JPH0472950B2 - - Google Patents

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JPH0472950B2
JPH0472950B2 JP61034237A JP3423786A JPH0472950B2 JP H0472950 B2 JPH0472950 B2 JP H0472950B2 JP 61034237 A JP61034237 A JP 61034237A JP 3423786 A JP3423786 A JP 3423786A JP H0472950 B2 JPH0472950 B2 JP H0472950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
reinforcing
utility pole
pole body
grounding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61034237A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62194372A (ja
Inventor
Masami Fujii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHODEN KK
Original Assignee
SHODEN KK
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Publication date
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建柱埋設時に自動的に接地可能とし
た電柱に関し、その目的とするところは、電柱に
取り付けられる変圧器等の各種電気設備や架空共
同地線等を低抵抗にて確実に接地することがで
き、しかも電柱本体に内蔵された補強鉄筋材の電
解腐食を防止して耐用年数の長期化を図つた構成
簡単な電柱を提共することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、補強鉄筋
材をコンクリート製の電柱本体の外周部にほぼ均
等に周設、内蔵し、前記電柱本体の地中埋設部分
の外周面近接に接地材を配設してこの接地材に接
続された接地用接続部材を前記電柱本体の外部に
導出すると共に、前記電柱本体の底部ほぼ中央に
防蝕電極を内蔵し、この防蝕電極を陽極として前
記補強鉄筋材を陰極とする流電陽極方式の防蝕回
路を形成したことを特徴とする。
以下、図に沿つて本発明の一実施例を説明す
る。まず、第1図は本発明にかかる電柱の外観を
示すもので、図において1は電柱本体を示してい
る。この電柱本体1は、第2図ないし第4図に示
すように円筒状のコンクリート11の外周部にほ
ぼ均等に外径約5〜6mmの補強鉄筋材2を多数本
筋組みして内蔵した中空状のものであり、電柱本
体1の下端部外周面近傍、すなわち建柱時に地中
に埋設させる部分の外周面近傍には接地電極とな
る棒材または条材の如き接地材3が配設されてい
る。
この接地材3には、第2図に示すようにリード
線4が接続され、かかるリード線4は電柱本体1
の上端部近傍に配設された端子またはボルト等の
接地用接続部材5に接続されている。そして、こ
の接地用接続部材5は電柱本体1の外部に導出さ
れており、変圧器等の各種電気設備や架空共同地
線等との接続に供されるようになつている。
また、第2図および第4図に示す如く、電柱本
体1の底部のほぼ中央のコンクリート11には補
強鉄筋材2よりも自然電位が低い亜鉛やアルミニ
ウム、マグネシウム等の防蝕電極6が内蔵され、
この防蝕電極6はリード線7を介して補強鉄筋材
2に接続されている。ここで、防蝕電極6、コン
クリート11および補強鉄筋材2は流電陽極方式
による防蝕回路を形成しており、防蝕電極6が陽
極を、また補強鉄筋材2が陰極に相当する。
すなわち、電柱本体1の建柱時に、水分を吸収
したコンクリート11を介して接地材3と補強鉄
筋材2とが電気的に接続されると、補強鉄筋材2
は通常、接地材3よりも自然電位が低い場合が多
いことから、補強鉄筋材2がイオン化して局部電
池作用により電解腐食し、溶出する問題がある。
このような不都合を防止するため、地中埋設部分
のコンクリート11を介して防蝕電流を流すため
に防蝕電極6が内蔵されるものである。
こうして構成された電柱は、第1図に示すよう
に大地9内に根入れ深さ8にて埋設して建柱され
るが、この時、地中埋設部分のコンクリート11
は地中の湿度によつて比抵抗が小さくなり、接地
材3が大地9に直接接触したのと大差ない状態と
なる。従つて、建柱と同時に、接地材3ひいては
接地用接続部材5が低抵抗にて自動的に接地され
ることとなり、接地用接続部材5に接続される変
圧器等の各種電気設備を低抵抗にて確実に接地す
ることが可能となる。
更に、第5図に示すように、湿気を帯びたコン
クリート11を介して防蝕電極6から補強鉄筋材
2に向かつて矢印10の如く防蝕電流Iが流れる
ため、補強鉄筋材2の電解腐食および溶出が防止
されるものである。
特に、本実施例では、電柱本体1の底部ほぼ中
央に防蝕電極6が内蔵されているため、この防蝕
電極6と、電柱本体1の外周部にほぼ均等に周
設、内蔵された複数の補強鉄筋材2との間の距離
がほぼ等距離になる。
これにより、地中のコンクリート11内におけ
る防蝕電極6と補強鉄筋材2との間の抵抗をほぼ
均一にすることができ、防蝕電極6から各補強鉄
筋材2に向かつて流れる防蝕電流の大きさをほぼ
同一にしてすべての補強鉄筋材2につき均一な電
解腐食防止効果(防蝕効果)を得ることができ
る。従つて、一部の補強鉄筋材2の腐食が進むよ
うな不都合を防止することができる。
更に、電柱本体1をなすコンクリート11の底
部に腐食電極6を内蔵するだけで防蝕電極6を固
定でき、防蝕電極6の埋設固定のため別途に部材
を必要としないから、構造及び施工作業の簡略
化、コストの低減を図ることができる。
以上詳述したように本発明によれば、電柱本体
内の複数の補強鉄筋材と防蝕電極との相対的な配
置関係により、すべての補強鉄筋材について均一
な防蝕効果を得ることができ、補強鉄筋材の局部
的な腐食を防止して電柱の耐用年数の長期化、製
造、施工作業の容易化、コストの低減を図ること
ができる。
また、建柱と同時に電柱自体を自動的に接地し
て各種の電気設備や架空共同地線、連接地線等の
低抵抗接地工事を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
外観を示す正面図、第2図は第1図におけるA−
A断面の一部を省略および拡大した説明図、第3
図は第1図におけるC−C断面図、第4図は同じ
くB−B断面図、第5図は流電陽極方式による防
蝕回路の等価回路図である。 1……電柱本体、2……補強鉄筋材、3……接
地材、4,7……リード線、5……接地用接続部
材、6……防蝕電極、8……根入れ深さ、9……
大地、11……コンクリート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 補強鉄筋材をコンクリート製の電柱本体の外
    周部にほぼ均等に周設、内蔵し、前記電柱本体の
    地中埋設部分の外周面近傍に接地材を配設してこ
    の接地材に接続された接地用接続部材を前記電柱
    本体の外部に導出すると共に、前記電柱本体の底
    部ほぼ中央に防蝕電極を内蔵し、この防蝕電極を
    陽極として前記補強鉄筋材を陰極とする流電陽極
    方式の防蝕回路を形成したことを特徴とする電
    柱。
JP61034237A 1986-02-19 1986-02-19 電柱 Granted JPS62194372A (ja)

Priority Applications (1)

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JP61034237A JPS62194372A (ja) 1986-02-19 1986-02-19 電柱

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JP61034237A JPS62194372A (ja) 1986-02-19 1986-02-19 電柱

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JPS62194372A JPS62194372A (ja) 1987-08-26
JPH0472950B2 true JPH0472950B2 (ja) 1992-11-19

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JP61034237A Granted JPS62194372A (ja) 1986-02-19 1986-02-19 電柱

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DE69310529T2 (de) * 1992-10-14 1997-11-06 Nat Power Plc Elektrochemische energiespeicherung und stromversorgungsverfahren unter verwendung eines eisen-schwefel-paares
KR20190122031A (ko) * 2018-04-19 2019-10-29 한국전력공사 부식 방지 콘크리트 전주

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JPS62194372A (ja) 1987-08-26

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