JPH0955320A - コモンモードチョークコイル - Google Patents
コモンモードチョークコイルInfo
- Publication number
- JPH0955320A JPH0955320A JP22720995A JP22720995A JPH0955320A JP H0955320 A JPH0955320 A JP H0955320A JP 22720995 A JP22720995 A JP 22720995A JP 22720995 A JP22720995 A JP 22720995A JP H0955320 A JPH0955320 A JP H0955320A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- choke coil
- common mode
- mode choke
- magnetic core
- wound around
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面実装が可能な、薄形で、特性のばらつき
の小さいコモンモードチョークコイルの提供。 【解決手段】 ２個の貫通孔２を持つめがね形の磁心１
の中央磁脚部６に巻回して形成したチョークコイル組立
体１１を、磁心１の貫通孔２の方向と一致した向きに入
出力端子５を設けた絶縁ケース４に挿入してなるコモン
モードチョークコイル。
の小さいコモンモードチョークコイルの提供。 【解決手段】 ２個の貫通孔２を持つめがね形の磁心１
の中央磁脚部６に巻回して形成したチョークコイル組立
体１１を、磁心１の貫通孔２の方向と一致した向きに入
出力端子５を設けた絶縁ケース４に挿入してなるコモン
モードチョークコイル。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、民生用や産業用電
子機器等の電磁雑音の除去に使用するコモンモードチョ
ークコイルに関し、特に、その薄形化した構造に関する
ものである。
子機器等の電磁雑音の除去に使用するコモンモードチョ
ークコイルに関し、特に、その薄形化した構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】コモンモードチョークコイルは、電子機
器の信号ライン等に挿入して、電磁ノイズを除去するた
めの、電磁ノイズ対策部品として使用されている。特
に、近年では、図４の分解斜視図を示すような表面実装
用のコモンモードチョークコイルが多く用いられてい
る。
器の信号ライン等に挿入して、電磁ノイズを除去するた
めの、電磁ノイズ対策部品として使用されている。特
に、近年では、図４の分解斜視図を示すような表面実装
用のコモンモードチョークコイルが多く用いられてい
る。
【０００３】この従来構造のコモンモードチョークコイ
ルは、小型のリング状の磁心７又は枠状の磁心に巻線３
を複数本巻回して、入出力端子５を備えた絶縁ケース４
に収納したものである。
ルは、小型のリング状の磁心７又は枠状の磁心に巻線３
を複数本巻回して、入出力端子５を備えた絶縁ケース４
に収納したものである。
【０００４】ところで、前記リング状の磁心７にトロイ
ダル巻線を行った場合、巻線３に巻きだるみが生じるた
め、絶縁ケース４を設計する際は、巻線スペースの他に
巻だるみを考慮しなければならないため、高さ寸法が大
きくなり、薄形化及び自動化の障害になっていた。又、
巻きだるみのため、特性のばらつきが大きくなるという
欠点があった。
ダル巻線を行った場合、巻線３に巻きだるみが生じるた
め、絶縁ケース４を設計する際は、巻線スペースの他に
巻だるみを考慮しなければならないため、高さ寸法が大
きくなり、薄形化及び自動化の障害になっていた。又、
巻きだるみのため、特性のばらつきが大きくなるという
欠点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、これらの欠点を解決した、薄形で、自動機による表
面実装が可能であり、かつ、特性のばらつきの小さいコ
モンモードチョークコイルを提供することである。
は、これらの欠点を解決した、薄形で、自動機による表
面実装が可能であり、かつ、特性のばらつきの小さいコ
モンモードチョークコイルを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁心に複数の
導体線を巻線し、それぞれの巻線に流れる電流が閉磁路
内で互いに逆向きの磁界を発生し、打ち消し合う方向に
巻線してなるコモンモードチョークコイルにおいて、前
記磁心を、２個の貫通孔を持つめがね形に形成し、前記
導体線を磁心の中央磁脚部に巻回したチョークコイル組
立体を、磁心の貫通孔の方向に一致した向きに入出力端
