JPS6239178B2 - - Google Patents

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JPS6239178B2
JPS6239178B2 JP54049843A JP4984379A JPS6239178B2 JP S6239178 B2 JPS6239178 B2 JP S6239178B2 JP 54049843 A JP54049843 A JP 54049843A JP 4984379 A JP4984379 A JP 4984379A JP S6239178 B2 JPS6239178 B2 JP S6239178B2
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JP
Japan
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formula
alkyl
phenyl
compound
group
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Application number
JP54049843A
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English (en)
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JPS54161637A (en
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Kuraudo Puteipieeru Jan
Buri Peetaa
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS54161637A publication Critical patent/JPS54161637A/ja
Publication of JPS6239178B2 publication Critical patent/JPS6239178B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/26Triarylmethane dyes in which at least one of the aromatic nuclei is heterocyclic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/136Organic colour formers, e.g. leuco dyes
    • B41M5/1366Organic colour formers, e.g. leuco dyes characterised solely by tri (aryl or hetaryl)methane derivatives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/323Organic colour formers, e.g. leuco dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/80[b, c]- or [b, d]-condensed
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
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    • C07D209/80[b, c]- or [b, d]-condensed
    • C07D209/82Carbazoles; Hydrogenated carbazoles
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    • C07D209/82Carbazoles; Hydrogenated carbazoles
    • C07D209/86Carbazoles; Hydrogenated carbazoles with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to carbon atoms of the ring system

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Color Printing (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なカルバゾリルメタン化合物とそ
の製造方法ならびに感圧または感熱記録材料中の
発色剤としてその新規化合物を使用する用法に関
