JPS6234369Y2 - - Google Patents

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JPS6234369Y2
JPS6234369Y2 JP4737282U JP4737282U JPS6234369Y2 JP S6234369 Y2 JPS6234369 Y2 JP S6234369Y2 JP 4737282 U JP4737282 U JP 4737282U JP 4737282 U JP4737282 U JP 4737282U JP S6234369 Y2 JPS6234369 Y2 JP S6234369Y2
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JP
Japan
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waveform
mark
arm
time
mark member
Prior art date
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JP4737282U
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JPS58150152U (ja
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  • Recording Measured Values (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ペンアーム式記録計によつて時間軸
に沿い描かれた波形を読取るための装置に関す
る。
従来より、地震計等に用いられる簡素化された
記録計には、単純なペンアームが備わつている。
そしてこのペンアームの先端にあるペン先は、ペ
ンアーム回転軸を中心にして、円弧を描きながら
例えば地震波形を記録する。
このときペンアーム長に対して波形振幅が大き
くなると、いわゆる円弧歪(振幅が大きくなる
と、記録上で時間が真の値よりも見掛け上進む現
象)が無視できないものとなる。
そこで波形読取(数値化)に際して、この歪の
補正を行なう処理が必要となる。
従来この種の波形読取装置としては、第1,2
図に示すようなものがあり、矢印X方向に沿い移
動しうる横移動アームaと、この横移動アームa
に取付けられて矢印Y方向に沿い移動しうる縦移
動アームbとが設けられていて、縦移動アームb
には、ヘアクロスc(又は点)を形成されたマー
ク部材dが固定されている。
そして、この装置で記録紙上の波形eを読取る
には、まず波形読取装置(デイジタイザー)の入
力部のヘアクロスc(又は点)で波形eの線上を
トレースし、時間軸について等間隔例えば0.1mm
毎に振幅を読取ることが行なわれる。そしてこの
ようにして読取つた後、円弧歪による時間の進み
を所定の演算式に基づき正規の値に補正計算し、
その結果時間軸について不等間隔になつたデータ
を三次式等を用いて等間隔データに生成する一連
の電算機処理を行なう。
また波形eの周期や振幅,ペンアームおよび記
録紙の送り速さとの関係で波形eがオーバーハン
グ(時間軸上で前の時間に戻る現象)した場合に
は、その部分について同一時刻に対応する何点か
の振幅を読取り、その出力を時間と振幅との座標
値で表示して、データの順序を時間順に揃えたの
ち、上記の補正処理を行なつている。
しかしながら、このような従来の波形読取装置
では、円弧歪による時間の進みを正規の値に補正
計算し、その後更にデータ処理を施さなければな
らず、これにより波形の読取が煩雑になつて、多
大の労力を要するという問題点がある。
そこで、マーク部材dを円弧運動させて、ヘア
クロスcを波形eと交叉させるようにして、時間
の進みによる補正を省略できるようにして、波形
読取作業の簡素化をねらつたものも提案されてい
るが、このような従来の手段では、横移動アーム
aや縦移動アームbを移動させるほか、マーク部
材dを更に円弧運動させるため、移動部分が多く
なり、波形読取精度が悪くなるという問題点があ
る。
本考案はこのような問題点を解決しようとする
もので、波形読取精度を高く維持しながら、円弧
歪に基づく時間の進みによる補正を省略できるよ
うにして、波形読取作業の簡素化をはかつた、波
形読取装置を提供することを目的とする。
このため、本考案の波形読取装置は、ペンアー
ム式記録計により時間軸に沿つて描かれた波形を
読取るべく、該波形に交叉させるマークをもつた
マーク部材と、同マーク部材を上記時間軸に沿い
移動させうるマーク部材移動手段とをそなえ、上
記マークが上記記録計のペンアームの有効長を半
径とする円弧線として形成されていることを特徴
としている。
以下、図面により本考案の一実施例としての波
形読取装置について説明すると、第3図はその全
体構成を示すブロツク図、第4図はその要部を模
式的に示す斜視図、第5図はその波形読取要領を
