JPH0729691Y2 - 接地機能付き鋼管ポール - Google Patents

接地機能付き鋼管ポール

Info

Publication number
JPH0729691Y2
JPH0729691Y2 JP2991891U JP2991891U JPH0729691Y2 JP H0729691 Y2 JPH0729691 Y2 JP H0729691Y2 JP 2991891 U JP2991891 U JP 2991891U JP 2991891 U JP2991891 U JP 2991891U JP H0729691 Y2 JPH0729691 Y2 JP H0729691Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pipe
pole
pipe pole
house
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2991891U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0584133U (ja
Inventor
彦逸 渡辺
Original Assignee
日本地工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本地工株式会社 filed Critical 日本地工株式会社
Priority to JP2991891U priority Critical patent/JPH0729691Y2/ja
Publication of JPH0584133U publication Critical patent/JPH0584133U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0729691Y2 publication Critical patent/JPH0729691Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数住宅用引込鋼管ポ
ールを用いた配電方式において、各住宅ごとに行ってい
た接地工事を省くことのできる接地機能付き鋼管ポール
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、市街地の美観を確保し、建柱スペ
ースの不足を補うために、1本の電柱から埋設管を介し
て複数の住宅に配電するようにした複数住宅用引込鋼管
ポールを用いることにより電柱の数を少なくする傾向に
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の複数
住宅用引込鋼管ポールは、1本の鋼管ポールから各住宅
に対して配電を行うのみで、各住宅においては一件の住
宅ごとに宅内ブレーカーから接地するための接地工事を
行う必要があった。本考案は、このような問題点を解消
するためになされたもので、複数住宅用引込鋼管ポール
を用いた配電方式において、各住宅ごとに行っていた接
地工事の手間を省くことのできる接地機能付き鋼管ポー
ルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を実施例に対応する図1に基いて説明すると、土
壌中に埋設された基礎パイプ10中に建て込まれた鋼管
ポール1の下方外周部にリード部材2の一端を固着して
電気的接続をなし、該リード部材2の他端を基礎パイプ
10の上端内縁に締結し、前記鋼管ポール1の埋設部に
所要数の配分管3を配設して各配分管3に埋設管3aを
連結する一方、前記鋼管ポール1の地上部に接地用端子
ボックス4を固設し、架空線6から引き込まれた集合配
電線8Aの各配電線8を前記配分管3に分配し各埋設管
3aを挿通して各住宅に配分するとともに、各住宅から
の接地線9を各埋設管3aを挿通して前記鋼管ポール1
内に集合して前記接地用端子ボックス4を介して鋼管ポ
ール1に電気接続したことを特徴とする接地機能付き鋼
管ポール。
【0005】
【作用】以上のような構成において、土壌中の基礎パイ
プ10と鋼管ポール1とはリード部材2を介して電気的
接続がなされ、各住宅からは、接地線9が各埋設管3a
を挿通して前記鋼管ポール1内に集合して前記接地用端
子ボックス4を介して鋼管ポールに電気的接続されるこ
とにより鋼管ポールは基礎パイプ10を介して各住宅の
接地を集合的に行いうる接地機能付き鋼管ポールを構成
する。
【0006】架空線6から引き込まれた集合配電線8A
の各配電線8は鋼管ポール1内に引き込まれ、配分管3
を経て各住宅ごとに接地線9を挿通したと同じ埋設管3
aに引き込んで各住宅に配電される。したがって、各住
宅ごとの接地工事が省略できるばかりか、各住宅ごとの
配電線8と接地線9とは共通の埋設管3aを挿通される
から、配電線8と接地線9の同時挿通が可能となり工事
の手間を相当簡略化することができる。
【0007】また、接地線9と基礎パイプ10とは地上
の接地用端子ボックス4を介して接続されるから、例え
ば、接地線9をビニール被覆銅線、基礎パイプ10を亜
鉛メッキ鋼から形成した場合の異種金属接触による電気
腐食の発生は接続部が大気中でなされることにより地中
におけるよりはるかに抑制される。
【0008】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0009】図1(a) は本考案の接地機能付き鋼管ポー
ルの実施例を示す縦断面図、図1(b) は図1(a) の一部
拡大側面図、図1(c) は図1(b) の部分正面図である。
【0010】本実施例において、基礎パイプ10はスク
リューオーガによって土壌Gに仮掘削された掘削孔中に
ねじ込み、亜鉛メッキ鋼からなる鋼管ポール1を基礎パ
