JPS6236329A - 粘着性膏体 - Google Patents

粘着性膏体

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JPS6236329A
JPS6236329A JP60175016A JP17501685A JPS6236329A JP S6236329 A JPS6236329 A JP S6236329A JP 60175016 A JP60175016 A JP 60175016A JP 17501685 A JP17501685 A JP 17501685A JP S6236329 A JPS6236329 A JP S6236329A
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JP
Japan
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plaster
adhesive
drug
fruit
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP60175016A
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English (en)
Inventor
Mareyoshi Sawaguchi
希能 澤口
Ken Noda
謙 野田
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粘着性物質よりなる膏体の改良に関する。
〔従来技術〕
従来、外皮に投与する薬物は殺菌剤、消毒剤、皮膚刺激
剤などの外皮、その下部組織に局所的に作用させること
を目的とするものであった。しかし、近年全身作用を有
する薬物を外皮より投与する試みが提案ないし試みられ
ている。
薬物の外皮投与は、たとえば粘着性物質よりなる膏体に
薬物を配合した粘着性貼付剤の形態にて行われているが
、粘着性物質よりなる膏体に薬物を配合した製剤を長期
保存した場合、薬物の分解、揮散などにより当該製剤に
よる治療効果が著しく低下する傾向がある。
ところで、薬物の揮散、光分解はアルミニウムラミネー
ト包装などによって密封、遮光することによってこれを
防止することができるが、粘着性物質よりなる膏体に配
合された薬物、とりわけフェノール性水酸基含有化合物
、アミン系化合物などは、アルミニウムラミネート包装
によっても薬物の分解が依然として進行し、2〜3年の
貯蔵によって使用に耐えなくなるものも少なくない、特
に、消炎鎮痛剤としてのサリチル酸メチル、サリチル酸
モノグリコールなどのサリチル酸誘導体、カブサイシン
、ノニル酸バニリルアミド、トウガラシエキスなどの皮
膚刺激剤、ジフェンヒドラミン、その塩などのエタノー
ルアミン系抗ヒスタミン、dl−α−トコフェロール等
のビタミンEなどの経日による含量低下が著しい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、薬物を配合しても当該薬物の分解が進行しにく
い粘着性物質よりなる膏体ないし、粘着性貼付剤の開発
が望まれており、重要な技術的課題とされている0本発
明はかかる技術的課題を解決するためになされたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような実情下に、本発明者らは種々研究を重ねて来
たところ、粘着性物質よりなる膏体に棗もしくは鼠季子
(特に、それらの酸による加水分解物)を配合すれば、
当該膏体中に配合される薬物が分解することなく安定に
存在することを見いだした。
本発明はかかる知見に基づいて完成されたものであり、
粘着性物質よりなる膏体に棗もしくは鼠季子の生薬を配
合してなることを特徴とする粘着性膏体に関する。また
別の態様として、棗もしくは鼠季子の酸による加水分解
を含有してなる粘着性膏体に関する。
粘着性物質としては、製剤用として従来から使用されて
いるものであるならばいずれでもよい。
例えばアクリル系粘着性物質、ゴム系粘着性物質があげ
られる。
アクリル系粘着性物質としては、アクリル系粘着性貼付
製剤用の膏体として従来から使用ないし提案されている
ものであれば、特に制限はなく、たとえば(メタ)アク
リル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−ジエチルブチル、(メタ)アクリル
酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メ
タ)アクリル酸トリデシルの如き(メタ)アクリル酸エ
ステルの一種または二種以上と、該エステル類と共重合
