JPH0337129Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0337129Y2
JPH0337129Y2 JP17403383U JP17403383U JPH0337129Y2 JP H0337129 Y2 JPH0337129 Y2 JP H0337129Y2 JP 17403383 U JP17403383 U JP 17403383U JP 17403383 U JP17403383 U JP 17403383U JP H0337129 Y2 JPH0337129 Y2 JP H0337129Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
coil
magnetic head
core half
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17403383U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6080505U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17403383U priority Critical patent/JPS6080505U/ja
Publication of JPS6080505U publication Critical patent/JPS6080505U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0337129Y2 publication Critical patent/JPH0337129Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は8ミリビデオ等の稠密磁気記録再生装
置に利用される磁気ヘツドに関し、特にテレビジ
ヨン信号のような高周波信号をメタルテープのよ
うな高抗磁力媒体に記録、再生するのに適する磁
気ヘツドに関する。
(ロ) 従来技術 8ミリビデオと称する小型のVTRではテレビ
ジヨン信号を稠密記録するために抗磁力の大きい
いわゆるメタルテープのような高抗磁力媒体を使
用する。この媒体に効果的な記録を行なうには大
きい記録電流を磁気ヘツドに供する必要があるの
で、従来タイプのVTR(β,VHSなど)におい
て多用されているフエライトを磁気コアとする磁
気ヘツドではフロントギヤツプにおいて磁気飽和
を生じてしまう不都合があつた。
そこで飽和磁束密度が大きい合金磁性材たとえ
ばセンダスト(Fe−Al−Si合金)を磁気コアと
し、この磁気コアの両磁路構成面上に補強コアを
配してなる構成の磁気ヘツド(実開昭57−129228
号公報参照)によつて、上記欠点を解消すると共
に、本来この合金磁性材の持つ難点、即ちうず電
流損による再生出力特性の劣化や耐摩耗性が小さ
いという欠点を克服すべくしている。
ところで、この従来例では第6図に示すよう
に、磁気コアHを構成する第1,第2コア半体
H1,H2のうち1方のコア半体例えば第1コア半
体H1にのみコイル窓Wを配置されているので、
バランス巻きされるコイルの内部の透磁率が両方
のコア半体に切欠きを持つものに比べて大きくな
り、その分磁気ヘツドのインダクタンスも大きく
なるから、この磁気ヘツドが接続される再生アン
プの入力インピーダンスとの間で呈する共振周波
数が低くなり高域まで周波数特性を良くすること
が難しい。S1,S2は補強コアである。
尚、フエライトを磁気コアとする磁気ヘツドに
おいて、トラツク幅規定溝に充てんした非磁性材
のためフロントギヤツプの下端が見えなくなるの
で、この下端を規定するコイル窓に相当する切欠
きを、このコイル窓を持たないコア半体のこのコ
イル窓とは反対側の側面上に配備して、この切欠
きによつて上記下端を推定する磁気ヘツドが提案
されている(特開昭55−61828号公報)。この磁気
ヘツドの各コア半体にコイルをバランス巻きすれ
ば結果的に、上記切欠きを持たない磁気ヘツドに
比べインダクタンスを小さくできると言えなくは
ないが、この磁気ヘツドは本考案が対象とする高
抗磁力媒体に適用するタイプのものではないこ
と、またコイルをバランス巻きするという開示、
示唆がないことなどによつて、本考案の思相を示
唆するものではないと認められる。尚、バランス
巻きとは、コイル窓の左右の磁脚部に均等にコイ
ルを巻くことであり、このコイルにより誘起され
る磁束が互いに打ち消し合わないように左右のコ
イル巻回方向を逆にするものである。
(ハ) 考案の目的 本考案は高抗磁力媒体に適用する、周波数特性
を高域まで良くすることができる磁気ヘツドを提
供しようとするものである。
(ニ) 考案の構成 本考案はフロントギヤツプとコイル窓を開設し
ている主コアをセンダスト、アモルフアス磁性合
金等の合金磁性材料で構成し、この主コアの両側
に該主コアの機械強度を増強するための補強コア
を付設してなる複合型式の磁気ヘツドにおいて、
この磁気ヘツドに巻くコイルをいわゆるバランス
巻きとすると共にこのコイルの左右各部分で囲ま
れる主コアのボリウムを左右で実質的に同じにす