イプ10中に建て込んでその周囲に砂11等を埋設する
ことにより建柱する。
【0011】この鋼管ポール1の下端部近くの外周部に
は、孔付き端子2aと固定端子2bとを亜鉛メッキ鉄撚
り線2cで接続したリード部材2の固定端子2bが鋼管
ポール1の下端部近くの外周部に固着してあり、リード
部材2の孔付き端子2aを上方に向けて該孔付き端子2
aを基礎パイプ10の上端部内縁にボルト2eで締結す
ることにより、鋼管ポール1と基礎パイプ10とを電気
的に一体化してある。また、リード部材2の取り付け位
置よりやや上方には架空線6からの集合配電線8Aを各
住宅に分配する配分管3を固設し、各配分管3には各住
宅に向かう埋設管3aが接続してあり、さらに鋼管ポー
ル1の途中には地上からある程度の高さを確保した位置
に接地用端子ボックス4を付設し、さらに鋼管ポール1
の頂端部に挿通孔5aを設けた嵌合蓋5を嵌着すると共
に上端側部に架空線6の引張力を支持する引込金具7を
取り付けてある。この引込金具7は、支持部7aを鋼管
ポール1の上端付近に連結したもので、架空線6を分岐
部7bに通し、嵌合蓋5の挿通孔5aを経て鋼管ポール
1内に引き込むようにしてある。
【0012】このような構成により架空線6からの集合
配電線8aは、鋼管ポール1内に引き込まれた後、各配
分管3に分配され、埋設管3aを経て各住宅に配電され
る。一方、各住宅からは夫々の宅内ブレーカBから接地
線9を引き出し埋設管3aを通して配分管3を経て鋼管
ポール1内に集合され、鋼管ポール1の地上位置に設け
られた接地用端子ボックス4にて鋼管ポール1に接続
し、リード部材2により鋼管ポール1と電気的に一体化
された基礎パイプ10を介して接地される。ところで、
各接地線9はビニール被覆銅線からなり、基礎パイプ1
0は亜鉛メッキ鋼からなる場合、接地線9を基礎パイプ
10に接続すると、銅と鉄の異種金属の接触部を構成す
るが、その接続部たる接地用端子ボックス4の取り付け
位置が地上部、すなわち大気中に設けられたことによ
り、地中におけるよりはるかに電気腐食を発生し難い。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の接地機能
付き鋼管ポールは、各住宅からの接地線9は鋼管ポール
1を介して基礎パイプ10に集合されるから、基礎パイ
プ10が接地電柱の代用をすることにより、各住宅ごと
に接地工事を行う必要がなく、しかも各住宅からの接地
線9と各住宅への配電線8とは同じ埋設管3aに一括し
て挿通されるから、接地線9と配電線8との配線工事を
同時に行うことができ、配電及び接地工事の手間を相当
軽減することができる。
【0014】さらに本考案は、接地線9と基礎パイプ1
0との接続を地上の接地用端子ボックス4を介して行っ
たことにより、接地線9と基礎パイプ10との異種金属
が接触することによって生じる電気腐食の発生を抑える
ことができ、しかも複数の宅内ブレーカの接地抵抗値を
住宅外の鋼管ポール1の地上位置でまとめて行うことが
でき、施行後の管理にも利便な接地機能付き鋼管ポール
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本考案の接地機能付き鋼管ポールの
実施例を示す縦断面図、図1(b) はリード部材付近の一
部拡大側面図、図1(c) はリード部材付近の一部拡大正
面図である。
【符合の説明】
1…鋼管ポール、2…リード部材、3…配分管、3a…
埋設管、4…接地用端子ボックス、5…勘合蓋、6…架
空線、7…引込金具、8…配電線、8A…集合配電線、
9…接地線、10…基礎パイプ、B…宅内ブレーカ、G
…土壌。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】土壌中に埋設された基礎パイプ(10)中に建
    て込まれた鋼管ポール(1) の下方外周部にリード部材
    (2) の下端を固着して電気的に一体化し、該リード部材
    (2) の上端を基礎パイプ(10)の上端内縁に締結し、前記
    鋼管ポール(1)の埋設部に所要数の配分管(3) を配設し
    て各配分管(3) に埋設管(3) を連結する一方、前記鋼管
    ポール(1) の地上部に接地用端子ボックス(4) を固設
    し、架空線(6) から引き込まれた集合配電線(8A)の各配
    電線(8) を前記配分管(3) に分配して各埋設管(3a)を挿
    通して各住宅に配分するとともに、各住宅からの接地線
    (9)を各埋設管(3a)を挿通して前記鋼管ポール(1) 内に
    集合して前記接地用端子ボックス(4) を介することによ
    り前記鋼管ポール(1) に電気接続したことを特徴とする
    接地機能付き鋼管ポール。
JP2991891U 1991-04-03 1991-04-03 接地機能付き鋼管ポール Expired - Lifetime JPH0729691Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2991891U JPH0729691Y2 (ja) 1991-04-03 1991-04-03 接地機能付き鋼管ポール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2991891U JPH0729691Y2 (ja) 1991-04-03 1991-04-03 接地機能付き鋼管ポール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0584133U JPH0584133U (ja) 1993-11-12
JPH0729691Y2 true JPH0729691Y2 (ja) 1995-07-05