可能な(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、
無水マレイン酸、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、アクリルアミド、ジメチルア
クリルアミド、メタクリル酸メチルアミノエチル、(メ
タ)アクリル酸メトキシエチルの如き官能性モノマー及
び/又はアクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニルの如きビニルモノマーとの共重合物などのアクリ
ル系組成物が例示される。
ゴム系粘着性物質としてはゴム系粘着性貼付製剤用とし
て従来から使用されているジエン系高分子化合物、具体
的には天然ゴム、合成ゴム、これらの混合物などがあげ
られる0合成ゴムとしては、スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体ゴム、スチレン−ブタジェンゴ
ム、ポリブテンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴムなど
があげられる。
粘着性物質よりなる膏体中には、さらに第三成分として
テルペン系樹脂、石油系樹脂などの粘着性付与剤、流動
パラフィン、動植物油(たとえば、オリーブ油、大豆油
、牛脂、トン脂)、ポリブテン、低級イソプレン、ワッ
クスなどの接着力・保持力調整剤、酸化チタン、酸化亜
鉛、メタケイ酸アルミニウム、硫酸カルシウム、リン酸
カルシウムなどの充填剤、水および乳化剤(たとえば、
ソルビタンモノオレエート、ラウリルスルホン酸ナトリ
ウム)、乳化助剤(たとえば、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム)などを配合してもよい
本発明に用いる棗には大炎と棗があるが両者には本質的
な違いはなく、果実の大小に起因して区別されるのみで
ある。従やて、これらいずれもが本発明に使用しうる0
本発明に用いる棗及び大炎はクロウメモドキ科(Rha
mnaceae)のす・ンメ (Zi−zyphyus
  vulgaris  Lamarck  var、
  1ners+is  Bungeまたはzizyp
hus jujuba Mill var、1ners
is Rehd )の果実である。また本発明に使用す
る鼠季子は同材のクロウメモドキ(Rhamnus j
aponica Maxi+sまたはRhamnus 
dahurica Pa1l )の果実である。
これらの生薬はその−まま、その乾燥粉末、その抽出物
もしくは抽出物の乾燥物を粉末化して膏体中に加えうる
が、乾燥した生薬、その抽出物である方が望ましい。
抽出物は、溶媒として水、エタノール、メタノール、ア
セトン、メチルエチルケトン等あるいは水との混合溶媒
が好適に使用され、60℃程度、6時間程度の条件下に
て行われる。
加水分解物は、たとえばpH3,0以下の酸性溶液、好
ましくは2以下、最適には1以下の溶液を使用し、やや
高いめの温度(たとえば50℃以上、好ましくは95〜
120℃)で行われる。また加圧の場合は105〜12
0℃で行われる。酸性溶液とは、たとえば塩酸、硫酸、
リン酸等の12.酸の水溶液が挙げられる0分解時間は
、使用する生薬の裁断度、使用する酸性物質や抽出温度
にもよるが、通常0.5〜20時間程度が好適である。
抽出溶液は、通常アンモニア水、水酸化アルカリ、炭酸
アルカリ等で中和される。
棗もしくは鼠季子は、乾燥粉末で0.01〜20重量%
、好ましくは0.05〜15重景%、更に好ましくは0
.08〜IO重量%であり、加水分解物である場合は上
記の1 /2〜1 /33部を配合すればよい。
本発明の膏体に配合される薬物は粘着性貼付製剤して投
与されうる薬物であれば特に制限はなく、たとえば経皮
吸収助剤@ff(ただし、経皮吸収助剤などの助けによ
って経皮吸収されるものであってもよく、また局所性薬
物、全身性薬物のいずれでもよい)、特に皮膚疾を治療
用薬物、皮膚刺激性薬物、不定愁訴治療用薬物などがあ
げられる。特に、フェノール性水酸基含有化合物、アミ
ン系化合物などは、従来の粘着性物質よりなる膏体中に
おける含量低下が著しいので、本発明の膏体はかかる薬
物を製剤化する場合に特にその意義がある。
フェノール性水酸基含有化合物としては、たとえばサリ
チル酸誘導体(サリチル酸モノグリコール、サリチル酸
メチルなど)、ビタミンEおよびその誘導体、カブサイ
シンなどがあげられ、またアミン系化合物としてはジフ
ェンヒドラミンなどのエタノールアミン系抗ヒスタミン
薬物、クロルフェニラミンなどのエチレンジアミン系抗
ヒスタミン薬物、リドカインなどがあげられる。その他
の薬効成分としては、たとえばl−メントール、dl−
カンファー、チモール、d−ボルネオールなどの感冷性