示す説明図、第6図はそのマーク部材の変形例を
示す平面図である。
第3図に示すごとく、本装置は、波形読取部
1,制御部2および出力部3をそなえて構成され
ている。
波形読取部1は、第3,4図に示すごとく、モ
ータ付きボールネジ機構4によつて例えば0.1mm
ピツチでボード9上を矢印X方向に沿い移動せし
められる横移動アーム5をそなえるとともに、横
移動アーム5に組込まれたハンドル6a付きボー
ルネジ機構6によつて同じくボード9上を矢印Y
方向に沿い移動せしめられる縦移動アーム7をそ
なえている。
そして、この縦移動アーム7には、拡大レンズ
8が取付けられており、この拡大レンズ8には、
水平細線8aが配設されている。
また、ボード9上には、ペンアーム式記録計に
よつて得られた波形10を記録した記録紙11が
配設されるようになつており、この記録紙11は
その波形10の時間軸Tが拡大レンズ8の水平細
線8aと平行となるように配設される。
したがつて、このように波形10の時間軸Tと
水平細線8aとを平行にした状態で、縦移動アー
ム7のY方向移動はさせないで横移動アーム5を
X方向に移動させてゆくと、水平細線8aは時間
軸Tと平行関係を保持したまま時間軸Tに沿い移
動する。
なお、時間軸Tと水平細線8aとが平行でない
場合は、調整ネジ9aを操作して、両者が互いに
平行な関係になるように調整する。
ところで、ボード9上に配設された記録紙11
上で、且つ、拡大レンズ8よりも下方の部分に
は、合成樹脂等の透明板から成るマーク部材12
が設けられており、このマーク部材12は横移動
アーム5の下側に固定的に取付けられている。
したがつて、横移動アーム5を移動させると、
マーク部材12も時間軸Tに沿い移動する。これ
により横移動アーム5はマーク部材移動手段を構
成することになる。
さらに、このマーク部材12には、記録紙11
上に描かれた波形10に交叉させるマーク13が
配設されており、このマーク13は、上記記録計
のペンアームの有効長(ペンアームの回転中心か
らペン位置までの長さ)を半径とする円弧線とし
て形成されている。
なお、円弧状マーク13付きのマーク部材12
の横移動アーム5への取付け手順は、次のように
して行なう。
まずボード9上に基準姿勢にて記録紙11を貼
付け、この記録紙11上に予じめ描かれている基
本円弧(この円弧は記録紙11を止めた状態で記
録計のペンアームを旋回させて描いたもの)に、
この円弧と同形のマーク13を整合させる。つい
でこの状態にしたままマーク部材12を横移動ア
ーム5に取付ければよい。これにより円弧状マー
ク13のプリセツトが完了するのである。
また、制御部2は、フツトスイツチ14を作動
させることにより、波形読取部1で得られる波形
10の記録時間に対応する信号SXと、振幅値に
対応する信号SYとを取込んで、これらの信号
SX,SYに対応する出力信号を出力部3へ送つた
り、出力部3へ制御信号を送つたり、横移動アー
ム5を例えば0.1mmピツチで送るための制御信号
S1をボールネジ機構4へ送つたりすることがで
きるようにしたものである。
さらに出力部3は、制御部2からコード交換さ
れた信号SX,SYに対応する出力信号を受けて、
記録時間とそのときの振幅値とを所定のプリント
用紙3a上にプリントアウトしたり、その後の電
算機処理のためにデータを紙テープやカートある
いは磁気テープにおとしたりすることができるも
のである。
上述の構成により、ペンアーム式記録計によつ
て得られた波形10について、所定の記録時間ご
との振幅値を読取るには、次の手順で行なえばよ
い。
まず、第3図に示すごとく、波形10の時間軸
Tが拡大レンズ8の水平細線8aと平行となるよ
うに、記録紙11上の基準線等を基準にして、記
録紙11をボード9上に貼付ける。
ついで、横移動アーム5を記録紙11上での時
間ゼロとなる位置に合わせてから、横移動アーム
5を0.1mmピツチでX方向に送つてゆく。
これに伴い、マーク13もX方向に送られてゆ
き、マーク13が波形10の部分にはいると、マ
ーク13と波形10とが交叉する。
このときもし第5図に示すように、円弧歪が無
視できない程、波形振幅が大きい場合でも、マー
ク13がペンアームの有効長を半径とする円弧線
として形成されているので、時間軸Tとマーク1
3との交点tnは、時間進みなしの真の時間に対応
し、しかもマーク13と波形10との交点Anは
この時間のときの振幅値に対応するはずである。
したがつて、この場合は、拡大レンズ8の水平
細線8aが、マーク13と波形10との交点An
を通る位置まで、縦移動アーム7をY方向へ移動
させればよい。
このようにして、水平細線8aを交点Anを通
る位置まで移動させたのちは、フツトスイツチ1
4を作動させればよく、これにより記録時間に対
応する信号SXと、波形振幅値に対応する信号SY
とが制御部2へ送られる。
信号SXは、上述のごとく円弧歪があるにもか
かわらず時間進みなしの真の時間に対応している
ので、その後面倒な演算処理を施す必要はなく、
これにより波形読取手段の大幅な簡素化を達成す
