JPH08222455A - ノーマルモードチョークコイル - Google Patents

ノーマルモードチョークコイル

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Publication number
JPH08222455A
JPH08222455A JP4921495A JP4921495A JPH08222455A JP H08222455 A JPH08222455 A JP H08222455A JP 4921495 A JP4921495 A JP 4921495A JP 4921495 A JP4921495 A JP 4921495A JP H08222455 A JPH08222455 A JP H08222455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
normal mode
mode choke
case
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP4921495A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Matsuoka
進 松岡
Koji Takizawa
浩司 瀧澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP4921495A priority Critical patent/JPH08222455A/ja
Publication of JPH08222455A publication Critical patent/JPH08222455A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、小型の、直流重畳特性が優れた、ノ
ーマルモードチョークコイルを提供すること。 【構成】 磁気ギャップ6を有するC字形の薄板珪素鋼
で積層された磁心3と、絶縁性ケース2と、蓋5とから
なり、前記磁気ギャップ6を前記ケース2に設けられた
凸部13に嵌合させながら、前記ケース2のコア収納凹
部10に磁心3を挿入し、蓋5の突起部8の溝9にケー
ス2の仕切板7を嵌合させながら、ケース2に蓋5を装
着し、仕切板7を境に2つの巻線を巻回したノーマルモ
ードチョークコイル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用や民生用の電子
機器や電気機器の電源回路等に組み込んでノイズの除去
に用いられるノーマルモードチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電磁雑音は産業用や民生
用の電子機器あるいは電気機器に妨害や悪影響を与える
成分であって、これらの機器が誤動作を起こす原因とな
っている。そのため、スイッチング電源やインバーター
等が発生する伝導性のノイズを除去するためにチョーク
コイルが広く用いられている。
【0003】伝導性ノイズは、例えば、ドイツ国内では
官報Vfg.243によって、10KHzから30MH
zの周波数帯域において規制されており、他のヨーロッ
パ諸国や米国、日本等においても同様の規制が行われて
いる。
【0004】従来、電源回路等のノーマルモードのノイ
ズ対策には、図4に示すような回路が使用されていた。
例えば、スイッチング電源等のノイズ発生源23とする
場合について説明すると、ライン間に生ずるノイズ、す
なわちノーマルモードノイズ24が発生するため、ライ
ン上にそれぞれ鉄ダスト系やフェライト系のリングコア
に巻線したノーマルモードチョークコイル21を挿入
し、ライン間にコンデンサ22を挿入してノイズ対策を
行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような回
路では、ノイズ対策として従来のノーマルモードチョー
クコイルは2個必要となり、そのため、コストが高くな
っており、また、電源やノイズフィルターの小型化の障
害となっていた。また、直流重畳特性が低かった。
【0006】本発明の目的は、安価で、しかも直流重畳
特性が優れ、電源等を小型化できるノーマルモードチョ
ークコイルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
課題を解決し、安価で直流重畳特性の優れたノーマルモ
ードチョークコイルを提供するために考えられたもので
ある。即ち、ノーマルモードチョークコイルにおいて、
該磁心は磁気ギャップを持ったC字形の薄板珪素鋼で積
層され、絶縁性のケースに納められ、該磁気ギャップは
該2つの巻線が巻かれていない位置に設置した構造を特
徴とするノーマルモードチョークコイルである。
【0008】また、本発明は、上記のノーマルモードチ
ョークコイルにおいて、上記磁心を凹部に収納するケー
スの中央の内周に仕切板を有する方向に、凹部の外周に
凸部を設け、前記凸部と上記磁気ギャップを装着して、
前記磁心が仕切板の方向に組み込まれることを特徴とす
るノーマルモードチョークコイルである。
【0009】
【作用】従来のノーマルモードチョークコイルにおいて
は、磁束密度Bsが4000Gと低いフェライトコアを
2個使用し、チョークコイルを構成していた。一方、本
発明のノーマルモードチョークコイルにおいては、磁束
密度Bsが15000Gの硅素鋼を使用している。その
ため、本発明品は、従来品に比較して磁気飽和がしにく
く、簡単な構造のチョークコイル1個で2線間に生じる
ノーマルモードノイズに対して対策することができ、ま
た、優れた直流重畳特性を持つことが可能である。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例のノーマルモード
チョークコイルの説明図である。図1(a)は斜視図、
図1(b)は分解斜視図、図1(c)は平面図である。
【0012】本発明の実施例のノーマルモードチョーク
コイルは、図1(b)に示すように、ギャップ長が1.
5mm、公差±0.3mmの磁気ギャップ6を設けた、
外径28mm、内径14mm、厚さ0.5mmのC字形
の薄板の珪素鋼を24枚積層してなる外径28mm、内
径14mm、高さ12mmの磁心3を構成部品として用
いている。
【0013】ケース2は、絶縁性樹脂からなり、上記の
磁心3を収納できるようにリング状のコア収納凹部10
を有し、かつ前記磁心3の磁気ギャップ6を嵌合する凸
部13を有し、内周を中央に2分割する仕切板7を有す
る。
【0014】一方、蓋5は、リング状薄板からなる。こ
の蓋5は上面の中央に突起部8を有する。前記突起部8
は、格納ケース2に設けた仕切板7を嵌合装着する溝9
を有する。