刺激性薬物、インドメタシン、ジクロフェナックナトリ
ウムなどの非ステロイド系抗炎症性薬物、デキサメタシ
ン、ベタメタシンなどのステロイド系抗炎症剤、クロル
ヘキシジンジグリコネート、アクリノールなどの殺菌剤
、トウガラシエキス、ノニル酸バニリルアミド、カブサ
イシン、ショウキョウエキス、カンタリスチンキ、カン
タリジンなどの温悪性皮畜刺激性薬物、シコン、トウキ
などの生薬類などがあげられる。
なお、本発明の膏体を使用した粘着性貼付製剤を調製す
るにあたっては粘着性物質にまず薬物を添加した後に棗
もしくは鼠季子を添加してもよいことは言うまでもない
また本発明粘着性貼付製剤は通常、布、プラスチックフ
ィルムなどの支持体に展延して用いられる。
〔作用〕
本発明膏体中に配合された生薬類は、当該膏体を使用し
た貼付製剤中に配合される薬物に対する安定化作用を有
するものである。
〔実施例〕
以下実施例および比較例を示して本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない
実施例1 スチレン−ブタジェン−スチレンゴム 43部(重量部
数を示し、以下同じ)と天然ロジン25部を、150℃
に保持されたニーグーで20分間練り、これに天蚕粉末
3部を加え、混合し、70分間混練りする0次にポリブ
テン5部、流動パラフィン7部、酸化チタン粉末6部、
タルク5部を添加し10分間混練りした後、90℃まで
冷却してから、サリチル酸モノグリコール5部、カブサ
イシンアミド0.02部、ジフェンヒドラミン0.8部
を加え混合し織布上に0.2−の厚みに塗布し貼付剤を
得る。
実施例2 実施例1における大炎粉末の代わりに、鼠季子を希塩#
(0,2N)で4時間加熱抽出して得た抽出物を3部使
用し、それ以外は実施例1と同様の操作で貼付剤を得る
実施例3 実施例1における大炎粉末の代わりに、大炎を希塩酸(
0,2N)で4時間加熱抽出して得た抽出物を3部使用
し、それ以外は実施例1と同様の操作で貼付剤を得る。
比較例1 実施例1において、生薬もしくは生薬成分を添加しない
こと以外は実施例1と同様の操作で貼付剤を得る(比較
製剤)。
〔効果〕
実施例1〜3で作製した貼付剤および比較例1で調製し
た貼付剤を、アルミニウムを積層してなる不透過性基材
で遮光密封包装し、40℃で3ケ月保存後、含有する生
薬の分解量を調べた。理論値を100%として計算した
ものを下記表に示した(数値は%である)。
(以下余白) 上記表からも明らかなように、棗もしくは鼠季子の生薬
もしくはこれらの加水分解物を膏体中に添加することに
よって、当該膏体を使用した貼付剤中における薬物の経
口安定性ガく増大される。
従って本発明膏体を使用した製剤は長期保存に耐え、従
来にみられた生薬分解による製剤のロスを回避できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粘着性物質よりなる膏体に棗または/および鼠季
    子を含有してなる粘着性膏体。
  2. (2)粘着性物質よりなる膏体に棗もしくは鼠季子の酸
    による加水分解物を含有してなる粘着性膏体。
JP60175016A 1985-08-08 1985-08-08 粘着性膏体 Pending JPS6236329A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6207164B1 (en) * 1996-09-03 2001-03-27 Emil Flachsmann Ag Process for the preparation of a stable, homogeneous, extract free or nearly free from secondary reaction products

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6207164B1 (en) * 1996-09-03 2001-03-27 Emil Flachsmann Ag Process for the preparation of a stable, homogeneous, extract free or nearly free from secondary reaction products
US6340479B1 (en) 1996-09-03 2002-01-22 Emil Flachsmann Ag Stable, homogeneous, extract free or nearly free form secondary reaction products

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