JPS604274Y2 - 磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツドInfo
- Publication number
- JPS604274Y2 JPS604274Y2 JP1975005094U JP509475U JPS604274Y2 JP S604274 Y2 JPS604274 Y2 JP S604274Y2 JP 1975005094 U JP1975005094 U JP 1975005094U JP 509475 U JP509475 U JP 509475U JP S604274 Y2 JPS604274 Y2 JP S604274Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- magnetic head
- bobbin
- cores
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はテープレコーダ等に使用する磁気ヘッドに関
し、特にノイズ防止のための改良した磁気ヘッドに関す
るものである。
し、特にノイズ防止のための改良した磁気ヘッドに関す
るものである。
従来の磁気ヘッドに於いて、テープ等の磁性記録媒体と
接するフェライトコアの先端部は走行する前記磁性媒体
との摩擦からフェライトコアに静電気が発生する。
接するフェライトコアの先端部は走行する前記磁性媒体
との摩擦からフェライトコアに静電気が発生する。
フェライトコアと保護ケースの間が絶縁されている場合
はフェライトコアから該保護ケースに放電し、そのスパ
ークがノイズとして現われ、前記磁性記録媒体に記録再
生する信号に影響を及ぼす。
はフェライトコアから該保護ケースに放電し、そのスパ
ークがノイズとして現われ、前記磁性記録媒体に記録再
生する信号に影響を及ぼす。
この影響を防ぐため従来はフェライトコアと保護ケース
を導電性樹脂などで接合していたが、作業性が悪く、経
時変化で導電性樹脂が劣化し依然としてノイズの問題が
残る欠点があった。
を導電性樹脂などで接合していたが、作業性が悪く、経
時変化で導電性樹脂が劣化し依然としてノイズの問題が
残る欠点があった。
この考案は、上述の如き欠点を解決すべくなされたもの
であって、以下にその一実施例を図面にもとづいて説明
する。
であって、以下にその一実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図a及びbは本考案の磁気ヘッドの縦断面図及び正
面図であり、同図CはaのA−A’平面断面図である。
面図であり、同図CはaのA−A’平面断面図である。
以上の図中の符号1及び2はフェライトの前部コア、3
及び4は該前記コア1,2にそれぞれ接合されるフェラ
イトは金属磁性体の後部コアであり、前部コア1及び後
部コア3間の接合部にはボビン5が嵌着され、同様に前
部コア2及び後部コア4間の接合部にはボビン6が嵌着
されており、各ボビン5,6にはコイル7.8力巻装さ
れている。
及び4は該前記コア1,2にそれぞれ接合されるフェラ
イトは金属磁性体の後部コアであり、前部コア1及び後
部コア3間の接合部にはボビン5が嵌着され、同様に前
部コア2及び後部コア4間の接合部にはボビン6が嵌着
されており、各ボビン5,6にはコイル7.8力巻装さ
れている。
ここで、ヘッドコアを前部コアと後部コアとに分離する
理由は、その分離された部分からコイルを巻装したボビ
ンを挿入するためである。
理由は、その分離された部分からコイルを巻装したボビ
ンを挿入するためである。
すなわち、ヘッドコアをフェライトで構成した場合、前
端のへラドギャップは最初からガラス溶着されて開かな
いようになっている。
端のへラドギャップは最初からガラス溶着されて開かな
いようになっている。
これは、金属磁性体のようにヘッドギャップの部分で突
き合わせ圧着固定したのでは、応力により特性が著しく
劣化するためである。
き合わせ圧着固定したのでは、応力により特性が著しく
劣化するためである。
さらに前記ボビン5,6及び後部コア3,4間には弾性
体9,10が各々挿入されている。
体9,10が各々挿入されている。
該弾性体9,10は例えばベリリウム・銅合金の如き良
好なる弾性特性を有する材料で構成されたコ字板状のも
ので、適当な曲率で彎曲した外側面が後部コア3,4の
側面と接触して、該後部コア3゜4を前記前部コア1,
2に向けて圧着するように、前記ボビン5,6と後部コ
ア3,4との間の微少間隙内に強制的に挿入されている
。
好なる弾性特性を有する材料で構成されたコ字板状のも
ので、適当な曲率で彎曲した外側面が後部コア3,4の
側面と接触して、該後部コア3゜4を前記前部コア1,
2に向けて圧着するように、前記ボビン5,6と後部コ
ア3,4との間の微少間隙内に強制的に挿入されている
。
前記前部コア1,2はガラススペサー11を弁材して磁
性材料などからなるシールド板12に嵌着され、また前
記後部コア3,4の他端はL字状の端子13の両端を露
出して埋設した基板(通常絶縁樹脂の成製品)14に植
設されて保護ケースとしての導電性接地ケース15で全
体を保持されて、該ケース15と前記シールド板12を
導電性注型樹脂16で固着させ、更に前記弾性体9,1
0と前記ケース15をリード線17と半田18で電気的
に接続して構成されている。
性材料などからなるシールド板12に嵌着され、また前
記後部コア3,4の他端はL字状の端子13の両端を露
出して埋設した基板(通常絶縁樹脂の成製品)14に植
設されて保護ケースとしての導電性接地ケース15で全
体を保持されて、該ケース15と前記シールド板12を
導電性注型樹脂16で固着させ、更に前記弾性体9,1
0と前記ケース15をリード線17と半田18で電気的
に接続して構成されている。
なお、前記導電性接地ケース15は磁気ヘッドを装着す
べき機器の本体フレーム等に螺子等で固定される際に必
然的にアースされる。
べき機器の本体フレーム等に螺子等で固定される際に必
然的にアースされる。
以上の実施例の構成において、前部コア1,2を構成す
るフェライト材は比抵抗が100乃至100cmと低い
ものであり(比抵抗が高いフェライトは初透磁率が低く
再生感度が低くなるため使用されない)、また後部コア
3,4も同様のフェライト材又は比抵抗の小さな金属磁
性体で構成されるため、ヘッドコア全体はほぼ同電位と
なる。
るフェライト材は比抵抗が100乃至100cmと低い
ものであり(比抵抗が高いフェライトは初透磁率が低く
再生感度が低くなるため使用されない)、また後部コア
3,4も同様のフェライト材又は比抵抗の小さな金属磁
性体で構成されるため、ヘッドコア全体はほぼ同電位と
なる。
しかも、ヘッドコア全体は、ベリリウム、銅合金等の導
電性の弾性体9,10、リード線17及び半田18を介