ることができる。
そして制御部2では、出力部3へこれらの信号
SX,SYに対応する出力信号を送り、出力部3で
記録時間とこのときの振幅値とがプリント用紙3
a上にプリントアウトされたり、電算機処理のた
めのデータとして紙テープ等におとされる。
なお、出力部3での出力が完了すると、これと
同時に制御部2に横移動アーム5のための制御信
号S1を出力し、これを受けて横移動アーム5が
更に0.1mmピツチX方向へ送られる。
このようにして横移動アーム5が送られると、
マーーク13と波形10との交点位置が変わる
が、この場合は新たな交点に水平細線8aが位置
するように縦移動アーム7を移動させればよい。
そして、この場合もマーク13と時間軸Tとの
交点は1ピツチ送られた時間に正確に対応してい
るので、この場合も得られたデータについて時間
補正を行なう必要はない。
その後は、上述の手順をほぼ同様にして繰返し
てゆけばよい。
なお、第6図に示すごとく、マーク部材12′
の縁部に、ペンアームの有効長を半径とする円弧
形状を呈するマーク13′を形成してもよく、こ
の場合マーク部材12′は透明な部材でも不透明
な部材でもよい。
また、イメージセンサを多数個、ペンアームの
有効長を半径にもつ円弧状に配設してマークを構
成することもでき、更にマトリツクス状に多数個
配設されたイメージセンサが、上記円弧状に並ぶ
ように、これらのイメージセンサを適宜選択して
使用することもできる。
以上詳述したように、本考案の波形読取装置に
よれば、マーク部材のマークが記録計のペンアー
ムの有効長を半径とする円弧線として形成されて
いるので、上記マーク部材を円弧運動させずに、
円弧歪に基づく時間の進みによる補正を省略する
ことができるため、高い精度でしかも簡素な波形
読取を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は従来の波形読取装置を示すもの
で、第1図はその波形読取部の平面図、第2図は
その波形読取部の要部を拡大して示す模式図であ
り、第3〜6図は本考案の一実施例としての波形
読取装置を示すもので、第3図はその全体構成を
示すブロツク図、第4図はその要部を模式的に示
す斜視図、第5図はその波形読取要領を示す説明
図、第6図はそのマーク部材の変形例を示す平面
図である。 1……波形読取部、2……制御部、3……出力
部、3a……プリント用紙、4……ボールネジ機
構、5……マーク部材移動手段を構成する横移動
アーム、6……ボールネジ機構、6a……ハンド
ル、7……縦移動アーム、8……拡大レンズ、8
a……水平細線、9……ボード、9a……調整ネ
ジ、10……波形、11……記録紙、12,1
2′……マーク部材、13,13′……マーク、1
4……フツトスイツチ、T……時間軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ペンアーム式記録計により時間軸に沿つて描か
    れた波形を読取るべく、該波形に交叉させるマー
    クをもつたマーク部材と、同マーク部材を上記時
    間軸に沿い移動させうるマーク部材移動手段とを
    そなえ、上記マークが上記記録計のペンアームの
    有効長を半径とする円弧線として形成されている
    ことを特徴とする、波形読取装置。
JP4737282U 1982-04-01 1982-04-01 波形読取装置 Granted JPS58150152U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4737282U JPS58150152U (ja) 1982-04-01 1982-04-01 波形読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4737282U JPS58150152U (ja) 1982-04-01 1982-04-01 波形読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58150152U JPS58150152U (ja) 1983-10-07
JPS6234369Y2 true JPS6234369Y2 (ja) 1987-09-02

Family

ID=30058332

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JP4737282U Granted JPS58150152U (ja) 1982-04-01 1982-04-01 波形読取装置

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JP (1) JPS58150152U (ja)

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JPS58150152U (ja) 1983-10-07

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