JPH07111124A - 近接スイッチ - Google Patents

近接スイッチ

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Publication number
JPH07111124A
JPH07111124A JP28040993A JP28040993A JPH07111124A JP H07111124 A JPH07111124 A JP H07111124A JP 28040993 A JP28040993 A JP 28040993A JP 28040993 A JP28040993 A JP 28040993A JP H07111124 A JPH07111124 A JP H07111124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
core
proximity switch
circuit board
printed circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP28040993A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Kitani
敏樹 木谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP28040993A priority Critical patent/JPH07111124A/ja
Publication of JPH07111124A publication Critical patent/JPH07111124A/ja
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で薄く信頼性の高い近接スイッチを構成
すること。 【構成】 ケース1内に環状の溝3を有するコア2を設
ける。そしてこのコア2内には、表面にパターンコイル
5を形成し、裏面にこのパターンコイルと接続された発
振回路を含む電子回路6を実装したプリント基板4を収
納する。そして空隙部にエポキシ樹脂8を充填して近接
スイッチを構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近接スイッチの構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来近接スイッチはコイルスプールにコ
イル線を巻付け発振コイルを形成しており、この発振コ
イルと共に発振回路を設けている。そして常に発振回路
を発振させておき、物体の近接に基づく発振状態の変化
によって物体の近接を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の高周波発振型の近接スイッチでは、発振コイルの巻き
むらによってコイル定数のばらつきが発生し易く、調整
工程が必要となり、特性不良の原因になるという欠点が
あった。又発振回路を構成しているコイルの両端や中間
タップを電子回路部のプリント基板のパターンに接続す
るために、コイル線をはんだ付けする必要がある。この
コイル線のはんだ付けに多くの手間がかかり、又接続部
分は断線し易いためシリコン等を塗布してこれを補強す
る必要があり、工数が多くなるという欠点があった。又
コアはフェライト等を用いているが、複雑な形状のコア
を高精度で製造することは難しく、又割れ易いという欠
点がある。更にコアの凹部にコイルを収納し、コアの外
側に電子回路部品を実装したプリント基板を設けた場合
には、これらによってほぼ近接スイッチの外形が決まっ
てしまい、小型,薄型化が難しいという欠点もあった。
【0004】本願の請求項1の発明はこのような従来の
問題点に鑑みてなされたものであって、小型,薄型化を
容易に行えるようにすることを技術的課題とする。又本
願の請求項2の発明はこの課題に加えて、コイルのばら
つきを低減すると共にプリント基板との接続を容易に
し、組立作業性を向上できるようにすることを技術的課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、環状の溝を有し、磁束を集束させるコアと、コアの
溝内に収納されるコイルと、コイルと接続された発振回
路を含み、発振状態の変化に基づいて物体の近接を検出
する電子回路部とを具備し、電子回路部をコアの溝内に
コイルと共に収納したことを特徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明では、プリント基板
は、両面基板によって構成され、その一面にコイルをプ
リントパターンによるパターンコイルとして形成したこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、コア内にコイルと電子回路部とを実装して近
接スイッチが構成される。そして近接スイッチに物体が
接近すれば発振状態の変化に基づいて物体を検出するよ
うにしている。更に本願の請求項2の発明では、プリン
ト基板上にコイルをパターンコイルとして形成してい
る。このため薄型化した近接スイッチが実現できること
となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例による近接スイッ
チの構成を示す断面図であり、図2はこの近接スイッチ
に用いられるプリント基板の表面図及び裏面図である。
これらの図に示すように本実施例の近接スイッチは下面
が開放されたケース1内にフェライトコア2が収納され
る。フェライトコア2は円柱又は角柱形のコアであっ
て、その中心を共通として環状の溝3が形成され、溝3
の一方の側壁を切欠いて外部に開放されるように構成さ
れている。このコア2内にはプリント基板4が実装され
る。プリント基板4は図2(a)に示すように中心に開
口を有する円形の基板であって、その一方の端部には方
形の部分4aを有している。そしてこのプリント基板4
の表面側には図示のように細い渦巻き状のパターンコイ
ル5が形成される。又プリント基板4の裏面にはこのパ
ターンコイルと共に発振回路を構成する電子部品、及び
発振出力の変化に基づいて物体の有無を検出するための
通常の近接スイッチの電子回路部6の部品が実装され
る。そしてこの電子回路部6の電源入力及び出力端がプ
リント基板4の方形の部分に端子用パターンとして形成
される。
【0009】さてこのプリント基板4は図1に示すよう
にコア2の環状の溝3内に円形部分が収納され、プリン
ト基板4の方形部分4aの端子はコード7の端子に接続
される。そしてコア2の溝3内の空隙部にはエポキシ樹
脂8が充填され、ケース1の上面に固定される。更にこ
れを反転させた状態でケース1の開口部よりエポキシ樹
脂8を充填してプリント基板を固定する。コード7の引
出し部にはゴムブッシュ9が取付けられる。
【0010】このようにして近接スイッチを構成すれ
ば、小型で薄い近接スイッチを構成することができる。
パターンコイルの端子とプリント基板との接続もプリン
トパターンによって行えるため、はんだ付けの必要がな
く、工数を大幅に削減することができる。又パターンコ
イルは導線を直接巻いて形成したコイルより高精度であ
り、ばらつきを低減することができる。又このコアはフ
ェライトに代えてプラスチックマグネットとすることも
でき、この場合には容易に複雑な形状のコアが形成でき
る。又プラスチックマグネットは割れにくいため、強度
を向上することができる。
【0011】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図3は第2実施例による近接スイッチの組立構成図
である。本図においてケース11はプラスチックマグネ
ットを用いてケースとコアとを兼用した部材である。こ
のケース11は図示のように一定の厚みを有する長方体
であって、中央に環状の溝12が形成される。そしてそ
