通常は原料のエノンの1〜100倍
容量、好ましくは2〜20倍容量が用いられる。ま
たイミダゾールそのものを塩基として用いるかわ
りにピリジン、トリエチルアミンなどの有機塩
基、あるいは炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど
の無機塩基を脱ハロゲン化水素剤として用いても
よい。 反応温度は−78〜200℃の範囲で行なわれる
が、好ましくは−20〜100℃、特に好ましくは0
〜50℃で行なわれる。反応の終点はガスクロマト
グラフイーや薄層クロマトグラフイーで反応を追
跡することにより決定されるが、通常、室温にて
5〜24時間程度で反応は完結する。 このようにして、式()で表わされるエノン
とイミダゾールとの反応後、本発明の1−置換イ
ミダゾール誘導体のうちで式(−1)で表わさ
れる1−置換イミダゾール誘導体が得られ、これ
を単離するには次のようにして行なう。所望によ
り溶媒体を留去した後、エーテル、ベンゼン、ヘ
キサン、酢酸エチル、ジクロロメタン、クロロホ
ルムなどの抽出用溶媒を加え、重炭酸ナトリウム
水溶液、食塩水、水などで有機層を洗浄し、硫酸
ナトリウム、硫酸マグネシウムなどで乾燥後、濃
縮して粗生成物を得る。このものをカラムクロマ
トグラフイー、薄層クロマトグラフイー、蒸留、
再結晶などの精製手段を用いて分離し、式(−
1)で表わされる1−置換イミダゾール誘導体を
単離することができる。 かくして得られた式(−1)の1−置換イミ
ダゾール誘導体を還元することによつて式(−
2)、(−3)、(−4)で表わされる1−置換
イミダゾール誘導体が製造される。 式(−2)で表わされる1−置換イミダゾー
ル誘導体を得るには、還元剤としてリチウムアル
ミニウムハイドライド、ナトリウムボロハイドラ
イドなどの金属水素錯化合物を用いるのが好まし
い。 還元剤は通常過剰に使用されるが好ましくは式
(−1)で表わされる1−置換イミダゾール誘
導体に対して還元剤必要当量の1.0〜3.0倍量用い
ることにより実施される。溶媒体としては、還元
剤としてリチウムアルミニウムハイドライドを用
いる場合にはエーテル、テトラヒドロフランなど
が用いられ、ナトリウムボロハイドライドを用い
る場合にはメタノール、エタノール、水、ジクロ
ロメタン、クロロホルムなどの通常用いられる溶
媒体が好ましく用いられる。用いられる溶媒体の
量および反応温度、反応時間および後処理は通常
採用されている条件方法が好ましく用いられる。 反応後、式(−2)で表わされる1−置換イ
ミダゾール誘導体の単離は、所望により溶媒体の
留去、過剰な還元剤の分解後、常法により抽出、
洗浄、乾燥、濃縮後、前述の分離操作を経て行な
われる。 式(−3)で表わされる1−置換イミダゾー
ル誘導体を得るには、式(−1)の1−置換イ
ミダゾール誘導体を水素化触媒の存在下に、水素
化せしめる方法が好ましい。 かかる反応を円滑に進行させるため媒体を用い
るのが好ましく、用いられる媒体としては、一般
の不活性有機溶媒を反応にさしつかえない限り用
いてよいが、好ましくは酢酸エチル、酢酸プロピ
ル等のエステル類;エタノール、メタノール等の
アルコール類;ベンゼン、シクロヘキサン等の炭
化水素類;ジエチルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフン等のエーテル類が用いられる。又、
所望によつてはこれらの二種以上の混合媒体を用
いてもよく、水あるいは酢酸中で行なつてもよ
い。媒体の使用量は、通常用いられる範囲内でよ
いが、好ましくは原料の体積の1倍〜200倍が適
当である。 用いる水素化触媒としては、この種の反応に一
般的に使用されるものであればさしつかえない
が、特に好ましくはパラジウム触媒、白金触媒等
をあげることができる。一例として、10%パラジ
ウム−炭素などが好適に用いられる。触媒の使用
量は例えば原料1gに対し、50mg〜10g、好まし
くは50mg〜1gで十分である。 反応は通常、温和な条件下で容易に進行し、室
温、1気圧で十分であるが、所望によつては−60
℃〜150℃の温度で加圧下で行なつてもよい。反
応時間は、使用する触媒の量、原料の濃度、その
他の反応条件等により異なるが、等モルの水素が
吸収された時点で終了とする。 反応終了後、式(−3)で示される化合物を
分離精製するには前述した如き方法で行なえばよ
い。 式(−4)で表わされる1−置換イミダゾー
ル誘導体を得るには、式(−1)の1−置換イ
ミダゾール誘導体を、三塩化セリウム、三塩化サ
マリウムなどのランタノイド化合物の存在下に、
ナトリウムボロハイドライドなどの金属水素錯化
合物で環元するのが好ましい。 かかる還元方法は文献(Journal of the
American Chemical Society.uol100.2226〜2227.
