JPS5816885A - 新規な粘土鉱物系感圧複写紙用発色剤組成物及びこれを含有する水性塗液組成物 - Google Patents

新規な粘土鉱物系感圧複写紙用発色剤組成物及びこれを含有する水性塗液組成物

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JPS5816885A
JPS5816885A JP56114375A JP11437581A JPS5816885A JP S5816885 A JPS5816885 A JP S5816885A JP 56114375 A JP56114375 A JP 56114375A JP 11437581 A JP11437581 A JP 11437581A JP S5816885 A JPS5816885 A JP S5816885A
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薄井 耕一
Masahide Ogawa
小川 政英
Teiji Sato
悌治 佐藤
Yasuo Mizoguchi
保夫 溝口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカーボン紙を必要とせず任意の書写、印与全行
い得る複写紙即ち感圧複写紙に用いて著しい発色効果を
示す発色剤2よびその製造法に関するものである。
1感圧複写紙は特殊なものをのぞきいずれも亀子供与性
のある)K慎色素の無色化合物と覗子受応体−7= である発色剤との間の電子授受による発色反応全応用し
たものである(米国特if’f 2548366 場厄
呈色反応吻貝たる有機色素の無色化合物としては、一般
Vこ元巳状幅を異にする二種の色素が弁用憾れる。その
一つは?IJえばトリフェニルメタンフタリド系絶家の
ごとく固体酸と」妾)独(7だ時、直ちに強く発色する
が、比較的褪色し易いものであり(第一次発色色素)、
第二の色素は面体酸と融触しても直ちには発色せず、数
日を、4過した置完全に発色して泥分な日光堅ロウ度を
示すものが用いられ、かかる色素としてrI′i*IJ
えはロイコメチレンブルー系6累が用いられる(第二次
発色色素)。
上記第一次発色色素としてはクリスタル・ヴアイオレソ
ト・ラクトン(CVL)が代表的な色素であり、第二次
発色色素としてはベンゾイル・ロイコ・°メチレン・ブ
ルー(BLMB)が代表的6累として広く1史用されて
いる。
8− また近年に至って、例えばフルオラン(Fluorαn
)系の緑色又は黒色色素;ミヒラーズヒドリルパラート
ルエンスルフイネート(PTSMH)のy口きミヒラー
ズ・ヒトロール誘導体ニジフェニルカルバゾリルメタン
系色素;スピロジ−ベンツビラン系色素等が単独で、又
は前記第一次発色色素と組合わされて使用されている。
また電子受応体である発色剤としてtま一般に固体酸が
用いられ、就中ジオクタへドラル型モンモリロナイト族
粘土鉱物が優れた発色能を有することが知られCいる。
ジオクタヘドラル型モンモリロナイト族粘土鉱物の中、
殊に酸性白土、サブベントナイトが好適でりる。
また、従来かかる酸性白土、サブベントナイトの如きモ
ンモリロナイト粘土鉱物を酸処理することにより、その
比表面積t−1801rl/f以上に増9− 犬させることができ、かかる酸処理された該粘土鉱物は
殊に前記トリフェニルメタン系色素の如き一次発色已素
に対する発色能が増大することが知られている。例えば
酸処理された酸性白土は一般に活性白土と呼ばれ、感圧
複写紙用発色剤として既に広く知られておシ、かかる従
来公知の酸処理されたジオクタヘドラル型モンモリロナ
イト族粘土鉱物y、はこれとその天然粘土鉱物との混合
物の如何なるものも本発明の前記発色剤(2)として用
いることができる。
かかる酸処理に用いる酸としては、無機酸および有機酸
のいずれでもよいが、コスト及び取扱いの谷易さ等から
見て無哉酸が好ましく、特に硫ば、塩嘔が最も好適であ
る。
また酸処理の条件としては、特に厳格な条件は必我でな
く、希薄濃度の酸を用いれば処理時間が民くなるか酸の
谷菫が多くなり、#度が犬となれ l O− ばそれたけ処理時(i]が短かくなるか酸の谷lが少く
なる。葦だ処理温度が高くなれげ七れだけ処理11竹旬
は短かくなる。それゆえ酸禰度としては1〜98%程度
の如何なる範囲でもよいが、実際的には15〜80係程
度の誕度で50〜300℃の範(υjの温就で酸処理す
るのが取扱い土好筐しいことが知られている。
従来、酸処理されたモンモリロナイト族粘土鉱物の発色
能をさらに同上させる研究も多数なされている。
たとえば、本発明者等自身、酸処理されたモンモリロナ
イト族粘土鉱物にアルカリあるいはアルカリ土類金属の
酸化勿、水酸化物、炭酸塩、あるいはアンモニア、アミ
ン等のアルカリ性(物質全添加することにより該粘土鉱
物の発色効果を尚める方法(特公昭4l−=2373号
特許公報)、該粘土鉱物に炭酸カルシウム、シリカ、け
い酸アルミ、げい、jZカルシウム、酸化鉄寺の顔料−
′P消石灰の如きアルカリ土類金属のアルカリ性゛吻賀
を添加する方法(II¥公1)844−218.8号特
許公報)、或は酸処理07″1.たモンモリロナイト族
粘土鉱吻勿難揮元性のm 機アミンと共に受印紙Vこコ
ートする方法(’l’+開昭49−36410号公開公
密)やjを提案した。
しかし、之→の方法によると、・かかる発色剤又はこれ
をコートした受印紙會殊に湿寸の高い昇囲気下、特に詞
温高湿反の下で民ル」1…貯蔵した場合に発色効果が却
で低下したシ、発色剤粒子が凝集して水に対する分肢性
が悪化し、コーティングが困難になる等の欠点がめ゛つ
た。
本発明の目的は、殊に前述したνlえばCVLの如縫ト
リフェニルメタンフタリド系色素の如き第一次発色色素
のみならず、フルオラン系芭累やミヒラーズ・ヒトロー
ル誘尋体或はそれらの混合系色素に対して鮮明且つ濃色
の発色能を発揮し、しかも水に分散して受部紙用の塗液
とした時に粘度が低く、従って従来品と同一#r〆を基
準とすれば粘度が低いから七れだけ塗布操作が容易であ
り、且つまた従来品よりも一一度の塗液として用いるこ
とができ、従って乾燥も容易となり、乾燥等に擬するエ
ネルギーコスト等をも低減せしめることができる等の利
点t?ゼする粘度鉱物系発色剤組成物及びかかる発色剤
組成物含有水性塗液組成物を提案することにある。
本発明のその他の利点、効果は以下の説明から明らかと
なるであろう。
、本発明のかかる優れた発色剤組成・V!IJit、本
発明によれば、 fil  シリカの正四面体から成る層構造を有する粘
土鉱物から誘導されたものであって、(A)  電子線
回折によれば該シリカの正四面体13− から1aるノー補遺の結晶に基づく回折ノくターン分水
すが、 (B) X線回り〒によれば上記層構造の結晶に基  
  □づく回折パターンを実・質的に示さず、((−’
)tl翼素以外の元素として、少くともケイ素とマグネ
シウム及び/又はアルミニウムを含荷する 発色剤(1)と、 (2)酸処、I!!されたジオクタヘドラル型モンモリ
ロナイト族粘土鉱1勿又はこれと天然ジオクタヘドラル
請モンモリロナイト族粘土鉱物との混合物から5よる発
色剤(2)、 との68#、合物であって、上記発色剤(1)を少くと
も全体の3市蕾チ以上含ゼすることを特徴とする粘土鉱
物系感圧複写紙用発色剤組成物 によって達成されることが判った。
以下本発明の粘土鉱物系発色剤組成物について14− 史に詳d:l+1に説明する。
〔発色剤(1)について〕 不)C明で用いる発色剤(1) l−t、本発明右前の
発明にかかるものであって、その静1箭Q:1竹順昭5
5−89 ’989号明卸1蒼にm1m、さ、ルている
。かかる発色剤(1)は、fりll 、’cげ、シリカ
の正四面体から1反る層前准金ゼする粘土鉱物を、乾燥
基準(105℃で3時1ij乾燥)でS i O,言け
が82乃至96.5重量%、好ましくは85乃至95市
−犀チとなるようeこ1′裂処理し、寿られる粘土鉱物
を水性媒体中で、該媒体に少くとも部分的にfiJ溶性
のマグネシウム及び/又はアルミニウムの化合物と接触
させ、この可溶性化合物が水酸化物以外の場合には水酸
化物が形成されるようにアルカリ又は酸で中和して該酸
処理粘土砿物中((マグネシウム及び/又はアルミニウ
ム成分を導入し、所望により乾燥することにより製造す
ることがヤきる。
m述1〜たシリカの正四面体から成るノー横J′/iを
有する粘土鉱物の代表的なものの組成(主成分としての
Sin、、’Al、O,及びMgOの含吋奮示す)は下
iC&Aに示すとおりである。
衣 A 捷た、シリカの正四面体から成る層構造を有する上記の
如き粘土鉱物は、X線回折によって該層構造の結畠に基
づく特有の回折パターンを示す。
この回折パターンとしては、殊に(020)、(200
) &よび(060)の面指数(ミラー指数)の−帖晶
面に基つく回折パターンが最も明瞭VC現われる。
かかるシリカの正門III]体から成るm4’f4造を
■する粘土鉱・物を、その乾燥始準(105℃3時間乾
燥)でSin、含量が82乃至96.5 li−@%、
好1しくは85乃至95重1チとなるまで高度VC酸処
理する。
上記製造方法における酸処理においては、かかる酸処理
した該粘土鉱物(乾燥状帳で)をX線回折vCよって測
定した場合に、痰粘土鉱物が有するシリカの正四面体か
ら成る層構造の結晶の十dピの如き結晶r合ノに港つく
回折パターンを実質的rC示さなくなるまで酸処理する
ことが好ましい。
殊/7C1上dピ・酸処理ICおいては、かかる酸処理
した後の粘土鉱物をX線1匂1折によって測定した場合
の牟ならず、電子線回折によって測定した場合に 17
− も、酸処理する前の該粘土碩物が廟するシリカの正四面
・体から成る層構造の結晶に基づく回折パターンを笑貞
的に示さなくなる′まで藤粘土鉱物の酸処理を行うこと
が%に好適である。
上記の如く酸処理した粘土鉱物を、次に水性媒体中で、
水性媒体に少くとも部分的に可溶性のマグネシウム及び
/又はナルミニラムの化合物と接ノ利させ、このIJ′
f浴注化置注化合物化物以外の場合にはマグネシウム及
oVXはアルミニウムの水酸化物が形成されるようにア
ルカリ又はftで中和して、il亥酸遮埋粘土鉱、V/
IJ中にマグネシウム及び/又はアルミニウム成分を導
入し、FgT望により乾燥する。
かくすることにより、シリカの正四面体から成る層構造
を有する粘土鉱物から誘導されたものであって、 (,4)  電子線回折によれiI′f該7リカの正四
面体 l 8− から成る層構造の結晶に基づく回折ノくターンヶ示すが
、 (l  X線回折によれは上記+d層構造結晶に橘づく
回折パターンを示さす、 CC)v’Rg以外の元累として、少くともケイ素とマ
グネシウム及び/又はアルミニウムを含有゛する 本発明で用いる発色剤tl)が得られる。
本発明で用いる発色剤(1)としては、殊に上記(C?
