JP2006059579A - 接地装置とその施工方法 - Google Patents

接地装置とその施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006059579A
JP2006059579A JP2004237876A JP2004237876A JP2006059579A JP 2006059579 A JP2006059579 A JP 2006059579A JP 2004237876 A JP2004237876 A JP 2004237876A JP 2004237876 A JP2004237876 A JP 2004237876A JP 2006059579 A JP2006059579 A JP 2006059579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
conductor
coated
insulating
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004237876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4448404B2 (ja
Inventor
Makoto Ishizaki
誠 石崎
Minoru Yoneda
稔 米田
Junichi Takabe
淳一 高部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankosha Corp, Sankosha Co Ltd filed Critical Sankosha Corp
Priority to JP2004237876A priority Critical patent/JP4448404B2/ja
Publication of JP2006059579A publication Critical patent/JP2006059579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4448404B2 publication Critical patent/JP4448404B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

【解決手段】大地土壌2に掘削された凹部1の底部1aには、互いに接続された低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線3と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線6とが配置されており、前記絶縁性被覆導線が、前記凹部の底部に、所定の間隔で打ち込まれた接地金属導体9に、分岐絶縁性被覆導線10を介して接続されている接地装置に関するものである。
【効果】導電性被覆導線の腐食等が防止されるとともに、大きな直流電流が接地金属導体を介して流れることで、導電性被覆導体に流れる電流を小さくでき、従って、導電性被覆導線の腐食等を更に防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、大地土壌に設置される被接地体を接地するための接地装置と、その接地装置の施工方法に関するものである。
従来、接地装置を構成する接地導体としては、主に裸銅材が使用されており、接地導体としての裸銅材を、大地土壌の所定の深さに掘削した凹部に配置してメッシュ電極からなる接地装置を構成している。一例として、このような裸導線を使用した接地導体からなる接地装置が、特許文献1に開示されている。また、従来、接地装置の接地導体としては、アース線の周面に、樹脂にカーボン等の導電性粉末を混練した導電性被覆体を形成し、更に、導電性被覆体の周面に、カーボン粉粒体を包み込んだ包体が配設された接地導体を有する接地装置が知られている。一例として、このような接地導体から構成された接地装置が、特許文献2に開示されている。
特開昭59−211975号公報 特許第3238284号公報
しかしながら、上述したメッシュ電極を構成する接地導体として、裸状態の金属導体を使用した従来の接地装置においては、裸状態の金属導体からなる接地導体が、大地土壌に直接に配置されているために、土壌の水分や酸性度や塩分濃度等の影響により、裸状態の金属導体からなる接地導体の腐食が促進されて、大地土壌に設置された接地導体に断線等が生じ、接地装置の接地機能を失い、接地の役目を果たせないという問題を有していた。
