JPH0734486Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0734486Y2 JPH0734486Y2 JP1985075013U JP7501385U JPH0734486Y2 JP H0734486 Y2 JPH0734486 Y2 JP H0734486Y2 JP 1985075013 U JP1985075013 U JP 1985075013U JP 7501385 U JP7501385 U JP 7501385U JP H0734486 Y2 JPH0734486 Y2 JP H0734486Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- head
- core
- recording
- reproducing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本考案は、フロッピーディスクなどの磁気記録再生装置
に用いられるディジタル信号用の記録再生磁気ヘッドに
関する。
に用いられるディジタル信号用の記録再生磁気ヘッドに
関する。
(2)従来の技術 フロッピーディスク用の記録再生ヘッドとしては,記録
再生ヘッドコア両側の磁気ギャップと同じ方向に消去用
磁気ギャップを形成した消去ヘッドを配設するトンネル
イレーズ形の磁気ヘッドと,記録再生ヘッドの両側に一
定の間隔を残して消去ヘッドコアを配設し,消去ヘッド
用コアと記録再生用コアとの間隔で生じる漏れ磁界によ
って消去するストラドルイレーズ形の磁気ヘッドとがあ
る。いずれの磁気ヘッドでも記録信号の両側のひずみ,
または乱れを磁気的にトリミング消去することによって
磁気ヘッドのトラック位置ずれで生じる信号対雑音比を
改善している。
再生ヘッドコア両側の磁気ギャップと同じ方向に消去用
磁気ギャップを形成した消去ヘッドを配設するトンネル
イレーズ形の磁気ヘッドと,記録再生ヘッドの両側に一
定の間隔を残して消去ヘッドコアを配設し,消去ヘッド
用コアと記録再生用コアとの間隔で生じる漏れ磁界によ
って消去するストラドルイレーズ形の磁気ヘッドとがあ
る。いずれの磁気ヘッドでも記録信号の両側のひずみ,
または乱れを磁気的にトリミング消去することによって
磁気ヘッドのトラック位置ずれで生じる信号対雑音比を
改善している。
従来のトンネルイレーズ形の磁気ヘッドは,第3図およ
び第4図に示すように軟磁性体よりなる2個の磁気コア
1と2とを突き合わせて磁気ギャップ12を形成し,磁気
コア1を巻枠10に巻線を巻回した記録再生ヘッド用コイ
ル4に挿入し,バックコア3で磁気コア1と2の間を連
結し閉磁路を形成して記録再生用磁気ヘッドを形成す
る。また消去用磁気コア5と5′および6と6′を突き
合わせて磁気ギャップ14および15を形成し,磁気コア5
と6を,巻枠11に巻線を巻回した消去ヘッド用コイル7
に挿入し,消去ヘッドを形成する。すなわち第4図に示
すように,軟磁性体の2個の磁気コア1,2との突き合わ
せで磁気ギャップ12を形成し,これと非磁性材料から成
るU字形部分13とにより記録再生用磁気コアとし,この
記録再生用磁気コアの両側面に消去磁気ギャップ14及び
15を設け,また非磁性材料から成るL字形部分16,17と
消去用磁気コア5,5′及び6,6′を重ね合わせ,さらにこ
れらを非磁性体のスライダ8と9で挾持固定し磁気ヘッ
ドが形成されている。
び第4図に示すように軟磁性体よりなる2個の磁気コア
1と2とを突き合わせて磁気ギャップ12を形成し,磁気
コア1を巻枠10に巻線を巻回した記録再生ヘッド用コイ
ル4に挿入し,バックコア3で磁気コア1と2の間を連
結し閉磁路を形成して記録再生用磁気ヘッドを形成す
る。また消去用磁気コア5と5′および6と6′を突き
合わせて磁気ギャップ14および15を形成し,磁気コア5
と6を,巻枠11に巻線を巻回した消去ヘッド用コイル7
に挿入し,消去ヘッドを形成する。すなわち第4図に示
すように,軟磁性体の2個の磁気コア1,2との突き合わ
せで磁気ギャップ12を形成し,これと非磁性材料から成
るU字形部分13とにより記録再生用磁気コアとし,この
記録再生用磁気コアの両側面に消去磁気ギャップ14及び
15を設け,また非磁性材料から成るL字形部分16,17と
消去用磁気コア5,5′及び6,6′を重ね合わせ,さらにこ
れらを非磁性体のスライダ8と9で挾持固定し磁気ヘッ
ドが形成されている。
(3)考案が解決しようとする問題点 しかし従来の磁気ヘッド,特に記録再生用ヘッドにおい
ては,第4図に示す磁気コア1,2およびU字形部分13の
厚さはトラック密度により決定し,トラック密度を向上
させるためには磁気コアを薄くしなければならず,磁気
コアが薄くなることはヘッドに電流を流したときに磁気
コア自体が磁気的に飽和しやすくなり,充分な記録再生
ができなく,さらにヘッド効率は体積に比例するためヘ
ッド効率を悪化させるという欠点がある。
ては,第4図に示す磁気コア1,2およびU字形部分13の
厚さはトラック密度により決定し,トラック密度を向上
させるためには磁気コアを薄くしなければならず,磁気
コアが薄くなることはヘッドに電流を流したときに磁気
コア自体が磁気的に飽和しやすくなり,充分な記録再生
ができなく,さらにヘッド効率は体積に比例するためヘ
ッド効率を悪化させるという欠点がある。
(4)問題点を解決するための手段 本考案は従来のかかる欠点を除き,軟磁性材料よりなり
先端を突き合わせて磁気ギャップ12を形成した2個の磁
気コア1,2と,上記2個の磁気コア後端近傍の一面に両
端を接して閉磁路を形成するバックコア3を架設する記
録再生用の磁気ヘッドにおいて,記録再生用ヘッドコア
3取り付けのための足部1′を短くし,厚さが大で体積
が大なるU字状バックコアを記録再生用ヘッドコアの閉
磁路部とする磁気ヘッドである。
先端を突き合わせて磁気ギャップ12を形成した2個の磁
気コア1,2と,上記2個の磁気コア後端近傍の一面に両
