JPS623795B2 - - Google Patents
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- JPS623795B2 JPS623795B2 JP57067017A JP6701782A JPS623795B2 JP S623795 B2 JPS623795 B2 JP S623795B2 JP 57067017 A JP57067017 A JP 57067017A JP 6701782 A JP6701782 A JP 6701782A JP S623795 B2 JPS623795 B2 JP S623795B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxide
- zro
- cutting
- powder
- zirconium oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
この発明は、すぐれた耐摩耗性、耐熱衝撃性、
および高温強度を有し、特にこれらの特性が要求
される鋼および鋳鉄の高速切削に切削工具として
用いた場合にすぐれた切削性能を発揮するセラミ
ツク材料の製造法に関するものである。 近年、鋼および鋳鉄の高速切削を可能とすべく
種々の研究開発が試みられ、なかでも工作機械の
高剛性化と切削工具材料の改善の両面から、これ
ら被削材の高速切削への移行は着々と達成されつ
つあり、現時点では300〜600m/minの高い切削
速度での安定した切削が1つの目標とされてい
る。なお、前記の300〜600m/minの高い切削速
度は、高速切削時に発生する熱に対してすぐれた
耐酸化性を示すと共に、Feとの化学的反応性が
低く、かつ摩擦係数の小さな酸化アルミニウム
(以下Al2O3で示す)を主成分として含有する
Al2O3基焼結材料を切削工具として使用するとい
う前提で、高速切削を可能とすべく工作機械に改
良を加えることによつて達成できるとして定めら
れたものである。 しかしながら、上記のAl2O3基焼結材料は、十
分な耐熱衝撃性および高温における機械的強度を
備えていないために、これを切削工具として、特
に鋼の切削に300〜600m/minの高い切削速度で
使用した場合、工作機械の改良も未だ不十分であ
ることと相俟つて、安定した切削性能を発揮しな
いものである。 また、一方、熱膨張係数が小さく、すなわち耐
熱衝撃性にすぐれ、かつ高温における機械的強度
にもすぐれた窒化けい素や、窒化けい素にAl2O3
が固溶したものからなるサイアロンを主成分と
し、これに酸化イツトリウム(以下Y2O3で示
す)、酸化マグネシウム(以下MgOで示す)、酸
化けい素、窒化アルミニウム、酸化チタン、酸化
ジルコニウム(以下ZrO2で示す)、および酸化ハ
フニウムのうちの1種または2種以上を1〜30重
量%程度含有させたものからなる窒化けい素基焼
結材料を、鋼および鋳鉄の高速切削に切削工具と
して使用する試みもなされたが、この窒化けい素
基焼結材料はFeとの反応性が高いために、特に
鋼の高速切削に際しては摩耗が激しく、切削工具
としては汎用性のきわめて低いものである。 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、鋳鉄は勿論のこと、鋼の高速切削に際して、
すぐれた切削性能を発揮するのに不可欠な特性、
すなわち、すぐれた耐摩耗性、耐熱衝撃性、およ
び高温強度を具備した切削工具材料を得べく研究
を行なつた結果、非常に高い硬さと強固な結晶粒
子間結合を有するが、結晶変態が約1100℃前後で
生じるために、刃先が高温になる切削工具材料に
は適さないと考えられていたZrO2粉末を主原料
粉末として用い、これにAl2O3粉末と、Y2O3粉末
およびMgO粉末のうちの1種または2種と、炭
化チタン(以下TiCで示す)粉末、窒化チタン
(以下TiNで示す)粉末、および炭窒化チタン
(以下TiCNで示す)粉末のうちの1種または2種
以上を配合し、混合した後、通常のホツトプレス
法、あるいは真空またはガス雰囲気中での通常の
焼結法(以下普通焼結法という)にて焼結する
と、鋼および鋳鉄の高速切削に適した切削工具用
セラミツク材料が得られるという知見を得たので
ある。 したがつて、この発明は上記知見にもとづいて
なされたものであつて、重量%で(以下単なる%
表示は重量%を示す)、 Al2O3:10〜40%、 Y2O3およびMgOのうちの1種または2種:1
