JPS6241367Y2 - - Google Patents
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- JPS6241367Y2 JPS6241367Y2 JP13031578U JP13031578U JPS6241367Y2 JP S6241367 Y2 JPS6241367 Y2 JP S6241367Y2 JP 13031578 U JP13031578 U JP 13031578U JP 13031578 U JP13031578 U JP 13031578U JP S6241367 Y2 JPS6241367 Y2 JP S6241367Y2
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- Japan
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- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はオーデイオ用カセツトテープデツキ等
に使用して好適な多素子磁気ヘツドに関し、詳し
くは同一トラツク上に機能の異なる2つのヘツド
素子つまり録音用ヘツド素子と再生用ヘツド素子
を近接して配列してなる録音・再生コンビネーシ
ヨンヘツドの改良に関する。
に使用して好適な多素子磁気ヘツドに関し、詳し
くは同一トラツク上に機能の異なる2つのヘツド
素子つまり録音用ヘツド素子と再生用ヘツド素子
を近接して配列してなる録音・再生コンビネーシ
ヨンヘツドの改良に関する。
この種の録音・再生コンビネーシヨンヘツドの
設計上の技術的問題点の1つとしてクロスフイー
ドつまり録音用ヘツド素子から再生用ヘツド素子
への磁束洩れがある。
設計上の技術的問題点の1つとしてクロスフイー
ドつまり録音用ヘツド素子から再生用ヘツド素子
への磁束洩れがある。
このクロスフイードを解決してなる録音・再生
コンビネーシヨンヘツドとして本出願人は第1
図、第2図に示す如く録音用ヘツドコア11およ
び再生用ヘツドコア21等をそれぞれ強磁性材の
パーマロイからなるしぼり加工のシールドケース
14および24にてシールドしてなる録音・再生
コンビネーシヨンヘツドを開発した。
コンビネーシヨンヘツドとして本出願人は第1
図、第2図に示す如く録音用ヘツドコア11およ
び再生用ヘツドコア21等をそれぞれ強磁性材の
パーマロイからなるしぼり加工のシールドケース
14および24にてシールドしてなる録音・再生
コンビネーシヨンヘツドを開発した。
斯る録音・再生コンビネーシヨンヘツドによれ
ば、シールドケースの厚みを従来の筒形シールド
ケースに比べて約半分に薄くすることができ、上
記両ヘツドのギヤツプ113,213のギヤツプ
間隔をクロスフイード劣化させることなく狭め
ることができる効果がある。
ば、シールドケースの厚みを従来の筒形シールド
ケースに比べて約半分に薄くすることができ、上
記両ヘツドのギヤツプ113,213のギヤツプ
間隔をクロスフイード劣化させることなく狭め
ることができる効果がある。
しかしその反面シールドケース14,24であ
るパーマロイはテープの走行に対して摩耗しやす
いきらいがある。
るパーマロイはテープの走行に対して摩耗しやす
いきらいがある。
また本考案者は録音・再生コンビネーシヨンヘ
ツドにおいて、録音用ヘツド素子および再生用ヘ
ツド素子を接地することによりクロスフイードが
改善できることを確認した。ヘツド素子の接地方
法として一般的に導電性塗料をヘツドコアとシー
ルドケースとの間に塗布する方法あるいはテープ
摺動面を金属膜としてヘツドコアを接地する方法
が知られている。
ツドにおいて、録音用ヘツド素子および再生用ヘ
ツド素子を接地することによりクロスフイードが
改善できることを確認した。ヘツド素子の接地方
法として一般的に導電性塗料をヘツドコアとシー
ルドケースとの間に塗布する方法あるいはテープ
摺動面を金属膜としてヘツドコアを接地する方法
が知られている。
しかし前者は導電性塗料を塗布する手数がかか
り、後者はヘツドコアに耐摩耗性の良好なフエラ
イト材を用いた場合ヘツドコアとケースのテープ
摺動面の摩耗特性が異なり、テープ摺動面が早く
摩耗する欠点がある。
り、後者はヘツドコアに耐摩耗性の良好なフエラ
イト材を用いた場合ヘツドコアとケースのテープ
摺動面の摩耗特性が異なり、テープ摺動面が早く
摩耗する欠点がある。
本考案は上記欠点に鑑みてなされたものであ
り、耐摩耗性が良くしかも導電性のあるプラズマ
溶射膜をテープ摺動面に施し、耐摩耗性、クロス
フイードの両方を満足する多素子磁気ヘツド提供
するにある。
り、耐摩耗性が良くしかも導電性のあるプラズマ
溶射膜をテープ摺動面に施し、耐摩耗性、クロス
フイードの両方を満足する多素子磁気ヘツド提供
するにある。
ところでプラズマ溶射材として耐摩耗性の点か
らみればセラミツクがよく、通常アルミナなどが
用いられる。このアルミナをプラズマ溶射材とす
れば、テープ摺動面の耐摩耗性の点で満足するこ
とができる。しかし斯る材料は絶縁物であるの
で、該材料を利用してヘツドコアとシールドケー
スを導通することつまりヘツドコアのシールドケ