)の安住として、酸素以外の元累として、少くともケイ
素とマグネシウムk −8’li’するものが好適であ
る。
本発明で用いる発色剤(1)としては、上記(、’N。
CB)及び(G)の条件を満足し、さらにCD>  ケ
イ素とマグネシウム及び/父はアルミニウムを、原子比
として、 〔ケイ素〕/〔マグネシウム及び/又はアルミニウムリ
合計〕が12/1.5乃至12の比率、行に 〔ケイ素〕/〔マグネシウム及び/又はアルミニウムの
合計〕が12/3乃至10 の比率で含、竹するものが好適である。但し、上i己の
比率におけるマグネシウムとアルミニウムの会計とtj
l、マグネシウム又はアルミニウムの一方のみしか含有
式れていない場合はそのいずれか一方のatの原子比を
/にす。
発色剤(In製造する際の原料として用い5るシリカの
正四面体から成る層構造を有する粘土鉱物の代表的なも
のとしては、次の如きものをあげることができる。
1) 例えば酸性白土、ベントナイト、ノ(イブライト
、ノントロナイト、サボナイトの如きジオクタヘドラル
型及びトリオクタヘドラル型モンモリロナイト族粘土鉱
物、 2) 丙えばカオリン、ハロイサイト、デツカイト、ナ
タライトの如きカオリナイト族粘土鉱物、3) 問えば
セビオライト、アタパルガイド、バリゴルンスカイトの
如キ鎖状粘土払吻(セピオライト−パリゴルスカイト系
粘土鉱1勿)、4) 丙えばロイヒテンパージャイト、
シエリダナイト、チューリンジャイト、/ヤモサイトの
如きクロライド系粘土鉱・吻、 5) 例えばバーミキュライト、マグネ7ユウム/(−
ミキュライト、アルミニュウムバーミキュライト等のバ
ーミキュライト系粘土鉱物。
之等の中、特に酸性白土の如きジオクタヘドラル型モン
モリロナイト粘土鉱物、カオリン、)・ロサイトのクロ
きカオリナイト族粘土鉱物及びアタパルガイドの如き鎖
状粘土鉱物が好適である。
既に指摘したとおり、本発明で用いる発色剤(2)、す
なわちモンモリロナイト族粘土鉱物、特に酸性21− 白土ケ列えば硫酸、硝酸、塩酸の如き鉱酸、最も一般的
には硫酸で酸処理したものを感圧瞑写砥用−発色剤とし
て1史用することは長年にわたって実施され−Cいる。
酸性白土を上記の叩き鉱酸で処理すると、該酸性白土中
Vこ含有さnている酸i1=]′浴性塩基注金嬉成分、
例えばアルミニウム、マグネシウム、鉄、カルシウム、
ナトリウム、カリウム、マンガンの如き金属成分(主と
してそれらの酸化物又は水・β化・吻の形態で存在する
)Fi鉱酸中に溶出し、政酸性白土中のSin、含量(
含有率)が増大する。
しかして酸処理を高度(強度)に行って、上記塩基性金
属成分を余り多量に溶出、除去すると、得られる酸処理
した酸性白土(これを活性白土ともいう)の第二次発色
色素に対する発色能が低下するのみならず、主として第
一次発色色素(例えばCVL)の発色の耐光性が著るし
く低下し、時22− 間の経@Vこ伴って著るしく褪色する欠点が生ずる。
従って、従来公知の発色剤である発色剤(2)を得るた
めの酸性白土の酸処理の程度には自ら限界があり、従来
通濱行われていたr夜処理の末件では得られる目ツ処理
1勿(活性白土)中のS i 02含M率は約68〜7
8重量%であシ、a丁成り強烈な酸処理条件の下でもS
 i O,含)K鍍が哨々約80重匍多となる程度であ
った。
他方、前述したモンモリロナイト族粘土鉱物、カオリナ
イト族粘土鉱物、セピオライト−パリゴルスカイト系粘
土鉱物、クロライド系粘土鉱物、バーミキュライト系粘
土鉱物等の粘土鉱物がシリカの正四面体から成るノー構
造の結晶をゼし、従って2号の粘土鉱物をX線回折(又
は電子線回折)によって測足すると該層構造の結晶に起
因する特有の回折パターンを示す仁と番1既に述べたと
おり古くから知られている( Mineralogia
al 5oci−ety(C1ay Mineral 
Group) London 1961年発h、 ”−
1’he  X=Hay  Identificati
on  andCrystal 5tructures
  of C1ay Minerals ’edite
d by G、 Brown :]。
之等の7リカの正四面体から成る層構造の結晶を有する
粘土鉱物を前述したような高度の酸処理によつ−C5そ
のS i O,金層が乾燥基準(ヒ1えば105℃で3
時間乾燥)で82乃至96.5 @1饅、殊に85乃至
95叡量チとなるように処理すると、その酸処理の程度
が重度に進行するに伴って、酸処理された該粘土鉱物の
廟するシリカの正四面体から成る層構造に基づく結晶構
造は漸次破壊され、S i O,含酸が82重量%以上
、特に85重重石風上に達するとX線回折(又は電子線
回折)によっても該ノー構造の結晶に起因する特有の回
折パターンを実質的に示さなくなる。
′jIJ編、酸処理の程度と該層構造の債晶の破壊及び
それに伴つ〔終局的に生じる回折パターンの実質的な喪
失との関係は粘土鉱物の種類、純度又は酸処理前に施さ
れることのある前処理の宋杆(例えば■焼乗件や粉砕条
汗)等によって檜々変化し、一様ではなり1゜しかし、
いずれの場合にも、酸処理が成る程度以上に進行すると
該j一層構造結晶の破壊が始葦り、その破壊がざらに進
行し、終局的に該結晶に起因する回折パターンを実質的
に喪失するに至るのである。
従来、感圧複写紙用発色剤(本発明で用いる発色剤(2
))の製這を目的として例えばモンモリロナイト族粘土
鉱物を酸処理する場合、該粘土鉱物の結晶構童が破壊さ
れないような条件で酸処理することが必妾であp、結晶
構造が破壊された場合には呈色能力は者るしく低下する
と考えられていた(例えば工業化学雑誌第67巻第7号
(1964)67〜71頁)。
25− 然るに、本発明省≠tの研究によlしば、(1)  シ
リカの1石門Id1体力dつ成るm+膚漬τ1する粘土
・弘]勿τ、転線、告孕(105”Cで3時11」卓と
燥)で:i s O@ 汀・1xが少くとも82珪(φ
優、・2子ましくは少くとも85に遍%とlrるまで、
尚斐ゾこ沼処理しく以上1史宜上弔l工1呈という)、
然る改、(2) 鍔られる枯土瓜勿を水性媒体甲で、t
!媒[本に少くとも、α公的VC可溶1生のマグネシウ
ム及び/父6=、Iアルミニウムの比廿切とj2i1触
さゼ、この−f浴注性化合ji!Iが水、戎化−勿以外
の−i4台には水順化・1勿が形成さ!’LるようVこ
アルカリ又f’I I&で中和して譲1設処浦枯土鉱′
吻中Vζマグネシウム及び/又はアルミニウム成分、省
に好゛よしくはマグネシウム成分を導入し、所望により
乾j架する(以上便宜上−142工程という)、 ことりこより前述した感圧−14紙用元色剤(1)をa
遺することができるに至った。
26− 上+JIS石l工aにおけるり11<、該粘土鉱物を、
乾燥基準で5i02言首が少くとも82 @li%、好
ましくは少く・とも85嘔稲チとなる′まで、縮度にf
49j 4゜即すると、該粘土鉱物が月するクリ力の正
門111体から峨る層構造の結晶は、その様+i K相
1輩はめるとしても、多少とも7壊さル、このような一
度のt1r処理は匠来は少くとも不必匁であり、却って
好ましくないと考えられていた。
然るに本発明においては、第1工程において上ii己の
如<5iOtl:5mが82〜sasg゛輸1、好まし
くは85〜95厘滲チとなる如き特定の酸処理分行った
粘土鉱防中に、15汀記第2工程によってマグイ・ンウ
ム成分及び/又はアルミニウム成分を4人することによ
シ、殊にトリフェニルメタンフタリド系第一次発色色素
やフルオラン系色素等に対する発色能が極めて犬で、し
かも湿度のある雰囲気下、殊に尚温、多湿下に貯蔵され
た場合の発色効果の減少が殆んどなく、しかも発色後の
:;・1r光註も優れている粘土鉱物系発色剤がmらn
るに至つ1辷。
目1]配第一工程の酸処理V(計いて市t4なこと(・
τ11(A) 該粘土鉱物ヶ、その乾燥基準(105℃
3符間乾燥)でSin2含吋が82〜96.5卓布チ、
好葦しくけ85〜95t!俤となるように酸処理するこ
と、 1)  特に好ましくはS i O,含量が上記1Qα
囲の屯−チとなり、しかも酸処理した該粘土鉱物がX腺
回折によってその原料(酸処理前の)粘土鉱物が有する
シリカの正四面体から成る層構造の結晶に基づく回折パ
ターンを央ノは的に示さなくなるように〆役処理する、 ことである。
本発明者等の研究によれば、上記の酸処理を、酸4理後
の粘土鉱物(乾燥基準)のS i O,含量が96,5
喧h%を越えるまで苛酷に行うと、クリ力の正四面体か
ら成る層そりものが過度に破哄さn、従ってこれ會ii
己第2工程に従ってマグネシウム及び/にはアルミニウ
ム成分6(勿で処」里しても該シリカの正四面体小ら成
る層構造に基づく結晶の講述する再構成を行うことが不
IJ]“能となり、得られる粘土鉱物の発色能も本発明
の発色剤(1)と比較して著るしく劣るものとなること
が分った。それ故、前記第1工程の酸処理は、酸処理後
の粘土鉱′吻のSin、言置が96.5%を越えないよ
うに行うことが必要である。
また、酸処理後の粘土鉱、Iil!I(乾燥基準)中の
Siυ、宮檜が95貞′1俤を越えるまで酸処理するこ
とは、酸処理条件を苛酷なものとし且つ酸処理にも長時
間を菜し、経済的に好ましくないだけでなく、得られる
製品の発色能は必ずしも向上せず、粘土鉱物の種類によ
っては発色能が却って低29− 下する。
従って、酸処理は、経済的にも或はシ・リカの正四囲体
から成る層を過度に破壊することなく保持するためにも
、酸処理後の粘土鉱物のSin、含酸が85〜95嵐髄
チとなるように行うのが好適である。
特公昭24−4114号特許公千Kにtま、敵性白土又
は類似粘土を強無機酸で徹眠#JKpl!処理して粘土