〜6%、 TiC、TiN、およびTiCNのうちの1種または
2種以上:3〜30%、 Y2O3またはMgOを0.5〜6モル%固溶する正方
晶ZrO2(以下t―ZrO2で示す)と、単斜晶ZrO2
(以下m―ZrO2で示す):残り(ただしt―ZrO2
とm―ZrO2の合量:40%以上、t―ZrO2/m―
ZrO2の重量比:1/9〜9/1を満足すること)から
なる配合組成を有する混合粉末より、通常のホツ
トプレス法あるいは普通焼結法にて、少なくとも
ZrO2が連続相として存在する組織を有する高速
切削性能にすぐれた切削工具用セラミツクス材料
を製造する方法に特徴を有するものである。 つぎに、この発明の方法において、配合組成を
上記の通りに限定した理由を説明する。 (a) Al2O3 Al2O3成分には材料の高温における安定性お
よび耐摩耗性を向上させる作用があるが、その
配合量が10%未満では前記作用に所望の効果が
得られず、一方40%を越えて配合させると材料
の耐熱衝撃性が急激に劣化するようになること
から、その配合量を10〜40%と定めた。 (b) Y2O3およびMgO これらの成分には、材料におけるZrO2成分
のうちのt―ZrO2(高温安定性)のものを安
定化させると共に、ZrO2およびAl2O3粉末の焼
結性を一段と向上させ、さらに結晶粒の成長を
抑制し、もつて高温強度を向上させる作用があ
るが、その配合量が1%未満では前記作用に所
望の効果が得られず、一方6%を越えて配合さ
せると、材料の耐熱衝撃性および耐摩耗性が低
下するようになることから、その配合量を1〜
6%と定めた。 (c) TiC、TiN、およびTiCN これらの成分は、いずれも材料中に分散相を
形成して存在すると共に、全率固溶型であるこ
とから、ZrO2およびAl2O3と共存した場合には
酸素を固溶し、かつ一部のZrを固溶した状態に
なつている。このようにこれらの成分は、その
格子中に酸素とZrが固溶した硬質分散粒子とし
て存在するために、これらの成分の存在によつ
て材料の耐摩耗性は著しく向上するようになる
が、その配合量が3%未満では所望の耐摩耗性
を確保することができず、一方30%を越えて配
合させると、材料のもつすぐれた耐熱衝撃性が
劣化するようになることから、その配合量を3
〜30%と定めた。 (d) ZrO2 上記のように、この発明の方法においては、
t―ZrO2粉末とm―ZrO2粉末とを共存配合さ
せることによつて、材料中に前記両ZrO2によ
つて構成された連続相を形成し、この両ZrO2
の共存と、前記連続相組織の存在によつて材料
はきわめて高い耐熱衝撃性をもつようになる
が、この場合t―ZrO2とm―ZrO2の合量が40
%未満では連続相の形成を安定的に行なうのは
困難であり、したがつて連続相の安定的形成に
は40%以上の配合が必要である。また、上記両
ZrO2粉末の相互重量比が1/9未満でも、9/1を
越えてもt―ZrO2とm―ZrO2の相互重量割合
がくずれ、いずれか一方が多くなりすぎ、他方
が少なくなりすぎる結果となつて、所望のすぐ
れた耐熱衝撃性を確保することができないこと
から、t―ZrO2/m―ZrO2の重量比を1/9〜9/
1とする必要がある。 なお、t―ZrO2粉末としては、Y2O3または
ZrO2を0.5〜6モル%固溶したものを使用する
が、これはY2O3およびZrO2の固溶量が0.5モル
%未満では正方晶とはならず、一方その固溶量
が6モル%を越えると立方晶に変化してしまう
ためで、正方晶を確保するためには0.5〜6モ
ル%の固溶が必要である。 つぎに、この発明のセラミツク材料の製造法を
実施例により具体的に説明する。 原料粉末として、いずれも平均粒径:0.1μm
を有する、Y2O3:2モル%固溶のt―ZrO2粉末
およびMgO:4モル%固溶のt―ZrO2粉末、さ
らに、0.2μmの平均粒径を有するm―ZrO2粉
末、同0.5μmのAl2O3粉末、同0.8μmのY2O3粉
末、同0.3μmのMgO粉末、同0.7μmのTiC粉
末、同0.8μmのTiN粉末、同0.8μmの
TiC0.5N0.5粉末を用意し、これら原料粉末をそれ
ぞれ第1表に示される配合組成に配合し、ボール
ミルにて48時間湿式混合し、乾燥し、ついでこの
結果の混合粉末に対して、ホツトプレス法(黒鉛
型に詰め、温度:1550〜1650℃の範囲内の最適温
度、圧力:200Kg/cm2、保持時間:15分の条件で