する。 本発明の新規なカルバゾリルメタン化合物は下
記一般式(1)で表わされる。 式中、Y1、Y2、Qのうちの少なくとも1つは
下記式 の3−カルバゾリル基を意味しそして残りの基は
独立的に下記式 の置換フエニル基または下記式 の3−インドリル基を意味する(前記式中R0
水素、ハロ、アルコキシまたは
【式】 (式中、X1とX2とは互いに独立的にアルキルまた
はフエニルであるか、或いはX1とX2とは、それ
らが結合している窒素原子と一緒で5員の複素環
を表わす)であり、R1はアルキルまたはアラル
キルであり、Z1はアルキルまたはアラルキルであ
り、Z2は低級アルキルであり、そして環Aは少な
くとも1個の融合ベンゼン核によつて置換されて
いる) 好ましくは、環Aは1つまたは2つの付加縮合
された未置換または置換されたベンゼン環によつ
て置換されている。 上記定義における低級アルキルおよび低級アル
コキシとは、一般に1乃至5個、特に1乃至3個
の炭素原子を有する基、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル、あるいはアミルならび
にメトキシ、エトキシまたはイソプロポキシを意
味する。 アラルキルのアリール部分としては好ましくは
フエニルである。フエニル、は例えばハロゲン、
メチル、メトキシまたはエトキシなどによつて置
換されていてもよい。 式(1)の置換分に関して言うハロゲンとは例えば
フツ素、臭素、塩素であり塩素が好ましい。 2つの基Y1とY2とは互に相違しうるものであ
るが、同一であることが好ましい。Qは好ましく
は式(1a)の3−カルバゾリル基である。 置換基R1、X1、X2、Z1がアルキル基である場
合には、アルキル基は直鎖状でも分枝状でもよ
い。例示すれば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、
n−ヘキシル、n−オクチルまたはn−ドデシル
である。 R1、X1、X2、Z1のアルキル基が置換されてい
る場合には、それらはとりわけ全部で2乃至4個
の炭素原子を有するシアノアルキル、ハロゲンア
ルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキ
ルであり、例示すればβ−シアノエチル、β−ク
ロルエチル、β−ヒドロキシエチル、β−メトキ
シエチルまたはβ−エトキシエチルである。 X1及びX2がフエニルである場合及びR1がベン
ジルを意味する場合において、それらの好ましい
置換分はたとえばハロゲン、メチルまたはメトキ
シである。かかる芳香脂肪族ならびに芳香族基の
例はp−メチルベンジル、o−またはp−クロル
ベンジル、o−またはp−トリル、キシリル、o
−、m−またはp−クロルフエニルまたはo−ま
たはp−メトキシフエニルである。 置換基X1とX2とが共通の窒素原子と一緒で複
素環式基を表わす場合には、その基は例えばピロ
リジノ、ピペリジノ、ピペコリノ、モルホリノ、
チオモルホリノまたはピペラジノである。 X1、X2、Z1は互に独立的に好ましくは低級ア
ルキルまたはベンジルを意味し、一方Z2は好まし
くはメチルを意味する。X1とX2とは好ましくは
フエニルまたは低級アルコキシ−フエニルを意味
する。 R1とR2とは好ましくはC1−C8アルキルまたは
ベンジルを意味し、特に好ましくはエチル、n−
ブチルまたはn−オクチルである。 環Aは1つまたは2つの付加縮合されたベンゼ
ン核を含有することができ、したがつて1・2−
ベンゾカルバゾール環、2・3−ベンゾカルバゾ
ール環、3・4−ベンゾカルバゾール−(ナフト
フエノカルバゾール)環、1・2;3・4−ジベ
ンゾカルバゾール−(9・10−フエナントロカル
バゾール)環、2・3;,3・4−ジベンゾカル
バゾール環または1・2;2・3−ジベンゾカル
バゾール環を構成する。好ましくは、環Aは3・
4−ベンゾカルバゾール基を構成する。Aの付加
縮合ベンゼン環ならびに環Bはさらに置換されて
いないのが好ましい。置換基を有する場合には、
互に独立的に特にハロゲン、低級アルキルまたは
低級アルコキシたとえば塩素、メチルまたはメト
キシにより置換されていることが好ましい。1つ
のベンゼン環に存在する置換基は1つまたは2つ
であるのが好ましい。 Y1とY2とが同一のものである。共に式(1a)
の基であるのが好ましい。またY1、Y2及びQの
すべてが式(1a)の基である場合も好ましい。更
には、Y1、Y2及びQのうち2つが式(1b)又は
(1c)の基である場合も好ましく、その際に特に
式(1b)がハロ又はアルコキシで置換可能なフ
エニルであるか
【式】の基である場合 が好ましい。 カルバゾリルメタン化合物のうち特に価値ある
ものは下記のA、B、C、Dに示したモノ−、ビ
ス−およびトリス−カルバゾリルメタン化合物で