の一方は側壁が切欠かれて開口が形成されている。この
ケース11には前述した第1実施例と同様のプリント基
板4を装着する。このプリント基板4には表面にパター
ンコイル5が、裏面には電子回路部6の部品が実装され
ている。この空隙部にはエポキシ樹脂を充填してプリン
ト基板4を装着し、その上面よりケース11の開口部を
被う蓋13を取付けて固定する。プラスチックマグネッ
トは複雑な形状に形成することができ、割れにくいため
近接スイッチのケースとコアとを兼用して薄く小型の近
接スイッチが構成できることとなる。
【0012】図4は本発明の第3実施例による近接スイ
ッチの構成を示す縦断面図である。本図においてケース
21は第1実施例とほぼ同様の形状であって、その厚み
をわずかに厚く形成したものである。又コア22も第1
実施例より厚いものとする他は外形は同一である。本実
施例ではコイル23は通常のコイルスプール24に導線
を巻回して構成するものとし、その端子をプリント基板
25の一端に接続する。プリント基板25は例えば図2
と同一形状を有する両面基板であるが、パターンコイル
に代えてその両面に発振回路を含む電子回路部が実装さ
れている。そしてコア22の空隙部にエポキシ樹脂8を
充填し、コア22とケース1との間にも第1実施例と同
様にエポキシ樹脂8を充填する。そしてプリント基板2
5の端部とケーブル7とを連結して近接スイッチを構成
する。この場合にはプリント基板をコア22内に収納し
ているため、コア内部のスペースを有効に使うことがで
き、近接スイッチの小型化及び薄型化を実現することが
できる。
【0013】図5は本発明の第4実施例による近接スイ
ッチの構成を示す組立構成図である。本図において前述
した実施例と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を
省略する。本実施例においては第2実施例と同様にプラ
スチックマグネットで形成されたコアと兼用のケース3
1を用いる。この形状は第2実施例とほぼ同様である
が、その厚みはやや厚く形成しておくものとする。さて
このケース31の溝32内には第3実施例と同様に両面
に電子回路部6が実装されたプリント基板25を挿入
し、その上部よりコイルスプール24に巻かれたコイル
23を溝32内に挿入する。そして溝32の開口部分に
は左右にケース31の外形と溝31の外形とに沿った切
欠きを有するゴムブッシュ33を取付け、その空隙部分
にはエポキシ樹脂8を充填する。更にコイルスプール2
4の上部より蓋34を被せて固定し近接スイッチを構成
する。この場合にもコア内部のスペースが有効に利用で
き、近接スイッチの薄型化,小型化が実現できることと
なる。
【0014】尚上述した各実施例はパターンコイル5又
はコイル23を発振コイルとして用いた発振回路として
いるが、発振回路を独立させ、その出力をこれらのコイ
ルに入力してその出力の変化に基づいて物体を検出する
近接スイッチにも適用できることはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、近接スイッチを大幅に小型化し薄型化することがで
きる。又本願の請求項2の発明ではこのような効果に加
えて、プリント基板上のパターンをパターンコイルとし
て用いているため、コイルの端部とプリント基板の回路
部品とをはんだ付け等により接続する必要がなくなり、
組立作業性を大幅に向上させることができる。又接続の
信頼性を向上させることができ、ばらつきを低減させる
ことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による近接スイッチの構成
を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるプリント基板の表面
図及び裏面図である。
【図3】本発明の第2実施例による近接スイッチの組立
構成図である。
【図4】本発明の第3実施例による近接スイッチの構成
を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第4実施例による近接スイッチの組立
構成図である。
【符号の説明】
1,11,21,31 ケース 2,22 コア 3,12,32 溝 4,25 プリント基板 5 パターンコイル 6 電子回路部 7 コード 8 エポキシ樹脂 9,33 ゴムブッシュ 13,34 蓋 23 コイル 24 コイルスプール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の溝を有し、磁束を集束させるコア
    と、 前記コアの溝内に収納されるコイルと、 前記コイルと接続された発振回路を含み、発振状態の変
    化に基づいて物体の近接を検出する電子回路部とを具備
    し、前記電子回路部を前記コアの溝内にコイルと共に収
    納したことを特徴とする近接スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記プリント基板は、両面基板によって
    構成され、その一面に前記コイルをプリントパターンに
    よるパターンコイルとして形成したことを特徴とする請
    求項1記載の近接スイッチ。
JP28040993A 1993-10-13 1993-10-13 近接スイッチ Pending JPH07111124A (ja)

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JP28040993A JPH07111124A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 近接スイッチ

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JPH07111124A true JPH07111124A (ja) 1995-04-25

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ID=17624641

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JP28040993A Pending JPH07111124A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 近接スイッチ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7323867B2 (en) 1999-11-18 2008-01-29 Fujitsu Limited Apparatus which detects the thickness of a sheet of paper such as a bank note
WO2009037967A1 (ja) * 2007-09-20 2009-03-26 Panasonic Electric Works Co., Ltd. 近接センサ用の検出部及び近接センサ
JP2009076325A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 近接センサ用の検出部およびそれを用いた近接センサ
JP2010056996A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Koyo Electronics Ind Co Ltd アンプ一体型、アンプ分離型の近接センサ
JP2011014302A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Panasonic Electric Works Sunx Co Ltd 近接センサ及び近接センサの製造方法

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