焼結、第1表には(ホ)として表示)、あるいは普通
焼結法(5Kg/cm2の圧力で成形した圧粉体を、真
空中、温度:1550〜1650℃の範囲内の最適温度に
1時間保持の条件で焼結、第1表には(普)とし
て表示)を施すことによつて、本発明法1〜26お
よび比較法1〜13を実施し、セラミツク材料をそ
れぞれ製造した。
および高温強度を有し、特にこれらの特性が要求
される鋼および鋳鉄の高速切削に切削工具として
用いた場合にすぐれた切削性能を発揮するセラミ
ツク材料の製造法に関するものである。 近年、鋼および鋳鉄の高速切削を可能とすべく
種々の研究開発が試みられ、なかでも工作機械の
高剛性化と切削工具材料の改善の両面から、これ
ら被削材の高速切削への移行は着々と達成されつ
つあり、現時点では300〜600m/minの高い切削
速度での安定した切削が1つの目標とされてい
る。なお、前記の300〜600m/minの高い切削速
度は、高速切削時に発生する熱に対してすぐれた
耐酸化性を示すと共に、Feとの化学的反応性が
低く、かつ摩擦係数の小さな酸化アルミニウム
(以下Al2O3で示す)を主成分として含有する
Al2O3基焼結材料を切削工具として使用するとい
う前提で、高速切削を可能とすべく工作機械に改
良を加えることによつて達成できるとして定めら
れたものである。 しかしながら、上記のAl2O3基焼結材料は、十
分な耐熱衝撃性および高温における機械的強度を
備えていないために、これを切削工具として、特
に鋼の切削に300〜600m/minの高い切削速度で
使用した場合、工作機械の改良も未だ不十分であ
ることと相俟つて、安定した切削性能を発揮しな
いものである。 また、一方、熱膨張係数が小さく、すなわち耐
熱衝撃性にすぐれ、かつ高温における機械的強度
にもすぐれた窒化けい素や、窒化けい素にAl2O3
が固溶したものからなるサイアロンを主成分と
し、これに酸化イツトリウム(以下Y2O3で示
す)、酸化マグネシウム(以下MgOで示す)、酸
化けい素、窒化アルミニウム、酸化チタン、酸化
ジルコニウム(以下ZrO2で示す)、および酸化ハ
フニウムのうちの1種または2種以上を1〜30重
量%程度含有させたものからなる窒化けい素基焼
結材料を、鋼および鋳鉄の高速切削に切削工具と
して使用する試みもなされたが、この窒化けい素
基焼結材料はFeとの反応性が高いために、特に
鋼の高速切削に際しては摩耗が激しく、切削工具
としては汎用性のきわめて低いものである。 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、鋳鉄は勿論のこと、鋼の高速切削に際して、
すぐれた切削性能を発揮するのに不可欠な特性、
すなわち、すぐれた耐摩耗性、耐熱衝撃性、およ
び高温強度を具備した切削工具材料を得べく研究
を行なつた結果、非常に高い硬さと強固な結晶粒
子間結合を有するが、結晶変態が約1100℃前後で
生じるために、刃先が高温になる切削工具材料に
は適さないと考えられていたZrO2粉末を主原料
粉末として用い、これにAl2O3粉末と、Y2O3粉末
およびMgO粉末のうちの1種または2種と、炭
化チタン(以下TiCで示す)粉末、窒化チタン
(以下TiNで示す)粉末、および炭窒化チタン
(以下TiCNで示す)粉末のうちの1種または2種
以上を配合し、混合した後、通常のホツトプレス
法、あるいは真空またはガス雰囲気中での通常の
焼結法(以下普通焼結法という)にて焼結する
と、鋼および鋳鉄の高速切削に適した切削工具用
セラミツク材料が得られるという知見を得たので
ある。 したがつて、この発明は上記知見にもとづいて
なされたものであつて、重量%で(以下単なる%
表示は重量%を示す)、 Al2O3:10〜40%、 Y2O3およびMgOのうちの1種または2種:1
〜6%、 TiC、TiN、およびTiCNのうちの1種または
2種以上:3〜30%、 Y2O3またはMgOを0.5〜6モル%固溶する正方
晶ZrO2(以下t―ZrO2で示す)と、単斜晶ZrO2
(以下m―ZrO2で示す):残り(ただしt―ZrO2
とm―ZrO2の合量:40%以上、t―ZrO2/m―
ZrO2の重量比:1/9〜9/1を満足すること)から
なる配合組成を有する混合粉末より、通常のホツ
トプレス法あるいは普通焼結法にて、少なくとも
ZrO2が連続相として存在する組織を有する高速
切削性能にすぐれた切削工具用セラミツクス材料
を製造する方法に特徴を有するものである。 つぎに、この発明の方法において、配合組成を