ある: A 式(6)のモノ−カルバゾリルメタン化合物、 B 式(7)のモノ−カルバゾリルメタン化合物、 C 式(8)のビス−カルバゾリルメタン化合物、 E 式(10)のトリス−カルバゾリルメタン化合物、 上記式中、 Q3、Q6、Y5はそれぞれ下記式の1つのベンゾ
−カルバゾール−3−イル基
【式】
【式】
【式】または
【式】 (ここで、R5は炭素原子1乃至8個ののアルキル
またはベンジルを意味する)を意味し、 X7及びX8は独立的に低級アルキルまたはフエ
ニル、 Z4はメチル Z5は水素、炭素原子1乃至8個のアルキルまた
はベンジル Q4はフエニルまたはハロゲン、低級アルキル
またはアミノ基
【式】(ここで、T1及びT2は 独立的に低級アルキル又はフエニルを意味するか
或いはT1とT2とは、それらが結合している窒素
原子と一緒に5員の複素環を形成することができ
る)によつて置換されたフエニル、 とりわけ、式(6)、(8)または(10)のカルバゾリルメ
タン化合物が重要である。Q3、Q6およびY5は互
に独立的に、好ましくは式(11a)の基を意味す
る。 式(1)の本発明によるカルバゾリルメタンは次の
方法によつて製造することができる。 すなわち、式 Q−CHO (12) のアルデヒドの1モルを、下記式 Y1−H (13a) 及びY2−H (13b) の化合物の各1モルと反応させるのである。 なお、上記式においてQ、Y1、Y2は前記の意
味を有する。 Y1とY2とが同一である対称形の式(1)の化合物
を製造するための好ましい方法は、式(12)のアルデ
ヒド1モルを式(13a)または(13b)の化合物
の2モルと反応させる方法である。 反応は20゜乃至130℃の温度、好ましくは70゜
乃至115℃の温度且つ硫酸好ましくは70乃至98%
の硫酸の存在下で実施される。反応時間は使用さ
れる温度に依り異なるが、一般に1乃至8時間で
ある。反応成分および生成物の溶解を促進するた
めに反応混合物中に低級脂肪族カルボン酸または
アルコール例えば酢酸またはイソプロピルアルコ
ールを添加することができる。この場合には、反
応温度を20℃から還流温度までの間の温度とす
る。場合によつては、尿素の使用が反応時間の短
縮と収率向上の面から好ましい。硫酸の代りに、
たとえば塩化水素酸、塩化亜鉛、塩化鉄()、
塩化アルミニウム、ポリリン酸、オキシ塩化リ
ン、塩化チオニルまたは五酸化リンを使用するこ
とができる。反応体として且つまた溶剤として酢
酸無水物を使用すると多くの場合有利である。こ
の場合、たとえばQ、Y1またはY2が窒素におい
て置換されたインドリル基またはカルバゾリル基
を意味する時に、反応の間にその窒素原子にアセ
チル基を導入することができる。反応はまた例え
ばオキシ塩化リンまたは触媒量の有機スルホンた
とえばp−トルエンスルホン酸を使用すれば水に
不溶性の溶剤中で実施することもできる。 式(1)の目的生成物の単離は公知常用方法によつ
て実施することができる。たとえば、反応混合物
を氷冷水中に注ぎ入れ、この際場合によつては酸
をアルカリ化合物たとえばアンモニア、アルカリ
金属水酸化物またはアルカリ金属炭酸塩で中和
し、生じた沈殿物を吸引過するかまたは水に不
溶性の溶剤を蒸発させ、そしてさらに得られた生
成物を洗滌し乾燥することによつて、また場合に
よつては微量の重縮合生成物を含有する生成物を
クロマトグラフイー或いは再結晶することによつ
て単離することができる。 例えば、式(1)のカルバゾリルメタンは、式 のアルデヒド1モルを、式
【式】
【式】
【式】または
【式】 の化合物の2モルと反応させるか、或いは式 Q1−CHO (19) のアルデヒド1モルを式(17)のカルバゾリル化
合物2モルと反応させることによつて製造するこ
とができる。 なお上記式において、A、B、R1、X1、X2
Z1、Z2およびQ1は上記の意味を有する。 式(12)、(14)、(19)のアルデヒドはドイツ特許
公報第1060375号、米国特許第2558285号あるいは
J.Org.Chem.Vol30、第3714−3718頁(1965年)
に記載された方法に従つてQ−Hの化合物を酸ハ
ロゲン化物の存在でジアルキルホルムアミドでホ
ルミル化することによつて得ることができ、そし
て単離することなく直接的に使用することができ
る。 式(1)、(6)〜(8)及び(10)のカルバゾリルメタン化合
物は通常無色であるか或いはわずかに着色されて
いる。これらの発色剤を酸性顕色剤すなわち電子
受容体と接触させると、Y1とY2との意味すると
ころに従つて濃いオレンジ、赤、紫、青および緑
の色が生じる。その色は耐光堅ロウ度にすぐれて
いる。したがつて、本化合物は青、濃紺、灰色ま
たは黒色を生じさせるために1種またはそれ以上
の他の公知発色剤たとえば3・3−(ビス−アミ
ノフエニル−)フタリド、3・3−(ビス−イン
ドリル−)フタリド、3−アミノフルオラン、