また、他の従来の接地装置を構成する接地導体として、アース線の周面に、樹脂にカーボン等の導電性粉末を混練した導電性被覆体を形成し、更に、導電性被覆体の周面に、カーボン粉粒体を包み込んだ包体が配設された接地導体を用いた接地装置においては、アース線を被覆する導電性被覆体が、導電性被覆体の周面に配置されたカーボン粉粒体を介して大地土壌に接触するので、アース線を被覆する導電性被覆体が大地土壌に接触して生じる電解伝導が起こらず、導電性被覆体の化学変化もなく、よって、アース線の腐食や断線を防止できるが、アース線の構造が複雑で製作に手間と時間が掛かり、高価格であるとともに、大径構造で、重量も重く、運搬や施工に重機を必要とし、施工費用が掛かるという種々の問題を有していた。
本発明の目的は、上述した従来の接地装置とその施工方法が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、接地装置において、第1には、大地土壌に掘削された凹部の底部には、互いに接続された低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とが配置されており、前記絶縁性被覆導線が、前記凹部の底部に、所定の間隔で打ち込まれた接地金属導体に、分岐絶縁性被覆導線を介して接続されているものであり、第2には、少なくとも、前記導電性被覆導線が、コンクリートで被覆されているものであり、第3には、前記コンクリートを、導電性コンクリートとしたものである。
また、本発明は、上述した目的を達成するために、接地装置の施工方法において、大地土壌に、所定の深さと長さを有する凹部を削掘し、該凹部に、低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とを配置するとともに、前記低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とを接続し、且つ、前記絶縁性被覆導線を、前記凹部の底部に、所定の間隔で打ち込まれた接地金属導体に、分岐絶縁性被覆導線を介して接続し、その後、凹部を、土壌で埋め戻すようにしたものである。
本発明は、上述した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏することができる。
大地土壌に掘削された凹部の底部には、互いに接続された低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とが配置されており、前記絶縁性被覆導線が、前記凹部の底部に、所定の間隔で打ち込まれた接地金属導体に、分岐絶縁性被覆導線を介して接続されているので、低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線は、導電性被覆外皮を介して大地土壌と接触しており、導電性被覆導線の腐食や電食の恐れはないが、大地土壌に大きな直流電流が連続して流れ込んでいる場所においては、導電性被覆外被と大地土壌との接触により生じる電解伝導で、電食や腐食が生じることが考えられるが、大きな直流電流が、高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線に接続された接地金属導体を介して、大地土壌に流れるので、導電性被覆導線の腐食等が防止されるとともに、大きな直流電流が接地金属導体を介して流れることで、導電性被覆導体に流れる電流を小さくでき、従って、導電性被覆導線の腐食等を更に防止することができる。
少なくとも、導電性被覆導線を、コンクリートで被覆したので、大地土壌の水分を受けて比抵抗の低いコンクリートを介して、導電性被覆導線が大地土壌と接触するとともに、接触面が拡大するので、導電性被覆導線の腐食及び電食を防止することができ、更に、接地抵抗を低減することができる。
前記コンクリートを、導電性コンクリートとしたので、コンクリート自体の抵抗が低く、従って、接地抵抗を更に低くすることができ、接地電位を低くできるとともに、導電性被覆導線の腐食等をより確実に防止することができる。
大地土壌に、所定の深さと長さを有する凹部を削掘し、該凹部に、低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とを配置するとともに、前記低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とを接続し、且つ、前記絶縁性被覆導線を、前記凹部の底部に、所定の間隔で打ち込まれた接地金属導体に、分岐絶縁性被覆導線を介して接続し、その後、凹部を、土壌で埋め戻すように構成し、低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と接地金属導体と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とを、同一凹部に設置したので、別個の凹部を削掘する必要もなく、且つ、電位差も小さくできるとともに、接地装置の施工時間を大幅に短縮化でき、施工コストを低減することができる。また、低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線の補助導線として、高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線と接地金属導体とが、分担して接地装置として機能するので、信頼性の高い、且つ、接地抵抗の低い接地装置を施工することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、実施例に限定されるものではない。
