JPS6233284Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6233284Y2 JPS6233284Y2 JP14212380U JP14212380U JPS6233284Y2 JP S6233284 Y2 JPS6233284 Y2 JP S6233284Y2 JP 14212380 U JP14212380 U JP 14212380U JP 14212380 U JP14212380 U JP 14212380U JP S6233284 Y2 JPS6233284 Y2 JP S6233284Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- case
- rib
- flange
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、トランスの取付け装置に関し、特に
金属ケースを用いないトランスの取付装置に関す
る。
金属ケースを用いないトランスの取付装置に関す
る。
トランスとは交流入力電圧を昇圧または降圧し
て出力するものであり、オーデイオ機器の電源部
等に多く用いられている。
て出力するものであり、オーデイオ機器の電源部
等に多く用いられている。
即ち、交流電圧を扱う機器に於いてはなくては
ならないものである。そして、このトランスは例
えば、１次コイルと２次コイルを巻回されたトラ
ンス巻線を有しており、このトランス巻線はケー
ス内に収容されて１次、２次コイルの端子のみが
外部に引き出されている。
ならないものである。そして、このトランスは例
えば、１次コイルと２次コイルを巻回されたトラ
ンス巻線を有しており、このトランス巻線はケー
ス内に収容されて１次、２次コイルの端子のみが
外部に引き出されている。
この場合、該トランスのケースとしては、鉄あ
るいはアルミが用いられている。しかしながら、
トランスのケースとして鉄を用いると、機械的な
強度を得るには優れているが、ケースが磁性体と
なる関係上、トランス巻線に発生する磁束がケー
スの外部に漏洩して損失が大きくなるとともに該
漏洩磁束が他の回路に悪影響を与えてしまう。ま
た、ケースが磁性体となる関係上、ヒステリシス
特性によつてトランス巻線に流れる信号電流が歪
められてしまう。一方、非磁性体であるアルミを
材料とするケースを用いたトランスに於いては、
上述したヒステリシスの問題は解決されるが、漏
洩磁束によつてケースにうず電流が流れ、このう
ず電流の影響を受けてトランス巻線に流れる電流
が歪められてしまう欠点を有している。
るいはアルミが用いられている。しかしながら、
トランスのケースとして鉄を用いると、機械的な
強度を得るには優れているが、ケースが磁性体と
なる関係上、トランス巻線に発生する磁束がケー
スの外部に漏洩して損失が大きくなるとともに該
漏洩磁束が他の回路に悪影響を与えてしまう。ま
た、ケースが磁性体となる関係上、ヒステリシス
特性によつてトランス巻線に流れる信号電流が歪
められてしまう。一方、非磁性体であるアルミを
材料とするケースを用いたトランスに於いては、
上述したヒステリシスの問題は解決されるが、漏
洩磁束によつてケースにうず電流が流れ、このう
ず電流の影響を受けてトランス巻線に流れる電流
が歪められてしまう欠点を有している。
このように金属製のケースを用いた場合に於け
る問題を解決するものとしては、ケースを用いず
にトランス巻線を単独で使用するか、あるいは樹
脂等の非磁性材料によつて作られたケースを使用
することが考えられる。
る問題を解決するものとしては、ケースを用いず
にトランス巻線を単独で使用するか、あるいは樹
脂等の非磁性材料によつて作られたケースを使用
することが考えられる。
しかし、このような状態で使用すると、電磁性
および他の機器から漏洩する磁束の影響を受けて
出力電流が歪められてしまう欠点を有している。
および他の機器から漏洩する磁束の影響を受けて
出力電流が歪められてしまう欠点を有している。
そこで、本出願人はこの欠点を解消するために
多孔性セラミツクによるケースを有するトランス
を先に出願した。このセラミツクトランスと従来
の金属ケース入りのトランスとをオーデイオ機器
の電源部に用い比較した場合、音質の差が顕著で
あり、良好な特性を示すことが認められた。
多孔性セラミツクによるケースを有するトランス
を先に出願した。このセラミツクトランスと従来
の金属ケース入りのトランスとをオーデイオ機器
の電源部に用い比較した場合、音質の差が顕著で
あり、良好な特性を示すことが認められた。
しかし、セラミツクケースは上記した理由によ
り、外側に何のケースも用いていないのでシヤー
シ、基板等に取付ける場合、保持する手段が難し
かつた。そこで本考案は、上記欠点を解消するた
めに樹脂製の筒体を用いて確実にトランスを取付
ける装置を提供するものである。
り、外側に何のケースも用いていないのでシヤー
シ、基板等に取付ける場合、保持する手段が難し
かつた。そこで本考案は、上記欠点を解消するた
めに樹脂製の筒体を用いて確実にトランスを取付
ける装置を提供するものである。
１は、炭化珪素を主材料とするセラミツクにて
構成された円柱状トランスでその内部には、トロ
イダルコア２が装填されている。また、その外周
部には、所定間隔で複数個の樹脂製リブ３が固着
されている。４はシヤーシや基板にトランス１を
取付けるための樹脂製の筒体ケースであり、外周
の母線方向に溝５，７及び周囲にフランジ６が設
けられている。
構成された円柱状トランスでその内部には、トロ