含Mのケイ酸以外の成分を殆んど或は全く完芋に溶出除
去したものを、アルカリ土類金属の塩類、例えばアルミ
ニウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ニッケル、
マンガン等の塩類又は水酸化物で処理したものが、保護
コロイド、展着剤、充填剤等として有用であることが開
示されている。しかしながら、上述したとおり、このよ
うにケイ酸以外の成分を殆んど或は全く完全に溶出、除
去したものは、シリカの正四面体から成る層が 30− 過変に坂娘されるために、これ′!i:次いでマグネシ
ウムKvまアルミニウム化合物で・ソ1理しても、艮好
なう6色斉りとはならない。
かくして、前記第1工程のr夕処理条件としては、%に
乾燥基準でS i O2含殻が82〜96.5重用チ、
特に85〜95’j(ifi%となり、しかもX線回折
VCよって、酸処理する前の該粘土鉱物が有するノリ力
の正四面体から成る層構造の結晶に基づく回折パターン
を示さなくなるまで酸処理を行うことが好ましいこと、
就中X線回折のみならず電子)線回折によっても該層構
1青の結晶に柾づく回折パターンを示さなくなるまでぼ
処理全行うことが特に好適である。
本発明者等の研究によれば、第1図〜第4図(後ei己
参考例1参照)の電子線回折像に示されているとおり、
例えばアリシナ(U、 S、’A ) mジオクタヘド
ラル型モンモリロナイト族粘土鉱物は該層構造の結晶に
基づく特■の回折パターンケ示すが(第1図)、これ全
面1& vc酸処理すると(SiO2含歇約94堆知係
)電子線回折によっても該結晶に基づく回折パターンは
実質的に慢失しく第2図)、これを前占己第2工程に従
ってクリえは塩化マグネシウム′″iは塩化アルミニウ
ム水溶液で処理し、然る鎌苛性ソーダ水溶液で中和し、
水洗、乾燥すると、それぞれ第3図及び第4図に示すと
おり、丹び′電子醒1−1折によって結晶構造に基づく
回折パターン會示す。この硼冥は、前記第1工程の酸処
理によってシリカの正四面体から成る層構造の結晶は破
壊されるが、該層自体は完全には破壊されることなく保
持されており、この残存するシリカの正四面体から成る
層がマグネシウム及び/又はアルミニウム成分によって
結晶に再構成されるものと信ぜられる。かように、シリ
カの正四面体から成る層構造を有する粘土鉱物について
、酸処理によってイ波壊された結晶が、第2工程におけ
るμ[1くこれVこマグネシウム成分及び/又はアルミ
ニウム成分e=4人することによってシリカの正四面体
から成る層構造に基づく精品に再構成されるという1を
実は従来の如何なる文献にも^己載されていす、本発明
者等が始めて発見した事実であると信する。
再構成された結晶の醒子馴回折パターンを解析すると、
マグネシウム成分によって再構成された結晶の面間隔は
元のモンモリロナイト粘土鉱物の面間隔と極めて近似し
ているが、アルミニウム成分(lこよって再構成された
結晶の面間隔は元のモンモリロナイト粘土鉱物の面間隔
と異っており、それよりも小さい面間隔を示す。
之等の事実によれば、殊にアルミニウム成分によって再
構成される結晶は元の該粘土鉱物の結晶とeよ同一では
ないようである。それにも拘らず、マグネシウム成分及
びアルミニウム成分のいずれ=33− によって書(イ・¥成された結晶パターンt′市子歳回
折によって示す不発1]]で用いる発色剤(1)は(前
り己第2工程の処理吻)、1ダd己珍考圀1および比較
し1」1に示すとおり、その酸部り1吻に比較しても、
殊に第一次発色色素に対する発色能が犬となり、第二次
発色色素に対する発色能も向上し、さらに発色後の耐光
性が大で、且つ高温、1鵠湿下の貯蔵後の発色能の低F
が殆んどなく、明らかに発色性能の着るしい向上が認め
られる。
 34− 以下発色剤(1)を製造する場合の第1工程及び第2工
程の条件について説明する。
〔第1工程〕 シリカの正四面体から成る層構造の結晶を有する粘土鉱
物を、本発明に従って・酸処理するに当って重要なこと
は、得られる酸処理物中の5in2含駿を、乾燥基準(
例えば105℃で3時間乾燥する)で82〜965重量
係、好ましくは85〜95重量係とすることである。こ
の際酸性白土に関しては、Sin!含量を乾燥基準で特
に少くとも87重y73とすることが好適であり、Si
n、含量の最高は96.5重量4(前記乾燥基準で)に
までにすることができるが、Sin、含量を95重重量
上りも犬とすることは酸処理条件を厳しくし且つ酸処理
に長時間を要するのに比べて、特別の利益は得られない
酸処理は従来公知の如何なる酸処理でもよく、酸として
は、例えば硫酸、硝酸、塩酸の如き鉱酸が好tL<、特
に硫酸が好適である。之等の鉱酸に有機酸を併用しても
よいが、特別の利点はない。
使用する酸の緻は、粘土鉱物から溶出すべき塩基性成分
の2倍当量以上とすることが好適であり、酸処理の温度
は50℃以上、特に80℃以上が好捷しい。温腿は、硫
酸を用いた場合300℃位迄高めることができる。酸処
理の時間は、酸として高濃匿の酸を用い高温で処理する
程短かくてよいが、通常最低1時間以上の酸処理を行う
のが好ま[7い。
酸濃度が稀薄(例えば20〜40重量係)な場合は2段
以上に分けて酸処理するのが好ましい。
酸処理を如何なる程度まで実施するかは、酸処理物の一
部をサンプリングし、これを水洗、乾燥l−て、8+0
.含量、好ましくはその他にMgO及びAl2O,の含
量を定量分析し、或はそのX線回折又は電子線回折を測
定して定めることができる。
また、予じめ之等の分析を行って定めた条件に従って酸
処理を行う。
酸処理においては、酸処理物の乾燥基準で、[ケイ素(
Si))/[マグネシウム及び/又はアルミニウムの合
計〕の原子比が12/1.6乃至1210.05、特に
12/1.2乃至1210.1の範囲となるように処理
することが殊に好適である。
また、原料粘土鉱物として、例えばカオリン、デツカイ
ト、ナクライトの如き比較的酸に安定な粘土鉱物を用い
る場合には、酸処理に先だって例えば600〜900℃
の如き温度で■焼し、非晶質とした後酸処理するのが好
ましい。
〔第2工程〕 上記第1工程で酸処理した粘土鉱物を水洗し、これに水
性媒体中で、該水性媒体に少くとも部分的に可溶性のマ
グネシウム化合物及び/又はアル37− ミニラム化合物、特に好ましくはマグネシウム化合物を
接触させる。
かかるマグネシウム化合物としては、例えば、A) マ
グネシウムの酸化物又は水酸化物、B) マグネシウム
の無機酸塩又は有機酸塩(無機tl1mの方が後で酸根
を除去し易いので好捷しい) を有利に使用することができる。
またアルミニウム化合物としては、例えばC) アルミ
ニウムの無機酸塩又は有機酸塩、特に無機酸塩、 が好適である。
上記B)およびC)の塩としては、正塩のみならず、酸
性塩でも、塩基性塩でもよく、錯塩又は複塩でもよい。
上記のマグネシウム化合物とアルミニウム化合やは混合
して用いることもできる。
38− マグネシウム又はアルミニウムの塩とl−では、例えば
塩化物、硫酸塩、硝酸塩が特に好適である。
酸処理した粘土鉱物を水洗し、これを水の存在下で、マ
グネシウムの酸化物又は水酸化物と接触させる場合、そ
の接触の少くとも成る段階で50℃以上、特に80℃以
上の温度に加熱することが好ましい。マグネシウムの酸
化物と接触させる場合、例えば50℃で約3時間以上、
80℃で約1時間以上加熱下攪拌することが好ましい。
マグネシウムの水酸化物と接触させる場合は、例えば5
0℃で約5時間以上、80℃で約3時間以上、加熱下に
攪拌することが好ましい。
しかしながら、酸処理した粘土鉱物を水洗後、水の存在
下で、マグネシウムの酸化物又は水酸化物と室温で接触
させ、好ましくは攪拌下に室温で接触させ、残液を濾過
しだ後、100℃以上の温度で加熱乾燥しても本発明の
発色剤を製造することができる。
本発明者等は、かかる加熱によっても、酸処理粘土鉱物
とマグネシウム成分との間の相互作用により、酸処理物
中に残存するシリカの正四面体から成る層に基づく結晶
の再構成が行われるものと考える。
また、マグネシウム及び/又はアルミニウムの無機酸塩
又は有機酸塩を用いる場合は、之等の塩を水に溶解又は
溶解−分散し、これに酸処理、水洗した粘土鉱物を加え
て、攪拌1−1然る後アルカリを加えて、マグネシウム
塩を用いた場合はpHがほぼ7〜12の範囲、特にp[
19〜11の範囲に中和し、またアルミニウム塩を用い
た場合はpHを約4乃至9、好ましくはpH6〜8の範
囲となるように中和することが有利である。
塩類水溶液と酸処理した粘土鉱物との接触は、常温又は
加熱下で攪拌すればよいが、アルカリで中和した抜水の
存在下における少くとも成る段階で50℃以上、特に8
0℃以上の温度に加熱することが好適である。この加熱
は、既に述べたとおり、粘土鉱物の乾燥と同時に行うこ
ともできる。
第2工程において用いるマグネシウム化合物及び/又は
アルミニウム化合物の量は、原子比で表わして、 酸処理粘土鉱物のSi 12に対して、第2工程で用い
るマグネシウム化合物及び/又はアルミニウム化合物の
合計(但しMg及び/又はAIで表わす)が少くとも1
、好塘しくは上記5i12に対して、後者のMg及び/
又はAIの合計が3乃至12、 となるようにすることが好適である。
以上第2工程の処理が終了したものは、そのまま或はさ
らに濾過、濃縮し又は水を加えて稀釈し、さらにその細
分散剤、結合剤等を添加してスラリ41− 一状として、本発明の水性塗液組成物をつくるのに用い
てもよいし、或は沖過乃至濃縮した後加熱乾燥して発色
剤(1)として用いることもできる。
上記第1工程及び第2工程の任意の段階で粉砕して、粘