ることを特徴とするものである。そのために、主
コアを構成する一方のコア半体にコイル窓を設け
ると共に、他方のコア半体に、このコイル窓に対
向する側面あるいはこのコイル窓に対向する側面
とは反対側の側面に切欠きを配備するようにして
いる。また、補強コアはこの切欠きに連通する凹
部あるいは拡大された貫通孔を持つように構成さ
れている。
この磁気ヘツドはコイルの巻かれる磁脚部の磁
路断面積を小さくできるのでインダクタンスを小
さくすることができ、この磁気ヘツドが接続され
る再生アンプの入力インピーダンスとの間で呈す
る共振周波数を高くすることができ、その分高域
における周波数特性を改善できる。
(ホ) 実施例 第1図は本考案の1実施例の正面図、第2図は
側面図であり、第3図は分解斜視図(但しコイル
を除く)である。
この磁気ヘツドはFe−Al−Si系合金(センダ
スト)からなる主コア1と、この主コアをその両
側から接着材(図示省略)で貼付する実質上同一
形状の補強コア6,6と、コイル9とを備えてお
り、VTRに装填する場合、フロントギヤツプG
を備えるテープ当接面Sを突出させるように補強
コア6の側面6aをヘツドベース表面に対向させ
て固定し、さらにこのヘツドベースを回転シリン
ダ等の回転体に取付けるようにしている。
主コア1はコア半体2,3を銀ロウ等の結合材
4で接合してなるもので、一方のコア半体2の衝
合面上に開設しているコイル窓21の上縁より上
方域にSiO2等の薄膜よりなるスペーサ5を配備
してフロントギヤツプGを形成している。このフ
ロントギヤツプGのテープ当接面S上における延
在方向はトラツク延在方向に対して直角より少し
く傾斜すべく構成されていていわゆるアジムス角
を持つように構成されている。他方のコア半体3
はコア半体2に対向する側面と反対側の側面3a
上に上記コイル窓21に相当する切欠き31を設
けており、両コア半体2,3はテープ当接面S付
近の形状を除き実質上同じ形状に構成されてい
る。とくに、コイル9を付設する領域D1,D2
おける各コア半体2,3のボリウムは実質的に同
じにされている。ここで実質的にの意味は、コイ
ル9のコア半体2,3における各インダクタンス
成分が略同じにすることができる程度に、形状が
類似していることをいう。
補強コア6,6は何れも同じ構成であるので一
方についてのみ説明する。補強コア6はフロント
ギヤツプGに対応する部分に配されている非磁性
材(例えばガラス)よりなる第1補強部61と、
この第1補強体部61の下部に付設されている酸
化物磁性材よりなる第2補強部62とを備えてい
る。また、この補強コア6には主コア1のコイル
窓21に対向する位置に該コイル窓21に連通す
る貫通孔63を備えている。また、補強コア6は
上記切欠き31に対応する部分に該切欠き31に
連通する凹部64を備えている。そして、この補
強コアにおいてもコイル9の巻線領域における形
状は左右で略同じに構成されている。
コイル9は補強コア6の貫通孔63及びコイル
窓21に挿通して各コア半体2,3をとり囲むよ
うに第2補強部62の外側にバランス巻き形式で
巻かれている。このコイル9の両端末は何れも上
記ヘツドベースに付設したターミナルに接続され
るが図示省略している。
第4図は他の実施例の正面図、第5図は分解斜
視図(但しコイルは省略)である。この実施例で
は第2のコア半体3の、第1コア半体2に対向す
る側面3b上にコイル窓21に線対称な切欠き3
1′を配備し、さらに補強コア6の貫通口63′の
開口幅Pを上記第1の実施例に比べて広く構成
し、コイル窓21及び切欠き31′にともに連通
するように構成されている。
(ヘ) 考案の効果 本考案の磁気ヘツドは主コアを構成する第1コ
ア半体にコイル窓を設け一方第2コア半体に該コ
イル窓に相当する切欠きを配設したので、バラン
ス巻きされたコイルを付設する領域における左右
各コイル部分のインダクタンスを略平衡させるこ
とができ、上記切欠きを持たない従来タイプの磁
気ヘツドに比べて総合のインダクタンスを小さく
できるから再生アンプの入力インピーダンスとの
間で生ずる共振周波数を高くすることができ、そ
の分高域における周波数特性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁気ヘツドの1実施例の正面
図、第2図は右側面図、第3図はコイルを除く分
解斜視図(部分的に切欠いて示している)、第4
図は他の実施例の正面図、第5図は分解一部切欠
斜視図である、第6図は従来の典型的な磁気ヘツ
ドの分解一部切欠斜視図である。 主な図番の説明、2……第1コア半体、3……
第2コア半体、G……フロントギヤツプ、1……
主コア、6……補強コア、61,62……第1,
第2補強部、63……貫通孔、21……コイル
窓、31……切欠き、64……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フロントギヤツプ構成面と該フロントギヤツ
    プ構成面の下端を上縁とするコイル窓とを備え
    る合金磁性材料よりなる第1コア半体と、該第
    1コア半体のフロントギヤツプ構成面と協同し
    てフロントギヤツプを構成するフロントギヤツ
    プ構成面を持つ合金磁性材料よりなる第2コア