図1において、1は、大地土壌2に、所定の深さと長さに削掘された凹部であり、1aは、削掘された凹部1の底部である。
図2において、3は、ポリ塩化ビニールやポリエチレン等の高分子ポリマーやゴム等に、アセチレンブラックやファネスブラックやケッチェンブラック等の導電性カーボン粉末を混合してなる低い電気抵抗を有する導電性被覆外皮4で、金属導線5を被覆することにより形成された導電性被覆導線である。
図3において、6は、高分子ポリマーやゴム等の絶縁性を有する高い電気抵抗を有する絶縁性被覆外皮7で、金属導線8を被覆することにより形成された絶縁性被覆導線である。
図4において、9’は、銅材や鉄材やステンレス材等の長尺の棒体からなり、棒体の上端の中心には、棒体の軸線方向に孔部9aが形成されており、また、下端部には、先の尖った逆円錐状の先細部9bが形成されている接地金属導体本体である。9”は、接地金属導体本体9’の孔部9aに嵌入されるピン端子であり、ピン端子9”の上端部には、ピン端子9”の軸線に垂直な水平孔9cが穿設されているとともに、孔部9aへの嵌入を容易にするために、上述した接地金属導体本体9’の下端部に形成された先細部9bと同様の先細部9dが形成されている。上記の接地金属導体本体9’とピン端子9”とにより、接地金属導体9が構成されている。
10は、上述した絶縁性被覆導線6と同様の、金属導線が絶縁性被覆外皮で被覆された分岐絶縁性被覆導線であり、分岐絶縁性被覆導線10の外被が剥離された一方の端部の剥離部分(分岐絶縁性被覆導線10の金属導線が露出した部分)10aが、上述したピン端子9”の水平孔9cに嵌入されるように構成されている。
図5等に示されているように、11は、箱体11aと蓋11bとで構成された防水性を有するジェルボックス等の接続ボックスであり、接続ボックス11内には、後述するように、導電性被覆外皮4が剥離された導電性被覆導線3の剥離部分(導電性被覆導線3の金属導線5が露出した部分)と絶縁性被覆外皮7が剥離された絶縁性被覆導線6の剥離部分(絶縁性被覆導線6の金属導線8が露出した部分)との接続部分や、絶縁性被覆外皮7が剥離された絶縁性被覆導線6の剥離部分と分岐絶縁性被覆導線10の外被が剥離された剥離部分(分岐絶縁性被覆導線10の金属導線が露出した部分)との接続部分等が収納されることになる。
12は、導電性被覆導体3の端末部分を防水処理するための防水キャップであり、導電性被覆導線3の切断部分への水の浸入を防止し、金属導線5の腐食等を防止するためのものであって、防水キャップ12に代えて接続ボックス11で処理するようにしてもよい。13は、接地装置を被接地機器に接続する引き出し線であり、この引き出し線13は、導電性被覆導線3と絶縁性被覆導線6が接続された端末にて、被接地機器等を接地装置に接続するものである。
次に、上述した構成部材が配設された接地装置及びその施工方法について説明する。
大地土壌2に削掘された凹部1の底部1aに、一方の端部が防水キャップ12で被冠された所定の長さを有する導電性被覆導体3を設置するとともに、導電性被覆導体3に略平行に、導電性被覆導体3と略同じ長さの絶縁性被覆導線6を並設する。
次いで、絶縁性被覆導線6に沿って、所定の間隔で、接地金属導体本体9’を、孔部9aを上にして、大地土壌2に削掘された凹部1の底部1aに打ち込む。本実施例には、絶縁性被覆導線6の両端部付近と中央部付近の3箇所に、接地金属導体本体9’が打ち込まれた例が示されている。また、ピン端子9”の水平孔9cに、分岐絶縁性被覆導線10の外被が剥離された一方の剥離部分10aを嵌入するとともに、このように分岐絶縁性被覆導線10が接続されたピン端子9”を、接地金属導体本体9’の孔部9aに打ち込むことにより、分岐絶縁性被覆導線10と接地金属導体本体9’とを、ピン端子9”を介して接続する。そして、ピン端子9”と分岐絶縁性被覆導線10の接続部分やピン端子9”が打ち込まれた接地金属導体本体9’の孔部9aの付近を、ポリマー等で防水処理する。
一方、上述したように配設された接地金属導体本体9’とピン端子9”からなる接地金属導体9の本数に対応して、大地土壌2に削掘された凹部1の底部1aに、接続ボックス11を配置するとともに、図5に示されているように、接続ボックス11の箱体11aに、絶縁性被覆導線6の絶縁性被覆外皮7が剥離された剥離部分6a及び該剥離部分6aの両側に位置する絶縁性被覆導線6の一部を収納する。本実施例には、絶縁性被覆導線6の両端部付近と中央部付近の3箇所に、接地金属導体9が配置された例が示されているので、絶縁性被覆導線6には、一方の端部と、中央部と、もう一方の端部から所定の長さ中央部寄り部分の3箇所に、剥離部分6aが形成されることになる。このように、もう一方の端部付近に形成された剥離部分6aから、もう一方の端部までの絶縁性被覆導線6は、後述するように、導電性被覆導体3との接続部分6bとして使用されることになる。
