JPS6349044Y2 - - Google Patents

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JPS6349044Y2
JPS6349044Y2 JP4219681U JP4219681U JPS6349044Y2 JP S6349044 Y2 JPS6349044 Y2 JP S6349044Y2 JP 4219681 U JP4219681 U JP 4219681U JP 4219681 U JP4219681 U JP 4219681U JP S6349044 Y2 JPS6349044 Y2 JP S6349044Y2
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JP
Japan
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flange
absorbing material
hole
water absorbing
water
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JP4219681U
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JPS57155911U (ja
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Landscapes

  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス絶縁開閉装置などの機器を収納す
るアルミニウム製タンクにおけるフランジ部に係
り、雨水等により発生するシール面の電食を防止
する構造に関する。
近年、据付面積の縮小化の要求に応じ、大地電
位の密封容器内にSF6ガス等の絶縁性ガスを充填
し、このガス中に開閉機器等の機器を収納し対地
絶縁及び相間絶縁を小空間にて行なつたガス絶縁
機器が採用されている。
このガス絶縁機器は例えばしや断器、断路器、
接地開閉器、母線等が各々一ブロツクとなつて全
体として一のユニツトを構成している。ブロツク
を相互に結合する部分に用いられるフランジは第
1図に示すように両方のフランジ1の接合面2ど
おしをパツキング、Oリングなどのシール部材3
を介して接合させ、両方のフランジ1をボルト4
およびナツト5を介して締付け固定する構造を有
する。
ところが、この構造の場合フランジ1どおしの
接合面2間に雨水などがたまると、酸素濃淡電池
が形成され矢印で示すような腐食電流が発生し、
シール材3のシール面6が腐食されてガスもれを
生ずる事故がしばしば生じていた。この場合、酸
素濃淡電池は第2図に示すように接合面2間の水
H2Oの存在により外気に接触する水とシール材
3付近の水との間で酸素の濃度差が生ずるとき、
酸素濃度が高い外気側が陰極酸素濃度が低いシー
ル材3側が陽極となつて電流が流れ、陽極電極が
a,bの如く消耗する現象である。
かかるシール面6の腐食を防止するためフラン
ジ面にグリス等を塗布して接合面2間への雨水等
の侵入を防止する方法が採られているが、長年月
にわたつて安定した防水効果は期待できない。
そこで、本考案は上述の欠点に鑑み電食による
ガスもれを防止して信頼性の高いフランジ部の構
造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため本考案としては、ガ
ス絶縁機器を気密に収納するアルミニウム製容器
で部材どおしの結合のためのフランジ部におい
て、このフランジ部と他の部材との間の接合面間
にシール材を備え、このシール材の配置箇所より
外側の箇所の上記フランジ部にその厚さ方向に沿
い貫通孔を設け、この貫通孔内の上記接合面側に
吸水材を充填し、上記貫通孔内で上記吸水材より
反接合面側にアルミニウムより自然電極電位の卑
な金属からなる犠牲陽極を備えたことを特徴とす
る。
ここで、第3図ないし第4図を参照しつつ本考
案の実施例を説明する。第1図および第2図と同
一部分には同一符号を付す。フランジ1のシール
材3が備えられたシール面6に当る円周と同心
で、この円より若干大きな半径rの円周に沿つて
ボルト4用のボルト孔4aと同様フランジ1の厚
さ方向に貫通孔7aが複数個穿設されている。こ
の貫通孔7a内にあつて接合面2側には吸水材8
が充填されていると共に、この吸水材8の反接合
面側の貫通孔7a内にはアルミニウムより自然電
極電位の卑な金属、たとえばMgなどからなるボ
ルト状の犠牲陽極9が螺合されている。この場
合、貫通孔7aの大きさ、個数はフランジ1の半
径、厚さにより適宜選択すればよい。犠牲陽極9
の露出部分はシリコンゴム10などにより密封す
ることで余分な消耗を防止できる。なお、吸水材
8はフエルト、綿花、など吸水性のある材質なら
ば何でも良い。
このような構造に形成した場合、接合面2間に
侵入する水は吸水材8に吸い取られて通常の雨量
の場合シール面6まで水がたまるようなことはな
い。もし水がたまつた場合でも腐食電流は矢印で
示す方向に流れて犠牲陽極9が腐食され、シール
面6は陰極となつて防食される。この結果シール
面6の腐食は生じない。犠牲陽極9は消耗量に応
じ適宜交換すればよい。
上述の実施例ではフランジ1どおしの接合に基
づき行なつたのであるが、本考案にあつてはフラ
ンジと蓋との接合などフランジと他の部材との間
の接合に応用できることはもちろんである。
以上実施例にて説明したように本考案によれば
吸水材と犠牲陽極とを備えるという簡単な構造で
フランジのシール間の防食ができ、ガス絶縁機器
を使用状態のまま犠牲陽極の消耗の程度の観察及
び交換ができることで、安価でガスもれのないフ
ランジ部の提供が可能となつて、ガス絶縁機器と
して信頼性の高いものを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のフランジ部の構造
をそれぞれ示す断面図、第3図および第4図は本
考案によるアルミニウム製容器のフランジ部の構
造の実施例で、第3図は断面図、第4図は第3図
の平面図である。 図面中、1はフランジ、2は接合面、3はシー
ル材、6はシール面、7aは貫通孔、8は吸水
材、9は犠牲陽極である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス絶縁機器を気密に収納するアルミニウム製
    容器で部材どおしの結合のためのフランジ部にお
    いて、このフランジ部と他の部材との間の接合面
    間にシール材を備え、このシール材の配置箇所よ
    り外側の箇所の上記フランジ部にその厚さ方向に
    沿い貫通孔を設け、この貫通孔内の上記接合面側
    に吸水材を充填し、上記貫通孔内で上記吸水材よ
    り反接合面側にアルミニウムより自然電極電位の
    卑な金属からなる犠牲陽極を備えたことを特徴と
    するアルミニウム製容器のフランジ部の構造。
JP4219681U 1981-03-25 1981-03-25 Expired JPS6349044Y2 (ja)

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JP4219681U JPS6349044Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25

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JP4219681U JPS6349044Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25

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JPS57155911U JPS57155911U (ja) 1982-09-30
JPS6349044Y2 true JPS6349044Y2 (ja) 1988-12-16

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ID=29839226

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003166676A (ja) * 2001-12-03 2003-06-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The マリンホース
WO2007116480A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha ガス絶縁電力機器

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JPS57155911U (ja) 1982-09-30

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