JPS6236021A - ストロンチウム含有量の少ない炭酸カルシウムの製造方法 - Google Patents

ストロンチウム含有量の少ない炭酸カルシウムの製造方法

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JPS6236021A
JPS6236021A JP17639585A JP17639585A JPS6236021A JP S6236021 A JPS6236021 A JP S6236021A JP 17639585 A JP17639585 A JP 17639585A JP 17639585 A JP17639585 A JP 17639585A JP S6236021 A JPS6236021 A JP S6236021A
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calcium carbonate
quicklime
strontium
water
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Hiraki Sonoda
園田 開
Shigeki Furuya
古谷 茂樹
Norihiro Kutsuno
沓野 法弘
Osamu Misumi
修 三隅
Atsunobu Nishimura
西村 篤信
Akifumi Sekiya
章文 関谷
Shoichi Isozaki
磯崎 正一
Kiyoshige Hayashi
林 喜世茂
Masanao Nakagawa
中川 雅直
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HAI MAX KK
NIPPON SEKKAI KOGYOSHO KK
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HAI MAX KK
NIPPON SEKKAI KOGYOSHO KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F11/00Compounds of calcium, strontium, or barium
    • C01F11/18Carbonates

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ストロンチウム含有量が少ない高純度の炭酸
カルシウムを製造する方法に関する。
[発明の背景] 炭酸カルシウムは種々の用途を有するが、近年において
高純度の炭酸カルシウムは、光学部品用の素材あるいは
電子部品用の素材の原料として注目を浴びている。この
ような用途に使用される炭酸カルシウムは、従来使用さ
れていたものよりも更に高純度であることが要求される
たとえば、炭酸カルシウムをフッ化カルシウムに変え、
これを光学部品の素材として使用することが行なわれて
いるが、このような用途において炭酸カルシウムはでき
るだけ高純度であることが望まれる。
従来において高純度炭酸カルシウムは、石灰質原料の石
灰岩、大理石あるいは貝殻などを焼成して生石灰に変え
、これを水に溶解させて消石灰スラリーとしたのち、そ
のスラリーに二酸化炭素を導入する方法(いわゆる化学
的方法)により製造されてきた。
一方、更に高純度の炭酸カルシウムを製造するための研
究も行なわれてきている。たとえば、生石灰を水に溶解
させて得た消石灰スラリーから消石灰を固形物として一
旦分離し、この消石灰を硝酸アンモニウム水溶液あるい
は塩酸アンモニウム水溶液に溶解させ、ここで発生する
不溶物を濾別除去したのち、その濾液に二酸化炭素を導
入することにより高純度の炭酸カルシウムを製造する方
法が知られている。
上記のような改良が行なわれた化学的方法を利用するこ
とにより純度99.9%程度の炭酸カルシウムが得られ
るようになっている。
しかしながら、前記のような光学部品、電子部品の素材
の原料として用いるためには、純度は更に高いことが望
まれる。たとえば、現在において純度99.99%ある
いはそれ以上の炭酸カルシウムの要望が高くなっている
。しかし、これまでに知られている方法によってはその
ような高い純度の炭酸カルシウムを工業的に製造するこ
とは困難であった。
また、特に炭酸カルシウムを原料として光学部品用の素
材を製造する場合には、得られる光学部品の着色を避け
るために炭酸カルシウム中の着色成分の含有量をできる
だけ低減させることが望ましい。
しかしながら、石灰質原料の石灰岩、大理石あるいは貝
殻などを焼成して得られる通常の生石灰には1着色酸分
のストロンチウムが相当量存在している。このため、通
常の化学的方法により得られる炭酸カルシウム中には2
00ppm〜400ppm程度のストロンチウムが残存
する。
生石灰中におけるストロンチウムの残存量を調整するた
めには、石灰質原料の焼成条件を調整することも考えら
れるが、経済的に利用可能なレベルでの焼成条件の調整
