JPS62294609A - ポドフイロトキシン含有安定化膏体 - Google Patents

ポドフイロトキシン含有安定化膏体

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JPS62294609A
JPS62294609A JP13849086A JP13849086A JPS62294609A JP S62294609 A JPS62294609 A JP S62294609A JP 13849086 A JP13849086 A JP 13849086A JP 13849086 A JP13849086 A JP 13849086A JP S62294609 A JPS62294609 A JP S62294609A
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JP
Japan
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podophyllotoxin
drug
plaster material
pressure
sensitive adhesive
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JP13849086A
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Mareyoshi Sawaguchi
希能 澤口
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は粘着性物質よりなる膏体の改良に関する。
〔従来技術〕
従来、外皮に投与する薬物は殺菌剤、消毒剤、皮膚刺激
剤などを外皮、その下部組織に局所的に作用させること
を目的とするものであった。しかし、近年全身的作用を
有する薬物を外皮より投与する試みが提案ないし試みら
れている。
薬物の外皮投与は、たとえば粘着性物質よりなる膏体に
薬物を配合した粘着性貼付剤の形!虚にて行われている
が、粘着性物質よりなる膏体に薬物を配合した製剤を長
期保存した場合、薬物の分解、揮散などにより当該製剤
による治療効果が著しく低下する傾向がある。
ところで、薬物の揮散、光分解はアルミニウムラミネー
ト包装などによって密封、遮光することによってこれを
防止することができるが、粘着性物質よりなる膏体に配
合された薬物、とりわけフェノール性水酸基含有化合物
、アミン系化合物などは、アルミニウムラミネート包装
によっても薬物の分解が依然として進行し、2〜3年の
貯蔵によって使用に耐えなくなるものも少なくない。特
に、消炎鎮痛剤としてのサリチル酸メチル、サリチル酸
モノグリコールなどのサリチル酸誘導体、カブサイシン
、ノニル酸バニリルアミド、トウガラシエキスなどの皮
漕刺19!1.剤、ジフェンヒドラミン、その塩などの
エタノールアミン系抗ヒスタミン、dl−α−トコフェ
ロール等のビタミンEなどは経日による含量低下が著し
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、薬物を配合しても当該薬物の分解が進行しにく
い粘着性物質よりなる膏体なしい粘着性貼付剤の開発が
望まれており、重要な技術的課題とされている0本発明
はかかる技術的課題を解決するためになされたものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このような実情下に、本発明者は種々研究を重ねてきた
ところ、粘着性物質よりなる膏体にポドフィロトキシン
を配合することによって、含有する薬物が分解すること
なく安定に存在することを見いだした。
本発明はかかる知見に基づいて完成されたものであり、
粘着性物質よりなる膏体にポドフィロトキシンを配合し
てなる粘着性膏体に関する。
粘着性物質としては、貼付製剤用として従来から使用さ
れているものであるならばいずれでもよい0例えばアク
リル系粘着性物質、ゴム系粘着性物質があげられる。
アクリル系粘着性物質としては、アクリル系粘着性貼付
製剤用の膏体として従来から使用ないし提案されている
ものであれば、特に制限はなく、たとえば(メタ)アク
リル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−ジエチルブチル、(メタ)アクリル
酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸デシル、 (メタ)アクリル酸ドデシル、(
メタ)アクリル酸トリデシルの如き(メタ)アクリル酸
エステルの一種または二種以上と、該エステル類と共重
合可能な(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸
、無水マレイン酸、アクリル酸ヒドロキシエチル、アク
リル酸ヒドロキシプロピル、アクリルアミド、ジメチル
アクリルアミド、(メタ)アクリル酸メチルアミノエチ
ル、(メタ)アクリル酸メトキシエチルの如き官能性モ