土鉱物粒子の少くとも80重′1M1−係、特に少くと
も90′yh′量係が10μ以下の粒径となるようにす
ることが好適である。
第1工程で得られる5in2含量が乾燥物基準で82〜
965重ii’1 、好ましくは85〜95重量係の酸
処理した粘土鉱物、特にその中でもX線回折又は電子線
回折によっても該原料粘土鉱物が有する前記層構造の結
晶に基づく回折パターンを示さないものを、マグネシウ
ム及び/又はアルミニウムの酸化物又は水酸化物と湿式
又は乾式で単に混合したものはトリフェニルメタン系第
一次発色色素に対してそれ程大きな発色能を示さず、そ
の発色の耐光性も劣るが、前記第2工程で得られる=4
2− 発色剤は既に述べたとおり極めて優れた発色能を有し、
その発色の耐光性も人である。このことから、前記第2
工程において、酸処理した粘土鉱物が水性媒体中でマグ
ネシウム及び/又はアルミニウムの少くとも部分的に可
溶性の化合物と接触し、マグネシウム成分及び/又はア
ルミニウム成分が核酸処理粘土鉱物中にと如込まれ、破
壊された結晶の少くとも一部の再構成に関与することが
、本発明で用いる発色剤(1)の優れた発色剤に重大な
要因となっていると信ぜられる。
換言すれば、第2工程の処理は、かような酸処理物中に
残存するシリカの正四面体から成る層構造に基づく結晶
の再構成が行われる(電子線回折による)ような条件で
あれば如何なる条件でもよいということができる。
本発明者等の研究によれば、前記第2工程においてマグ
ネシウム以外のアルカリ土類金属の少くとも部分的に可
溶性の化合物、例えばカルシウム又はべ11 +1ニウ
ムの可溶性化合物、その他面鉛化合物、チタン化合物、
ジルコニウム化合物、鉄化合物等を用いてみたが、之等
の金属化合物に1いずれも上記酸処理粘土鉱物の破壊づ
れた結晶の再構成を行うことばできず、発色能の向上に
もat極的には役立たなかった。然るに、マグネシウム
及び/又はアルミニウム成分のみ、殊にマグネシウム成
分が該破壊された結晶の再構成に役立ち且つ発色能の著
るしい向上をもたらすことは極めて意外であった。
しかしながら、前記第2工程においては、マグネシウム
化合物及び/又はアルミニウム化合物以外の上述した如
き金属化合物が共存していてはならないというわけでは
ない。
〔発色剤(2)について〕        、本発明で
用いる他の成分である発色剤(2)とじては、既に述べ
たとおり、酸相白土ミサプベントナイトの如きジオクタ
へドラルノ〜11モンモリロナイト族粘土鉱物を酸処理
して得られるもの、父はこれと天然ジオクタヘドラル型
モンモリロナイト族粘土鉱物との混合物から成る従来公
知の感圧複写紙用発色剤の如何なるものでもよい。之等
の中、特に該モンモリロナイト族粘土鉱物を酸処理した
もの、殊に酸性白土を酸処理して得られる活性白土が好
適であり、これらを製造する場合の酸処理は、既に述べ
たとおり原料粘土が有するシリカの正0面体から成る層
構造の結晶に基づく回折パターンを喪失しないよ・うな
条件下で行われる。
上記の比較的緩和な条件下における酸処理によって、原
料粘土鉱物の比表面積は増大し、本発明で用いる発色剤
(2)としては殊に比表面積が180m”7g以上のも
のが好ましい。
かかる発色剤(2)の典型的な製造方法は特公昭45− 44−2188号%粁公報に記載されている。本発明で
用いる発色剤(2)としては、同特許公報に記載されて
いるベンゾイルロイコメチレンブルーで2次発色させた
場合に、下記式 式中、1t4.。および[(・1.o はそれぞれ43
0mμおよび550mμの波長を有する光に対する反射
率である、 で表わされる第2次発色能1(2の値が140以上のも
のが好適である。
また、上記の酸処理されたモンモリロナイト族粘土鉱物
にアルカリ又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、
炭酸塩、或はアンモニア、アミンの如きアルカリ性物質
の少量を添加することによりその発色効果を改善する方
法(特公昭41−2373号特許公報)や、該粘土鉱物
に炭酸カル46− シラ五、シリカ、けい酸アルミニウム、けい酸カルシウ
ム、酸化鉄等の顔料や消石灰等のアルカリ性物質を添加
する方法(@公昭44=2188号特許公報)、或は該
粘土鉱物を難揮発性の有機アミンと共に受印紙にコート
する方法(+ト開昭49−36410号公開公報)等の
種々の改良方法が知られておシ、之等の改良方法によっ
て得られる酸処理モンモリロナイト族粘土鉱物又はそれ
と天然モンモリロナイト族粘土鉱物もすべて本発明の発
色剤(2)として使用することができる。
しかしながら、従来公知の酸処理したモンモリロナイト
族粘土鉱物(又はその凍土との混合物)は、これを受印
紙に塗布するための水性塗液組成物とした時に、該水性
塗液組成物は粘度が可成り高いものとなり、そのために
従来公知の酸処理モンモリロナイト族粘土鉱物の場合は
固形分濃度が精々約40〜44係程度の水性塗液組成物
しか受印紙にコートすることができず、塗布操作に労力
を必要とするばかりでなく、塗布後の乾燥にも大きなエ
ネルギーを必要とする欠点があった。のみ物は、発色の
耐光性が必ずしも犬とはいえず、殊Vこ高温多湿下の貯
蔵によシ発色能が低下する等の欠腐を有し、さらに白色
度も必ずしも十分とはいえない。
そこで、従来公知の酸処理されたモンモリロナイト族粘
土鉱物、すなわち本発明で使用する発色剤(2)を水性
塗液組成物(水性スラリー)とした場合の該組成物の粘
度を低下させる方法として、例えば、 (イ) 核酸処理粘土鉱物に対して5〜40係(重量)
のタルク、雲母又はアスベストを加える方法(英国特許
第1.147,480号)、(ロ) 該粘土鉱物に対し
て炭酸カルシウムやカオリンを添加する方法(特公昭5
5=47992号)、 (ハ) 水性塗液組成物をつくる場合に、ラテックス系
バインダーを粘土鉱物よりも先に水に分散させる方法(
特開昭55−97981号)、 (ニ) 該粘土鉱物に、例えば酸化マグネシウム、水酸
化マグネシウム、炭酸マグネシウムの如きマグネシウム
化合物を0.5〜10重量、   係添加する方法(特
開昭55−97982号)、 等が知られている。
しかし之等の方法はいずれも、成る程度粘度低下をする
ことはできるが、その粘度低下は必、すしも十分ではな
く、さらに粘度低下に伴って発色効果が着るしく低下す
るという欠点があり、粘度低49− Fと発色効果の両者を満足するものは見当らない。
〔本発明の発色剤組成物〕
しかるに、本発明者等は、前記発色剤(11と発色剤(
2)との混合物であって、発色剤(1)を全体の少くと
も3重量係以上含有するものけ、これを受印紙に塗布す
るためのスラリー状水性塗液組成物とした場合に、従来
公知の発色剤(2)の水性スラリーと比較して該スラリ
ーの粘度が低下し、従って従来品と同程度の固形分濃度
であればそれだけ塗布操作が容易となり、また従来品と
同程度の粘度であればそれだけ固形分濃度を増大させる
ことができ、その結果受印紙に塗布後乾燥等に要するエ
ネルギ、時間等を低減させることが可能となり、しかも
受印紙に塗布乾燥後の発色性能が優れており、殊に高温
多湿下の貯蔵によっても発色能の低下が少ないという極
めて優れた発色剤組成物が得られることが分った。
50− 本発明の発色剤組成物に含有される前記発色剤fl+に
よる塗装粘度の低下効果は極めて顕著であり、この事実
は後記第1表及び第6図乃至第8図から明かである。本
発明の発色剤組成物中の発色1jflの含有量は、塗液
の粘度及び発色性能の両者より適宜撰択され、希望によ
っては、発色剤の総重量に対して100重景%に迄近づ
けることも出来るが、一般に3重量%以上、好ましくは
5〜90重fX、特に好ましくは10〜80重量%含有
される。発色剤(1)の含有量(発色剤の総重量に対し
て)が3軍量%であっても、第7図に見られるようにi
1成シ顕著な塗液の粘度低下をもたらすことが可能であ
る。
〔本発明の水性塗液組成物〕
本発明は更に粘土鉱物系感圧複写紙用発色剤を含有する
新規な、受印紙用水性塗液組成物を提供するものである
本発明によれば、さらに、 (1)  シリカの正四面体から成る層構造を有する粘
土鉱物から誘導されたものでaもって、(l  電子線
回折によれば該シリカの正四面体から成る層構造の結晶
に基づく 回折パターンを示すが、 (B)  X線回折によれば上記層構造の結晶に基づく
回折パターンを実質的に示 さす、 (C)  酸素以外の元素として、少くともケイ素とマ
グネシウム及び/又はアル ミニウムを含有する 発色剤(1)と、 (2)  酸処理されたジオクタヘドラル型モンモリロ
ナイト族粘土鉱物又はこれと天然ジオクタヘドラル型モ
ンモリロナイト族粘土鉱物との混合物から成る発色剤(
2)と、 (3)  水溶性及び/又は水分散性のバインダー、の
少くとも3成分を含有することを特徴とする粘土鉱物系
感圧複写紙用発色剤を含有する新規な水性塗液組成物が
提供される。
本発明の水性塗液1用成物は、粘土鉱Qlt+糸感圧複
五紙用の従来の水性塗液組成物に較べ、低粘度であるた
め比較的高固形分濃度とすることが可能であり且つ発色
性能が優れた受印紙を形成することできる利点がある。
本発明の水性塗84.14成物に用いられる王妃水溶性
又は水分散性のバインダーは、発色剤(1)及び発色剤
(2)を受印紙に固着させる作用を有する水溶性バイン
ダー又は水分散性バインダー或はその両者の併用であれ
ば、特に制限を受けるもので目ない。
水溶性バインダーとしては、例えば澱粉、カルボキシメ
チルセルロース(CMC) 、ポリビニルアルコール(
PVA)、カゼイン、ゼラチン等があ53− り、好1しくけ澱粉、カルボキシメチルセルロース(C