2・6−ジアミノフルオランあるいはスピロピラ
ンと混合して使用するのにきわめて貴重なもので
ある。 式(1)乃至(10)のカルバゾリルメタン化合物は粘土
ないしはフエノール系基層上で向上されたカラー
濃度と耐光堅ロウ度を示す。本化合物は従つて、
複写材料ならびに各種記録用紙等に使用される感
圧記録材料内にゆつくりと発色する発色剤として
使用するのに格別に好適である。 感圧材料は例えば少なくとも1組のシートより
なり、そのシートに有機溶剤に溶解された少なく
とも1種の式(1)乃至(10)の発色剤と、顕色剤として
の固体電子受容体を含有させることによつて構成
することができる。発色剤は電子受容体と接触せ
しめられた点に着色マークを与える。 顕色剤の代表的な例を挙げれば、ベントナイ
ト、シルトーン粘土(Silton−Ton:酸活性化ベ
ントナイト)、アタパルガス粘土(Attapulgas−
Ton)、ハロイサイト(Halloysit)、モントモリロ
ナイト、リン酸アルミニウム、酸化アルミニウ
ム、カオリンまたはその他の任意適当な粘土ある
いはまた酸反応性有機化合物たとえば場合によつ
て環置換されたフエノール類、サリチル酸または
サリチル酸エステルおよびそれらの金属塩類、さ
らにはまた酸反応性重合体材料たとえばフエノー
ル重合体、アルキルフエノールアセチレン樹脂、
マレイン酸/コロホニウム樹脂または無水マレイ
ン酸とスチレン、エチレンまたはビニルメチルエ
ーテルとの部分または完全加水分解重合生成物、
あるいはカルボキシポリメチレンなどである。上
記した重合体化合物の混合物も使用できる。好ま
しい顕色剤はアタパルガス粘土、酸活性化ベント
ナイト(シルトーン粘土)、サリチル酸亜鉛また
はフエノールホルムアルデヒド樹脂たとえばp−
置換フエノールとホルムアルデヒドとの縮合生成
物である。これら電子受容体は発色像を受取る方
のシート(以下単に受取シートという)の表側面
に1つの層の形状で付与されるのが好ましい。本
発明によれば、これらの顕色剤、特にアタパルガ
ス粘土およびシルトーン粘土は単に従来のごとく
アルカリ性から中性までの領域すなわちたとえば
PHが7乃至12、好ましくは8乃至10の範囲で紙に
付与され得るだけでなく、酸性領域すなわち3乃
至6.9、好ましくは4乃至6のPHの範囲において
も紙に付与することができる。本発明のカルバゾ
リルメタン化合物は酸性領域において早い速度且
つ高いカラー濃度で発色することを特色とするも
のである。 感圧記録材料中に含有されている発色剤が時期
を早まつて発色してしまうのを防止するため、発
色剤は原則として電子受容体から分離されていな
ければならない。これは発色剤をフオーム構造
体、海綿状構造体あるいはハネーカム状構造体内
に入れることによつて都合よく実施することがで
きる。有利には、発色剤は原則として圧力によつ
て破壊せしめられるマイクロカプセル内に封入さ
れる。 カプセルがたとえば鉛筆による圧力で破壊され
そしてこれによつてその発色剤溶液が電子受容体
の層を塗被された隣接するシートに移転される
と、そこに着色点が生じる。この色は電磁スペク
トルの可視領域で光を吸収する色素が反応によつ
て生成されることによつて結果するものである。 発色剤は好ましくは有機溶剤に溶解した溶液の
形態でカプセルに封入される。このために適当な
溶剤を例示すれば、好ましくは非揮発性である溶
剤たとえばポリハロゲン化パラフイン例えばクロ
ルパラフインあるいはジフエニル例えばトリクロ
ルジフエニル、さらにリン酸トリクレシル、ジ−
n−ブチルフタレート、ジオクチルフタレート、
トリクロルベンゼン、トリクロルエチルホスフエ
ート、芳香族エーテル例えばベンジルフエニルエ
ーテル、炭化水素油例えばパラフイン、ジフエニ
ル、ナフタレンまたはトリフエニルのアルキル化
誘導体、テルフエニル、ジベンジルトルエン、部
分水素化テルフエニルあるいはその他の塩素化ま
たは水素化された、縮合された芳香族炭化水素類
などである。 カプセル壁はコアセルベーシヨン力によつて発
色剤溶液の点滴のまわりに一様的に形成させるこ
とができる。この場合、カプセル材料はゼラチン
またはアラビアゴムからなることができ、これに
ついては米国特許第2800457号明細書に記載があ
る。さらにまた、英国特許第989264号、同
1156725号、同1301052号、同1335124号に記載さ
れているように、カプセルは重縮合によつてアミ
ノプラストまたは変性アミノプラストから形成す
ることもできる。 式(1)の発色剤を含有しているマイクロカプセル
は公知の各種の感圧複写材料の製造のために使用
できる。複写材料の系のそれぞれの相違は実質的
にカプセルの配置構成、発色反応体の種類および
支持材料の種類の相違にある。 好ましい構成においては、カプセル封入された
発色剤は転写を行なう方のシート(以下単に転写