上記の通りに限定した理由を説明する。 (a) Al2O3 Al2O3成分には材料の高温における安定性お
よび耐摩耗性を向上させる作用があるが、その
配合量が10%未満では前記作用に所望の効果が
得られず、一方40%を越えて配合させると材料
の耐熱衝撃性が急激に劣化するようになること
から、その配合量を10〜40%と定めた。 (b) Y2O3およびMgO これらの成分には、材料におけるZrO2成分
のうちのt―ZrO2(高温安定性)のものを安
定化させると共に、ZrO2およびAl2O3粉末の焼
結性を一段と向上させ、さらに結晶粒の成長を
抑制し、もつて高温強度を向上させる作用があ
るが、その配合量が1%未満では前記作用に所
望の効果が得られず、一方6%を越えて配合さ
せると、材料の耐熱衝撃性および耐摩耗性が低
下するようになることから、その配合量を1〜
6%と定めた。 (c) TiC、TiN、およびTiCN これらの成分は、いずれも材料中に分散相を
形成して存在すると共に、全率固溶型であるこ
とから、ZrO2およびAl2O3と共存した場合には
酸素を固溶し、かつ一部のZrを固溶した状態に
なつている。このようにこれらの成分は、その
格子中に酸素とZrが固溶した硬質分散粒子とし
て存在するために、これらの成分の存在によつ
て材料の耐摩耗性は著しく向上するようになる
が、その配合量が3%未満では所望の耐摩耗性
を確保することができず、一方30%を越えて配
合させると、材料のもつすぐれた耐熱衝撃性が
劣化するようになることから、その配合量を3
〜30%と定めた。 (d) ZrO2 上記のように、この発明の方法においては、
t―ZrO2粉末とm―ZrO2粉末とを共存配合さ
せることによつて、材料中に前記両ZrO2によ
つて構成された連続相を形成し、この両ZrO2
の共存と、前記連続相組織の存在によつて材料
はきわめて高い耐熱衝撃性をもつようになる
が、この場合t―ZrO2とm―ZrO2の合量が40
%未満では連続相の形成を安定的に行なうのは
困難であり、したがつて連続相の安定的形成に
は40%以上の配合が必要である。また、上記両
ZrO2粉末の相互重量比が1/9未満でも、9/1を
越えてもt―ZrO2とm―ZrO2の相互重量割合
がくずれ、いずれか一方が多くなりすぎ、他方
が少なくなりすぎる結果となつて、所望のすぐ
れた耐熱衝撃性を確保することができないこと
から、t―ZrO2/m―ZrO2の重量比を1/9〜9/
1とする必要がある。 なお、t―ZrO2粉末としては、Y2O3または
ZrO2を0.5〜6モル%固溶したものを使用する
が、これはY2O3およびZrO2の固溶量が0.5モル
%未満では正方晶とはならず、一方その固溶量
が6モル%を越えると立方晶に変化してしまう
ためで、正方晶を確保するためには0.5〜6モ
ル%の固溶が必要である。 つぎに、この発明のセラミツク材料の製造法を
実施例により具体的に説明する。 原料粉末として、いずれも平均粒径:0.1μm
を有する、Y2O3:2モル%固溶のt―ZrO2粉末
およびMgO:4モル%固溶のt―ZrO2粉末、さ
らに、0.2μmの平均粒径を有するm―ZrO2粉
末、同0.5μmのAl2O3粉末、同0.8μmのY2O3粉
末、同0.3μmのMgO粉末、同0.7μmのTiC粉
末、同0.8μmのTiN粉末、同0.8μmの
TiC0.5N0.5粉末を用意し、これら原料粉末をそれ
ぞれ第1表に示される配合組成に配合し、ボール
ミルにて48時間湿式混合し、乾燥し、ついでこの
結果の混合粉末に対して、ホツトプレス法(黒鉛
型に詰め、温度:1550〜1650℃の範囲内の最適温
度、圧力:200Kg/cm2、保持時間:15分の条件で
焼結、第1表には(ホ)として表示)、あるいは普通
焼結法(5Kg/cm2の圧力で成形した圧粉体を、真
空中、温度:1550〜1650℃の範囲内の最適温度に
1時間保持の条件で焼結、第1表には(普)とし
て表示)を施すことによつて、本発明法1〜26お
よび比較法1〜13を実施し、セラミツク材料をそ
れぞれ製造した。
【表】
【表】
なお、比較法1〜13は、いずれも配合成分のう
ちのいずれかの成分配合量(第1表に※印を付し
て表示)がこの発明の範囲から外れた場合を示す
ものである。 つぎに、本発明法1〜26および比較法1〜13に
よつて得られたセラミツク材料について、連続相
組織の有無を顕微鏡観察し、さらに、これより研