ースを通しての接地は不可でありしたがつて接地
手段は別途施さなければならない。
らみればセラミツクがよく、通常アルミナなどが
用いられる。このアルミナをプラズマ溶射材とす
れば、テープ摺動面の耐摩耗性の点で満足するこ
とができる。しかし斯る材料は絶縁物であるの
で、該材料を利用してヘツドコアとシールドケー
スを導通することつまりヘツドコアのシールドケ
ースを通しての接地は不可でありしたがつて接地
手段は別途施さなければならない。
また他のプラズマ溶射材としてニツケル
(Ni)などの金属材がある。斯る導電性材料なら
ばヘツドコアの接地は良好に行なえ満足できるが
耐摩耗性の点で満足できない。
(Ni)などの金属材がある。斯る導電性材料なら
ばヘツドコアの接地は良好に行なえ満足できるが
耐摩耗性の点で満足できない。
プラズマ溶射材として耐摩耗性に優れかつ導電
性を有する材料即ち絶縁物である酸化チタンなる
セラミツク材料をプラズマ溶射すると、そのプラ
ズマ溶射で形成された膜に導電性を有する。
性を有する材料即ち絶縁物である酸化チタンなる
セラミツク材料をプラズマ溶射すると、そのプラ
ズマ溶射で形成された膜に導電性を有する。
その値は0.5Ω−cmであつてヘツドコア材のMn
−Znフエライトの1Ω−cmに比べて充分の導電
性を持つていることが判つた。
−Znフエライトの1Ω−cmに比べて充分の導電
性を持つていることが判つた。
本考案は斯る膜をヘツドのテープ摺動面に施し
たことを特徴とするものである。
たことを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の一実施例を示す録音・再生
コンビネーシヨンヘツドの正面図、第2図はその
要部横断面図、第3図は要部縦断面図である。同
図において10は録音用ヘツド素子を示し、該ヘ
ツド素子はフエライトからなる録音用ヘツドコア
11,11を具えている。ヘツドコア11,11
は録音ギヤツプ113,113を形成してなるフ
ロントコア111,111とコイル114,11
4を巻回してなるリアコア112,112とから
構成されており、これらのコアはコア保持手段1
2により保持されている。13はヘツドコア1
1,11間に介在されたチヤンネル用シールド
板、14はそれらの録音用部品を収納したパーマ
ロイからなるシールドケースを示し、該ケースは
しぼり加工によりU形に形成されている。シール
ドケース14の前面にはヘツドコア11,11の
一部を露出するための窓141を形成してある。
20は再生用ヘツド素子を示し、該ヘツド素子は
フエライトからなる再生用ヘツドコア21,21
を具えている。ヘツドコア21,21は再生ギヤ
ツプ213,213を形成してなるフロントコア
211,211とコイル214,214を巻回し
てなるリアコア212,212とから構成されて
おり、これらのコアはコア保持手段12により保
持されている。13はヘツドコア21,21間に
介在されたチヤンネル用シールド板、24はそれ
らの再生部品を収納したパーマロイからなるシー
ルドケースを示し、該ケースはケース14と同様に
しぼり加工によりU形に形成され、その前面には
ヘツドコア21,21の一部を露出するための窓
241を形成してある。30は図示の如く接合さ
れたシールドケース14,24の前面即ちテープ
摺動面にプラズマ溶着された導電性を有するセラ
ミツク膜(酸化チタン)を示し、該膜は約100ミ
クロン程度の厚みをもたせてある。セラミツク膜
30はテープ摺動面の耐摩耗性を良好にすると共
にヘツドコア11,11,21,21とシールド
ケース14,24を電気的に導通し、上記ヘツド
コアをシールドケース14,24を通して接地し
ている。
る。第1図は本考案の一実施例を示す録音・再生
コンビネーシヨンヘツドの正面図、第2図はその
要部横断面図、第3図は要部縦断面図である。同
図において10は録音用ヘツド素子を示し、該ヘ
ツド素子はフエライトからなる録音用ヘツドコア
11,11を具えている。ヘツドコア11,11
は録音ギヤツプ113,113を形成してなるフ
ロントコア111,111とコイル114,11
4を巻回してなるリアコア112,112とから
構成されており、これらのコアはコア保持手段1
2により保持されている。13はヘツドコア1
1,11間に介在されたチヤンネル用シールド
板、14はそれらの録音用部品を収納したパーマ
ロイからなるシールドケースを示し、該ケースは
しぼり加工によりU形に形成されている。シール
ドケース14の前面にはヘツドコア11,11の
一部を露出するための窓141を形成してある。
20は再生用ヘツド素子を示し、該ヘツド素子は
フエライトからなる再生用ヘツドコア21,21
を具えている。ヘツドコア21,21は再生ギヤ
ツプ213,213を形成してなるフロントコア
211,211とコイル214,214を巻回し
てなるリアコア212,212とから構成されて
おり、これらのコアはコア保持手段12により保
持されている。13はヘツドコア21,21間に
介在されたチヤンネル用シールド板、24はそれ
らの再生部品を収納したパーマロイからなるシー
ルドケースを示し、該ケースはケース14と同様に
しぼり加工によりU形に形成され、その前面には