シートという)の裏側に1つの層の形状で存在し
そして電子受容体は受取シートの表側に1つの層
をなして存在する。しかし両成分を紙パルプ内に
適用してもよい。 別の構成においては、両成分すなわち発色剤を
含有するマイクロカプセルと顕色剤とは1つまた
はそれ以上の各個の層をなして同一のシート上に
存在するか或いは紙パルプ内に存在する。 かかる感圧複写材料はたとえば米国特許第
2730457号、同2932582号、同3418250号、同
3427180号、同3516846号の各明細書に記載されて
いる。さらに別の複写材料系が英国特許第
1042596号、同1042597号、同1042598号、同
1042599号、同1053935号の各明細書に記載されて
いる。式(1)の発色剤を含有しているマイクロカプ
セルはこれらいずれの系に対しても、さらに別の
感圧系に対しても好適に使用できる。 カプセルは適当な結合剤ないしは接着剤を用い
て支持体上に固着させるのが好ましい。紙は好ま
しい支持体材料であるから、この場合の結合剤は
主として紙塗被剤であり、例えばアラビアゴム、
ポリビニルアルコール、ヒドロキシメチルセルロ
ース、カゼイン、メチルセルロースまたはデキス
トリンが考慮される。 紙としてはセルロース繊維から製造された普通
の紙も、また部分的あるいは完全にセルロース繊
維の代りに合成重合体繊維を用いて製造された合
成繊維紙も使用できる。 式(1)乃至(10)のカルバゾリルメタン化合物はさら
に感熱記録材料内にも使用できる。この場合、そ
の記録材料は一般に支持体と、発色剤と、固体電
子受容体および所望による結合剤とよりなる。 感熱記録系はたとえば感熱記録材料、感熱複写
材料および感熱複写紙である。これらの系はたと
えば電子計算機、テレツクス、テレタイプあるい
は記録装置および計測装置などにおいて情報を記
録するために使用される。画像形成(マーク形
成)は加熱ペンを用いて手により行なうこともで
きる。熱によるマーク形成の別の手段はレーザ光
線である。 感熱記録材料は次のようにして構成することが
できる。すなわち、発色剤を結合剤層に溶解また
は分散させそして顕色剤を結合剤に溶解または分
散させて第2の層とするものである。別の構成と
して、発色剤と顕色剤とを1つの層の中に分散さ
せておくこともできる。結合剤は熱によつて特定
の限られた領域すなわちその熱が加えられた点域
で軟化される。これにより発色剤と電子受容体と
の接触が許容され、その結果、所望の色が即座に
生じる。 顕色剤としては感圧記録材料に使用されうる電
子受容体が適用できる。顕色剤を例示すれば、す
でに前記した鉱物粘土およびフエノール樹脂のほ
かに下記のものが挙げられる。 フエノール化合物たとえば4−tert−ブチルフ
エノール、4−フエニルフエノール、4−ヒドロ
キシジフエニルエーテル、α−ナフトール、β−
ナフトール、4−ヒドロキシ安息香酸メチルエス
テル、4−ヒドロキシアセトフエノン、2・2′−
ジヒドロキシジフエニル、4・4′−イソプロピリ
デンジフエノール、4・4′−イソプロピリデン−
ビス−(2−メチルフエノール)、4・4′−ビス−
(ヒドロキシフエニル)吉草酸、ハイドロキノ
ン、ピロガロール、フロログルシン、p−、m
−、o−ヒドロキシ安息香酸、没食子酸、1−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸ならびにホウ酸および
有機の、好ましくは脂肪族カルボン酸たとえば酒
石酸、シユウ酸、マレイン酸、クエン酸、シトラ
コン酸およびコハク酸。 感熱記録材料の製造のためには溶融可能な成膜
性結合剤の使用が好ましい。カルバゾリルメタン
化合物と顕色剤とは水に不溶性であるが、かかる
結合剤は通常水に可溶性である。結合剤は発色剤
と顕色剤とを室温においてその中に分散させ且つ
固定せしめうるものでなければならない。 熱の作用を受けた時に、その結合剤は軟化また
は溶融して発色剤と顕色剤との接触を許容しそし
て発色を可能ならしめる。水に可溶ないしは少な
くとも水に湿潤可能な結合剤を例示すれば親水性
重合生成物たとえばポリビニルアルコール、ポリ
アクリル酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポ
リアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ゼラ
チンおよびデンプンである。 発色剤と顕色剤とが別々の層に存在する場合に
は、水に不溶性の結合剤も使用できる。すなわ
ち、非極性または弱極性溶剤に可溶な結合剤たと
えば天然ゴム、合成ゴム、塩素化ゴム、アルキド
樹脂、ポリスチレン、スチレン/ブタジエン共重
合体、ポリメチルアクリレート、エチルセルロー
ス、ニトロセルロースおよびポリビニルカルバゾ
ールなどが使用できる。ただし、発色剤と顕色剤