削にて抗折力試験片と、JIS・SNP432に則した切
削チツプを切り出し、抗折力を測定すると共に、
以下の条件、すなわち被削材:FC―30の角材
(硬さ:HB180)、切削速度:330m/min、一刃当
りの送り:0.25mm/rev.、切込み:3.0mm、水溶性
切削油剤使用の条件での鋳鉄高速切削試験、並び
に被削材:SNCM―8(硬さ:270)、切削速度:
250m/min、一刃当りの送り:0.35mm/rev.、切込
み:3mm、乾式の条件での鋼高速切削試験を行な
い、切刃の逃げ面摩耗が0.3mmに至るまでの切削
時間を測定した。これらの測定結果を第1表に合
せて示した。 第1表に示される結果から、本発明法1〜26に
よつて製造されたセラミツク材料は、いずれも連
続相組織を有し、かつ鋳鉄および鋼の高速切削に
際してすぐれた切削寿命を示すのに対して、比較
法1〜13によつて製造されたセラミツク材料にお
いては、材料の特性、すなわち耐摩耗性、耐熱衝
撃性、および高温強度のうちの少なくともいずれ
かの特性が劣るために満足する切削性能を示さな
いことが明らかである。 上述のように、この発明の方法によれば、すぐ
れた耐摩耗性、耐熱衝撃性、および高温強度を有
するセラミツク材料を製造することができ、した
がつてこれをこれらの特性が要求される鋳鉄およ
び鋼の高速切削に切削工具として用いた場合に
は、すぐれた切削性能を発揮するのである。
ちのいずれかの成分配合量(第1表に※印を付し
て表示)がこの発明の範囲から外れた場合を示す
ものである。 つぎに、本発明法1〜26および比較法1〜13に
よつて得られたセラミツク材料について、連続相
組織の有無を顕微鏡観察し、さらに、これより研
削にて抗折力試験片と、JIS・SNP432に則した切
削チツプを切り出し、抗折力を測定すると共に、
以下の条件、すなわち被削材:FC―30の角材
(硬さ:HB180)、切削速度:330m/min、一刃当
りの送り:0.25mm/rev.、切込み:3.0mm、水溶性
切削油剤使用の条件での鋳鉄高速切削試験、並び
に被削材:SNCM―8(硬さ:270)、切削速度:
250m/min、一刃当りの送り:0.35mm/rev.、切込
み:3mm、乾式の条件での鋼高速切削試験を行な
い、切刃の逃げ面摩耗が0.3mmに至るまでの切削
時間を測定した。これらの測定結果を第1表に合
せて示した。 第1表に示される結果から、本発明法1〜26に
よつて製造されたセラミツク材料は、いずれも連
続相組織を有し、かつ鋳鉄および鋼の高速切削に
際してすぐれた切削寿命を示すのに対して、比較
法1〜13によつて製造されたセラミツク材料にお
いては、材料の特性、すなわち耐摩耗性、耐熱衝
撃性、および高温強度のうちの少なくともいずれ
かの特性が劣るために満足する切削性能を示さな
いことが明らかである。 上述のように、この発明の方法によれば、すぐ
れた耐摩耗性、耐熱衝撃性、および高温強度を有
するセラミツク材料を製造することができ、した
がつてこれをこれらの特性が要求される鋳鉄およ
び鋼の高速切削に切削工具として用いた場合に
は、すぐれた切削性能を発揮するのである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 酸化アルミニウム:10〜40%、 酸化イツトリウムおよび酸化マグネシウムのう
ちの1種または2種:1〜6%、 炭化チタン、窒化チタン、および炭窒化チタン
のうちの1種または2種以上:3〜30%、 酸化イツトリウムまたは酸化マグネシウムを
0.5〜6モル%固溶する正方晶酸化ジルコニウム
と、単斜晶酸化ジルコニウム:残り(ただし正方
晶酸化ジルコニウムと単斜晶酸化ジルコニウムの
合量が40%以上、正方晶酸化ジルコニウム/単斜
晶酸化ジルコニウムの重量比:1/9〜9/1を満足す
ること)からなる配合組成(以上モル%以外は重
量%を示す)を有する混合粉末より、通常のホツ
トプレス法あるいは普通焼結法にて、少なくとも
酸化ジルコニウムが連続相として存在する組織を
有するセラミツク材料を製造することを特徴とす
る高速切削性能にぐれた切削工具用セラミツク材