次いで、図5に示されているように、接続ボックス11の箱体11aに収納された絶縁性被覆導線6の剥離部分6aに、分岐絶縁性被覆導線10の外被が剥離されたもう一方の端部の剥離部分10bを、コネクタ接続や圧接接続や半田接続等の適当な接続手段を用いて接続する。また、導電性被覆導体3の一方の端部の導電性被覆外皮4を剥離するとともに、図6に示されているように、この剥離部分3aを、上記の絶縁性被覆導線6に沿って配置された接続ボックス11とは別の接続ボックス11の箱体11aに収納するとともに、該箱体11aに収納された導電性被覆導体3の剥離部分3aに、絶縁性被覆導線6の上述した接続部分6bの端部に形成された剥離部分6cを、コネクタ接続や圧接接続や半田接続等の適当な接続手段を用いて接続する。更に、導電性被覆導体3の剥離部分3aと絶縁性被覆導線6の接続部分6bの剥離部分6cとの接続部分に、引き出し線13の一端の剥離部分(引き出し線13の金属導体が露出した部分)13aを接続する。この引き出し線13の他端には、被接地機器が接続されることになる。その後、接続ボックス11の箱体11aを、蓋11bで被蓋する。
次いで、大地土壌2に削掘された凹部1に、セメントと砂利からなるコンクリート、又は、セメントにカーボンブラック等を混合した導電性を有する導電性コンクリート14を、少なくとも、導電性被覆導線3の全体を覆うように配設し、その後、大地土壌2を、凹部1に埋め戻して接地装置の施工を終了する。なお、コンクリート14は、接続ボックス11を含め、導電性被覆導線3及び絶縁性被覆導線6を覆うように配設してもよく、要は、少なくとも、導電性被覆導線3をコンクリート14で被覆するようにすればよい。
なお、接地装置の施工方法において、導電性被覆導体3に被冠される防水キ1ップ12は、大地土壌2に削掘された凹部1内で被冠することも、或いは、予め、地上にて被冠することもできる。
また、絶縁性被覆導線6を、大地土壌2に削掘された凹部1の底部1aに配置後に、絶縁性被覆導線6への分岐絶縁性被覆導線10の接続作業を行う例を説明をしたが、地上にて予め、絶縁性被覆導線6への分岐絶縁性被覆導線10の接続作業を行い、また、接地金属導体本体9’を、凹部1の底部1aに打設するとともに、分岐絶縁性被覆導線10が接続された絶縁性被覆導線6を、凹部1の底部1aに配置し、その後、分岐絶縁性被覆導線10が接続されたピン端子9”を、接地金属導体本体9’の孔部9aに打ち込むことにより、接地金属導体9と分岐絶縁性被覆導線10とを接続してもよい。
更に、導電性被覆導線3や絶縁性被覆導線6の接続ボックス11内での接続等も、予め、地上にて接続してもよい。要は、作業性を考慮して適宜を決めればよい。
上述したように、本発明の接地装置及びその施工方法においては、低い電気抵抗を有する導電性被覆外皮4で被覆された導電性被覆導線3と高い電気抵抗を有する絶縁性被覆外皮7で被覆された絶縁性被覆導線6とを、大地土壌2に掘削された凹部1の底部1aに、互いに略平行となるように並設するとともに、導電性被覆導体3の一方の端部の導電性被覆外皮4が剥離された剥離部分3aと絶縁性被覆導線6の一方の端部の導電性被覆外皮7が剥離された剥離部分6cとを、接続ボックス11内において接続し、更に、接続ボックス11内において、絶縁性被覆導線6に、分岐絶縁性被覆導線10を介して、接地金属導体9が接続されている。
接地装置は、上述したように構成されているので、導電性被覆導線3の金属導線5は、低い電気抵抗を有する導電性被覆外皮4を介して大地土壌2と接触しており、金属導線5と大地土壌2とは、電気的には接続されているが、直接に、接触しておらず、従って、金属導線5を、大地土壌2の水分等による腐食等から防止することができ、断線事故等を防止することができる。
また、導電性被覆導線3の付近の大地土壌2に、大きい直流電流が流れている場合、その直流電流によって、低い電気抵抗を有する導電性被覆外皮4が、電気分解等で、電気抵抗が大きくなる恐れがあるが、接地金属導体9が、高い電気抵抗を有する絶縁性被覆外皮7で被覆された絶縁性被覆導線6に接続されているので、接地金属導体9が、直流電流を大地に放流して、導電性被覆導線3の導電性被覆外皮4の電気抵抗が大きくなることが防止されるとともに、導電性被覆外皮4の電食や腐食が防止される。また、絶縁性被覆導線6が、接地金属導体9を介して接地されているので、接地装置の機能を保持することができる。