    半体とを合体してなる主コアと、 該主コアの各磁路構成面上に配備され、前記
    フロントギヤツプに対応する部分に配されてい
    る非磁性材よりなる第1補強部及び酸化物磁性
    材よりなる第2補強部を持ちさらに前記コイル
    窓に連通する貫通孔を持つ1組の補強コアと、 前記コイル窓及び貫通孔を利用して上記主コ
    アの第1,第2コア半体上にバランス巻きされ
    たコイルとを備えてなる磁気ヘツドにおいて、 前記第2コア半体は前記コイルが巻かれる部
    分のボリウムが前記第1コア半体の対応する部
    分のボリウムと実質的に同じに構成されている
    ことを特徴とする磁気ヘツド。 (2) 前記第2コア半体は前記コイル窓に対面する
    側面の反対側の側面上に該コイル窓と実質的に
    同じ形状の切欠きを備えていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の磁気ヘ
    ツド。 (3) 前記1組の補強コアは前記切欠きに連通する
    凹部を備えていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(2)項記載の磁気ヘツド。 (4) 前記第2コア半体は前記コイル窓に対面する
    側面上に該コイル窓と実質的に同じ形状の切欠
    きを備えていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の磁気ヘツド。 (5) 前記貫通孔はその第2コア半体側の部分が前
    記切欠きに連通すべく構成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第(4)項記載の
    磁気ヘツド。
JP17403383U 1983-11-09 1983-11-09 磁気ヘツド Granted JPS6080505U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17403383U JPS6080505U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 磁気ヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17403383U JPS6080505U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 磁気ヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6080505U JPS6080505U (ja) 1985-06-04
JPH0337129Y2 true JPH0337129Y2 (ja) 1991-08-06

Family

ID=30378976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17403383U Granted JPS6080505U (ja) 1983-11-09 1983-11-09 磁気ヘツド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6080505U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2585695Y2 (ja) * 1992-03-17 1998-11-25 ソニー株式会社 磁気ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6080505U (ja) 1985-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0337129Y2 (ja)
JPS6323769Y2 (ja)
US5726842A (en) Thin-film type magnetic head having an auxiliary magnetic film
US4731299A (en) Composite magnetic material
JPH034964Y2 (ja)
JPH0244326Y2 (ja)
JPH0629769Y2 (ja) 磁気ヘツド
JPH0327963B2 (ja)
JP2520602Y2 (ja) 磁気ヘツド
JP2959908B2 (ja) 磁気ヘッド
JPS63213106A (ja) 磁気ヘツド
JPH0734486Y2 (ja) 磁気ヘッド
JPH0124734Y2 (ja)
JPH04271003A (ja) 磁気ヘッド
JPH0325289Y2 (ja)
JP2509073Y2 (ja) 磁気ヘッド
JPS6220606B2 (ja)
JPS63231708A (ja) 磁気ヘツド
JPH0827902B2 (ja) 磁気ヘッド
JPH0644522A (ja) 磁気ヘッド
JPS6334523B2 (ja)
JPH0358307A (ja) 磁気ヘッド
JPH0378103A (ja) 磁気ヘッド
JPH02247806A (ja) 磁気ヘッド
JPH05347009A (ja) 磁気ヘッド