AIC)が用いられる。また水分散性バインダーとして
は、し1えはスチレン−ブタジェン系ラテツクx (S
BR−Late2+)、 アクリル系ラテックス、酢酸
ビニル系エマルジョン、環化ビニル系エマルジョン等が
用いられ、好ましくはスチレン−ブタジェン系ラテック
スが用いら1−+る。特に上記水溶性バインダーと水分
散性バインダーとの併用が好適である。バインダーの使
用量は、バインダーの固形分換算で水性塗液組成物の固
形分当り10〜30重匍・%、特に13〜2Oiij量
にが好ましい。
本発明の水性塗液組成物は、前記水溶性バインダー及び
/又は水分散性バインダーの他に、適宜pH調節剤、分
散剤及び粘度調節剤の1種又は2釉以上を配合してもよ
い。このようなpH調節剤としては例えば水酸化ナトリ
ウム・水酸化リチウ54− ム・水酸化カリウム・水酸化カルシウム・炭酸ナトリウ
ム・炭酸リチウム等のアルカリ又はアルカリ土類金属の
水酸化物又は炭酸塩、ケイ酸ソーダ、アンモニア等が用
いられる。
また、分散剤としては、例えばヘキサメタリン酸ナトリ
ウム・ピロリン酸ナトリウム等のポリリン酸塩、ポリカ
ルボン酸ナトリウム・ポリカルボン酸アンモニウム婢の
ポリカルボン酸塩等が用いられる。
一方、粘度調節剤としては、タルク、雲母、アスベスト
(%公昭45−23177号)、カオリン、炭酸カルシ
ウム(特公昭55−47992号)等が用いられる。
また上記pH調節剤、分散剤、及び粘土調節剤の外に、
必要に応じて発色剤(1)及び発色剤(2)以外の発色
剤乃至増量剤も適宜併用される。増量剤の中には発色剤
の効果を有するものがあるので、増量剤と発色剤の境界
は必ずしも明瞭ではない。このような、発色剤(1)及
び発色剤(2)以外の発色剤乃至増量剤としては、例え
ば、天然アタパルカイト、天然ハロイサイト、モルデナ
イト及びクリップチロライトの如き天然ゼオライト、合
成ケイ酸、合成ケイ酸塩、カオリン、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、タルク、その他の粘土鉱物類等及び
必要に応じてそれ等の酸処理物等の一種類又は二種類以
上が併用される。発色剤(1)及び発色剤(2)以外の
発色剤乃至増量剤の合計使用量は、水性塗液組成物の固
形分当り3〜60重量%、好ましくけ5〜50重量%で
ある。
本発明の水性塗液組成物中の前記発色剤(1)及び発色
剤(2)の合計の含翁量は、水性塗液組成物中の全固形
分の合計に対して50〜90重着%好ましくけ70〜8
5重債%である。50重景%よりも少ないときは、発色
性能が低下して好ましくなく、一方90重陵にを超える
と発色剤の剥階が起こり粉落ちするので好ましくない。
発色剤(1)と発色剤121の合計量に対する発色剤(
1)の割合は上記の発色剤組成物について既に説明した
とおりである。また発色剤(1)及び発色剤(2)の配
合方法は、発色剤(1)粉末と発色剤(2)粉末を適宜
な混合方法で混合しでもよいし、また例えばそれぞれの
制造過程で得られる発色剤(1)のスラリーと発色剤(
2)のスラリーを混合してもよい。
かくして本発明の粘土鉱物系感圧複石用促合剤を含有す
る水性塗液組成物は、発色剤(2)のみを主な発色剤と
する従来の水性塗液組成物に較べ、各塗布方法に特有な
粘肝範囲でより高い固形分濃#jとすることが可能と々
す、これによって塗布の速度が上げられ又乾燥に菅する
エネルギーも節約されるし、他方受印紙に塗布乾燥後の
発色性能も優れたものとなるという特徴を有している。
57− 以下本発明を実施汐11について説明する。々お専施例
で述べる試験方法についてまず説明する。捷た本明細■
では、部数及び%は、特にことわら々い限り重量部及び
重量餐を表わす。
試験方法 本明細層・における各項目の試験方法は下肥によった。
1、 電子線回折 本実施例においては、加速重圧100KVの日本軍子(
株)製電子顕微轡(JEA(−100CX)を用いた。
試料は水−ペースト法によりカーボンメツシュ上に支持
させ、1μに視野を制御!li! l、で、電子線回折
像を得た。
z X線回折 本実施例においては、理学電機(株)製X線回折装置(
ガイガーフレックス2028)を用いた。
回折条件は下記の通りである。
58− ターゲット         Cw フィルター        Ni 電圧     4oKV 1%:流     20塞A カウント・フルスケール  4.000 c / a時
定数          0.58 チヤート速囲       4鑞/minスキャニング
速麿     4°/sin回折角         
 1゜ 亥すット巾         0.3隨3、原子比の決
定法 試料の成分元素を一般的な方法に従って定歇分析し、5
in2.MgOおよびAl、O,の含t(%)を求め、
つぎのように原子比S i / (M g及び/又はA
I)を決定した。
絆子比Si/(Mg及び/又はAl)=4 塗液の粘度
測定法 4−1.試f1が粉末のW合 高速攪拌機側き容器(内容積:1.9/)に水150f
を入れ、こねにヘキサメタリン酸ナトリウム1.51を
溶かし、攪拌下、試料1501(110tl:’乾燥物
柳算)を加えたのち、20+X水酸化ナトリウム水溶液
を加えてpHを約9.5にする。20%でん検水溶液2
2.5を及び50%スチレン−ブタジェン系ラテックス
512を加えて攪拌し均一にした後、再び20%水酸化
ナトリウム水溶液でρBを9.5に調整し、ジらに水を
各変量加えて、全固形分濃度を右記濃度値に調整する(
塗液a:約39%、塗液b:約40%、塗液C:約41
%、塗液d:約43%、塗液C:約45%、塗液f′:
約47%) 高速攪拌(約6. s o o r、p、m、)fs分
間行なったのち、塗諸200vを攪拌機付きビーカー(
内竪積: 3 (10++Ll)に移し、25pの恒温
水槽中、低速攪拌(s 00 r、p、rn、 )  
を15分間行なったのち、B型回転粘IW計で回転(6
0f’、p、m、ン開始2分後の粘蛭を測定する。
4−2 試料が塗液の場合 塗液スラリーを高速(約6.50 Or・p、m・)で
5分間攪拌したのち、塗液200fを攪拌機付ビーカー
に移し、251”の恒郷水檜中、低速攪拌(500r、
p、m、 )  を15分間行なったのち、B型回転粘
虻計で回転(60r、p、m、 )開始2分後の粘度を
測定する。
5、 発色性能試験 5−1.受印紙の調製 前記の粘度測定用に祠られた塗液を、2種類のコーティ
ング・ロッド(ワイヤー径:、 0.05 try、6
1− 0、10 ii++i )を用いて、それぞれ鳳紙に4
枚ずつ(低塗布しのもの4枚、高捧布′Mのもの4枚)
塗布する。風乾俵、110tZ’で3分間乾燥し、塗布
11を測定(塗布しに紙と同一の原紙と、塗布紙の均一
塗布部分をそれぞれ同面積だけ切り取ったものの乾燥重
量差から求める)したのち、それぞれの塗布紙を2枚に
切り、さらに4枚ずつ2 +1i14 (−)塗布楚)
にわける。このとき2種類の塗布驚けだいたい6 y/
 ytt”の前後である。
5−2 初期発色能試験 それぞれ4枚糾(前RFi 2 #lのうぢのl糾)の
受印紙を飽和食塩水入りのデシクーター(75%RH)
に入れ、室温(2FiC)で暗所に保存する。
塗布後約24時装置いてからとり出して、室内(恒温・
恒湿:温度約25C1湿歴約60%RH)に16時間暴
露したのち、発色させる。発色は(1)瞬間発色性ロイ
コ絶家のCV L (Crystal Violet6
2− Lαctone )  を含有するマイクロカプセルが
塗布しである転写紙(CVL色素紙)、(2重二次合素
のB LM B (Benzoyl Lerboo M
sthylene Blus )を含有するマイクロカ
プセルが塗布しである転写紙(BLMB色素紙)、又は
(3)上記CVL及びBLMBの2つの色素とさらにF
luoran系の色素を混合して含有するマイクロ力プ
セイレが塗布し。
である実用市販の転写紙(混合色素紙)の3種の転写紙
と前記受印紙を塗布面が向い合うように重ね合わせ、2
つの鋼鉄製ロールにはさんで加圧回転し、マイクロカプ
セルを兜全につぶすことにより行なう。各受印紙の発色
能は、瞬間発色を期待するC V L 発色、及び混合
発色の場合は発含1時間後、二次的な発色を期待するB
LMB発色の場合は1日後の発色#馬(以下単に濃度と
も言う)を濃度計(富士写真フィルムKK製、Fuji
Dens i t ome t er Mode l−
P )で測定し、4枚の平均飴で表わす。!!度の高い
ことが発色能も高いことを表わしている。
このとき、試料の発色能(′In度〔A〕)は、同一試
料を塗布した低塗布橙< a It 7m勺の受印紙の
濃度〔A、〕と高高塗布量α、 f / yn” )の
受印紙の濃度〔A、〕から、計算により塗布量−62/
ゴの場合の受印紙の濃度〔A〕を求めて表わす。
但し、同一試料で津布柑が6 v / m′近辺の受印
紙では濃度と塗布量がほぼ直線関係(比例関係)にある
ので、濃i[,4]はつぎの式により求められる。
初期発色能: a! −6重 5−3.受印紙耐湿性試験 それぞれ4改組の受印紙(初期発色能試験に用いたもの
の片割れ)を水の入ったデシケータ−(100%RH)
に入れ、40Cで96時間処理し、受印紙の劣化を促進
させる。とり出して、初期発色能試験と同様に室内に1
重旧間暴露したのちミ発色させる。前記同様、低および
高塗布量の2種類の受印紙の濃度([’B + 〕およ
び[L])から、計算により塗布量”” 6 t / 
m”の場合の受印紙の劣化後の発色能(#度〔B〕)を
求め、初期発色能(濃度〔A〕)に対する比率(〔B〕
/〔A〕)により受印紙の耐湿性を表わす。