ヘツドコア21,21の一部を露出するための窓
241を形成してある。30は図示の如く接合さ
れたシールドケース14,24の前面即ちテープ
摺動面にプラズマ溶着された導電性を有するセラ
ミツク膜(酸化チタン)を示し、該膜は約100ミ
クロン程度の厚みをもたせてある。セラミツク膜
30はテープ摺動面の耐摩耗性を良好にすると共
にヘツドコア11,11,21,21とシールド
ケース14,24を電気的に導通し、上記ヘツド
コアをシールドケース14,24を通して接地し
ている。
第4図はシールドケース14,24のテープ摺
動面にセラミツク膜30を施し、該セラミツク膜
を利用してヘツドコア11,11,21,21を
接地した時と接地しない時のクロスフイード値を
示した特性図であつて、41はヘツドコアを接地
した場合、42はコアを接地しない場合の特性曲
線である。
動面にセラミツク膜30を施し、該セラミツク膜
を利用してヘツドコア11,11,21,21を
接地した時と接地しない時のクロスフイード値を
示した特性図であつて、41はヘツドコアを接地
した場合、42はコアを接地しない場合の特性曲
線である。
ここで録音用コイル114に2mAの信号を流
し、再生用コイル214に誘起される電圧をクロ
スフイードとして1V=0dBで表わしてある。この
クロスフイード量は20KHzで−75dB以下が実用
値である。
し、再生用コイル214に誘起される電圧をクロ
スフイードとして1V=0dBで表わしてある。この
クロスフイード量は20KHzで−75dB以下が実用
値である。
以上述べたことから判るように本考案は耐摩耗
性に優れたセラミツク材をシールドケースのテー
プ摺動面に溶着し該セラミツク材にてテープ摺動
面の耐摩耗性の向上を計ると共にヘツドコアの接
地をも行つているので、従来の如くコア接地工数
を特別にかけなくても耐摩耗性に優れかつクロス
フイードの良好な録音・再生コンビネーシヨンヘ
ツドを得ることができる。
性に優れたセラミツク材をシールドケースのテー
プ摺動面に溶着し該セラミツク材にてテープ摺動
面の耐摩耗性の向上を計ると共にヘツドコアの接
地をも行つているので、従来の如くコア接地工数
を特別にかけなくても耐摩耗性に優れかつクロス
フイードの良好な録音・再生コンビネーシヨンヘ
ツドを得ることができる。
第1図は本考案の多素子磁気ヘツドの正面図、
第2図はその要部横断面図、第3図はその要部縦
断面図、第4図は本考案の説明に供する特性図で
ある。 11……録音用ヘツドコア、21……再生用ヘ
ツドコア、14,24……シールドケース、30
……導電性を有するセラミツク材。
第2図はその要部横断面図、第3図はその要部縦
断面図、第4図は本考案の説明に供する特性図で
ある。 11……録音用ヘツドコア、21……再生用ヘ
ツドコア、14,24……シールドケース、30
……導電性を有するセラミツク材。
Claims (1)
- 同一トラツク上に、録音・再生の機能の異なる
2つのヘツド素子を配列してなる、多素子磁気ヘ
ツドにおいて、各磁気ヘツドを独立に包囲するシ
ールドケースのテープ当接面側に作動ギヤツプを
有する磁気コアの一部を露出するための窓を有
し、該窓より露出する各々のヘツド素子の磁気回
路を形成する磁気コアをすくなくともそのテープ
当接部をフエライト材とし、その周囲を包囲する
テープ当接材を、前記シールドケース面上に形成
させ導電性を有するセラミツク材としたことを特
徴とする多素子磁気ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13031578U JPS6241367Y2 (ja) | 1978-09-25 | 1978-09-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13031578U JPS6241367Y2 (ja) | 1978-09-25 | 1978-09-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5549328U JPS5549328U (ja) | 1980-03-31 |
JPS6241367Y2 true JPS6241367Y2 (ja) | 1987-10-23 |
Family
ID=29095818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13031578U Expired JPS6241367Y2 (ja) | 1978-09-25 | 1978-09-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6241367Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-09-25 JP JP13031578U patent/JPS6241367Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5549328U (ja) | 1980-03-31 |
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