によっては生石灰中のストロンチウムの残存量を充分な
レベルまで低減することは困難である。
従って、これまでに知られている炭酸カルシウムの工業
的製造方法によっては、たとえばストロンチウム含有量
が1100pp以下といった低いレベルの高純度炭酸カ
ルシウムを得ることはできなかった。
[発明の目的1 本発明は、ストロンチウム含有率が低い高純度炭酸カル
シウムを容易に製造することを可能にする方法を提供す
ることを目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、ストロンチウムを不純物として含む生石灰を
水と接触させて消石灰スラリーを生成させ、次いでこの
消石灰を水相と分離することにより、ストロンチウムの
少なくとも一部を水相に溶出除去する工程、 硝酸アンモニウムおよび塩酸アンモニウムの内の少なく
とも一方を含有するアンモニウム塩水溶液に上記の消石
灰を溶解し、この溶解操作において発生した不溶物を除
去することにより、残存するストロンチウムを分離除去
する工程。
および、 上記の消石灰のアンモニウム塩水溶液に二酸化炭素を接
触させることにより炭酸カルシウムを析出させる工程、 を含むことを特徴とするストロンチウム含有量の少ない
炭酸カルシウムの製造方法にある。
[発明の効果] 本発明の高純度炭酸カルシウムの製造方法を実施するこ
とにより、通常の炭酸カルシウム製造原料を使用して、
ストロンチウムの含有率の特に低い高純度の炭酸カルシ
ウムを製造するこができる。
すなわち、従来法に従うとストロンチウムの含有率を1
100pp程度にしか低減することができなかった炭酸
カルシウム製造原料を用いて、ストロンチウム含有率が
一挙に20ppm以下に低減した炭酸カルシウムを製造
することができ、これにより工業的手段によってはこれ
まで製造が困難であった純度99.99%以上の炭酸カ
ルシウムを容易に製造することができる。
本発明の製造方法を利用することにより純度が高く、か
つストロンチウム含有率の低い炭酸カルシウムが工業的
に安価に製造できるため、従来の高純度炭酸カルシウム
の用途の外に、光学部品用の新素材あるいは電子部品用
の新素材などの原料として、炭酸カルシウムを新たな用
途に供することを可能にするものである。
[発明の詳細な記述] 本発明の炭酸カルシウムは、基本的には1石灰質原料中
に含有されるストロンチウムの一部を水酸化物として溶
出除去した後、従来法に従い塩化アンモニウムおよび/
または硝酸アンモニウムの水溶液中に溶解して、残りの
ストロンチウムの大部分をアンモニウム塩不溶物として
除去し、二酩化炭素を用いて炭酸カルシウムを析出させ
ることを主な特徴とするものである。
第一工程は、ストロンチウムを不純物として含む生石灰
を水と接触させて消石灰スラリーを生成させ1次いで該
消石灰を水相と分離することにより、ストロンチウムの
少なくとも一部を水相に溶出除去する工程である。
一般に本発明の第一工程は、石灰石、大理石および貝殻
類を焼成して得られた生石灰を水に投入し、これを水和
して消石灰に変換させる過程で。
混在するストロンチウムの少なくとも一部を溶出する操
作、生成した消石灰を濾取する操作および濾取した消石
灰を水洗する操作よりなる。
なお、通常の生石灰は200〜400ppmのストロン
チウムを含有するが、700ppm近くのストロンチウ
ムを含有しているものもある。
生石灰から消石灰スラリーを生成させるには通常、生石
灰を5重量倍量以上の水に投入し、充分に攪拌する方法
が採用される。この際に用いる水としては、水道水、井
戸水、工業用水などの任意の水が選ばれる。
水酸化カルシウムおよび水酸化ストロンチウムの水に対
する溶解度は共に低く、例えば水酸化カルシウムの0℃
の水に対する溶解度は0.185g/100gで、水酸
化ストロンチウムのそれは0.9g/100gである。
そこで、例えば酸化カルシウムの含有率が99重量%で
あり、酸化ストロンチウムの含有率が400ppmであ
る生石灰を多量の水に投入した場合に、生成する水酸化
物のうち、水に溶解する水酸化カルシウムの量は酸化カ
ルシウムの量からすれば極微量であり、溶解して回収さ
れない炭酸カルシウムの損失は殆ど考慮する必要がない
ほど軽微である。これに対して、溶解する水酸化ストロ
ンチウムの量は、その含有量からすれば非常に多量とな
る。従って、上記のように生石灰を処理することにより
、ストロンチウムを有効に溶出分離することができるの
である。
さらに、水酸化ストロンチウムは水の温度が高いほど溶
解度が高くなるのに対して、水酸化カルシウムは水の温
度が高くなるに従って溶解度が低下するとの性質を有し
ているので、この性質を利用して水の温度を高くするこ
とにより水酸化カルシウムの溶出による損失を軽減する
と共に水酸化ストロンチウムを更に有利に溶出させるこ
とができる0通常用いる水の温度は20”0以上であり
、好ましくは30℃以上とする。ただし、水の温度を上
昇させるために生石灰の水和熱を利用してもよい。
生成した消石灰は、遠心分離あるいは濾過などの方法を