料の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57067017A JPS58185477A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 高速切削性能にすぐれた切削工具用セラミック材料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57067017A JPS58185477A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 高速切削性能にすぐれた切削工具用セラミック材料の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58185477A JPS58185477A (ja) | 1983-10-29 |
| JPS623795B2 true JPS623795B2 (ja) | 1987-01-27 |
Family
ID=13332709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57067017A Granted JPS58185477A (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 高速切削性能にすぐれた切削工具用セラミック材料の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58185477A (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60180958A (ja) * | 1984-02-27 | 1985-09-14 | 住友電気工業株式会社 | セラミツク焼結体 |
| US5196385A (en) * | 1985-08-06 | 1993-03-23 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Process for the preparation of a heat-resistant and wear resistant ceramic material |
| JPS62148364A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-02 | 東芝タンガロイ株式会社 | セラミツクス製弾性部材 |
| WO1987001980A1 (fr) * | 1985-09-27 | 1987-04-09 | Nippon Steel Corporation | Outil de coupe de finissage et procede de coupe de finissage pour l'acier |
| JP2564516B2 (ja) * | 1986-05-14 | 1996-12-18 | 日立金属株式会社 | ドクタ−ブレ−ド |
| JPS62277203A (ja) * | 1986-05-23 | 1987-12-02 | Kyocera Corp | 酸化アルミニウム質切削工具 |
| JPH0723263B2 (ja) * | 1986-10-03 | 1995-03-15 | 三菱マテリアル株式会社 | 酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具 |
| JPS6433056A (en) * | 1987-07-27 | 1989-02-02 | Kobe Steel Ltd | Shaft shaped ceramic cutting tool |
| KR920006806B1 (ko) * | 1990-02-24 | 1992-08-20 | 쌍용양회공업 주식회사 | Al_2O_3-TiC_x계 절삭공구 소결체의 제조방법 |
| ES2084850T3 (es) * | 1991-02-15 | 1996-05-16 | Sumitomo Electric Industries | Herramienta de nitruro de silicio sinterizado. |
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-
1982
- 1982-04-21 JP JP57067017A patent/JPS58185477A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPS58185477A (ja) | 1983-10-29 |
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