更に、低い電気抵抗を有する導電性被覆外皮4で被覆された導電性被覆導線3と高い電気抵抗を有する絶縁性被覆外皮7で被覆された絶縁性被覆導線6とを、大地土壌2に掘削された凹部1内に並設するようにしたので、別個の凹部1を削掘する必要がなく、従って、接地装置の施工時間の短縮化と施工コストの低減化を実現することができる。
なお、長さの異なる接地金属導体9を、複数種、用意し、その中から、適当な長さの接地金属導体9を、適宜、選択するとともに、導電性被覆導線3と絶縁性被覆導線6を適当な長さにすることにより、所望の接地抵抗を得ることができる。また、金属接地導体9の長さを所望に選択することで、導電性被覆導線3と絶縁性被覆導線6の施工長を短くすることができる。
なお、上述した実施例には、一例として、図5に示されているように、絶縁性被覆導線6の剥離部分6aと分岐絶縁性被覆導線10の剥離部分10bとが、クリップCにより緊諦され、また、図6に示されているように、導電性被覆導体3の剥離部分3aと絶縁性被覆導線6の剥離部分6cと引き出し線13の剥離部分13aとが、同じく、クリップCにより緊諦されている例が示されている。
図1は、本発明の接地装置の斜視図である。 図2は、本発明の接地装置を構成する低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線の断面図である。 図3は、本発明の接地装置を構成する高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線の断面図である。 図4は、本発明の接地装置を構成する接地金属導体及び分岐絶縁性被覆導線の分解斜視図である。 図5は、本発明の接地装置を構成する絶縁性被覆導線と接地金属導体との接続状態を説明するための絶縁性被覆導線や接地金属導体等の概略斜視図である。 図6は、本発明の接地装置を構成する導電性被覆導線と絶縁性被覆導線と引き出し線との接続状態を説明するための導電性被覆導線や絶縁性被覆導線や引き出し線等の概略平面図である。
符号の説明
1・・・・・・・凹部
2・・・・・・・大地土壌
3・・・・・・・導電性被覆導線
4・・・・・・・導電性被覆外皮
5・・・・・・・金属導線
6・・・・・・・絶縁性被覆導線
7・・・・・・・絶縁性被覆外皮
8・・・・・・・金属導線
9・・・・・・・接地金属導体
10・・・・・・分岐絶縁性被覆導線
11・・・・・・接続ボックス
12・・・・・・防水キャップ
13・・・・・・引き出し線
14・・・・・・コンクリート

Claims (4)

  1. 大地土壌に掘削された凹部の底部には、互いに接続された低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とが配置されており、前記絶縁性被覆導線が、前記凹部の底部に、所定の間隔で打ち込まれた接地金属導体に、分岐絶縁性被覆導線を介して接続されていることを特徴とする接地装置。
  2. 少なくとも、前記導電性被覆導線が、コンクリートで被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の接地装置。
  3. 前記コンクリートが、導電性コンクリートであることを特徴とする請求項2に記載の接地装置。
  4. 大地土壌に、所定の深さと長さを有する凹部を削掘し、該凹部に、低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とを配置するとともに、前記低い電気抵抗の導電性被覆外皮を有する導電性被覆導線と高い電気抵抗の絶縁性被覆外皮を有する絶縁性被覆導線とを接続し、且つ、前記絶縁性被覆導線を、前記凹部の底部に、所定の間隔で打ち込まれた接地金属導体に、分岐絶縁性被覆導線を介して接続し、その後、凹部を、土壌で埋め戻すようにしたことを特徴とする接地装置の施工方法。
JP2004237876A 2004-08-18 2004-08-18 接地装置 Expired - Fee Related JP4448404B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004237876A JP4448404B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 接地装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004237876A JP4448404B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 接地装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006059579A true JP2006059579A (ja) 2006-03-02