Family

ID=12289380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2991891U Expired - Lifetime JPH0729691Y2 (ja) 1991-04-03 1991-04-03 接地機能付き鋼管ポール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0729691Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474870Y1 (ko) * 2011-01-28 2014-10-22 한국전력공사 케이블 수납형 강관주

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0584133U (ja) 1993-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4751610A (en) Plural utility supply pedestal including contained common grounding means
US4887187A (en) Plural utility supply pedestal including contained common grounding means
US7765770B2 (en) Service line distribution base
US7286339B2 (en) Combination service entrance apparatus for temporary and permanent use
CN105102090B (zh) 利用架空地线和特高压中性线的兼用线的具有特高压中性线和低压中性线的分离设置结构的配电线路的施工方法
US6667437B2 (en) Pedestal for outdoor circuits
KR100815166B1 (ko) 전주용 접지판
KR100713698B1 (ko) 전주용 접지판
JPH0729691Y2 (ja) 接地機能付き鋼管ポール
US20060237213A1 (en) Grounding device and method of constructing the same
KR101131970B1 (ko) 조립식 저압가선용 랙크
US6177630B1 (en) Equipment installation concrete pad having integrated equipotential grounding plane and method for installing equipment using same
KR19990038816U (ko) 정전방지용 바인드레스 라인 포스트 커버
CN213625708U (zh) 模块化建筑接地检查井结构
US6254437B1 (en) Utility metering transocket
CN213460845U (zh) 一种箱式变电站
CN206506159U (zh) 一种高压开关柜接线结构
CN220775108U (zh) 一种安装牢固的箱式变电站
CN221660597U (zh) 模块化可扩展的充电桩组件
JPS587933Y2 (ja) 引込電線支柱の碍子取付装置
CN217444655U (zh) 一种便于检修的光伏电站
KR200334386Y1 (ko) 렉크 체결용 지지볼트
CN218324204U (zh) 通信抱杆装置
JP2501711Y2 (ja) コネクタ―付ケ―ブル内蔵管状柱及び管状柱受部
CN218715632U (zh) 一种开孔的混凝土通信杆塔、接地结构