子を設けた絶縁ケースに挿入し、引き出し線を入出力端
子に接続してなるコモンモードチョークコイルを提供す
ることである。
導体線を巻線し、それぞれの巻線に流れる電流が閉磁路
内で互いに逆向きの磁界を発生し、打ち消し合う方向に
巻線してなるコモンモードチョークコイルにおいて、前
記磁心を、２個の貫通孔を持つめがね形に形成し、前記
導体線を磁心の中央磁脚部に巻回したチョークコイル組
立体を、磁心の貫通孔の方向に一致した向きに入出力端
子を設けた絶縁ケースに挿入し、引き出し線を入出力端
子に接続してなるコモンモードチョークコイルを提供す
ることである。
【０００７】（作用）巻線がめがね形磁心の中央磁脚部
に巻回され、絶縁ケースに中央磁脚部の軸方向から挿入
されるので、巻線の厚みが絶縁ケースの高さ寸法に影響
を与えることがなく、コモンモードチョークコイルの薄
形化がはかれる。そのため、部品高さに制限のある配線
基板にも、表面実装が可能になる。又、めがね形の磁心
に貫通孔を挿通して中央磁脚部に巻線されるため、リン
グ状の磁心に巻線するコモンモードチョークコイルと比
較して、巻きだるみが少なくなり、特性のばらつきが小
さくなる。
に巻回され、絶縁ケースに中央磁脚部の軸方向から挿入
されるので、巻線の厚みが絶縁ケースの高さ寸法に影響
を与えることがなく、コモンモードチョークコイルの薄
形化がはかれる。そのため、部品高さに制限のある配線
基板にも、表面実装が可能になる。又、めがね形の磁心
に貫通孔を挿通して中央磁脚部に巻線されるため、リン
グ状の磁心に巻線するコモンモードチョークコイルと比
較して、巻きだるみが少なくなり、特性のばらつきが小
さくなる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
【０００９】図１は、本発明のコモンモードチョークコ
イルを底面から見た斜視図である。図２は、本発明のコ
モンモードチョークコイルを底面から見た分解斜視図で
ある。図３は、本発明のコモンモードチョークコイルを
構成するめがね形の磁心を示す斜視図である。
イルを底面から見た斜視図である。図２は、本発明のコ
モンモードチョークコイルを底面から見た分解斜視図で
ある。図３は、本発明のコモンモードチョークコイルを
構成するめがね形の磁心を示す斜視図である。
【００１０】まず、図３に示す２個の貫通孔２を設けた
めがね形の磁心１を軟磁性フェライト等で形成する。次
に、図２に示すように、複数（図２では３本）の導体線
をめがね形の磁心１の貫通孔２を挿通して、中央磁脚部
６に巻回し、それぞれの巻線に往復して流れる電流が、
閉磁路内で互いに逆向きの磁界を発生し、打ち消し合う
ように、又、各々の巻線に同一方向に入力するコモンモ
ード電流が作る磁界は、互いに付勢し、閉磁気回路を形
成するように、巻線３を形成し、チョークコイル組立体
１１を構成する。
めがね形の磁心１を軟磁性フェライト等で形成する。次
に、図２に示すように、複数（図２では３本）の導体線
をめがね形の磁心１の貫通孔２を挿通して、中央磁脚部
６に巻回し、それぞれの巻線に往復して流れる電流が、
閉磁路内で互いに逆向きの磁界を発生し、打ち消し合う
ように、又、各々の巻線に同一方向に入力するコモンモ
ード電流が作る磁界は、互いに付勢し、閉磁気回路を形
成するように、巻線３を形成し、チョークコイル組立体
１１を構成する。
【００１１】次に、図１に示すように、チョークコイル
組立体１１を絶縁ケース４の開口面へ磁芯１の貫通孔２
の方向が入出力端子５と一致した方向に挿入する。巻線
３の引き出し線部分は、チョークコイル組立体の挿入時
に邪魔にならないように配線処理し、入出力端子５に半
田付けを行って、コモンモードチョークコイルを形成す
る。
組立体１１を絶縁ケース４の開口面へ磁芯１の貫通孔２
の方向が入出力端子５と一致した方向に挿入する。巻線
３の引き出し線部分は、チョークコイル組立体の挿入時
に邪魔にならないように配線処理し、入出力端子５に半
田付けを行って、コモンモードチョークコイルを形成す
る。
【００１２】めがね形の磁心の貫通孔に巻線を挿通し、
中央磁脚に巻回したコモンモードチョークコイル組立体
を磁心の貫通孔の方向に絶縁ケースの開口面から挿入し
て収納したため、巻線が絶縁ケースの邪魔にならずに収
納され、絶縁ケースの高さ寸法が巻線の巻きだるみの影
響を受けずに決定できる。
中央磁脚に巻回したコモンモードチョークコイル組立体
を磁心の貫通孔の方向に絶縁ケースの開口面から挿入し
て収納したため、巻線が絶縁ケースの邪魔にならずに収
納され、絶縁ケースの高さ寸法が巻線の巻きだるみの影
響を受けずに決定できる。
【００１３】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、薄形
で、自動機による表面実装が可能であり、かつ、特性の