して導電性接地ケース15に電気接続されているため、
常に接地電位に保たれるようになっている。
電性の弾性体9,10、リード線17及び半田18を介
して導電性接地ケース15に電気接続されているため、
常に接地電位に保たれるようになっている。
従って、テープ等の磁性媒体の走行に伴って前部コア1
,2に発生した静電気は、後部コア3,4、弾性体9,
10、リード線17及び半田18の経路で導電性接地ケ
ース15に効果的に放電される。
,2に発生した静電気は、後部コア3,4、弾性体9,
10、リード線17及び半田18の経路で導電性接地ケ
ース15に効果的に放電される。
以上の如く本考案の要旨は前部コアの後端部に後部コア
の前端部を接合させ、該接合部にボビンを嵌着すると共
に、前記ボビン及びコア間の間隙内に弾性体を挿入して
導電性接地ケースに内装してなる磁気ヘッドにおいて、
前記弾性体とケースを電気的に接続したことを特徴とす
るから、前記前部コア1,2に発生する静電気による電
位を前記弾性体9,10を介して接地電位の前記導電性
接地ケース15に短絡させることができるから、前記後
部コア3,4に電極面を形威し、その上に半田を施す様
なことの煩雑な工程も必要とせず、作業が極めて簡略さ
れ、前記導電樹脂の劣化によるノイズの防止が出来、か
つ帯電ノイズがなく特性のバラツキを非常に少くして歩
留りの向上がはかれると共に、録音再生特性で極めて向
上が得られる。
の前端部を接合させ、該接合部にボビンを嵌着すると共
に、前記ボビン及びコア間の間隙内に弾性体を挿入して
導電性接地ケースに内装してなる磁気ヘッドにおいて、
前記弾性体とケースを電気的に接続したことを特徴とす
るから、前記前部コア1,2に発生する静電気による電
位を前記弾性体9,10を介して接地電位の前記導電性
接地ケース15に短絡させることができるから、前記後
部コア3,4に電極面を形威し、その上に半田を施す様
なことの煩雑な工程も必要とせず、作業が極めて簡略さ
れ、前記導電樹脂の劣化によるノイズの防止が出来、か
つ帯電ノイズがなく特性のバラツキを非常に少くして歩
留りの向上がはかれると共に、録音再生特性で極めて向
上が得られる。
また、従来の磁気ヘッドと比較して組立が容易となり、
生産性の向上がはかられる等の多くの効果を奏する。
生産性の向上がはかられる等の多くの効果を奏する。
第1図aおよびbは本考案の磁気ヘッドの一実施例を示
す縦断面図および正面図で、同じくcは同図aのA−A
’の平面断面図である。 1.2・・・・・・前部コア、3,4・・・・・・後部
コア、5.6・・・・・・ボビン、7,8・・・・・・
コイル、9,10・・・・・・弾性体、15・・・・・
・ケース、17・・・・・・リード線、18・・・・・
・半田。
す縦断面図および正面図で、同じくcは同図aのA−A
’の平面断面図である。 1.2・・・・・・前部コア、3,4・・・・・・後部
コア、5.6・・・・・・ボビン、7,8・・・・・・
コイル、9,10・・・・・・弾性体、15・・・・・
・ケース、17・・・・・・リード線、18・・・・・
・半田。
Claims (1)
- 前部コアの後端部に設けられた接合部と後部コアの前端
部に設けられた接合部とをコイルを巻装したボビンの内
側に挿入して重ね合わせて、彎曲したコ字板状の弾性体
により該弾性体の外側面が前記後部コアの側面と接触し
て、前記後部コアを前記前部コアに向けて圧着するよう
に前記ボビンを嵌着して、導電性接地ケースに内装して
なる磁気ヘッドであって、前記コ字板状の弾性体は前記
導電性接地ケースに半田又はリード線等の別個の導電材
により間接的に電気的接続されたことを特徴とする磁気
ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975005094U JPS604274Y2 (ja) | 1975-01-07 | 1975-01-07 | 磁気ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975005094U JPS604274Y2 (ja) | 1975-01-07 | 1975-01-07 | 磁気ヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5187418U JPS5187418U (ja) | 1976-07-13 |
JPS604274Y2 true JPS604274Y2 (ja) | 1985-02-06 |
Family
ID=28067684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975005094U Expired JPS604274Y2 (ja) | 1975-01-07 | 1975-01-07 | 磁気ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604274Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8858168B2 (en) | 2008-03-03 | 2014-10-14 | General Electric Company | Ventilation system and method for assembling the same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS402850Y1 (ja) * | 1964-08-10 | 1965-01-27 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49101717U (ja) * | 1972-12-21 | 1974-09-02 |
-
1975
- 1975-01-07 JP JP1975005094U patent/JPS604274Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS402850Y1 (ja) * | 1964-08-10 | 1965-01-27 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8858168B2 (en) | 2008-03-03 | 2014-10-14 | General Electric Company | Ventilation system and method for assembling the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5187418U (ja) | 1976-07-13 |
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