ノマー及び/又はアクリロニトリル、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニルの如きビニルモノマーとの共重合物など
のアクリル系化合物が例示される。
ゴム系粘着性物質としてはゴム系粘着性貼付製剤用とし
て従来から使用されているジエン系高分子化合物、具体
的には天然ゴム、合成ゴム、これらの混合物などがあげ
られる。合成ゴムとしては、スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合ゴム、スチレン−ブタジェンゴム
、ポリブテンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴムなどが
あげられる。
粘着性物質よりなる膏体中には、さらに第三成分として
テルペン系樹脂、石油系樹脂などの粘着性付与剤、流動
パラフィン、動植物油(たとえば、オリーブ油、大豆油
、牛脂、トン脂)、ポリブテン、低級イソプレン、ワン
クスなどの接着力・保持力調整剤、酸化チタン、酸化亜
鉛、メタケイ酸アルミニウム、硫酸カルシウム、リン酸
カルシウムなどの充填剤、水および乳化剤(たとえば、
ソルビタンモノオレエート、ラウリルスルホン酸ナトリ
ウム)、乳化助剤(たとえば、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム)などを配合してもよい
ポドフィロトキシンは公知化合物であり、メギ科(Be
rbertdaceae) 、ミャオソウf% (Po
dophy l lum)に属する植物の特徴である含
有成分である。ミャオソウ属はボドフィルム(Podo
phyllum peltatumL、)、ミャオソウ
(P、 pleianthum IIANCE) 、P
versipelle If^NC[+、P、 emo
dii WALLICHなど産地によって分類されるが
、いずれもポドフィロトキシンをこれら植物の地下茎に
含有する。本発明ではポドフィロトキシンを含有する生
薬の乾燥物の態様、ポドフィロトキシンを含有する生薬
よりの抽出物の態様で使用される。
乾燥生薬の場合には、そのまま(好ましくは、粉末化し
て)、膏体中に配合してもよい。また、これらの生薬よ
りの抽出には、溶媒として有機溶媒(エタノール、メタ
ノール、アセトン、メチルエチルケトン等)あるいはこ
れらの混合溶媒を使用し、抽出時間は、使用する溶媒の
性質、温度、植物の裁断度等によって異なるが、通常6
0℃〜沸騰温度で0.5〜6時間程度で終了する。得ら
れた抽出物は含まれる溶媒を留去したのち、好ましくは
乾燥粉末として本発明膏体中に配合してもよい。
ポドフィロトキシンの本発明膏体への配合量は、本発明
の膏体中に配合される薬物を安定化させるに十分量であ
ればよく、たとえばo、oot%〜4%、好ましくは0
.01%〜2%である。なおポドフィロトキシン含有生
薬の乾燥粉末の態様では粘着性物質に対して当該粉末と
して0.01%〜10%程度、好ましくは0.02%〜
5%程度である。
抽出物の態様の場合は、抽出物の乾燥粉末として0、0
04%〜5%、好ましくは0.01%〜3%程度である
本発明の膏体は、これに薬物・を配合して貼付剤として
製剤化される。
本発明の膏体に配合される薬物は、粘着性貼付製剤して
投与されうる薬物であれば、特に制限はないが、粘着性
物質中で不安定な薬物に対して本発明膏体特有の薬物安
定化効果が発渾される。かかる薬物としては、たとえば
経皮吸収性薬物(ただし経皮吸収助剤などの助けによっ
て経皮吸収されるものであってもよく、また局所性薬物
、全身性薬物のいずれでもよい)、特に皮膚疾患治療用
薬物、皮膚刺激性薬物、不定愁訴治療用薬物などがあげ
られる。特に、フェノール性水酸基含有化合物、アミン
系化合物などは、従来の粘着性物質よりなる膏体中にお
ける含量低下が著しいので、本発明の膏体はかかる薬物
を製剤化する場合に特にその意義がある。フェノール性
水酸基含有化合物としては、たとえばサリチル酸誘導体
(サリチル酸モノグリコール、サリチル酸メチルなど)
、ビタミンEおよびその誘導体、カブサイシンなどがあ
げられ、また、アミン系化合物としてはジフェンヒドラ
ミンなどのエタノールアミン系抗ヒスタミン薬物、クロ
ルフェニラミンなどのエチレンジアミン系抗ヒスタミン
薬物、リドカインなどがあげられる。その他の薬効成分
としては、たとえば!−メントール、dl−カンファー
、チモール、d−ボルネオールなどの感冷性皮膚刺激性
薬物、インドメタシン、ジクロフェナックナトリウムな
どの非ステロイド系抗炎症剤、クロルヘキシジンジグリ
コネート、アクリノールなどの殺菌剤、トウガラシエキ
ス、ノニル酸バニリルアミド、ショウキョウエキス、カ
ンタリスチンキ、カンタリジンなどの温感性皮膚刺激性
薬物、オウレン、オウバク、サンシシ、楊梅皮、紫根、
バンシせつ、トウキ、シャクヤク、四三七人参、冬緑油
、ハツカ脳、ハツカ油、樟脳などの生薬類などがあげら
れ、これらの薬物も本発明膏体中では安定である。
なお、本発明の膏体を使用した粘着性貼付製剤を調製す
るにあたっては、粘着性物質にまず薬物を添加した後に