利用して水相から分離される。従って、水相に溶出され
ている水酸化ストロンチウムは分離除去される。
なお、分離された消石灰は更に水洗されることが好まし
い、消石灰の表面に吸着されるなどによって残存してい
る水酸化ストロンチウムの一部はこの水洗操作により除
去される。
第二工程は、硝酸アンモニウムおよび塩酸アンモニウム
の内の少なくとも一方を含有するアンモニウム塩水溶液
に、上記の第一工程で得られた消石灰を溶解し、この溶
解操作において発生した不溶物を除去することにより、
残存するストロンチウムを分離除去する工程である。
なお、第一工程で生成した消石灰を焼成して生石灰とし
たのち、この生石灰を用いて第二工程を行なってもよい
、すなわち、このようにして得た生石灰を上記のアンモ
ニウム塩水溶液に溶解することによって、同様な消石灰
のアンモニウム塩溶液が形成されるからである。
カルシウム成分を溶解する水溶液は、硝酸アンモニウム
水溶液あるいは塩化アンモ・ニウムの水溶液である。こ
れらは単独であっても両者が混合されていてもよい。
水溶液の濃度は、一般には硝酸アンモニウムあるいは塩
化アンモニウムの溶解度の範囲内とすることができ、1
〜20重量/重量%の範囲内とすることが好ましい、使
用量は、溶解するカルシウム成分と化学量論的に等しい
かそれ以上であればよく1通常は、化学量論的にカルシ
ウム成分の1.1〜1.5倍の硝酸アンモニウムあるい
は塩化アンモニウムを水に溶解して使用する。このよう
な量の硝酸アンモニウムあるいは塩化アンモニウムを溶
解している水溶液を使用することによって、カルシウム
成分を溶解した後の水溶液のpH値は9〜12の範囲内
となる。
このようにカルシウム成分を溶解し通常0,1〜50時
間静置した後、濾過あるいは遠心分離などの通常の方法
を利用して不溶成分を除去する。
不溶成分は、主にストロンチウムの塩である。
第三工程は、第二工程において生成した消石灰のアンモ
ニウム塩水溶液に二酸化炭素を接触させることにより炭
酸カルシウムを析出させる工程からなる。
導入する二酸化炭素は、溶解しているカルシウム成分の
重量に対して通常は1.2〜3.0倍の重量の範囲内の
量を用いる。導入速度を0.1〜5.017分の範囲内
とすることにより導入した二酸化炭素が有効に反応し、
好ましい。
このように二酸化炭素を導入することにより。
溶解している水酸化カルシウムは二酸化炭素と反応して
、炭酸カルシウムとして析出する0通常、炭酸カルシウ
ムを析出することにより溶液のPH値は8以下となる。
このようにして析出した炭酸カルシウムを沈澱を熟成す
るために通常10分〜1時間静置し、その後分離する。
一般には濾過あるいは遠心分離などの方法を利用して分
離する。
通常、濾過などの方法により分離した炭酸カルシウムを
水(好ましくは純水)を用いて洗浄したのち、乾燥して
精製炭酸カルシウムとする。
このようにして得られた精製炭酸カルシウムは、ストロ
ンチウム含有率が通常20ppm以下であり、炭酸カル
シウム純度が通常99.99%以上となる。
次に本発明の実施例および比較例を示す。
[実施例1] 40℃の水道水1000重量部に、石灰焼成炉で焼成し
た100重量部の生石灰Aを攪拌下に投入して水和した
。ただし、水道水はIgmのフィルターを用いて濾過し
て使用した。
なお、この生石灰Aを分析したところ358ppmのス
トロンチウムを含有していることが確認された。
生石灰Aを水に投入し、生成する消石灰[主成分:Ca
 (OH)2]が水中に均一に分散して懸濁状態となる
まで攪拌を続けたのち、攪拌を中止した。この懸濁液を
濾過したのち、濾取した消石灰ケークを1000重量部
の水道水で洗浄して乾燥した。
得られた乾燥消石灰ケークを分析したところ、ストロン
チウムの含有率は59PPmであった。
なお、得られた乾燥消石灰ケークの収率(CaO換算)
は、97.2%であった。
得られた乾燥消石灰ケークを液温20℃、濃度13.5
重量%の塩化アンモニウム水溶液(純水溶液)isoo
重量部に溶解してpH値を11゜Oに調整して20時間
静置した。
得られた溶液の不溶分を濾別して除去した。除去された
不溶分は使用した生石灰に対して5重量部であった・ この濾液中(20℃)に、溶液中に溶解しているカルシ
ウムの重量の約二倍の量の二酸化炭素を1交/分の導入
速度にて吹込み、炭酸カルシウムを析出させた。吹込み
終了後の水溶液のpH値は7.5であった。
二酸化炭素の吹込みを中止し、溶液を30分間放置して
炭酸カルシウムの結晶を熟成させた後。
炭酸カルシウムを濾取し、純水で洗浄し乾燥して精製炭
酸カルシウム(高純度炭酸カルシウム)を得た。
得られた精製炭酸カルシウムの収率(CaO換算)およ
び分析結果を第1表に示す。
[比較例1] 実施例1において、生石灰Aを直接塩化アンモニウム水
溶液に溶解し、それ以前の工程を行なわなかった以外は
同様にして精製炭酸カルシウムを製造した。
なお、塩化アンモニウム水溶液に溶解せず除去された不
純物は4.0重量%であった。