α −α。
! 受印紙耐湿性: 〔B〕/〔A〕 5−4.  印字耐光性試験 初期発色能試験に用いて発色された紙をウェザ−・メー
ター(スガ試験機KK製、スタンダード65− ・サンシャイン・ウェザ−メーター・WE−8UN−H
C型)にかけて、人工光線(カーボン・アーク)を2時
間照射する。光により褪色した全角面の@度を測定し、
前1同様、低および高塗布量の2神類の受印紙の濃度(
[C1)および[C1’))から、計算により塗布量−
6y / m’の場合の受印紙発色面の褪色後の濃度〔
C〕を求めミ初期発合濃ザ([,4:])に対する比率
DC)/[,4’ll)により印字の耐光性を表わす。
C2−6重 印字耐光性: 〔C〕/〔A〕 5−58発色性能の評価 各種転写紙との発色に゛よって得られる受印紙の発色面
の濃度測定値および肉眼観測により判定し、その評価を
つぎのように表示する。
−66= −6フー −68− 参 考 例 lα(発色剤(1a)の調fi!l )ア
メリカ合衆国アリシナ産モンモリロナイト粘土を水とと
もに攪拌により解砕し、20%のスラリーとなし、その
500tに97%硫酸150Fを加え、をらに水50t
を加えて、95t?の水浴で10時間加熱する。この間
30分毎にス、ラリ−をかきまぜ反応を促進させる。加
熱終了後、吸引濾過により処理液を除去した後、再び水
と9フイ硫酸151) fを加えて全量を7001と外
し、95Cで10時間酸処理を行なう。沖過により水洗
後、ケーキをボットミルに入れ、水を加えて朝鮮ボール
とともに湿式粉砕し、15%のスラリーを得る。(第1
工程) 得られたスラリー(乾燥固形分中のS t O,分;9
330%>4299(Sin、分60t)を80Cに加
熱し、攪拌下、1モル濃度の塩化マグネシウム水浴液5
QQdi約30分かかつて満願した70− 後さらに30分熟成反応を行なう。つぎに10%水酸化
す) IIウム水溶液400Fを約30分ががって簡加
中和し7、さらに30分熟成して反応を終了する( p
 H9,2)。濾過により水洗V、ケーキを110Cて
乾燥し、小パ(l衝撃粉砕機により粉砕し、風簸成分R
機によりWi粒をのぞき、白色の発色剤(1a)の微粉
末を得た。(第2工程)この発色剤(1α)粉末は、シ
リカの正四面体構造を有するモンモリロナイト(アリシ
ブ−産)から誘導されたものであって(印、1図及び幀
51ツI参照)、 (A)を子線回折によれば該シリカの正四面体から成る
層$i、造の結晶に基づく回折パターンを示す(第:3
図参照)が、 (B)X線回折によれば上記層措゛造の結晶に基づく回
折パターンを実質的に示さず(第5図参考例1aのX線
回折パターン参照ン、 (C)酸素1ソ外の元素としてケイ素とマグネシウム及
びアルミニウムを含有し、その含有率(得佃゛パーナン
ド)と伸子比は以下のごとくであった。
含有率78402:ss、t%(S i : 31.8
9Il′) ・MgOコ 22.8516’ (M g
:  13.7X)Aj、Q、:  1.0蟹(At:
  0.5%)参 考 例 1b(発色剤(1b)の調
製)参考例1αにおいて第2工程を以下のように行なう
。参考例1αの第1工程で得られたスラIj−4252
を80r″に加熱し、攪拌下、1モルm度の環化アルミ
ニウム水溶液500mを約30分がかつて満願した後さ
らに30分熟成反応を行なう。
つぎに、10%水酸化ナトリウム水溶液600rを約4
5分かかって満願中和し、さらに30分熟成して反応を
終了する( p 116.9 )。濾過Vj、より水洗
後、ケーキを1107:で乾燥し、小型伽撃粉砕機によ
り粉砕し、風簸式分級機によシ組粒をのぞき、白色の発
色剤(16)の微粉末をイqだ。
(第2工程) この発色剤(1b)粉末は、シリカの正四面体構造を有
するモンモリロナイト(アリシナ産)から誘導されたも
のであって(第1図及び第5図参照)、 (A)’I’ft子線回折によれば該シリカの正四面体
から成る層柁造の結晶に基づく回折パターンを示す(第
4図参照)が、 (B)  X線回折によれば上記層構造の結晶に基づく
回折パターンを実質的に示さず(第5図参考例1bのX
線回折パターン参照)、<C>  酸素以外の元素とし
てケイ素とマグネシウム及びアルミニウムを含有し、そ
の含有率(重量パーセント)と原子比は以下のときくで
あった。
73− 含有率+SイO3二63.5撃(Si:29.7%)M
QO:  0.1腎(A4σ:0.1割)AI、O,:
2’1.9%(A l : 14.8:イ)原子比; 
Si/(Afg +Al )=12/6.2比較例1 参考例1aの第1工程で得られる水洗壬りの酸処理物ケ
ーキを110pで乾燥し、小7jll贅撃粉砕機により
粉砕し、風簸式分級機により組粒をのぞき、白色の微粉
末を得る。
参考例1α、1bおよび比較例1で得られた微粉末を所
定の方法により紙に塗布して得られた受印紙の発色性能
試験結果を表Bに示す。また、原料粘土(アリシナ産モ
ンモリロナイト)の乾燥粉末および比較例1.参考例1
α、1b、の各製品の電子線回折図をそれぞれ第1図〜
第4図に、また之等のX線回折図を第5図に示す。
なお第5図におけるMはモンモリロナイトの結〜74− 晶による回折パターンであり、制弧内の数字は各パター
ンの面4旨数である。また第5図17)最も下の回折図
は参考例1αの殿粉粘土によるものである。
参 考 例 2〔発色剤(2α)の調整〕新潟県中条町
産・酸性白土を粗砕したもの(水分32%)45kgに
34%の硫酸84を加え、85rの水浴で5時ハ41加
熱12、^フルル理を行なう。
[特公昭44−2188号、第1表の試料番号11、酸
処理条件(B)〕。濾過により水洗後、ケーキを1.1
0tZ’で乾燥し、粉砕し2、風簸により粗粒をのぞき
白色の発色剤(2α)のp粉末を得た。
この発色剤(2α)粉末は、従来公知の感圧祷写紙用発
色剤で、比表面積及び第2次発f′I性能に2を特公昭
44−2188号01蔽の方法により測定したところ以
下の如くで凌)つた。
比表面績: 295 m、”/り に、   :1.78 参 考 例 3〔発色剤(IC)の調製〕wr潟県新発
田市小戸産酸性白土を粗砕したもの(水分324%) 
7.4 kgに25イの硫酸30に9を加え95Cで1
0時間加熱し、一度P ilMすることにより処理液を
除去したのち、丙び25%の硫酸30に9を加え、95
t’で10時間加熱[7、酸処理を行2cう。P:il
!i!lにより水洗後、ケーキをポットミルに入れ、水
を加えて、朝鮮ボールとともに湿式粉砕I〜、15イの
陵処坤物スラリーを得る。(第1工程) 得られ六スラリー5.230 tを80CK加熱し、水
酸化マグネシウム348?を加え、攪拌しながら5時間
斤応させる。沖過後、ケーキを110Cで乾燥し、粉砕
し、1虱簸により粗粒をのぞき白色の発色剤(IC)の
微粉末を得た。(第2工程)この発色剤(16)P末は
、別途に行ったXFi!回折及び知′子紳回折により、 (A)電子線回折によれば該シリカの正四面体から成る
層都造の結晶に基づく回折パターンを示すが、 (B)X線回折によれは上Hp屑)桂造の・結晶に基づ
く回折パターンを実質的に示さ乃・いことが確認され、 (C)酸素lす外の元素としてケイ素とマグネシウム、
及びアルミニウムを含有し、その含有率(重量パーセン
ト)と片子比は以下のごとくであった。
含有率H5in2:67.7%(SZ ’、 31.7
%)MgO:22.8幇(A/ g : 13..7%
)AI、O,:  1.5割(At:  o、s%)原
子比; S i / (hIg+A l )=127 
(6,0+0.3)=12/6.3 参 考 例 4〔発色剤(2b)の調製〕′11瀉県中
条町産酸性白土を粗砕しまたもの(水分39%)5kl
/に34%の慣#8ノを加え、85trの水浴で7時間
加熱し、酸処理を行なう〔特公昭79− 44−2186号、第1表の試料番号12、酸処理条件
(B)〕。F禍・により水洗後、クーーキを110Cで
乾燥し、粉砕し、[簸により粗1i、7をのぞき白色の
発色剤(2b)の微粁末を得た。
この発色剤(2b)粉末は、従来公知の感圧初写紙用発
合剤で、いわゆる酸々1lliされたジオクタへドラル
型1モンモリロナイト族粘土鉱物である。
該発色剤の比表面積及び第2次発色性能に2を特公昭4
4−2188号り1粋の方法により測定したところ、以
下のととくであ、つた。
比表面fit:320m”/f K、   :1.92 参 考 例 5〔発色剤(xd)の調製〕参考例3の第
1工程によって得られたスラリー(固影分濃度15%)
523Fを7Or’に加熱し、攪拌下、0.5モル濃度
の硫酸マグネシラl、水浴液600 mlと0.5モル
濃度の硫酸アルミニウム水溶80− 液100 m、iを合わせた液を約40分間、−4)声
って部局しに後、さらに30分間熟成を行々う。つぎに
2モル泗度の水酸化ナトリウム水溶沼450 mlを4
5分間かかって部局、中和し、さらに30分間熟成[7
てJヤ応を終了する。沖過、水洗級、乾燥、粉砕l、7
、風簸により粗粒をのぞき白色の髪色剤(1d)の微粉
末を得t(。
この発色剤(] d ) 杓末は、別途に行ったX4’
71回折ノンび電子線回折により、 (A ) %f電子線回折よれば該シリカの正17i;
l而体かC−成る層構造の結晶に基づく[回折パタ゛−
ンな示すが、 (B)X線回折によれば上記層イ1(H造の結晶に基づ
く回折パターンを実質的に示さないことが確認され、 (C)酸累以外の元素としてケイ素とマグネシウム及び
アルミニウムを含有し、その含有率(in・パーセント
)と坤子比はN下のごとくであった。
?t 廟”4< ; SZ OH: 71.8%(si
:33.6%)MgO:12.2%(A4Q:  7.