(1978))記載の方法を採用して行うことができ
る。 こうして得られた本発明の1−置換イミダゾー
ル誘導体は抗血小板凝集阻止作用、ソロンボキサ
ンA2生合成阻害作用などの炎症に関与した生理
作用を有し、それ故に、これらの化合物は、人間
を含めた哺乳動物において、血小板凝集を抑制
し、血栓形成を阻止または予防することが望まれ
る場合に投与される。 例えば、これらの化合物は心臓血管系の硬塞の
予防、術後の血栓症の予防、外科手術後の血管移
植片の開存促進およびアテローム性動脈硬化症、
動脈硬化症などの予防または治療に有用である。 また、老人病患者における脳の虚血発作の予防
および心筋層の硬塞と卒中発作後の長期間の予防
または治療に用いられる。 本発明の1−置換イミダゾール誘導体の具体的
な薬効評価結果の一例を示すと、例えば、1−
(3−オキソ−1−トランス−オクテニル)イミ
ダゾールと1−(3−オキソ−3−シクロヘキシ
ル−1−トランス−プロペニル)イミタゾールの
血小板凝集阻止作用評価(モルモツト血のアラキ
ドン酸凝集に対するin uitro評価)に対する評価
結果は50%阻止濃度(IC50)が、それぞれ、50
μg/mlおよび25μg/mlであつた。 以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に説
明する。 実施例 1 1−クロロ−1−トランス−オクテン−3−オ
ン(2.8g、17.5mmol)のテトラヒドロフラン
(60ml)溶液にイミダゾール(3.08g、45mmol)
を加えて室温で20時間撹拌した。テトラヒドロフ
ラン留去後酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
し、乾燥(MgSO4)後濃縮し、3.97gの粗生成物
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(酢酸エチル)にかけて分離し1−(3−オ
キソ−1−トランス−オクテニル)イミダゾール
(2.71g、14.1mmol、80.7%)を得た。 融点;71〜73℃ 赤外吸収スペクトル(KBr、cm-1); 3060、2910、2830、1645、1520、1490、1465、
1400、1385、1370、1295、1240、1215、1170、
1105、1080、1050、1015、970、900、865、
840、790、770、720、 核磁気共鳴スペクトル(COCl3、(ppm)); 0.88(3H、t、J=5Hz、−CH3) 1.1〜1.9(6H、m、CH2×3) 2.4〜2.7(2H、t、J=7Hz、−COCH2−) 6.43(1H、d、J=15Hz、=CHCO−) 7.17、7.27、と7.84(1H×3、bs×3、イミダ
ゾール環のプロトン) 7.86(1H、d、J=15Hz、N−CH=)。 実施例 2 実施例1で得られた1−(3−オキソ−1−ト
ランス−オクテニル)イミダゾール(500mg、2.6
mmol)をエーテル(10ml)に溶かし、リチウム
アルミニウムハイドライド(119mg、3.1mmol)
のエーテル(20ml)懸濁液に加えた。室温で2時
間撹拌後、飽和硫酸ナトリウム水溶液で後処理
し、510mgの粗生成物を得た。これをシリカゲル
クロマトグラフイー(酢酸エチル)に付して260
mgの生成物を得た。このものは次のスペクトルデ
ータから1−(3−ヒドロキシオクチル)イミダ
ゾール(1.33mmol、51.2%)を確認された。 赤外吸収スペクトル(液膜、cm-1); 3200、3060、2900、2820、1500、1450、1370、
1335、1280、1225、1170、1130、1105、1080、
1030、920、815、730 核磁気共鳴スペクトル 084(3H、t、J=4Hz、−CH3) 1.30(8H、m、CH2×4) 1.86(2H、1、CH2 CHOH) 3.2〜3.6(1H、m、CH OH) 4.09(2H、t、J=7Hz、NCH2−) 4.87(1H、s、OH) 6.97(2H、m、イミダゾール環の4.5位のプロ
トン) 7.45(1H、s、イミダゾール環の2位のプロ
トン)。 実施例 3 1−クロロ−3−シクロヘキシル−1−トラン
ス−プロペン−3−オン11.0g、5.80mmol)と
イミダゾール(1.18g、17.4mmol)を20mlのテ
トラヒドロフランに溶かし、室温で24時間撹拌し
た。実施例1と同様に後処理して1.41gの粗生成
物を得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2)にかけて