ばらつきの小さいコモンモードチョークコイルを提供す
ることができた。
で、自動機による表面実装が可能であり、かつ、特性の
ばらつきの小さいコモンモードチョークコイルを提供す
ることができた。
【図１】本発明のコモンモードチョークコイルを底面か
ら見た斜視図。
ら見た斜視図。
【図２】本発明のコモンモードチョークコイルを底面か
ら見た分解斜視図。
ら見た分解斜視図。
【図３】本発明のコモンモードチョークコイルを構成す
るめがね形の磁心を示す斜視図。
るめがね形の磁心を示す斜視図。
【図４】従来のコモンモードチョークコイルを底面から
見た分解斜視図。
見た分解斜視図。
１，７ 磁心 ２ 貫通孔 ３ 巻線 ４ 絶縁ケース ５ 入出力端子 ６ 中央磁脚部 １１ チョークコイル組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０１Ｆ 37/00 4230−5Ｅ Ｈ０１Ｆ 15/10 Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】 磁心に複数の導体線を巻線し、それぞれ
の巻線に流れる電流が閉磁路内で互いに逆向きの磁界を
発生し、打ち消し合う方向に巻線してなるコモンモード
チョークコイルにおいて、前記磁心を、２個の貫通孔を
持つめがね形に形成し、前記導体線を磁心の中央磁脚部
に巻回したチョークコイル組立体を、磁心の貫通孔の方
向に一致した向きに入出力端子を設けた絶縁ケースに挿
入し、引き出し線を入出力端子に接続してなるコモンモ
ードチョークコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22720995A JPH0955320A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | コモンモードチョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22720995A JPH0955320A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | コモンモードチョークコイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0955320A true JPH0955320A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16857211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22720995A Pending JPH0955320A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | コモンモードチョークコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0955320A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6344781B1 (en) * | 2000-09-14 | 2002-02-05 | Stephen Amram Slenker | Broadband microwave choke and a non-conductive carrier therefor |
| JP2011040443A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Sumida Corporation | 磁性素子 |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP22720995A patent/JPH0955320A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6344781B1 (en) * | 2000-09-14 | 2002-02-05 | Stephen Amram Slenker | Broadband microwave choke and a non-conductive carrier therefor |
| JP2011040443A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Sumida Corporation | 磁性素子 |
| CN101996746A (zh) * | 2009-08-06 | 2011-03-30 | 胜美达集团株式会社 | 磁性元件 |
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