4.□K)Al、O,:  6.7%(Al:  a、
sギ)原子比+ Si/(Mg+AI’)=t2/(3
,o+t、3)=1274.3 実施例1 参考例1αにおいて、卵造量を10倍にしたことを除い
て、他の条件を参考例1aと全く同一に実施して、白色
の発色剤+Ia’)の微粉末を得た。
つぎに、この発色剤(1tZ’J粉末と参考例2で得ら
れた従来公知の粘十砿物系発合剤2αの粉末を種々の混
合比で流動化型混合機(スーパーミキザー)Kより均一
に混合し発色剤組成物を得た。
但し、試料A −F’の混合比(110C#f、燥重量
基換)は坩下のとおpである(A及びFけ比較例であり
、B乃至Eが本発明の実施例である)。
83− 84− 本実施例によって得られた発色剤組成物から所定の方法
(4−1)により調製した塗液の粘度測置結果及び該塗
液を塗布した受印紙の発色性訃試験結果を第1表及び第
2表に示し、塗液の粘度についてはさらに第6図〜第8
図に示す。
第6図は、試料A、Fから得られた塗液のそれぞれにつ
いて、塗液の固形分濃度(に)を横軸に、塗液の粘度(
ap)を縦軸にとってプロットしたときに得られる濃度
−粘度曲線を示す。これによれば、発色剤(la’)を
全く配合せず従来公知の粘土鉱物系発色剤(2a)のみ
から成る試料Aの場合は固形分濃度が約40%を越える
と急激に粘度が上昇するが、発色剤(1α′ )が混合
されると、その混合量の増加とと電にカーブは右方ヘシ
フトし粘度が急上昇を開始する固形分濃度が高くなp1
上昇のカーブもゆるくなることがわかる。
第7図は、第6図で固形分濃度を420%に固定したと
きの各試料の粘度(cp)を内挿法により求め、試料の
発色剤(1α′ )及び発色剤(2a)の混合比を1黄
軸に、冷液の粘度を縦軸にとってプロットした曲線であ
り、これによれば、例えば発色剤(lα′)がわずか3
に混合された場合でも塗液の粘度は3分の2に低下し、
5%混合では約2分の1.10π混合では約5分の1と
なり著るしく粘叶が低下し、さらに混合量が約20%を
轄えて増加するにつれて、粘度はゆるやかに低下するこ
とがわかる。
第81ヅlは、第6図において粘度を2.000 c 
pに固定したときの各試料の固形分濃度を内挿法により
求め、発色剤(1α′ )と発色剤(2a)の混合比と
固形分@度との関係をプロットした曲線を示す。これに
よれば、ブレード・コーター等に適した粘度例えばス0
OOCpの塗液を調製しようとする場合、従来公知の粘
土鉱物系発色剤(2a)だけの試料Aから塗液を調製す
るときは約41〜42%の固形分濃度にしかならないが
、発色剤(Ia’)と発色剤(2α)の合計当り発色剤
(1aMを例えば5〜90重1・%含有することにより
固形分?ll!度を約43〜47%に増大させることが
できることがわかる。
87− 実施例2 参考列1bで得られた児色剤(1b)S末とβ4列2で
得ら扛た発巴剤(2α)粉末r20:80の混合比(a
指)で流動化型混合−(スーパーミキサー)により均一
 に?混合する。
本実ノ1帽y9によって得られた発色剤組成物から所足
の方法(4−1)によりm液を調整し、全固形分順度金
約43%VC調整したときの塗液の粘度測定結果及び形
塗液ケ徹布したときの受印紙の発色注能試碩結果を下記
比較例2で得らγしたものとともに第3Nに示す。
比較例2 参考り112で得られた発色剤(2α)粉末から所だの
方法に工9塗液′f:調製し、全固形分濃度を約43チ
に調液したときの粘度測定結果及び該塗液を頌布したと
きの受印紙の発色性能試ノ倹結果を実施例2で得られた
ものとともに第3表に示す。
90− 実施・VU a 参考例3で得られた発色剤(16)粉末とび4例4で得
られた発色剤(2b)粉末を20:80の混合比(nu
n:)で流動化型混片1表(スーパーミキサー)により
均−VC混合する。
本天施例によって得られた発色剤、I11成物から所定
の方法(4−1) VCよシ塗液を調製し、全固形分1
震度を約43%に調整したときの塗1俄の粘度測定結果
及び該塗孜を塗布したときの受印紙の発色性能試験績呆
を後記比@例3とともに第4表に示す。
比較例3 参考ρu4で侍られた発色剤(2b)粉末から所足の方
法により塗液を調製し、全固形分濃度を約43%に調整
したときの粘度測定結果及び該塗g金塗布したときの受
印紙の発色性能試1課結果を実施例3とともに第4表に
示す。
92− 実施レリ4 参考例4によって得られる1液魁畦粘土鉱物系発色剤(
2b)の水洗後ケーキをボットミルVC入れ、水を加え
て111鮮ボールとともに湿式粉砕し、固形分酸度20
%のスラリーを得る。
参考例3の第2工程(tこよって得られる反応終了後の
発色剤(IC)スラリー(固形分#1t:2゜%)と上
記の従来公知の発色剤(2b)スラリーを20:80の
Ilil劇場で均一に混合し、濾過及びプレスにより固
形分濃度50%の発色剤水性組成物(ケーキ)を得る。
つぎに高速攪拌機付き容器(内容積1.91 )に水2
09金入れ、これにヘキサメタリン酸ナトリウム1.5
2を溶かし、攪拌下20%でん粉氷溶液2L5?、20
%水酸化ナトリウム水溶液159及び50%スチレン−
ブタジエン系ラテックス514i厘える。史に攪拌継続
下、上記発色剤ケーキ(固形分炭度:50%)300都
ケ硲加分故1.。
均一にし/このち再び20%水酸化ナトリウム水溶液で
pHを9.5に調整し、さらに水分少は加えて全固形分
一度を約43%に調整した。
得られた空液スラリーの全乾燥固形分濃度Fi43.1
%であった。
比較例4 高速攪拌機付き容器に水1508’を入れ、これにヘキ
サメタリン酸ナトリウl、1.52を溶かし、攪拌ド、
20%でん粉水溶散2252.20%水酸化ナトリウム
水溶液15f及び50%スチレン−ブタジェン系ラテッ
クス512をノ用える。更に攪拌継続F1参考例4によ
って得られた発色剤(2b)粉末(従来公知の粘土鉱物
系発色剤、水分5.0%)157.9fを添加分散し、
均一にした後、再び20%水酸化す) IJウム水溶液
でpHを9.5に調督し、ざらに水を少縦加えて、全固
形分Yakを約43%vc 1iI4整L *。
得られた塗液スラリーの全乾燥固形分濃度は43.2俤
であった。
実施例4及び比吸例4で侍られた発色剤塗液の粘度測定
結果及び該羞液會集布したときの受印紙の=A色色性式
試験結果第5炭に示す。
96− −97= 実 権 で・l15 高速攪拌i付きd器に水1501金入れ、これにビロリ
ン酸ナトリウム3fを溶かし、]費1宇F、乞”41i
N 4によって尋られた発色剤(2b)粉末(水分50
%)110.5IP、参考列5(/こよって得られた発
色剤(1d)粉末(水分4.3 % ) 23.5t、
及びタルク(水分2.8%)23Fを蘇刀口分散し、2
0%水酸化ナトリウム水浴液を加えてpHを約9.5に
する。更に攪拌継続下、20%でん粉氷67W225を
及び50チスチレンーブタジエン系ラテツクス512を
卯え、均一にした後、再び −20%水酸化ナトリウム
でpHを9.5に調整し1、さらに水を刀lえて全固形
分l眞度を約45%に61i1!i11した。
侍られた塗液スラリーの全乾燥固形分(一度は45.0
%であった。
比較例5 −98= 高床攪拌4洩付きd器に水1502會入れ、これにピロ
リン酸すl・リウム3fを屑かし、影考例4によって得
られた発色剤(2b)粉末(水分5.0%) ’134
.2 f及びタルク(水分2.8%)23fを添JJ1
.1分散し、20チ水液化ナトリウム水溶液を加えてp
Hを約9.5にする。更に攪拌継、1洗下、20価でん
粉氷装置2λ5v及び50係スチレン−ブタジェン系ラ
テックス511−加え、均一にした後、書び209b水
rツ化ナトリウム水溶改でp Hを9.5に調整し、さ
らに水を少ij:加えて、全固形分A&を約45%に調
整した。(特公昭45−23177号) 得られた塗液スラリーの全乾燥固形分濃度は44.8チ
でめった。
比較例6   □ 比較例5において、発色剤(2b)粉末及びタルクの添
)JD ’tをそれぞれ、11α5を及び46.399
− fに代靴て行なう。(%公昭45−23177号)祷ら
れた塗液スラリーの全乾燥固形分一度は44.9%であ
った。
実軸1り05、比戦例5及び比較夕IJ 6で1坪られ
た発色剤塗液の粘度測ンゼ結果及び頑改液全i式布した
とさの受印戯の発色性能試験ボへ果全第6表に示す。
実施例6 高速分散・哉付き容器に水133v倉入れ、これ41こ
、ヘキサメタリン、唆ナトリウム0.5fi%かじ、攪
拌ド、50係水酸化す) IJウム水溶Q5F及び50
%スチレン−ブタジェン系ラテックス56.7tを/7
0える。更に攪拌g続下、参考例4によって得られた発
色剤(2b)粉末(従来公知の粘土鉱物系発色剤、水分
5.0%)tt9.6Fを添加分赦し、ついで炭肩カル
7ウム(水分0.4%)16.72、カオリン(水分1
.2%)17.Of′f、添加分散した後、史に参考例
3で得られた発色剤(IC)粉末(水分& 8 % )
 20.8 fを添加分散し、5分間そのまま攪拌を続
ける。その後、8%カゼイン水溶液41.8 tを添〃
口し、最後に50%水酸化ナトリウム水溶液を添加して
p 11 tl−9,8に調整し、更に水を加えて、全
固形分濃度を約48%に調整した。
侍られた塗液スラリーの全乾燥固形分濃度は48.1%
であった。
比較例7 実砲・り06において、発色剤(2b)+分末、炭酸カ
ル/ラム及びカオリンの添UIJtを−tn、eれ14
0.7r116.7r及び17. Ofにt、史し、発
色剤(IC)粉床?]l−襟謂加で行なう。(を特開昭
55−97981号、実施し03) 得られたt箸欣スラリーの全乾燥固形分〆昶度は48.