分離し1−(3−シクロヘキシル−3−オキソ−
1−トランス−プロペニル)イミダゾール(940
mg、4.61mmol、79.4%)を得た。 融点;91〜92℃ 赤外吸収スペクトル(KBr、cm-1); 3070、2900、2820、1680、1610、1490、1440、
1370、1355、1310、1295、1265、1230、1210、
1145、1095、1070、1030、1010、965、920、
890、855、840、830、755、690 核磁気共鳴スペクトル(COCl3、δ(ppm)); 0.9〜2.1(10H、m、CH2) 2.35(1H、m、CHC=O) 6.42(1H、d、J=14Hz、=CHCO−) 7.13、7.24(1H×2、2×bs、イミダゾール環
の4.5位のプロトン) 7.77(1H、bs、イミダゾール環の2位のプロ
トン) 7.79(1H、d、J=14Hz、NCH=C)。 実施例 4 実施例3で得られた1−(3−シクロヘキシル
−3−オキソ−1−トランス−プロペニル)イミ
ダゾール(940mg、4.61mmol)をエーテル(10
ml)に溶かし、リチウムアルミニウムハイドライ
ド(263mg、6.92mmol)のエーテル(20ml)懸濁
液に加え、室温で2時間撹拌した。実施例2と同
様の後処理により960mgの粗生成物を得、これを
シリカゲルカラムクロマトグラフイー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:3)に付して1−(3−シ
クロヘキシル−3−ヒドロキシプロピル)イミダ
ゾール(616mg、2.96mmol、64.3%)を得た。 赤外吸収スペクトル(液膜、cm-1); 3300、3050、2900、2820、1500、1450、1370、
1280、1220、1150、1095、1070、1030、920、
820。 核磁気共鳴スペクトル(COCl3、δ(ppm)); 0.9〜2.1(11H、m、シクロヘキシル基と
CH2CHOH) 3.2〜3.6(1H、m、CH OH) 4.07(2H、t、J=7Hz、NCH2−) 4.80(1H、s、OH) 6.97(2H、m、イミダゾール環の4.5位のプロ
トン) 7.43(1H、s、イミダゾール環の2位のプロ
トン) 実施例 5 1−(3−オキソ−1−トランス−オクテニ
ル)イミダゾール(576mg、3.0mmol)のメタノ
ール(3ml)溶液に三塩化セリウム7水和物
(1.12g、3.0mmol)を加えて均一溶液とした
後、0℃に冷却した。その中にナトリウムボロハ
イドライド(137mg、3.6mmol)を徐々に加え
た。0℃で10分間、次いで室温で10分間撹拌後、
水(50ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層
を食塩水で洗浄後、乾燥、(MgSO4)、濃縮し620
mgの粗生成物を得た。このものをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(ヘキサン:酢酸エチル=
1:4)にかけて分離し、1−(3−ヒドロキシ
−1−トランス−オクテニル)イミダゾール
(390mg、2.01mmol、67.0%)を得た。 赤外吸収スペクトル(液膜、cm-1); 3200、3080、2900、2830、1725、1665、1490、
1460、1370、1290、1230、1130、1105、1080、
1030、940、910、810、730 核磁気共鳴スペクトル(COCl3、δ(ppm)); 0.87(3H、m、CH3) 1.0〜1.7(8H、m、−(CH2)4−) 4.27(1H、bg、J=6Hz、CHOH) 5.37(1H、s、−OH) 5.86(1H、dd、J=6と14Hz、=CHCHOH) 6.87(1H、d、J=14Hz、NCH=) 7.00と7.11(2H、s×2、イミダゾール環の
4.5位のプロトン) 7.57(1H、s、イミダゾール環の2位のプロ
トン)。 実施例 6 実施例5と同様の方法により、1−(3−シク
ロヘキシル−3−オキソ−1−トランス−プロペ
ニル)イミダゾール(430mg、2.11mmol)を三塩
化セリウム7水和物(785mg、2.11mmol)の存在
下にナトリウムボロハイドライド(120mg、3.17
mmol)を用いてメタノール(10ml)中で反応さ
せた。同様の後処理により440mgの粗生成物を
得、シリカゲルカラムクロマトグラフイー(ヘキ