とが1つの層の水溶性結合剤内に存在する構成が
好ましい。 感熱層には他の添加物を加えることができる。
たとえば白色度の向上、印刷の容易化あるいは加
熱ペンのくつつきの防止などの目的で、感熱層た
とえばタルク、TiO2、ZnOまたはCaCO3さらに
はまた尿素−ホルムアルデヒド重合体のごとき有
機顔料を含有させることができる。また、ある限
られた温度範囲においてのみ発色がされるように
するため、発色剤と顕色剤との同時的溶融をもた
らすような溶融性物質たとえば尿素、チオ尿素、
アセトアミド、アセトアニリド、ステアリン酸ア
ミド、フタル酸無水物、フタル酸ニトリルなどを
添加することもできる。好ましくは感熱記録材料
はワツクスを含有する。 以下、本発明を実施例により説明する。下記実
施例中のパーセントは特に別途記載のない限り重
量パーセントである。 実施例 1 N−エチル−3・4−ベンゾカルバゾール49.1
gをジメチルホルムアミド23.2gと塩化エチレン
50mlとに溶解する。この溶液に撹拌しながら温度
が30℃を超えないようにしてオキシ塩化リン46.0
gを添加する。2時間で温度を65〜70℃に上げ
て、この温度に8時間保持する。次いで、この反
応混合物を50℃まで冷却しそして水14.4mlを加え
る。この際、温度が70℃まで急上昇する。引き続
いてこの反応混合物を30分間撹拌しそして窒素の
導入を開始する。さらに、塩化エチレン100mlと
N−メチル−ジフエニルアミン65.9gを添加す
る。窒素雰囲気下で16時間、65〜70℃で撹拌した
のち、縮合を終了する。この溶液を冷却後、18%
の水酸化ナトリウムの水溶液を加えてPH7に調整
する。 有機層を分離し、各200mlの水で2回洗いそし
てか焼した硫酸ナトリウムで乾燥する。 乾燥した塩化エチレン溶液を撹拌しながら1500
mlのメタノールに注入する。これにより生成物が
沈殿する。沈殿を吸引過しそして50℃で真空乾
燥する。 しかして、下記式の化合物68gを得る。 この化合物は240〜247℃で溶融する(分解)。
シルトーン粘土上でこの発色剤は濃い青色をゆつ
くりと発色する。 実施例 2 実施例1と同様にして、ただしN−メチル−ジ
フエニルアミンの代りに88.2gのN−エチル−
3・4−ベンゾカルバゾールを使用して、下記式
の化合物を得る。 この化合物はシルトーン粘土上で濃い青色をゆ
つくりと発色する。 実施例 3 実施例1におけるN−エチル−3・4−ベンゾ
カルバゾールを31.2gのN・N−ジメチルアニリ
ンに代えそしてN−メチル−ジフエニルアミンを
88.2gのN−エチル−3・4−ベンゾカルバゾー
ルに代え、その他の実施例1と全く同様にして操
作を行なつた。その結果、下記式の化合物が得ら
れた。 この化合物は212−214℃で融解した。シルトー
ン粘土上でゆつくりと濃い青色を発色した。 実施例1に記載した方法に準じて、下記化合物
が製造された。
【表】
【表】
【表】 実施例 4 4−N−メチルアニリノ−ベンズアルデヒド
4.2gとN−エチル−3・4−ベンズカルバゾー
ル9.8gを塩化エチレン40ml中に溶解する。この
溶液にオキシ塩化リン3.1gを加えそして窒素雰
囲気下40℃で3時間撹拌する。次いでこの反応混
合物を水に注ぎ入れ、30%のアンモニア溶液で中
和しそして塩化エチレン相を分離する。分離した
塩化エチレン溶液をメタノールに注ぎ入れると生
成物が沈殿する。この沈殿を吸引過しそして50
℃で真空乾燥する。 しかして前記した式(23)の化合物を得る。実
施例4と同様にして次の化合物が製造された。
【表】 実施例 5 感圧複写紙の製造 部分的に水素化されたテルフエニル97gに式
(21)のカルバゾリルメタン化合物3gを溶解し
た溶液を、50℃の水88g中に豚皮ゼラチン12gを
溶解した溶液中に乳濁化した。そのあと、50℃の
水88g中アラビアゴム12gの溶液を添加しそして
次に50℃の水200mlを添加した。しかして得られ
たエマルジヨンを氷冷水600g中に注ぎ入れそし
て冷却した。この際にエアセルベーシヨンが起つ
た。かくして得られたマイクロカプセルの懸濁物
を1枚の紙シート上に塗布して乾燥した。 2枚目の紙シートにシルトーン粘土を塗布し
た。すなわち、シルトーン粘土25.0gを水42.0g
に懸濁しそして強く撹拌しながら30%の水酸化ナ
トリウム溶液を加えてPH10に調整した。結合剤た
とえばラテツクス7.5gを添加したのち、この懸
濁物を紙に塗布して乾燥させた。 上記の第1シートとシルトーン粘土の塗被され
た第2シートとを塗布層が互に隣り合うように重
ね合わせた。手による筆記またはタイプライター
を打つて第1シートに圧力を加えると、第2シー
ト上にゆつくりと濃い青色のコピーが形成され
た。この青色複写はすぐれた耐光堅ロウ度を示し
た。 シルトーン粘土25.0gと水42.0gとの懸濁物を