JP4448404B2 JP4448404B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=36106893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004237876A Expired - Fee Related JP4448404B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 接地装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4448404B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101335008B1 (ko) * 2013-06-17 2013-11-29 우리해양 주식회사 해안시설용 접지 장치
CN103490180A (zh) * 2013-10-23 2014-01-01 阮江军 新型石墨复合接地材料及其制备方法
CN104269203A (zh) * 2014-10-27 2015-01-07 武汉大学 一种金属纤维芯低阻石墨线及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105244640A (zh) * 2015-11-10 2016-01-13 国家电网公司 一种柔性石墨接地网

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101335008B1 (ko) * 2013-06-17 2013-11-29 우리해양 주식회사 해안시설용 접지 장치
CN103490180A (zh) * 2013-10-23 2014-01-01 阮江军 新型石墨复合接地材料及其制备方法
CN104269203A (zh) * 2014-10-27 2015-01-07 武汉大学 一种金属纤维芯低阻石墨线及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4448404B2 (ja) 2010-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7905755B1 (en) Electrical terminal connection with sealed core crimp
JP5391700B2 (ja) 端子付き電線
KR101104836B1 (ko) 전주용 접지 장치
JP2004071437A (ja) 自動車用アース端子と電線の防水接続構造
CN103181029A (zh) 机动车用端子压接电线
KR101034191B1 (ko) 맨홀 접지구조
RU134172U1 (ru) Протяженный анодный заземлитель
JP4448404B2 (ja) 接地装置
RU148604U1 (ru) Протяженный электрод анодного заземления
KR100886116B1 (ko) 접지 도체
JP2006302677A (ja) 接地装置及び該接地装置の施工方法
CN105765432A (zh) 包括金属颗粒的导电阻水材料和光缆以及构建包括导电阻水材料的光缆的方法
JP4383288B2 (ja) 接地装置の施工方法
CN105429034A (zh) 含电缆进出线变电站接地装置及安装方法
JP2016208807A (ja) 計装フランジ組立体及び計装フランジ組立体の施工方法
KR101312432B1 (ko) 전기방식용 mmo 튜블러 애노드의 접속장치
WO2015183133A1 (ru) Протяженный электрод анодного заземления
KR200257089Y1 (ko) 전주용 접지극
JP2004311266A (ja) 接地体及び該接地体を用いた接地システム
RU211707U1 (ru) Протяженный анод системы электрохимической защиты подземного объекта
RU2633440C1 (ru) Способ электрохимической защиты подземных металлических сооружений
US20040099539A1 (en) Corrosion-inhibited system and method for providing a utility service to a plurality of consumers
CN205104635U (zh) 一种电连接器
JPH0266185A (ja) 深埋設電極装置
JP2002231335A (ja) 接地体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees