JPS6235491B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6235491B2 JPS6235491B2 JP4973980A JP4973980A JPS6235491B2 JP S6235491 B2 JPS6235491 B2 JP S6235491B2 JP 4973980 A JP4973980 A JP 4973980A JP 4973980 A JP4973980 A JP 4973980A JP S6235491 B2 JPS6235491 B2 JP S6235491B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- untwisted
- yarn
- twisting
- guide
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 4
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 4
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 3
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 2
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000877 morphologic effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良された解撚−未解撚糸及びその製
法に関するものである。
法に関するものである。
従来、熱可塑性繊維を用いて、解撚−未解撚糸
を仮撚加工で得ようとする場合、融点付近の高温
で、しかも加撚域への供給を5%以上の過剰供給
を行い比較的高撚数で仮撚することにより行つて
来た。
を仮撚加工で得ようとする場合、融点付近の高温
で、しかも加撚域への供給を5%以上の過剰供給
を行い比較的高撚数で仮撚することにより行つて
来た。
しかし従来方法で得られる解撚−未解撚糸は解
撚部、未解撚部の各々の長さは高々10〜20mmが限
界であり、製品用途としても強いトルクによる凹
凸効果を利用したシボ織物が主であり意匠糸的な
用途への利用はなされていなかつた。
撚部、未解撚部の各々の長さは高々10〜20mmが限
界であり、製品用途としても強いトルクによる凹
凸効果を利用したシボ織物が主であり意匠糸的な
用途への利用はなされていなかつた。
本発明はかかる従来の問題点を解消した解撚−
未解撚糸及びその簡易な製法を提供するものであ
る。
未解撚糸及びその簡易な製法を提供するものであ
る。
すなわち、本発明は糸の長手方向に沿つて解撚
部と未解撚部とが交互に存在する仮撚加工糸で、
該解撚部と未解撚部は各々30mm以上の長さを有
し、且つフイラメント間のゆ着により形態が保持
されていることを特徴とする解撚−未解撚糸を第
1番目の発明の要旨とし、又熱可塑性繊維糸を仮
撚加工する際、ヒーター上部ガイドへの糸の供給
を、ヒーターと該ガイドとを結ぶ線の延長線と30
゜以上の角度θを保つて行ない、且つ加撚張力を
0.15g/d以下、加工温度を該糸の軟化点以上融
点以下に設定することを特徴とする解撚−未解撚
糸の製法を第2番目の発明の要旨とするものであ
る。
部と未解撚部とが交互に存在する仮撚加工糸で、
該解撚部と未解撚部は各々30mm以上の長さを有
し、且つフイラメント間のゆ着により形態が保持
されていることを特徴とする解撚−未解撚糸を第
1番目の発明の要旨とし、又熱可塑性繊維糸を仮
撚加工する際、ヒーター上部ガイドへの糸の供給
を、ヒーターと該ガイドとを結ぶ線の延長線と30
゜以上の角度θを保つて行ない、且つ加撚張力を
0.15g/d以下、加工温度を該糸の軟化点以上融
点以下に設定することを特徴とする解撚−未解撚
糸の製法を第2番目の発明の要旨とするものであ
る。
以下図面に従つて本発明を詳細に説明すると、
第1図は本発明の実施に使用する装置の一例を示
す側面図で、同時に示す様に仮撚加工する際ヒー
ター上部ガイド2とヒーター4との延長線より角
度θを30゜以上の角度を保つてフイードローラー
3から供給する。
第1図は本発明の実施に使用する装置の一例を示
す側面図で、同時に示す様に仮撚加工する際ヒー
ター上部ガイド2とヒーター4との延長線より角
度θを30゜以上の角度を保つてフイードローラー
3から供給する。
こうすることにより、供給糸1は角度θを保つ
てヒーター4に入るためガイド2の前後で糸の回
転摩擦の変動を生じ撚数変化を起こす。すなわ
ち、ヒーター4に導入される糸には撚数変化を持
つて供給されることになり、スピンドル5の回転
により得られる撚りはある一定限界張力までは、
その殆んどがガイド2までの間で加撚され、限界
張力を越えるとガイド2を介してフイードローラ
ー3にまで撚の遡及が行われることになる。
てヒーター4に入るためガイド2の前後で糸の回
転摩擦の変動を生じ撚数変化を起こす。すなわ
ち、ヒーター4に導入される糸には撚数変化を持
つて供給されることになり、スピンドル5の回転
により得られる撚りはある一定限界張力までは、
その殆んどがガイド2までの間で加撚され、限界
張力を越えるとガイド2を介してフイードローラ
ー3にまで撚の遡及が行われることになる。
撚の遡及がフイードローラー3まで至ることに
より、ヒーター4内の撚数は減少し、解撚域でオ
ーバー解撚され、加撚方向と逆方向の撚を持つ解
撚部が形成される。一方ガイド2からフイードロ
ーラー3に撚り遡及された部分はヒーター内では
規定のスピンドル回転による加撚数よりも遡及さ
れた撚数分だけ多く加撚することになり未解撚部
分が形成される。
より、ヒーター4内の撚数は減少し、解撚域でオ
ーバー解撚され、加撚方向と逆方向の撚を持つ解
撚部が形成される。一方ガイド2からフイードロ
ーラー3に撚り遡及された部分はヒーター内では
規定のスピンドル回転による加撚数よりも遡及さ
れた撚数分だけ多く加撚することになり未解撚部
分が形成される。
この時角度θが30゜以上でないとガイド2前後
の撚数変化を起こさず、ピツチの長い解撚−未解
撚部の形成が困難となり従来の緩和高温仮撚によ
つて得られる低ピツチの解撚−未解撚糸と同一の
ものになつてしまう。
の撚数変化を起こさず、ピツチの長い解撚−未解
撚部の形成が困難となり従来の緩和高温仮撚によ
つて得られる低ピツチの解撚−未解撚糸と同一の
ものになつてしまう。
角度θは30゜以上好ましくは45゜以上90゜以下
である。
である。
解撚−未解撚のピツチは、フイードローラー3
とガイド2の距離によつても影響され、距離が長
い程ピツチは長くなる。
とガイド2の距離によつても影響され、距離が長
い程ピツチは長くなる。
本発明を実施するに当り、加撚張力は0.15g/
d以下、好ましくは0.7g/d以下の緩和仮撚を
する。
d以下、好ましくは0.7g/d以下の緩和仮撚を
する。
緩和仮撚することにより加撚張力の変動が生じ
易くなり、未解撚部分が生じ易くなるためであ
り、通常の0.15g/dより高い張力下で仮撚を行
つた場合、撚は殆んど全てフイードローラーに遡
及しガイド前後の撚数変動は起こさない。
易くなり、未解撚部分が生じ易くなるためであ
り、通常の0.15g/dより高い張力下で仮撚を行
つた場合、撚は殆んど全てフイードローラーに遡
及しガイド前後の撚数変動は起こさない。
さらに、加えて融点付近の高温仮撚を行うこと
によりフイラメント間にゆ着が生じ、このゆ着は
撚遡及がフイードローラーまで至つた加撚数の多
い未解撚部分に多く起こり、解撚−未解撚の形態
牢性が増大し、また形態効果も著しいものとな
る。
によりフイラメント間にゆ着が生じ、このゆ着は
撚遡及がフイードローラーまで至つた加撚数の多
い未解撚部分に多く起こり、解撚−未解撚の形態
牢性が増大し、また形態効果も著しいものとな
る。
本発明を実施する際フイードローラーの如く積
極フイードでなくても、例えばマグネツトテンサ
ー等による消極フイードであつても何らさしつか
えない。
極フイードでなくても、例えばマグネツトテンサ
ー等による消極フイードであつても何らさしつか
えない。
本発明の解撚−未解撚糸の糸形態は第2図に示
す通りで、従来の解撚−未解撚糸に比べて周期の
長いランダムな解撚部、未解撚部が形成されてい
る。
す通りで、従来の解撚−未解撚糸に比べて周期の
長いランダムな解撚部、未解撚部が形成されてい
る。
以下本発明を実施例にて更に具体的に説明す
る。
る。
実施例
ポリエステル繊維糸100d/98fを用い第1図の
装置により下記の条件で仮撚加工を行つた。
装置により下記の条件で仮撚加工を行つた。
角θ=48゜
ガイド2と供給ローラー3との距離30cm
スピンドル回転数166.5万rpm
加撚張力0.5g/d
設定仮撚々数2750T/MZ
ヒーター温度240℃
得られた糸は解撚部分の長さが3cmから8cmの
ランダム量を有し、且つ未解撚部分が長さ3cmか
ら7cmのランダム長を有する極めて形態変化に富
み且つ形態堅牢性の優れた糸であつた。
ランダム量を有し、且つ未解撚部分が長さ3cmか
ら7cmのランダム長を有する極めて形態変化に富
み且つ形態堅牢性の優れた糸であつた。
第1図は本発明の実施に使用する装置の一例を
示す側面図、第2図は本発明に係る解撚−未解撚
糸の側面図で、第1図及び第2図において1は供
給糸、2はヒーター上部ガイド、3はフイードロ
ーラー、4はヒーター、5はスピンドル、6はデ
リベリローラー、7は解撚部、8は未解撚部であ
る。
示す側面図、第2図は本発明に係る解撚−未解撚
糸の側面図で、第1図及び第2図において1は供
給糸、2はヒーター上部ガイド、3はフイードロ
ーラー、4はヒーター、5はスピンドル、6はデ
リベリローラー、7は解撚部、8は未解撚部であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 糸の長手方向に沿つて解撚部と未解撚部とが
交互に存在する仮撚加工糸で、該解撚部と未解撚
部は各々30mm以上の長さを有し、且つフイラメン
ト間のゆ着により形態が保持されていることを特
徴とする解撚−未解撚糸。 2 熱可塑性繊維糸を仮撚加工する際、ヒーター
上部ガイドへの糸の供給を、ヒーターと該ガイド
とを結ぶ線の延長線と30゜以上の角度θを保つて
行ない、且つ加撚張力を0.15g/d以下、加工温
度を該糸の軟化点以上融点以下に設定することを
特徴とする解撚−未解撚糸の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4973980A JPS56148929A (en) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | Untwisted - non-untwisted yarn and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4973980A JPS56148929A (en) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | Untwisted - non-untwisted yarn and method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56148929A JPS56148929A (en) | 1981-11-18 |
JPS6235491B2 true JPS6235491B2 (ja) | 1987-08-03 |
Family
ID=12839548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4973980A Granted JPS56148929A (en) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | Untwisted - non-untwisted yarn and method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56148929A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56154526A (en) * | 1980-04-28 | 1981-11-30 | Mitsubishi Rayon Co | Production of untwisted - non-cntwisted yarn |
JPS5881639A (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-17 | ユニチカ株式会社 | 強撚調特殊加工糸 |
JPS61196763A (ja) * | 1985-02-26 | 1986-08-30 | Mitsubishi Electric Corp | 超電導回転電機の回転子 |
-
1980
- 1980-04-15 JP JP4973980A patent/JPS56148929A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56148929A (en) | 1981-11-18 |
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