得られた精製炭酸カルシウムの収率(CaO換算)およ
び分析結果を第1表に示す。
[実施例2] 実施例1において、塩化アンモニウム水溶液に代えて、
硝酸アンモニウム水溶液を使用した以外は同様にして精
製炭酸カルシウムを製造した。
なお、硝酸アンモニウム水溶液に溶解せず除去された不
純物は5.0重量%であった。
得られた精製炭酸カルシウムの収率(CaO換算)およ
び分析結果を第1表に示す。
[比較例2] 実施例2において、生石灰Aを直接硝酸アンモニウム水
溶液に溶解し、それ以前の工程を行なわなかった以外は
同様にして精製炭酸カルシウムを製造した。
なお、硝酸アンモニウム水溶液に溶解せず除去された不
純物は4.5重量%であった。
得られた精製炭酸カルシウムの収率(CaO換算)およ
び分析結果を第1表に示す。
[実施例3] 実施例1において、生石灰Aに代えて生石灰Bを使用し
た以外は同様にして精製炭酸カルシウムを製造した。な
お、この生石灰Bのストロンチウム含有率は762pp
mであった。
また、乾燥消石灰ケークのストロンチウムの含有率は6
8ppmであり、乾燥消石灰ケークの収率(CaO換算
)は、98.0%であった。
なお、第酸アンモニウム水溶液に溶解せず除去された不
純物は5.2重量%であった。
得られた精製炭酸カルシウムの収率(CaO換算)およ
び分析結果を第1表に示す。
[比較例3] 実施例3において、生石灰Bを直接塩化アンモニウム水
溶液に溶解し、それ以前の工程を行なわなかった以外は
同様にして精製炭酸カルシウムを製造した。
なお、塩化アンモニウム水溶液に溶解せず除去された不
純物は4.3重量%であった。
得られた精製炭酸カルシウムの収率(CaO換算)およ
び分析結果を第1表に示す。
第1表 S  r(ppm)   4.0  4.0  12.
0  94.0 98.0  223.OM g (p
p麿)   5.5  5.0   4.8   5.
0  4.5     B、OF e (pps)  
1.51以下 1.31以下 1.2  1.8Ha(
ppm)  3.54.0  B、0 4.5 4.8
 5.5K  (pp■)  3.0 3.5 3.0
 3.5 3.8 2.5収率(wtX)  90 9
1  89  94 94  83純度(wtX) 9
EIJ9 HJ9 H,9999,199,999,9
註)純度99.HwtXとは炭酸カルシウム含有率2>
(9L89 wtX 以上テアルコトを、純度99.9
ytX トは炭酸カルシウム含有率が9L9wt$以上
であることを示す、なお、各成分の分析は原子吸光分析
装置を用いて行なったものである。
第1表から本発明の製造方法を実施することにより、炭
酸カルシウム中のストロンチウムの含有率を、従来法に
従って製造された炭酸カルシウムのストロンチウムの含
有率よりも格段に低くすることができることが明らかで
ある。
そして、ストロチウムの含有率を低くすることができる
にも拘らず炭酸カルシウムの収率の著しい低下は見られ
ない。
また、本発明の製造方法を実施することにより精製炭酸
カルシウム中のストロンチウムの含有率を充分に低くす
ることができると共に、使用する原料中のストロンチウ
ムの含有率が高い場合であっても、得られる炭酸カルシ
ウム中のストロンチウムの含有率の著しい上昇は見られ
ない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ストロンチウムを不純物として含む生石灰を水と接
    触させて消石灰スラリーを生成させ、次いで該消石灰を
    水相と分離することにより、ストロンチウムの少なくと
    も一部を水相に溶出除去する工程、 硝酸アンモニウムおよび塩酸アンモニウムの内の少なく
    とも一方を含有するアンモニウム塩水溶液に上記の消石
    灰を溶解し、この溶解操作において発生した不溶物を除
    去することにより、残存するストロンチウムを分離除去
    する工程、 および、 上記の消石灰のアンモニウム塩水溶液に二酸化炭素を接
    触させることにより炭酸カルシウムを析出させる工程 を含むことを特徴とするストロンチウム含有量の少ない
    炭酸カルシウムの製造方法。 2、消石灰を水相と分離することにより、ストロンチウ
    ムの少なくとも一部を水相に溶出除去する工程が、消石
    灰を濾取し、これを水で洗浄することにより行なわれる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の炭酸カル
    シウムの製造方法。 3、生石灰を水と接触させて消石灰スラリーを生成させ
    る工程が、生石灰をその5重量倍量以上の水に生石灰を
    投入し、攪拌する操作により行なわれることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の炭酸カルシウムの製造方
    法。
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