30%の水酸化ナトリウム溶液でPH5に調整し、結
合剤7.5gを加え、これを紙に塗布し乾燥して第
2シートを作成し、そしてその他は前記と同様に
して感圧複写紙をつくつた。前記と同様に第1シ
ートに字を書いたところ、式(21)の発色剤は明
らかに前回よりも迅速に濃い、耐光堅ロウ度に富
む青色を発色した。 式(22)乃至(34)の発色剤をそれぞれ使用し
た場合にも、同様に濃い且つ耐光堅ロウ度のすぐ
れた青色または緑色コピーが得られた。 実施例 6 感熱記録紙の製造 式(21)のカルバゾリルメタン化合物1.5%と
ポリビニルアルコール6.7%とを含有する水性分
散物6gを、4・4−イソプロピリデンジフエノ
ール14%、アタパルガス粘土8%およびポリビニ
ルアルコール6%を含有する水性懸濁物134gと
混合した。この混合物を1枚の紙に塗布しそして
乾燥させた。この紙に加熱したボールペンを接触
させたところ、濃い青色が得られる。この色はす
ぐれた耐光堅ロウ度を示した。 式(22)乃至(34)の発色剤を使用した場合に
もそれぞれ濃い、耐光堅ロウ度の高い青色または
録色が得られた。 実施例 7 ボールミルでビス−(4−ヒドロキシフエニ
ル)−ジメチルメタン(ビスフエノールA)32
g、エチレンジアミンのジステアリルアミド3.8
g、88%まで加水分解されたポリビニルアルコー
ル20gおよび水500mlを粒子サイズが約5μとな
るまで磨砕した。別に、第2のボールミル内で式
(21)の化合物6g、88%まで加水分解されたポ
リビニルアルコール3gおよび水60mlを粒子サイ
ズが約3μとなるまで磨砕した。 上記により得られた2つの分散物を一緒にして
1枚の紙に乾燥塗布量が5.5g/m2となるよう塗
布した。この紙に加熱したボールペンを接触させ
たところ、濃い青色が得られた。その色はすぐれ
た耐光堅ロウ度を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 〔式中、Y1、Y2、Qのうちの少なくとも1つは下
    記式 の3−カルバゾリル基を意味しそして残りの基は
    独立的に下記式 の置換フエニル基または下記式 の3−インドリル基を意味する(前記式中、R0
    は水素、ハロ、アルコキシまたは【式】(式 中、X1とX2とは互いに独立的にアルキルまたは
    フエニルであるか或いはX1とX2とは、それらが
    結合している窒素原子と一緒で5員の複素環を表
    わす)であり、R1はアルキルまたはアラルキル
    であり、Z1はアルキルまたはアラルキルであり、
    Z2は低級アルキルであり、そして環Aは少なくと
    も1個の融合ベンゼン核によつて置換されてい
    る)〕で表わされるカルバゾリルメタン化合物。 2 環Aが1つまたは2つの付加縮合された未置
    換または置換されたベンゼン環を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のカルバゾリ
    ルメタン化合物。 3 Y1とY2とが同一であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項又は第2項のカルバゾリルメ
    タン化合物。 4 Y1、Y2及びQのすべてが式(1a)の基であ
    る特許請求の範囲第1項乃至3項のいずれかに記
    載のカルバゾリルメタン化合物。 5 Y1、Y2及びQのうち2つが式(1a)の基で
    ある特許請求の範囲第1項乃至第2項のいずれか
    に記載のカルバゾリルメタン化合物。 6 Y1、Y2及びQのうち2つが式(1b)又は
    (1c)の基である特許請求の範囲第1項乃至第3
    項のいずれかに記載のカルバゾリルメタン化合
    物。 7 式(1b)の基がハロ又はアルコキシで置換
    可能なフエニルである特許請求の範囲第6項に記
    載のカルバゾリルメタン化合物。 8 式(1b)の基が【式】の基であ る特許請求の範囲第6項に記載のカルバゾリル化
    合物 9 式 〔式中、Q3は下記式 【式】 【式】 【式】または 【式】 (ここで、R5は1乃至8個の炭素原子を有するア
    ルキル、又はベンジルを意味する)のベンゾ−カ
    ルバゾール−3−イル基を意味しX7およびX8
    独立的には低級アルキルまたはフエニルを意味す
    る〕 の特許請求の範囲第5項に記載のメチル化合物。 10 式 〔式中、 Y5は特許請求の範囲第9項においてQ3に対し
    て定義した意味を有し、 Q4はフエニル又はハロゲン、低級アルキル、
    又は下記のアミノ基 (ここで、T1及びT2は独立的に低級アルキル又は
    フエニルを意味するか或いはT1とT2とは、それ
    らが結合している窒素原子と一緒に5員の複素環