ポドフィロトキシンを添加してもよいことは言うまでも
ない。
また本発明膏体を使用した粘着性貼付製剤は、通常、布
、プラスチックフィルム等の支持体に展延して用いられ
る。
〔作 用〕
本発明膏体中に配合されたポドフィロトキシンは、当該
膏体を使用した貼付製剤中に配合される薬物に対する安
定化作用を有するものである。
〔実施例〕
以下実施例および比較例を示して、本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
実施例1 スチレン−ブタジェン−スチレンゴム43部(、重量部
数を示し、以下同じ)と天然ロジン25部を、150℃
に保持されたニーグーで20分間練り、これにポドフィ
ルムのエタノール抽出乾燥エキス3部を加え、混合し、
70分間混練りする。
次にポリブテン5部、流動パラフィン7部、酸化チタン
粉末6部、タルク5部を添加し、10分間混練りした後
、90℃まで冷却してから、サリチル酸モノグリコール
5部、ノニル酸バニリルアミド0.02部、ジフェンヒ
ドラミン0.08部を加え、混合し、織布上に0.2 
tmの厚みで塗布し、貼付剤を得た。
実施例2 実施例1におけるボドフィルムのエタノール抽出乾燥エ
キスの代わりにボドフィルムの乾燥植物の粉末を使用し
、それ以外は実施例1と同様の操作で貼付剤を得た。
実施例3 実施例1におけるボドフィルムのエタノール抽出乾燥エ
キスの代わりにポドフィロトキシンを使用し、それ以外
は実施例1と同様の操作で貼付剤を得た。
比較例Δ 実施例1においてポドフィルムのエタノール抽出乾燥エ
キス抽出物を添加しないこと以外は実施例1と同様の操
作で貼付剤を得た。
実験例1 実施例1〜3および比較例Aで調製した貼付剤をアルミ
ニウムを積層した不透過性基材で遮光密封し、40℃で
3ケ月保存後、含有する生薬の分解率(%)を液体クロ
マトグラフィーで調べた。
生薬が完全に分解したときの値を100%として計算し
たものを下記表1に示した。
(余白) 表   1 実施例4〜6 実施例1〜3におけるスチレン−ブタジェン−スチレン
ゴムの代わりに2−エチルヘキシルエチルアクリレート
重合体を使用する以外は実施例1の操作を繰り返して貼
付剤を得た。(実施例4・・ポドフィルムのエタノール
抽出乾燥エキス使用、実施例5・・ポドフィルムの乾燥
植物の粉末使用、実施例6・・ポドフィロトキシン使用
)比較例B 比較例Aにおけるスチレン−ブタジェン−スチレンゴム
の代わりに2−エチルヘキシルエチルアクリレート重合
体を使用する以外は比較例Aの操作を繰り返して貼付剤
を得た。
実験例2 実験例1に準じて実施例4〜6および比較例日の製剤を
試験し、その結果を表2に示す。
表   2 □□□□□− □ヲ 実施例7〜13、比較例c−r 実施例1における薬物をそれぞれ、サリチル酸モノグリ
コール5部(実施例7、比較例C)、ノニル酸バニリル
アミド0.02部(実施例8、比較例D)、ジフェンヒ
ドラミン0.08部(実施例9、比較例E)、冬緑油6
部(実施例10、比較例F)、ハツカ脳5部(実施例1
)、比較例G)、ハツカ油5部(実施例12、比較例H
)、樟脳5部(実施例13、比較例り単独に代える以外
は実施例1に準じて処理した貼付剤を得た。なお比較例
は薬物を加えない実施例の対照である。
実験例3 実験例1に準して実施例7〜13および比較例C〜1の
製剤を試験し、その結果を表3に示す。
なお、冬緑油はサリチル酸メチルを指標として液体クロ
マトグラフィーで、また、ハツカ脳、ハツカ油はl−メ
ントールを、樟脳はカンファーを指標にガスクロマトグ
ラフィーにて1周べた。
く以下余白) 表   3 実験例4 実施例1および実施例2の製剤をヒトの外皮に適用して
、6時間放置した後、当該皮膚を観察したところ、いず
れも発赤、カブレ等の副作用が見られず、本発明の膏体
は安全に投与しうるものであることが証明された。
〔効 果〕
上記表からも明らかなように、ポドフィロトキシンを粘
着性膏体中に添加することによって、当該膏体を使用し
た貼付剤中における薬物の経日安定性が増大される。
従って、本発明膏体を使用した製剤は長期保存に耐え、
従来にみられた主薬分解による製剤のロスを回避できる

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粘着性物質よりなる膏体にポドフィロトキシンを
    配合してなる安定化膏体。
  2. (2)ポドフィロトキシンをポドフィロトキシンを含有
    する生薬の態様で配合してなる特許請求の範囲第(1)
    項記載の安定化膏体。
  3. (3)ポドフィロトキシンをポドフィロトキシンを含有
    する生薬の有機溶媒抽出物の態様で配合してなる特許請
    求の範囲第(1)項記載の安定化膏体。
JP13849086A 1986-06-13 1986-06-13 ポドフイロトキシン含有安定化膏体 Pending JPS62294609A (ja)

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