イダルコア２が装填されている。また、その外周
部には、所定間隔で複数個の樹脂製リブ３が固着
されている。４はシヤーシや基板にトランス１を
取付けるための樹脂製の筒体ケースであり、外周
の母線方向に溝５，７及び周囲にフランジ６が設
けられている。
まず、トランス１のリブ３がケース４の溝に導
入されるようにトランス１の位置を決め、ケース
４の有底部８に当接するまで嵌入する。この状態
で第４図に示すとおりリブ３がケース４の厚みに
より溝５に係止され回動が抑制される。また、リ
ブ３はケース４から突出している。次にケース４
の周囲のフランジ部にバンド１０を巻回させ締結
してバンド１０が突出したリブ３とフランジ６と
の間に位置し、トランス１のケース４からの抜け
を防止している。溝７は、ケース４に弾性を付与
するために設けられたもので、トランス１の嵌入
時及びバンド１０の締結時にその作業性をしやす
くしている。また、コア２からのリード線はケー
ス４の有底部に形成された開口部９を介して導出
される。そして、シヤーシ基板にケース４をビス
等により固定しトランス１をケース４とともに取
付ける。
入されるようにトランス１の位置を決め、ケース
４の有底部８に当接するまで嵌入する。この状態
で第４図に示すとおりリブ３がケース４の厚みに
より溝５に係止され回動が抑制される。また、リ
ブ３はケース４から突出している。次にケース４
の周囲のフランジ部にバンド１０を巻回させ締結
してバンド１０が突出したリブ３とフランジ６と
の間に位置し、トランス１のケース４からの抜け
を防止している。溝７は、ケース４に弾性を付与
するために設けられたもので、トランス１の嵌入
時及びバンド１０の締結時にその作業性をしやす
くしている。また、コア２からのリード線はケー
ス４の有底部に形成された開口部９を介して導出
される。そして、シヤーシ基板にケース４をビス
等により固定しトランス１をケース４とともに取
付ける。
以上のように本考案によれば音質の劣下を与え
る金属ケースを用いることなく、例えばトロイダ
ルトランスケースからの抜けや回動を防止でき確
実に取付けることができるとともに、その作業性
も良好である。また、リブと導入溝との係止位置
を所定位置に設定でき、トランスからの漏洩磁束
の方向により、そのトランスが装填される機器に
とつて適当な位置にトランスを取付けることがで
きる。また、運搬や取付け時にトランスの側面部
をケースで覆つているのでトランスの破損を防止
できる。
る金属ケースを用いることなく、例えばトロイダ
ルトランスケースからの抜けや回動を防止でき確
実に取付けることができるとともに、その作業性
も良好である。また、リブと導入溝との係止位置
を所定位置に設定でき、トランスからの漏洩磁束
の方向により、そのトランスが装填される機器に
とつて適当な位置にトランスを取付けることがで
きる。また、運搬や取付け時にトランスの側面部
をケースで覆つているのでトランスの破損を防止
できる。
第１図は本考案の一実施例に係るトランスを示
す斜視図、第２図は本考案の一実施例に係るケー
スを示す斜視図、第３図は本考案の一実施例に係
るトランスをケースに取付けるためのバンドを示
す斜視図、第４図は本考案の一実施例に係るトラ
ンスをケースに取付けた状態を示す斜視図であ
る。 １……トランス、３……リブ、４……筒体、５
……溝、６……フランジ、１０……バンド。
す斜視図、第２図は本考案の一実施例に係るケー
スを示す斜視図、第３図は本考案の一実施例に係
るトランスをケースに取付けるためのバンドを示
す斜視図、第４図は本考案の一実施例に係るトラ
ンスをケースに取付けた状態を示す斜視図であ
る。 １……トランス、３……リブ、４……筒体、５
……溝、６……フランジ、１０……バンド。
Claims (1)
- 外周部に複数個のリブを有する円柱状トランス
と、前記リブを係止しトランスの回転を防止する
ための溝部とフランジ部とを有する筒体と、前記
フランジ部とリブとの間に巻回され筒体を締結す
るベルトから成るトランス取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14212380U JPS6233284Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14212380U JPS6233284Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5764110U JPS5764110U (ja) | 1982-04-16 |
| JPS6233284Y2 true JPS6233284Y2 (ja) | 1987-08-26 |
Family
ID=29501933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14212380U Expired JPS6233284Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6233284Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-03 JP JP14212380U patent/JPS6233284Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5764110U (ja) | 1982-04-16 |
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