    を形成することができる) によつて置換されたフエニルを意味する〕 の特許請求の範囲第5項に記載の化合物。 11 式 Q−CHO (12) (式中、Qは以下に定義される意味を有する)の
    アルデヒドの1モルを、同時的又は相前後して式 Y1−H (13a) 及びY2−H (13b) (式中、Y1とY2とは以下に定義される意味を有す
    る)の化合物の各1モルと反応させることを特徴
    とする式 〔式中、Y1、Y2、Qのうちの少なくとも1つは下
    記式 の3−カルバゾリル基を意味しそしてのこりの基
    は独立的に下記式 の置換フエニル基または下記式 の3−インドリル基を意味する(前記式中、R0
    は水素、ハロ、アルコキシまたは【式】(式 中、X1とX2とは互いに独立的にアルキルまたは
    フエニルであるか或いはX1とX2とは、それらが
    結合している窒素原子と一緒で5員の複素環を表
    わす)であり、R1はアルキルまたはアラルキル
    であり、Z1はアルキルまたはアラルキルであり、
    Z2は低級アルキルであり、そして環Aは少なくと
    も1個の融合ベンゼン核によつて置換されてい
    る)〕で表わされるカルバゾリルメタン化合物の
    製造方法。 12 式(12)のアルデヒドの1モルを式(13a)又
    は(13b)の化合物の2モルと反応させることを
    特徴とする特許請求の範囲第11項に記載の方
    法。 13 発色反応システム内に発色剤として少なく
    とも1種の下記式: 〔式中、Y1、Y2、Qのうちの少なくとも1つは下
    記式 の3−カルバゾリル基を意味しそして残りの基は
    独立的に下記式 の置換フエニル基または下記式 の3−インドリル基を意味する(前記式中、R0
    は水素、ハロ、アルコキシまたは【式】(式 中、X1とX2とは互いに独立的にアルキルまたは
    フエニルであるか或いはX1とX2とは、それらが
    結合している窒素原子と一緒で5員の複素環を表
    わす)であり、R1はアルキルまたはアラルキル
    であり、Z1はアルキルまたはアラルキルであり、
    Z2は低級アルキルであり、そして環Aは少なくと
    も1個の融合ベンゼン核によつて置換されてい
    る)〕で表わされるカルバゾリルメタン化合物を
    含有していることを特徴とする感圧または感熱記
    録材料。 14 感圧性であることを特徴とする特許請求の
    範囲第13項に記載の記録材料。 15 有機溶剤に溶解された該カルバゾリルメタ
    ン化合物と少なくとも1種の固体電子受容体とを
    含有することを特徴とする特許請求の範囲第14
    項に記載の感圧記録材料。 16 電子受容体がアタパルガス粘土、酸変性ベ
    ントナイト、サリチル酸亜鉛又はフエノールホル
    ムアルデヒド樹脂であることを特徴とする特許請
    求の範囲第15項に記載の感圧記録材料。 17 前記カルバゾリルメタン化合物がマイクロ
    カプセルに封入されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第13項乃至第16項のいずれかに記
    載の感圧記録材料。 18 カプセル封入されたメタン化合物が転写す
    る方のシートの裏側に一層の形態で存在しそして
    電子受容体が転写を受ける方のシートの表側に1
    つの層の形態で存在していることを特徴とする特
    許請求の範囲第17項に記載の感圧記録材料。 19 メタン化合物が1種又はそれ以上の他の発
    色剤と一緒に含有されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第13項乃至第18項のいずれかに
    記載の感圧記録材料。 20 少なくとも1つの層の中に発色剤として少
    なくとも1種の該カルバゾリルメタン化合物と、
    電子受容体と、更に所望による結合剤とを含有し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第13項
    に記載の感熱記録材料。 21 電子受容体がアタパルガス粘土、シルトー
    ン粘土、フエノール系化合物、フエノール樹脂又
    は固体有機酸であることを特徴とする特許請求の
    範囲第20項に記載の感熱記録材料。
JP4984379A 1978-04-24 1979-04-24 New carbazolyl methane compound* preparing same* use therof as pressure or heat sensitive recording material Granted JPS54161637A (en)

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