サン:酢酸エチル=1:9)にかけて分離し、1
−(3−シクロヘキシル−3−ヒドロキシ−1−
トランス−プロペニル)イミダゾール(258mg、
1.25mmol、59.4%)を得た。 融点;99〜100℃ 赤外吸収スペクトル(液膜、cm-1); 3200、3080、2900、2820、1725、1665、1490、
1445、1365、1290、1235、1175、1140、1100、
1080、1025、940、910、890、810、755、730、
695。 核磁気共鳴スペクトル(COCl3、δ(ppm)); 0.7〜2.0(11H、m、シクロヘキシル基) 3.97(1H、m、CHOH) 4.68(1H、bs、−OH) 5.81(1H、dd、J=7と15Hz、=CHCHOH) 6.83(1H、d、J=15Hz、NCH=) 7.00と7.09(2H、s×2、イミダゾール環の
4.5位のプロトン) 7.53(1H、s、イミダゾール環の2位のプロ
トン)。 実施例 7 1−(3−オキソ−1−トランス−オクテニ
ル)イミダゾール(334mg、1.74mmol)を酢酸エ
チル(30ml)に溶かし、10%パラジウム−活性炭
を加えて水素雰囲気下に3時間撹拌した。触媒を
口別した後、酢酸エチルで洗浄し、得られた口
液、洗液を集めて濃縮し310mgの粗生成物を得
た。このものは薄層クロマトグラフイー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:5)で1成分であり、核磁
気共鳴スペクトルではほぼ純粋な1−(3−オキ
ソオクチル)イミタゾールと確認された。粗収率
91.8%。このものをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(ヘキサン:酢酸エチル=1:5)にか
けて分離し、純粋な1−(3−オキソオクチル)
イミダゾール(180mg、0.93mmol、53.3%単離収
率)を得た。 赤外吸収スペクトル(液膜、cm-1); 3080、2910、2840、1705、1500、1445、1375、
1285、1230、1130、1110、1080、1030、910、
820、740。 核磁気共鳴スペクトル(COCl3、δ(ppm)); 0.83(3H、t、J=5Hz、−CH3) 1.0〜1.7(6H、m、−(CH2)3−) 2.31(2H、t、J=7Hz、C(=0)CH2
(CH23CH3) 2.82(2H、t、J=6Hz、NCH2 CH2 C(=
0)−) 4.17(2H、t、J=6Hz、NCH2−) 6.86と6.96(2H、mとs、イミダゾール環の
4.5位のプロトン) 7.44(1H、s、イミダゾール環の2位のプロ
トン)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式() 〔式中、Rはペンチル基、またはシクロヘキシル
    基を表わし、Aはエチレン基またはトランス−ビ
    ニレン基、Yはオキソ基(=O)、または
    【式】を表わす。〕 で表わされる1−置換イミダゾール誘導体。 2 下記式(−1) [式中、Rは式()の定義に同じである。] で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−置
    換イミダゾール誘導体。 3 下記式(−2) [式中、Rは式()の定義に同じである。] で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−置
    換イミダゾール誘導体。 4 下記式(−3) [式中、Rは式()の定義に同じである。] で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−置
    換イミダゾール誘導体。 5 下記式(−4) [式中、Rは式()の定義に同じである。] で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−置
    換イミダゾール誘導体。 6 下記式() 〔式中、Rはペンチル基、またはシクロヘキシル
    基を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。〕 で表わされるエノンとイミダゾールとを反応せし
    めることを特徴とする下記式() [式中、Rは式()の定義に同じである。] で表わされる1−置換イミダゾール誘導体の製造
    法。
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