JPS6233449Y2 - - Google Patents

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JPS6233449Y2
JPS6233449Y2 JP12178081U JP12178081U JPS6233449Y2 JP S6233449 Y2 JPS6233449 Y2 JP S6233449Y2 JP 12178081 U JP12178081 U JP 12178081U JP 12178081 U JP12178081 U JP 12178081U JP S6233449 Y2 JPS6233449 Y2 JP S6233449Y2
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JP
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fixing
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distribution equipment
underground hole
bulkhead
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JP12178081U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は地下孔における配電機器の固定構造に
関し、腐食電流による前記配電機器のケースの腐
食を軽減し得るよう改良したものである。
近年、都心部においては環境の美化、設置用地
の入手難などから変圧器を始めとする配電機器は
地下に埋設される傾向にある。
一般的な地下孔の構造として、この地下孔に変
圧器を固定する固定部の構造について第1図によ
り説明する。同図は変圧器が設置された地下孔の
断面を示すもので、地下孔1はコンクリート等の
隔壁2で構成され、開口部は地表と同一高さのグ
レーテイング3で閉鎖されている。
一方、固定部5は一端が鉄筋6に溶接された固
定ナツト7を隔壁2に埋設してなり変圧器8の固
定座9に固定金具10を介してボルト11により
固定するようになつている。
しかしながらこの種の地下孔1には雨水や地下
水等、電解質を含む水12が溜り易く、変圧器8
の下部は常に水12に浸漬されている場合が多
い。このため変圧器8のケースと鉄筋6との間に
電位差を生起し鉄筋6、固定ナツト7、ボルト1
1、固定金具10、固定座9及び変圧器8のケー
スで構成される閉回路を、矢印で示すような電流
が流れ異種金属の接触腐食が行なわれる。実測に
よる自然電極電位は鉄筋6が約−0.2V、変圧器
8のケースが約−0.6V(何れも飽和甘〓電極基
準)である。これは鉄筋6の方が貴であり変圧器
8のケースが腐食されることを示している。ま
た、図示はしないがマグネシウム等の犠牲陽極が
埋設されている場合にはこの犠牲陽極と鉄筋6と
の間に大きな電位差を生じ犠性陽極の消耗を早め
るという欠点がある。
本考案は、前記従来技術に鑑み、腐食電流の循
環を防止し得る地下孔における配電機器の固定構
造を提供することを目的とする。かかる目的を達
成する本考案は、配電機器と鉄筋との間を絶縁す
る点をその技術思想の基礎とするものである。
以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。なお、従来技術と同一部分には同一番号を
付し重複する説明は省略する。
第2図は本考案の一実施例の主要部を抽出して
示す縦断面図である。同図に示すように、固定ナ
ツト7におけるボルト11の螺合面及び締付面7
aを除く全面は、地下孔1の隔壁2内において樹
脂14でモールドしてある。この結果、固定ナツ
ト7は第1図における変圧器8の固定座9の高さ
方向の位置に対応した隔壁2内に一体的に埋設さ
れる。また、このとき前記樹脂14の外周面には
環状の凸部が設けてあり、これによりこの樹脂1
4の抜け止め(図中水平方向右向きに作用する力
に抗する)をなすようになつている。更に、樹脂
14は、固定ナツト7の他にこの固定ナツト7と
適宜な間隔を有する固定ナツト15を夫々の螺合
面及び締付面7a,15aを除く全面においてモ
ールドしている。そして、鉄筋6にはボルト16
を溶接し、このボルト16と固定ナツト15とを
螺合させた状態で隔壁2内に一体的に埋設してあ
る。この結果樹脂14は更に確実に隔壁2からの
抜け止めがなされる。
なお、固定ナツト7,15はそれらの締付作業
時のとも回りを防止するため横断面における外郭
形状を多角形とすべきであると同時に、樹脂14
の横断面における外郭形状も同様の理由で多角形
とすべきである。
以上実施例とともに具体的に説明したように、
本考案によれば地下孔に配設される配電機器のケ
ースと鉄筋との間を絶縁することができるので、
腐食電流の循環を防止し得る結果、前記ケースの
腐食を軽減し得るばかりでなく犠牲陽極の消耗も
軽減し得る。
なお、本考案の実施例において、鉄筋6と変圧
器8との電位差は0.4V程度であり、乾燥したコ
ンクリートは一応絶縁物と考えてもよいが、隔壁
2の中心部(鉄筋6の付近)は湿度の高いことも
考えられ、また固定ナツト7と鉄筋6との間隔も
少ないので、本考案では、絶縁性をより向上させ
るため、固定ナツト7の隔壁2に埋没する部分を
合成樹脂13で覆つたものである。
固定金具10と鉄筋6の間は、固定ナツト7の
場合と比較して距離も充分にあり、乾燥し易い場
所でもあるので、固定金具10と隔壁2との間は
敢えて絶縁しなくとも実用上差支えない。
因に、コンクリートは、屋外のコンクリートで
少々吸水した場合でも10Ω−cm以上の抵抗が
あり、電位差を1V程度として、コンクリートの
厚さが例えば1cm(地下孔1の隔壁2の表面から
鉄筋6迄のコンクリートの厚さは1cmより充分大
きい)とすると、 1/10=10-6(A)=1μA の腐食電流となる。
通常、この種の技術分野ではミリアンペア程度
の腐食電流を考えているので、106Ω−cm以上の
抵抗率のコンクリートならたとえ吸水していても
殆んど絶縁物と見なすことができ、とくに気中絶
縁の必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る地下孔における配電機
器である変圧器の固定構造を示す縦断面図、第2
図は本考案の一実施例の要部を抽出して示す縦断
面図である。 図面中、1は地下孔、2は隔壁、9は固定座、
7,15は固定ナツト、7a,15aは締付面、
16はボルト、14は樹脂である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隔壁内に鉄筋が埋設された地下孔における配電
    機器の固定構造において、開口部が互いに反対方
    向に開口するとともに、夫々の反開口部側である
    底部が間隔を介して相対向するよう、ボルトの螺
    合面及び締付面を除く全面において樹脂でモール
    ドした2個の固定ナツトのうち、一方の固定ナツ
    トが隔壁の表面に臨むとともに、他方の固定ナツ
    トを鉄筋に固着されたボルトに螺合せしめて隔壁
    に埋設し、更に一方の固定ナツトにボルトを螺合
    せしめることにより配電機器の固定座を固定した
    ことを特徴とする地下孔における配電機器の固定
    構造。
JP12178081U 1981-08-19 1981-08-19 地下孔における配電機器の固定構造 Granted JPS5828503U (ja)

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JP12178081U JPS5828503U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 地下孔における配電機器の固定構造

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JP12178081U JPS5828503U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 地下孔における配電機器の固定構造

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JPS5828503U JPS5828503U (ja) 1983-02-24
JPS6233449Y2 true JPS6233449Y2 (ja) 1987-08-27

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ID=29915719

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JP12178081U Granted JPS5828503U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 地下孔における配電機器の固定構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177946A (ja) * 1985-01-31 1986-08-09 Miyamura Tekkosho:Kk 生茶葉管理装置
JP2011071318A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Daihen Corp 電力用機器固定装置

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Publication number Publication date
JPS5828503U (ja) 1983-02-24

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