0%であった。
比較例8 実施例6において、発色剤(2b)粉末、炭酸カルシウ
ム及びカオリンの添nil fをそれぞれ140.7f
、16.7F及び12−8fに変更し、さらに炭「]ψ
マグネシウム(水分1.0%14Fを添加し発色剤(I
C)粉末を無添加で行なう。(特開昭55−97982
号、央癩例4) 得られた塗液スラリーの全乾燥固形分c4# iWは4
8.2%であった。
実施1りI16、比較例7、比較圀8で得られた兄色剤
虜液の粘度測足、姑未及び痰斌液を画布したときの父印
紙の発色性l化試挾鮎来f、第7表に示す。
104− −1(15一 実施例7 高速攪拌機付き容器に水150 tff、入れ、これに
ヘキサメタリン酸ナトリウム41紫溶刀ユし、攪拌下、
参考例4によって丙られた発色剤(2b)粉末(従来公
知の粘土鉱吻系元色剤、水分5.0%)56.8グ、参
考例3で得られた発色剤(IC)粉末(水分3.8%)
28.1rを添加分数し、均一にしたのち、アンモニア
を刀11えてpHを8.0に調計する。
つぎにカオリン(水分1.2%)27.3f及び炭酸カ
ルシウム(水分0.4チ)27.19(f−姉刀l混合
した仮、磁製のボットミルに入れ、朝鮮ボールとともに
2Q間湿式粉砕する。ついで少量の水を加えて均−VC
し、固形分濃度を46%に調整した該粉砕スラ!J−2
189をもとの高速攪拌機付き容器に移し、攪拌ド、2
5チでん粉氷溶液402をガロえて充分混会した後、5
0%ステレンーブタジ106− エン系ラテックスを202別え、均一に分散させ、更に
食間の水をl1口えて、全固形分・鵠度合約43%IL
調整した。
得られた噴液スラリーのpHは7.5であり全乾燥固形
分濃度は43.3係であった。
実施例8 実施例7においてへ干すメタリン酸す) IJウム42
を、ポリカルボン喰アンモニウム塩(ディスペックスA
−40、固形分濃度40%)1.7Fに代えて行なう。
得られ7ヒ塗液スラリーの全乾燥固形分濃度は43.1
%であった。
比較例9 実施例7において、発色剤(2b)粉末の添加曖を85
.39に変更し、発色剤(16)粉末を無添〃口で行な
う。(特公昭55−47992号、実施例1) 107− 1専られた塗液スラリーの全乾燥固形分泉度は43.2
 %であった。
芙施し07、実施例8及び比較例9で1停られた兄色剤
寛欣の粘度測足結来及び該塗腋を埴布したときの受印紙
の冗巴注能試利紬来を粥8衣に示す〇41>(目舶の藺
耳しなd発明 (’141 cgl乃子弟子第41図、それぞれ、’4
’: il+li ’r、・J 1 a 、B。
び1bでrFJいら]tノで原料粘土、比IJ yll
 1でfV、4らnであ邊、515.叉1(・ま之#の
XTFM回1ブ1′図である。
昌6図は、従、・f;圀lの、氾1表(lこ、?6けた
ようVこラム巴剤(1d)と発色量(2α)の混合比の
異なる試、M 、11− i゛の−f:ll、−ピれに
りいて帳液の1fil杉分、・4度(%)と粘度(cP
)の1殉係r示す図であり、第7図は第6図より内挿ぬ
rこより求わ友固形分一度42.0係のときの上記71
1.檜比と粘蝮(aP)の・ゲ、J保を示ず図でめり、
・418図【1.[同じく狗−!76図flcより内挿
法lこより求めIC粘1皮λ000cPのときの上記混
合比と固形1四If (%)の関係ケ示す図である。
110− 手続補正書(方式) 昭和56年12月2目 特許庁反日゛  晶 山 伴 1す1  殿1、事件の
表1f< 1”FI!l昭56−114375号 2、発明の名称 θf[、目、な1・[j土1ぺ1勿系帽t1り写紙用・
ら1カ廊l ′i11.ii物及びこオ′1オ言有する
/に1′1(龜+fl↓1曵;勿3補1[をする渚 事IJ4との関係  特許出願人 住 所 大l収市東区今1間二丁目二十二百地名  称
  水c尺1ヒ≠ニー′−1土495+土(氏 名) 4、代 理 人〒107 住  所   東京都港区赤坂1丁目9番15号氏  
名 5 補正命令の1]伺   昭和56年1.1月24日
(発送日)6補11の対象 明、ll+?tのIX1而σ川T1単な冑、明の・1・
p17、補正の内容 号II□氏のとおり lit  明細書の第110自第5行に「電子線回折図
」とある盆、 「結晶構造の蜜1子線回折パターンケ示す図面代用写具
」 に訂正する。
2−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)シリカの正四面体から成るI−構造をMする
    粘土鉱物から誘導されたものであって、(A)  電子
    線回折によれば該クリ力の正四面体から成るl−構造の
    結晶に基づく回折パターンを示すが、 (H)  X線回折によれば上記1−構造の結晶に基づ
    く回折パターンを実質的に示さず、 ((、’)  酸素以外の元素として、少くともケイ素
    とマグネシウム及び/又はアルミニウムを含有する  
       ・ 発色剤(11と、 (2)酸処理されたジオクタヘドラル型モンモリロナイ
    ト族粘土鉱物又はこれと天然ジオクタヘドラル型モンモ
    リロナイト族粘土鉱物との混合物から成る発色剤(2)
    、 との混合物であって、上N1発色剤(1)全全体の3蒐
    幇俤以上含有することを特徴とする粘土鉱物系感圧複写
    紙用発色剤組成物。 2 該発色剤(2)が、比表面積が180yy//r以
    上である%IF請求の範囲第1項記載の発色剤組成1勿
    。 3、該発色剤(2)が、酸処理された酸性白土(活性白
    土)又はこれと天然識性白土との混合物である特許請求
    の範囲第1項記載の発色剤組成物。 4、 該発色剤(2)が、H処理されたジオクタヘドラ
    ル型モンモリロナイト族粘土鉱物又はこれと天然ジオク
    タヘドラル型モンモリロナイト族粘土鉱物との混合物で
    あって、ベンゾイルロイコメチレンブルーで2次発色さ
    せたとき、 (式中、R2,。およびRs6゜はそれぞれ430fn
    μおよび550711μの波長を1する光に対する反射
    率を表わす) で表わされる第2次発色性能に2の直が1.40以上を
    訂するものである%許請求の41川第1項又は同第3項
    記載の感圧複写紙用発色剤。 5、該発色剤(1)は、シリカの正四山1体から成るノ
    ー構〕′hを・8゛する粘土鉱物を、乾燥基準(lO5
    ゛Cで3時間乾燥)でS i O,含艙が82乃至96
    .5直届チ、好ましくは85乃至95恵餡%となるよう
    に酸処理し、得られる粘土鉱物を水柱媒体中で、該媒体
    に少くとも部分的に可溶性のマグネシウム及び/又はア
    ルミニウムの化會物と通触させ、この可溶性化合物が水
    曜化物以外の場合には水酸化物が形成されるようにアル
    カリ又は酸で中和して該酸処哩枯土鉱匂勿中にマグネシ
    ウム及び/又にアルミニウム成分ケ尋人し、所直により
    乾燥することにより+4+られたものである特dt副求
    の祁囲第1項gQ賊の発色剤組成物。 6、該発色剤(flit、その製造において該酸処理し
    た粘土鉱と吻を、X線回折によって測足した場合に、酸
    処理する前の該粘土鉱物が有するシリカの正四面体から
    成るノー構造の結晶に基づく回折パターンを実質的に示
    きなくなるまで、1亥粘土鉱物の酸処理を行ったもので
    ある特許請求の範囲第5項記載の発色剤組成物。 7、 該発色剤(1)は、モンモリロナイト族粘土鉱物
    、カオリナイト族粘土鉱物、セビオライト−パリゴルス
    カイト系粘土鉱物、クロライド系粘土鉱物及びバーミキ
    ュライト系粘土鉱物から成る群から選ばれる少くとも1
    確の7リカの正四面体から成る層構造を・h″する粘土
    鉱物から誘導されたものでめる特許請求の範囲1,5又
    は6項Ijピ載の発色剤1且成物。 8、該発色剤(11は、ケイ素とマグネ7ウム及び/又
    はアルミニウム全1原子比として、〔ケイ系]/(マグ
    ネシウム及び/又はアルミニウムの合計〕が1271.
    5乃至12の比率で含Mする%n6M求の範囲第1乃主
    7項記載の発色剤組成物。 9、 ケイ素とマグネシウム及び/又はアルミニウムを
    、原子比として、 〔ケイ系〕/〔マグネシウム及び/又はアルミニウムの
    会計〕が12/3乃至10 の比率で言ゼする%ff請求の範囲第1乃至8項記載の
    発色剤組成物。 10、(11シリカの正四面体から成る層構造をMする
    粘土鉱物から誘導されたものであって、(A)  wt
    t子線回折によれば該シリカの正四面体5− から成る層構造の結晶に丞うく回折パターン紮示すが、 (B) X線回折によれば上記層構造の結晶にノi(づ
    く回折パターンを実質的に示さず、 (C)  酸素以外の元累として、少くともケイ素とマ
    グネシウム及び/又はアルミニウムケ君−有する 発色剤(1)と、 (2ン  酸処理されたジオクタヘドラル型モンモリロ
    ナイト族粘土鉱吻又はこれと天然ジオクタへドラル型モ
    ンモリロナイト族粘土鉱物との混合物から成る発色剤(
    2)と、 (3)水溶性及び/又は水分敢性のバインダー、の少く
    とも3成分を含有することを41![とする粘土鉱物系
    感圧複写紙用発色剤を含有する水性塗液組成物。 11、  該水性塗液組成物(fま、pHが6〜11に
    6− 調節されている特Il/f沿j求の範v5第10項d己
    載の水性イ眉e、mmジ:4勿。 12、該水性塗液組成物は、pHが8乃至1O15に調
    節されている特許請求の範囲第10項i1[21成の水
    ・注市液組成物。 13、護水注塗故組成吻は、前記発色剤(1)、発色剤
    (2)及びバインダー(3)の曲に、分散剤、粘度調節
    剤及びpH調節剤の少くとも1つが含Mされている特許
    請求の範囲第10〜12項dピ載の水註塗働1且成′1
    勿。
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