端を接して閉磁路を形成するバックコア3を架設する記
録再生用の磁気ヘッドにおいて,記録再生用ヘッドコア
3取り付けのための足部1′を短くし,厚さが大で体積
が大なるU字状バックコアを記録再生用ヘッドコアの閉
磁路部とする磁気ヘッドである。
(5)作用 磁気ヘッドにおける磁気媒体のトラック幅とは関係がな
いバックコア3を体積を大として磁気抵抗を小さくし,
磁気飽和範囲を広くしヘッド効率をよくする。
いバックコア3を体積を大として磁気抵抗を小さくし,
磁気飽和範囲を広くしヘッド効率をよくする。
(6)実施例 本考案による磁気ヘッドの一実施例は第1図,第2図に
示すように,軟磁性材料よりなる2個の磁気コア1,2の
先端を突き合わせて磁気ギャップ12を形成し,さらにこ
れらの磁気コア1,2のバックコア取り付けのための脚部
1′を短くし,厚さが大で体積の大なるU字状のバック
コア3の脚部3′と磁気コア1,2の脚部1′を樹脂また
はガラスにて接着し,接着された磁気コア1,2とバック
コア3とが重なる部分にコイル4を巻回す。
示すように,軟磁性材料よりなる2個の磁気コア1,2の
先端を突き合わせて磁気ギャップ12を形成し,さらにこ
れらの磁気コア1,2のバックコア取り付けのための脚部
1′を短くし,厚さが大で体積の大なるU字状のバック
コア3の脚部3′と磁気コア1,2の脚部1′を樹脂また
はガラスにて接着し,接着された磁気コア1,2とバック
コア3とが重なる部分にコイル4を巻回す。
(7)考案の効果 上述したように本考案によれば,記録再生用磁気コア1,
2とバックコア3からなる閉磁路部の体積を大きくする
ことにより,ヘッド効率のよく,しかも磁気コアの飽和
による特性悪化を防止することができる。
2とバックコア3からなる閉磁路部の体積を大きくする
ことにより,ヘッド効率のよく,しかも磁気コアの飽和
による特性悪化を防止することができる。
第1図は本考案によるトンネルイレーズ形磁気ヘッドの
実施例の外観斜視図,第2図は本考案による磁気ヘッド
に用いられる記録再生用コアとバックコアとを分解した
外観斜視図,第3図は従来のトンネルイレーズ形磁気ヘ
ッドの例の外観斜視図,第4図は第3図の磁気ヘッドを
分解した外観斜視図である。 なお 1,2:記録再生用磁気コア,1′,3′:脚部,3:バックコア,
4:コイル,8,9:スライダ,12:記録再生用磁気ギャップ,1
4:消去用磁気ギャップ。
実施例の外観斜視図,第2図は本考案による磁気ヘッド
に用いられる記録再生用コアとバックコアとを分解した
外観斜視図,第3図は従来のトンネルイレーズ形磁気ヘ
ッドの例の外観斜視図,第4図は第3図の磁気ヘッドを
分解した外観斜視図である。 なお 1,2:記録再生用磁気コア,1′,3′:脚部,3:バックコア,
4:コイル,8,9:スライダ,12:記録再生用磁気ギャップ,1
4:消去用磁気ギャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−119525(JP,A) 特開 昭59−140616(JP,A) 特開 昭59−154624(JP,A) 特開 昭55−80822(JP,A) 特開 昭59−24414(JP,A) 実開 昭57−26733(JP,U) 実開 昭55−178837(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】記録再生用の磁気ギャップ12を設けた記録
再生用の磁気コア1、2の両側面に消去用の磁気ギャッ
プを設けた消去用の磁気コア5、6を積層配設し、前記
磁気コア1、2の厚さおよび体積より大きい厚さおよび
体積を有し、U字形を呈するバックコア3を、その脚部
3′の先端を前記磁気コア1と2の脚部1′の先端間に
突き合わせて架設し、この突き合わせた部分にコイル4
を巻回し、前記磁気コア1、2の両側面に積層配設され
た前記消去用の磁気コア5、6の両側を非磁性材よりな
るスライダ8、9にて挟持してなる磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985075013U JPH0734486Y2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985075013U JPH0734486Y2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61193514U JPS61193514U (ja) | 1986-12-02 |
JPH0734486Y2 true JPH0734486Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=30615838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985075013U Expired - Lifetime JPH0734486Y2 (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734486Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS632988Y2 (ja) * | 1980-07-21 | 1988-01-25 | ||
JPS59119525A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-10 | Seiko Epson Corp | 磁気ヘツドの製造方法 |
-
1985
- 1985-05-22 JP JP1985075013U patent/JPH0734486Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61193514U (ja) | 1986-12-02 |
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