【0015】本発明のノーマルモードチョークコイル
は、次のように組み立てられる。まず、前記ケース2の
コア収納凹部10に前記磁心3を挿入する。この際、磁
心3の磁気ギャップ6を前記ケースに設けられた凸部1
3に挿嵌する。
【0016】さらに、絶縁性樹脂からなる蓋5を前記ケ
ース2に装着し、組み付ける。このとき、蓋5に設けた
前記突起部8の溝9をケース2の仕切板7に合わせて挿
入する。
【0017】更に、図1(a)及び図1(c)に示すよ
うに、前記仕切板7を境に、2組の巻線4をケース2の
上から、巻線に往復して流れる電流が閉磁路内で互いに
付勢し合う向きに巻回し、2組の巻線間に生ずるノーマ
ルモードノイズを消去するノーマルモードチョークコイ
ル1を構成する。
【0018】なお、磁気ギャップは、ケースの中に挿入
された場合は巻線4が巻かれていない蓋の突起部の直下
に位置している。
【0019】本実施例のノーマルモードチョークコイル
の巻線の構成図を図2に示す。電流は、矢印11のよう
に流れ、磁心3に発生する磁束は矢印12のように発生
する。
【0020】図3に、本実施例のノーマルモードチョー
クコイルの直流重畳特性を示した。併せて、比較例とし
て、フェライト磁心を使用した場合の従来例を示した。
本発明の実施例のノーマルモードチョークコイルは、磁
気ギャップを設けた珪素鋼板からなるC字形磁心を用い
ているので、反磁場が働き、その作用で図3のAに示す
ように、優れた直流重畳特性を持つことができる。
【0021】また、従来は2個必要であったノーマルモ
ードチョークコイルが、1個で2回路の機能をするの
で、コストが削減できる。
【0022】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
2組の巻線を施した1個のチョークコイルで2線間に生
じるノーマルモードノイズを除去できるため、電源回路
やノイズフィルターの小型化が図れ、従来に比べてコス
トの削減ができる。また、磁気ギャップを設けることに
より、直流重畳特性の優れたノーマルモードチョークコ
イルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるノーマルモードチョーク
コイルの説明図。図1(a)は斜視図。図1(b)は分
解斜視図。図1(c)は平面図。
【図2】本発明によるノーマルモードチョークコイルの
巻線の構成図。
【図3】本発明の実施例によるノーマルモードチョーク
コイルの直流電流重畳特性を表すグラフ。
【図4】従来例によるノーマルモードチョークコイルの
説明図。図4(a)は回路構成図。図4(b)は回路
図。
【符号の説明】
1 (本発明の実施例による)ノーマルモードチョー
クコイル 2 (格納)ケース 3 磁心 4 巻線 5 蓋 6 磁気ギャップ 7 仕切板 8 突起部 9 溝 10 コア収納凹部 11,12 矢印 13 凸部 21 (従来例による)ノーマルモードチョークコイ
ル 22 コンデンサ 23 ノイズ発生源 24 ノーマルモードノイズ A 本発明の実施例のノーマルモードチョークコイル
の直流重畳特性 B 従来例のノーマルモードチョークコイルの直流重
畳特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 27/26 H01F 27/24 H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノーマルモードチョークコイルにおい
    て、該磁心は磁気ギャップを持ったC字形の薄板珪素鋼
    で積層され、絶縁性のケースに納められ、該磁気ギャッ
    プは該2つの巻線が巻かれていない位置に設置した構造
    を特徴とするノーマルモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のノーマルモードチョーク
    コイルにおいて、上記磁心を凹部に収納するケースの中
    央の内周に仕切板を有する方向に、凹部の外周に凸部を
    設け、前記凸部と上記磁気ギャップを装着して、前記磁
    心が仕切板の方向に組み込まれることを特徴とするノー
    マルモードチョークコイル。
JP4921495A 1995-02-13 1995-02-13 ノーマルモードチョークコイル Pending JPH08222455A (ja)

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JP4921495A JPH08222455A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 ノーマルモードチョークコイル

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JP4921495A JPH08222455A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 ノーマルモードチョークコイル

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JPH08222455A true JPH08222455A (ja) 1996-08-30

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ID=12824725

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JP4921495A Pending JPH08222455A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 ノーマルモードチョークコイル

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JP (1) JPH08222455A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002203729A (ja) * 2000-04-17 2002-07-19 Tokyo Seiden Kk 低騒音・低損失リアクトル
CN1299301C (zh) * 1999-01-18 2007-02-07 Sht有限公司 线圈装置及其制造方法
CN107615416A (zh) * 2015-06-03 2018-01-19 Sht有限公司 线圈装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040202

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309